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別れは瑠璃色
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『うん、ありがとう。
また、会えたらいいね。』
「会おうよ、来年の夏。必ず。」
『うん!』
満面の笑みを浮かべて小指を璃空くんに出した。
私の小指に璃空くんの小指を絡めてニコリと笑った。
『「ゆびきった!!」』
パッと指を離して、明子の方をチラリと見ると笑っていた。
というより、微笑まれていた。
明子の後ろに見える車にはもうみんな乗っていて私を待っていた。
『じゃあ、また来年ね!バイバイ!!』
明子と宗介の頭をポンポンと撫でてから車に乗り込んだ。
車の窓を開けて、3人が見えなくなるまで手を目いっぱい振った。
3人が見えなくなって窓を閉めてしっかり座りなおして、改めて貝殻のイヤリングを手のひらに乗せて見つめた。
璃空くんが私のために作ってくれたイヤリング。
パチリとイヤリングを2つ付けて、窓に反射する自分の耳元を見た。
なぜだか色々な不安が少しなくなったように感じた。
璃空くんが作ってくれたかな。
ニヤける顔をなんとか抑えて、海を見た。
〝好きな人の隣にいると何でかわかんないけど、落ち着くよ。
あとは、うちだけに何かしてくれたりとか、プレゼント貰うと凄く嬉しい!〟
揺れるイヤリングをスっとなでて、目を閉じた。
瞼の裏で浮かんだのは、輝く笑顔を浮かべる瑠璃色の空だった。
また、会えたらいいね。』
「会おうよ、来年の夏。必ず。」
『うん!』
満面の笑みを浮かべて小指を璃空くんに出した。
私の小指に璃空くんの小指を絡めてニコリと笑った。
『「ゆびきった!!」』
パッと指を離して、明子の方をチラリと見ると笑っていた。
というより、微笑まれていた。
明子の後ろに見える車にはもうみんな乗っていて私を待っていた。
『じゃあ、また来年ね!バイバイ!!』
明子と宗介の頭をポンポンと撫でてから車に乗り込んだ。
車の窓を開けて、3人が見えなくなるまで手を目いっぱい振った。
3人が見えなくなって窓を閉めてしっかり座りなおして、改めて貝殻のイヤリングを手のひらに乗せて見つめた。
璃空くんが私のために作ってくれたイヤリング。
パチリとイヤリングを2つ付けて、窓に反射する自分の耳元を見た。
なぜだか色々な不安が少しなくなったように感じた。
璃空くんが作ってくれたかな。
ニヤける顔をなんとか抑えて、海を見た。
〝好きな人の隣にいると何でかわかんないけど、落ち着くよ。
あとは、うちだけに何かしてくれたりとか、プレゼント貰うと凄く嬉しい!〟
揺れるイヤリングをスっとなでて、目を閉じた。
瞼の裏で浮かんだのは、輝く笑顔を浮かべる瑠璃色の空だった。
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