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森林の国、エルフの歴史
シーナの秘密-1
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それからのヴォクシーラはいつも通りで、それ故に混乱していた。
住民達にとっては何故か数日の時間が経っており、その間の記憶は無く、しかしその間は仕事などいつも通りに過ごしていた形跡があるのだ。
今回使用された洗脳魔導の効果は二種類。直接操る時は文字通り自由自在に操るが、それ以外はいわゆる待機状態。本人の意識は封じつつも対外的には違和感を感じさせない程度に無意識的に行動させられる物だったようだ。
……もしこれが誰にも知られず秘密裏に広がり続ければ、戦争を起こすまでも無かったでしょうね。
眼下の街を行き交う人を眺めながら、シーナはカフェのテラス席に座りグラスを傾ける。
あの翌日は流石に国中が混乱に陥っていたが、数日経った今は、こうして今朝採れた果実で作られたフルーツジュースが注文すれば手に入る程度に、つまりは日常に戻っていた。その程度はしてもらわなければ困る。むしろ遅いくらいだ。
そんなことを考えながら再びグラスに口を付ける。
時刻は昼過ぎ。ギルド内部の統制も落ち着いた事もあり昨日から暁への聞き取り調査が始まり、先程シーナの番が終わったところだった。
多少誤魔化しながら話しましたが……必要な部分は話しましたし、まあ問題ないでしょう。
誰しも暴かれたく無い物があるものだ。だからその部分を隠しても問題ないような流れで話していたが、大筋の流れには影響は無いし、疑問も持たれなかったから問題も無いだろう。
そうして自分の分が終わり、今日はそれ以外の用事も無いためこうして過ごしてるが、
……暇ですね。
思い返せばここ数日は常に何かしらをしていた。巡回……という名の帝国を泳がせる行動。それに……、
少なくなったフルーツジュースを飲み干し、一息ついた時、不意に背後から声がかけられた。
「なんだ、ちょうど飲み終わっちまったか」
「……クラガですか」
右手にサンドイッチを載せたプレート、左手にお茶を入れたグラスをもったクラガが立っていた。
「ここ、いいか?」
「座りながら聞くことではないですね。構いませんが」
両手に持つ物をテーブルにおいて、聞き終わるころには座り終わっているクラガを半目で見る。
「貴方の聞き取りはもう終わったのですね。それを食べ終えたらまた修行しますか?」
「おう。どうせ暇だしな」
そういってサンドイッチを一口頬張る。
……少し多くないでしょうか?
野菜主体のもの、肉が主体のもの。バランスを意識しているところは結構だが、それぞれが大きめのサイズだし、数もそれぞれ三つずつある。
……まあ、クラガも食べ盛りの男ではありますからこのくらい……いや、やっぱ多いでしょう。
取り敢えず彼と近しいエクシアとガルシオとの食事量を思い出して比較してみるが、やはり多い気がする。ゆるく見積もっても三人前はあるでしょうこれ。
そんなことを考えながらしばらくの無言を過ごしていると、不意にクラガがプレートをテーブルの中央に押し出した。
「ん。食うか?」
「貴方の昼食では無いのですか?」
「一人でこんなに食えるわけ無いだろ」
なんなんですか貴方は。
呆れて溜息をつき、野菜が挟まれた物を一つ手に取る。
「確かに昼食はまだでしたからね。一つだけ頂きます」
空腹と言うほどでもないが、一つくらいなら食べられるだろう。店員を呼び空のグラスを渡しお代わりを頼んでから、一口頬張る。
新鮮な野菜特有の瑞々しさと嫌では無い青臭さが広がり、水分がパンに染み込むことを防ぐやや辛めのソースがアクセントを加える。
「食ったか? よし食ったな。じゃあその分俺の質問に答えてもらう」
店員から新しいグラスを受け取り咀嚼した物を流し込んでいると、クラガそんなことを言い出した。
「……後出しで中々卑怯ですが、ただ奢られるよりはいいでしょう」
