34 / 129
パーティ結成
勧誘
しおりを挟む
「うぅん……」
その日、俺はギルドの受付の側の掲示板の前で唸っていた。
めぼしい任務がなくて唸っていたのではない。任務の張り出してある掲示板は隣、俺が今見ているものはパーティ募集用の掲示板だ。
パーティとはそのままの意味で、冒険者同士のチームだ。人数に上限はなく二人以上で申請を出せば登録でき、受理されると個人の冒険者ランクとは別にパーティごとのランクがつけられる。そのランクはそのパーティの冒険者のランクによって決まるが、大体はその平均辺りのランクになる。つまり唯一自分のランク以下の任務か受けられる方法なのだ。
もちろんパーティを組む目的はそれではない。本来の目的は生存確率の上昇だ。
冒険者への任務の九割は魔物退治、もしくは魔物からの護衛。なりたての冒険者は当然、腕の立つものであっても何があるかわからないのが冒険者の仕事だ。人数が多い方が安全に任務を行えるのは当然の理だ。任務報酬は個人であってもパーティで合っても据え置きだから取り分は少なくなるけど、命あっての物種だ。とはいえ……。
『Bランク以上。回復魔法使える後衛職募集』『ランク不問。どんな戦闘スタイルも歓迎。笑顔の絶えないアットホームなパーティです』『Cランク以上。前衛職希望(イケメンに限る)』エトセトラ……。
ろくな募集がねぇな。というか二つ目のはなんか見覚えあるな、元の世界で……。
まあ有望な冒険者にはまずパーティからスカウトが来るし、有名なパーティには募集をせずとも加入希望者が詰めかける。それに言ってしまえば連携がものをいうパーティはロイやダイモ、ケーデ達みたいな元々の知り合いで結成されるものが多く、つまりこの掲示板はそれほど実績も実力もないけれど強い冒険者が欲しいパーティが、声がかかるほど強くもないがどこかの条件のいいパーティに入って安心感を得たい冒険者の仲介所なのだ。……何か不毛だな。
自分で言うのもあれだが、俺の冒険者としての立場はAランクの前衛職。募集してるパーティからすれば優良物件だし、実際何度か声もかけられている。ただまあその時は特にパーティに入るって考えてなかったし、生存率って点で言えば死ぬことはないわけだし。
――ではなぜ急に考えを改めたのだ?
死なないっていっても痛みは感じるからな。死なないせいで余計痛みは感じちまうし。それにそろそろ約束も守ってやろうかなと。
――約束? 誰とのだ?
お前とのだよ。最初に行ってたろ? 外に出たい。外の世界を再び知りたいって。唯一の遠出がクラガの任務で行った洞窟くらいだしな。数日係の遠征任務ってのはパーティでの受注推奨だし。まあ、そんなとこだよ。
――貴様、案外律儀なのだな。正直忘れておるのかと思ったぞ。
案外とは失敬な。ようやくこっちでの生活にも冒険者っていう職業にも慣れてきたからな。とはいえ中々なぁ。
パーティとはその場限りの協力関係ではなく、命を預け合う仲間だ。ちょっとやそっとじゃ決められないし、パーティによってはノルマとかあるっていうし、自由に行動できないってのもあるしなぁ。
その辺り考えるとケーデのパーティに入れてもらうのが一番だろうし、多分入れてもらえるだろうけど……なんか善意に付け込む感じあるし。
「おや? これはアリアさん。パーティをお探しですか? でしたら是非我がパーティに!」
掲示板の前でずっと唸っていると、後ろからやたらキザったらしい口調の男が話しかけてきた。
俺は気づかれないようため息をつくと、にこりと笑顔を作って振り返った。
「あ、ロイヤードさん。こんにちは」
「ええ、こんにちは。ご機嫌麗しゅう。本日も可愛らしさと美しさを兼ね備えておられる」
青いタキシードのような服装の金髪の優男。ギルド内では冒険者、職員、教官問わず女性人気が凄い男だが、俺は苦手だ。
ロイヤードは芝居がかった手ぶりで挨拶して膝まづくと、俺の手を取り手の甲にキスをした。
ああ鳥肌ヤバイキツイキツイ!
