好きは何色、君の色。

雨音 麻央

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再会は君の色

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新しい家での片付けも済んで、やっと家周辺のことを把握出来たと安心した頃、新学期がやってきた。



通うことになった中学校の制服はブレザーだった。
今まではセーラー服だったから少しワクワクした。



おにぃと並んで中学まで歩く。



『おにぃ緊張する?』



まだ見慣れない。おにぃのブレザー姿にも。



「うーん、楽しみ。」



『え~ホント!?私凄い緊張して吐きそう。』



お腹を擦りながらそう呟くとおにぃは声を出して笑った。
『冗談じゃないのに。』と言うともっと笑った。



おにぃと色々な話をしていたらあっという間に着いた学校。



新品の上履きに履き替えて職員室に入ってからはおにぃとは別々になった。



「こっちには慣れた?」



『はい、慣れてきました。』



「そっか、じゃあ学校にも早く慣れて楽しめるといいね。」



担任の先生は30代くらいの女の先生だった。



2-2と書かれた札が下げられた教室が見えてきた。



「じゃあ、入るよ?」



『はい。』



笑顔を作って返事したものの凄く緊張して手のひらは汗をかいていた。



先生の後ろについて教卓の横まで来て、周りにバレないように1度深呼吸をした。



「転校生の山本咲空さんです、みんな仲良くしてね。」



『山本咲空です、えっと・・・。
引っ越してきたばっかで分からないこと、沢山あるので色々教えてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします!』



ペコり と頭を下げてから教室を見渡す。



『璃空くん!?』



「咲空だ。」





ふわりと笑った璃空くんは、キラキラして見えた。
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