好きは何色、君の色。

雨音 麻央

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海は瑠璃色、お絵描きには桜色

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海に入って仲よく遊ぶ二人に視線を移す。



『2人とも小3、明子と宗介。』



2人は私たちが見てるのに気づいて手を振った。
私も璃空くんも笑って振り返した。



それからお昼になるまで4人で砂浜で遊んで、また明日遊ぶ約束をして家に帰った。



璃空くんと初めて会った次の日から4人で遊んぶようになった。
お互いのことを少しずつ知り随分仲良くなった。



璃空くんは、夏休みの間だけおばあちゃんの家に1人で泊まりにここに来たらしい。



あっという間に時は過ぎて始業式まで残り僅かとなった。



今日は明子の家で夏休みの宿題をすることになった。
小学生組は絵画の宿題を、中学生組は数学の宿題を進めた。



『やった、お~わり!』



私は午前中には数学のワークを終わった。
他の教科もすべて終わっている。



「はや、ここ教えてよ。」



『い~よ。』



「空ねぇ、桜色の絵具とって~。
ピンクじゃないよ!桜色!!」



『自分で取ってよ。』



「桜色って期間限定で売ってたやつ!?
いいなぁ、オレにもつかわせてよ!」



「そう、ママがね買ってくれたの!
いいよ。一緒に使おう!!
・・・空ねぇ早く~。」



全然私の話聞いてないし。



『はぁ、ちょっと待って。』



仕方がないと絵具のチューブが入っている箱に手を伸ばして桜色を探す。



『さくら、さくら』とつぶやきながらチューブを転がして桜色を探していく。



『ん、あった。』



「ありがとう、空ねぇ!」



『あ、璃空くん。どこがわかんないの?』



「あ、えっとココ・・・。」



璃空くんが戸惑っていることには気づかない振りをした。
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