俺は手を引きそれとなく後ろに回すと、手の甲を全力で拭きながらなんとか笑顔だけは保つ。
――流石の我も貴様の成長を認めざるを得んな。演技力だけだが。
ほっとけ。ほんとほっとけ。
「ロ、ロイヤードさん。今日は任務には行ってないんですね?」
「ええ。冒険者といえど休養は必要ですからね。皆も休ませています。それよりもアリアさん、ここにいらっしゃるということはパーティを探しておられるのですよね? でしたら我がパーティは如何でしょう? 貴方でしたら歓迎いたします!」
「あー、えぇっと……」
ロイヤードのパーティは人数こそさほど多いとはいえず中規模程度だが、その全てがBランク以上からなる精鋭集団としてギルドでは有名なパーティだ。入団にはリーダーであるロイヤードに認められる必要があり、その基準は強さ、そして何より美しさが求められるらしい。馬鹿かよ。
実は過去に勧誘されたうち、ほとんどがこのロイヤードだったのだが、その時はまだパーティには興味がないとなんとか逃げていた。ただ今回はその言い訳はさすがに苦しいな。
強いパーティだし、人数もほど良くてそこまで厳しいノルマがあるわけではないらしいけど……リーダーが変人だしなぁ。そうだ。
「パーティを探してるというより、パーティを作りたいなぁって思って。それでどんな募集があるのか参考にしようと思って」
「ほう。なるほど、そうでしたか」
興味深そうにうなずくロイヤード。即興の言い訳にしては中々ではないだろうか。
「確かに強さという点であれば貴女はリーダーの器足りえるでしょう。ですがそれだけでは人を率いるということは難しいものです。何か芯になるもの、簡単に言えばどういったリーダーになりたいかですね、何よりも重要なのはそちらですね。それを学んでからでも遅くはないと思いますよ」
予想に反してまともなことを言うロイヤード。そうだよな、変人だけどギルド有数のパーティの長だもんな。変人だけど。
しかし困った。ロイヤードはこの機会を逃すつもりはないらしく、あの手この手で逃げ道を塞いでくる。
本当にパーティを作るかどうかは置いといても、さっきのロイヤードの言葉にも一理あるし、いっそもう入ってしまうか……。
「どういったリーダーになりたいか、ね。そりゃあ確かに大事だが、やっていく中で見つけていくのもいいんじゃねぇか? それに」
「私たちは、アリアがどんな人か知っています。貴女にならついていきたいと思っています。ですので」
半ば諦め交じりの決心をしようとした寸前、ロイヤードの後ろから二人の声がかけられた。聞きなれた、二人の友の声が。
「俺らをお前のパーティに入れてくれねぇか?」
「私たちを貴女のパーティに迎えてくれませんか?」
「クラガさん! エリシアさん!」
そこにいたのは見慣れない大きな布袋を背負ったクラガと緑のローブで少し顔を隠したエリシアだった。
パーティにって……まさか二人とも冒険者に?
「まっ、俺らまだ冒険者じゃねぇけどな!」
えぇ……。
その日、俺はギルドの受付の側の掲示板の前で唸っていた。
めぼしい任務がなくて唸っていたのではない。任務の張り出してある掲示板は隣、俺が今見ているものはパーティ募集用の掲示板だ。
パーティとはそのままの意味で、冒険者同士のチームだ。人数に上限はなく二人以上で申請を出せば登録でき、受理されると個人の冒険者ランクとは別にパーティごとのランクがつけられる。そのランクはそのパーティの冒険者のランクによって決まるが、大体はその平均辺りのランクになる。つまり唯一自分のランク以下の任務か受けられる方法なのだ。
もちろんパーティを組む目的はそれではない。本来の目的は生存確率の上昇だ。
冒険者への任務の九割は魔物退治、もしくは魔物からの護衛。なりたての冒険者は当然、腕の立つものであっても何があるかわからないのが冒険者の仕事だ。人数が多い方が安全に任務を行えるのは当然の理だ。任務報酬は個人であってもパーティで合っても据え置きだから取り分は少なくなるけど、命あっての物種だ。とはいえ……。
『Bランク以上。回復魔法使える後衛職募集』『ランク不問。どんな戦闘スタイルも歓迎。笑顔の絶えないアットホームなパーティです』『Cランク以上。前衛職希望(イケメンに限る)』エトセトラ……。
ろくな募集がねぇな。というか二つ目のはなんか見覚えあるな、元の世界で……。
まあ有望な冒険者にはまずパーティからスカウトが来るし、有名なパーティには募集をせずとも加入希望者が詰めかける。それに言ってしまえば連携がものをいうパーティはロイやダイモ、ケーデ達みたいな元々の知り合いで結成されるものが多く、つまりこの掲示板はそれほど実績も実力もないけれど強い冒険者が欲しいパーティが、声がかかるほど強くもないがどこかの条件のいいパーティに入って安心感を得たい冒険者の仲介所なのだ。……何か不毛だな。
自分で言うのもあれだが、俺の冒険者としての立場はAランクの前衛職。募集してるパーティからすれば優良物件だし、実際何度か声もかけられている。ただまあその時は特にパーティに入るって考えてなかったし、生存率って点で言えば死ぬことはないわけだし。
――ではなぜ急に考えを改めたのだ?
死なないっていっても痛みは感じるからな。死なないせいで余計痛みは感じちまうし。それにそろそろ約束も守ってやろうかなと。
――約束? 誰とのだ?