肯定の意味を込めて、促すように手を差し出す。するとクラガは食事をしながら、なんでもない事のようにそれを問うた。
「お前だけが唯一のエルフって、どういうことだ?」
一瞬何を問われているのか分からなかった。あの時彼は気を失っていたはずだ。だから聞かれていたはずはない。そして聞かれていたということは……。
「……その後に私が言っていたことも聞いていた筈ですね?」
「ああ、お前のそういう秘密を知った奴は誰であれ殺すんだろ?」
何でも無いという口調に、思わず眉間に力が入る。
「相手が敵だったからああ言ったが、実際はそんなことしないだろうと? それも見ず知らずの他人では無く数日とは言え訓練を施した弟子なら尚更だろうと?」
思わず、苛立ちが言葉に混じる。
「随分と甘い」
トントンと、指先でテーブルを叩く。誰の目にも触れないその下、クラガの腹部の前に、光矢が出現していた。
「最後の修行……いえ、試験でもしますか? この矢が貫く前に私を殺せれば合格です。出来なければ貴方が死ぬだけ。やらなくても後者ですが」
「どっちもやだよ。言ったろうが、俺はアンタに質問して答えて欲しいだけだよ」
変わらず平静な態度。光矢の威力は身をもって知っているはずだ。武装の展開は間に合わない。間に合ったところで防げない。実質的に自分の死が確定した状況。しかしクラガは平常心を崩さなかった。
「それに、短期間とは言え俺はアンタの修行を受けた身だぜ? こうなることくらい予想済みだ。だからこそ、勝算があるからこうしてるんだよ」
そう言って視線を横に向ける。一瞬視線誘導の罠かとも考えたが彼はそんな器用な戦法が出来るタイプでは無いだろう。そう思い横を向き、
「……はぁ」
そこにその人物がいる意図を把握して思わず溜息をついた。
「おや、どうしましたか? そんな深い溜息をついて」
「……いえ、彼が思ったより単純な戦法以外も使えるのだなって、師匠として感心してたのよ」
「それはそれは。師匠冥利に尽きますね」
穏やかに言い空いている席に座ったのは、彼女の所属ギルドの長、サルヒールだった。
「クラガ、一つ頂きますね」
「おう、元々三人分だ」
呑気に昼食風景を展開する二人。
……なんだか頭痛がしてくるわね。
「……サルヒール、貴女の差し金ね」
「物騒な言い方ね。私はただ、クラガ君からシーナが妙な秘密を持っているらしいが上手く聞き出す方法はあるかとと聞かれて、私と一緒なら概ね大丈夫だろうと答えただけですよ」
やはり差し金じゃ無いか。シーナは視線を強めて睨むが、サルヒールは意に介さずハーブティーのカップに口を付ける。
とにかく、一連の事情は把握した。しかし意図が分からない。彼女がこの状況を作ったと言うことは、
「貴女は、彼に私の事情を話せと、そう言うの?」
咎める様な口調。クラガは僅かに身構える程だったが、しかしサルヒールは静かにカップを置く。そして静かな表情を俯かせながら口を開いた。
「シーナ、貴女に私はどう見えますか?」
「どうって……」
「まだまだ先の長い人生があると思いますか?」
「……それは無いわね」
無いと言わざるを得ない。彼女は既に老齢だ。多種族より寿命が長いとは言え、せいぜい十年二十年。それを踏まえたとしても、彼女の行く先はそう遠くは無い。
「そう、長くありません。貴女とは幼いころからの付き合いでしたが、それもあと少しです。あと少しで、貴女の秘密を知るものは完全にいなくなります」
「……だから、貴女の代りを彼にさせろ、と? 不要な気遣いよ。貴女が死んで誰も知るものがいなくなるなら、それは昔に戻るだけ」
「そう。……貴女を理解する者がいない、孤独な生活に戻るだけです」
再びカップから一口飲み、縁に着いた口紅を拭う。
「悲しい物ですよ、そんな生活は。……幼い私が手を焼かされた位にはね」
その言葉にクラガは、あ? と不意打ちを食らったような声を上げた。
「待て待て、なんか今、変な言葉が無かったか?」
「おや、どこがですが?」
「二人は小せぇ頃からの付き合いなんだよな?」
「えぇ。何度か口にしましたね」
「……どっちが?」
その疑問に、サルヒールは悪戯な笑みを浮かべて人差し指を自身に向けた。
「それは勿論、私ですよ」
住民達にとっては何故か数日の時間が経っており、その間の記憶は無く、しかしその間は仕事などいつも通りに過ごしていた形跡があるのだ。
今回使用された洗脳魔導の効果は二種類。直接操る時は文字通り自由自在に操るが、それ以外はいわゆる待機状態。本人の意識は封じつつも対外的には違和感を感じさせない程度に無意識的に行動させられる物だったようだ。
……もしこれが誰にも知られず秘密裏に広がり続ければ、戦争を起こすまでも無かったでしょうね。
眼下の街を行き交う人を眺めながら、シーナはカフェのテラス席に座りグラスを傾ける。
あの翌日は流石に国中が混乱に陥っていたが、数日経った今は、こうして今朝採れた果実で作られたフルーツジュースが注文すれば手に入る程度に、つまりは日常に戻っていた。その程度はしてもらわなければ困る。むしろ遅いくらいだ。
そんなことを考えながら再びグラスに口を付ける。
時刻は昼過ぎ。ギルド内部の統制も落ち着いた事もあり昨日から暁への聞き取り調査が始まり、先程シーナの番が終わったところだった。
多少誤魔化しながら話しましたが……必要な部分は話しましたし、まあ問題ないでしょう。
誰しも暴かれたく無い物があるものだ。だからその部分を隠しても問題ないような流れで話していたが、大筋の流れには影響は無いし、疑問も持たれなかったから問題も無いだろう。
そうして自分の分が終わり、今日はそれ以外の用事も無いためこうして過ごしてるが、
……暇ですね。
思い返せばここ数日は常に何かしらをしていた。巡回……という名の帝国を泳がせる行動。それに……、
少なくなったフルーツジュースを飲み干し、一息ついた時、不意に背後から声がかけられた。
「なんだ、ちょうど飲み終わっちまったか」
「……クラガですか」
右手にサンドイッチを載せたプレート、左手にお茶を入れたグラスをもったクラガが立っていた。
「ここ、いいか?」
「座りながら聞くことではないですね。構いませんが」
両手に持つ物をテーブルにおいて、聞き終わるころには座り終わっているクラガを半目で見る。
「貴方の聞き取りはもう終わったのですね。それを食べ終えたらまた修行しますか?」
「おう。どうせ暇だしな」
そういってサンドイッチを一口頬張る。
……少し多くないでしょうか?
野菜主体のもの、肉が主体のもの。バランスを意識しているところは結構だが、それぞれが大きめのサイズだし、数もそれぞれ三つずつある。
……まあ、クラガも食べ盛りの男ではありますからこのくらい……いや、やっぱ多いでしょう。
取り敢えず彼と近しいエクシアとガルシオとの食事量を思い出して比較してみるが、やはり多い気がする。ゆるく見積もっても三人前はあるでしょうこれ。
そんなことを考えながらしばらくの無言を過ごしていると、不意にクラガがプレートをテーブルの中央に押し出した。
「ん。食うか?」
「貴方の昼食では無いのですか?」
「一人でこんなに食えるわけ無いだろ」
なんなんですか貴方は。
呆れて溜息をつき、野菜が挟まれた物を一つ手に取る。
「確かに昼食はまだでしたからね。一つだけ頂きます」
空腹と言うほどでもないが、一つくらいなら食べられるだろう。店員を呼び空のグラスを渡しお代わりを頼んでから、一口頬張る。
新鮮な野菜特有の瑞々しさと嫌では無い青臭さが広がり、水分がパンに染み込むことを防ぐやや辛めのソースがアクセントを加える。
「食ったか? よし食ったな。じゃあその分俺の質問に答えてもらう」
店員から新しいグラスを受け取り咀嚼した物を流し込んでいると、クラガそんなことを言い出した。
「……後出しで中々卑怯ですが、ただ奢られるよりはいいでしょう」
肯定の意味を込めて、促すように手を差し出す。するとクラガは食事をしながら、なんでもない事のようにそれを問うた。
「お前だけが唯一のエルフって、どういうことだ?」
一瞬何を問われているのか分からなかった。あの時彼は気を失っていたはずだ。だから聞かれていたはずはない。そして聞かれていたということは……。
「……その後に私が言っていたことも聞いていた筈ですね?」
「ああ、お前のそういう秘密を知った奴は誰であれ殺すんだろ?」
何でも無いという口調に、思わず眉間に力が入る。
「相手が敵だったからああ言ったが、実際はそんなことしないだろうと? それも見ず知らずの他人では無く数日とは言え訓練を施した弟子なら尚更だろうと?」
思わず、苛立ちが言葉に混じる。
「随分と甘い」
トントンと、指先でテーブルを叩く。誰の目にも触れないその下、クラガの腹部の前に、光矢が出現していた。
「最後の修行……いえ、試験でもしますか? この矢が貫く前に私を殺せれば合格です。出来なければ貴方が死ぬだけ。やらなくても後者ですが」
「どっちもやだよ。言ったろうが、俺はアンタに質問して答えて欲しいだけだよ」
変わらず平静な態度。光矢の威力は身をもって知っているはずだ。武装の展開は間に合わない。間に合ったところで防げない。実質的に自分の死が確定した状況。しかしクラガは平常心を崩さなかった。
「それに、短期間とは言え俺はアンタの修行を受けた身だぜ? こうなることくらい予想済みだ。だからこそ、勝算があるからこうしてるんだよ」
そう言って視線を横に向ける。一瞬視線誘導の罠かとも考えたが彼はそんな器用な戦法が出来るタイプでは無いだろう。そう思い横を向き、
「……はぁ」
そこにその人物がいる意図を把握して思わず溜息をついた。
「おや、どうしましたか? そんな深い溜息をついて」
「……いえ、彼が思ったより単純な戦法以外も使えるのだなって、師匠として感心してたのよ」
「それはそれは。師匠冥利に尽きますね」
穏やかに言い空いている席に座ったのは、彼女の所属ギルドの長、サルヒールだった。
「クラガ、一つ頂きますね」
「おう、元々三人分だ」
呑気に昼食風景を展開する二人。
……なんだか頭痛がしてくるわね。
「……サルヒール、貴女の差し金ね」
「物騒な言い方ね。私はただ、クラガ君からシーナが妙な秘密を持っているらしいが上手く聞き出す方法はあるかとと聞かれて、私と一緒なら概ね大丈夫だろうと答えただけですよ」
やはり差し金じゃ無いか。シーナは視線を強めて睨むが、サルヒールは意に介さずハーブティーのカップに口を付ける。
とにかく、一連の事情は把握した。しかし意図が分からない。彼女がこの状況を作ったと言うことは、
「貴女は、彼に私の事情を話せと、そう言うの?」
咎める様な口調。クラガは僅かに身構える程だったが、しかしサルヒールは静かにカップを置く。そして静かな表情を俯かせながら口を開いた。
「シーナ、貴女に私はどう見えますか?」
「どうって……」
「まだまだ先の長い人生があると思いますか?」
「……それは無いわね」
無いと言わざるを得ない。彼女は既に老齢だ。多種族より寿命が長いとは言え、せいぜい十年二十年。それを踏まえたとしても、彼女の行く先はそう遠くは無い。
「そう、長くありません。貴女とは幼いころからの付き合いでしたが、それもあと少しです。あと少しで、貴女の秘密を知るものは完全にいなくなります」
「……だから、貴女の代りを彼にさせろ、と? 不要な気遣いよ。貴女が死んで誰も知るものがいなくなるなら、それは昔に戻るだけ」
「そう。……貴女を理解する者がいない、孤独な生活に戻るだけです」
再びカップから一口飲み、縁に着いた口紅を拭う。
「悲しい物ですよ、そんな生活は。……幼い私が手を焼かされた位にはね」
その言葉にクラガは、あ? と不意打ちを食らったような声を上げた。
「待て待て、なんか今、変な言葉が無かったか?」
「おや、どこがですが?」
「二人は小せぇ頃からの付き合いなんだよな?」
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