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娘
絶望
しおりを挟むあれから3日が経ちました。その間なにをしていたかというと、絵理奈をつれて目立たない程度にこの世界の事を教えていました。てっきり一週間程かかるかと思っていたのですが、絵理奈の物覚えが早かったので2日だけで終わりました。と、いうことで、私はやっと学校に戻れると思っていたのですが……
「愛梨、この世界にはステータスの概念はあるのか?」
「え?知らないけど、無いんじゃない?私達のような魔法が使えたらって感じで色々試していたけど、出てこなかったしね。あ、絵理奈の稽古はいいの?あと、私学校に行くことにしたから、宜しく。」
「待て、言うことが3つある。」
「なに?」
「一つ目はステータスを誰でも出せるように我と作るのを目標とする事。二つ目は稽古の事についてだが、我の幻影を使っているから大丈夫だ。三つ目は」
嫌な予感がする。三つと言われた時点で薄々だが気づいてしまう。嫌でも気づいてしまうのだ。
三つ目は恐らく……
「そなたを学校には行かせない。」
「え?冗談だよね?」
「いや、本気だ。」
「なんで?なんで!なんでよウル!行かせてよ!私の居場所はあそこだけ!なのになんで取り上げるの?!小さな子供みたいに!」
「そなたの居場所はここだ。そなたはあそこで十分よくやった。そなたはあそこに居る者達のためによくやったではないか。それに、ここにはそなたの親も、絵理奈も、我もいる。何故そこまであそこにこだわる?」
「その親が嫌なの!お父さんは離縁しちゃうし、お母さんは私の気持ち何て考えてすらくれない!病院の時も見たでしょ!私の事なんかほったらかして院長と喋りっぱなし!私、お母さん達なんか大っ嫌い!!」
ギィ
その時、悲しそうな顔をしたお母さんが入ってきた。
「お母さ…ごめんなさい!!わた、でも、本当は、そんなことっ…」
ポンッ
「ごめんね、愛梨。貴方の気持ちに気づいてあげられなくて。これからは貴方の事をよく考えながら動くから、ね?それで許して?ウルフィードさんも、この子の言葉を聞かせてくれてありがとうございます。お陰で、この子の気持ちに気づくことが出来ました。」
「いや、我はなにもしていない。無意識にやっていたのだろう。」
「うっ、うっ、うわぁぁぁん!!」
そして私は二人が何か話している中、泣き崩れた。
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