お前とのだよ。最初に行ってたろ? 外に出たい。外の世界を再び知りたいって。唯一の遠出がクラガの任務で行った洞窟くらいだしな。数日係の遠征任務ってのはパーティでの受注推奨だし。まあ、そんなとこだよ。
――貴様、案外律儀なのだな。正直忘れておるのかと思ったぞ。
案外とは失敬な。ようやくこっちでの生活にも冒険者っていう職業にも慣れてきたからな。とはいえ中々なぁ。
パーティとはその場限りの協力関係ではなく、命を預け合う仲間だ。ちょっとやそっとじゃ決められないし、パーティによってはノルマとかあるっていうし、自由に行動できないってのもあるしなぁ。
その辺り考えるとケーデのパーティに入れてもらうのが一番だろうし、多分入れてもらえるだろうけど……なんか善意に付け込む感じあるし。
「おや? これはアリアさん。パーティをお探しですか? でしたら是非我がパーティに!」
掲示板の前でずっと唸っていると、後ろからやたらキザったらしい口調の男が話しかけてきた。
俺は気づかれないようため息をつくと、にこりと笑顔を作って振り返った。
「あ、ロイヤードさん。こんにちは」
「ええ、こんにちは。ご機嫌麗しゅう。本日も可愛らしさと美しさを兼ね備えておられる」
青いタキシードのような服装の金髪の優男。ギルド内では冒険者、職員、教官問わず女性人気が凄い男だが、俺は苦手だ。
ロイヤードは芝居がかった手ぶりで挨拶して膝まづくと、俺の手を取り手の甲にキスをした。
ああ鳥肌ヤバイキツイキツイ!
俺は手を引きそれとなく後ろに回すと、手の甲を全力で拭きながらなんとか笑顔だけは保つ。
――流石の我も貴様の成長を認めざるを得んな。演技力だけだが。
ほっとけ。ほんとほっとけ。
「ロ、ロイヤードさん。今日は任務には行ってないんですね?」
「ええ。冒険者といえど休養は必要ですからね。皆も休ませています。それよりもアリアさん、ここにいらっしゃるということはパーティを探しておられるのですよね? でしたら我がパーティは如何でしょう? 貴方でしたら歓迎いたします!」
「あー、えぇっと……」
ロイヤードのパーティは人数こそさほど多いとはいえず中規模程度だが、その全てがBランク以上からなる精鋭集団としてギルドでは有名なパーティだ。入団にはリーダーであるロイヤードに認められる必要があり、その基準は強さ、そして何より美しさが求められるらしい。馬鹿かよ。
実は過去に勧誘されたうち、ほとんどがこのロイヤードだったのだが、その時はまだパーティには興味がないとなんとか逃げていた。ただ今回はその言い訳はさすがに苦しいな。
強いパーティだし、人数もほど良くてそこまで厳しいノルマがあるわけではないらしいけど……リーダーが変人だしなぁ。そうだ。
「パーティを探してるというより、パーティを作りたいなぁって思って。それでどんな募集があるのか参考にしようと思って」
「ほう。なるほど、そうでしたか」
興味深そうにうなずくロイヤード。即興の言い訳にしては中々ではないだろうか。
「確かに強さという点であれば貴女はリーダーの器足りえるでしょう。ですがそれだけでは人を率いるということは難しいものです。何か芯になるもの、簡単に言えばどういったリーダーになりたいかですね、何よりも重要なのはそちらですね。それを学んでからでも遅くはないと思いますよ」
予想に反してまともなことを言うロイヤード。そうだよな、変人だけどギルド有数のパーティの長だもんな。変人だけど。
しかし困った。ロイヤードはこの機会を逃すつもりはないらしく、あの手この手で逃げ道を塞いでくる。
本当にパーティを作るかどうかは置いといても、さっきのロイヤードの言葉にも一理あるし、いっそもう入ってしまうか……。
「どういったリーダーになりたいか、ね。そりゃあ確かに大事だが、やっていく中で見つけていくのもいいんじゃねぇか? それに」
「私たちは、アリアがどんな人か知っています。貴女にならついていきたいと思っています。ですので」
半ば諦め交じりの決心をしようとした寸前、ロイヤードの後ろから二人の声がかけられた。聞きなれた、二人の友の声が。
「俺らをお前のパーティに入れてくれねぇか?」
「私たちを貴女のパーティに迎えてくれませんか?」
「クラガさん! エリシアさん!」
そこにいたのは見慣れない大きな布袋を背負ったクラガと緑のローブで少し顔を隠したエリシアだった。
パーティにって……まさか二人とも冒険者に?
「まっ、俺らまだ冒険者じゃねぇけどな!」
えぇ……。
11
あなたにおすすめの小説
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる