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妖精の捕まえ方と遊び方(羽根責め:筆責め:虫責め)
しおりを挟む妖精は高く売れる、とくに、見目のいい雌の妖精なら笑ってしまう程とても高く売れていく。
人の手の入っていない花畑がある森の近くに小屋を立てた男は、月の明かりが強い夜、窓辺にライムの果汁と蜂蜜を混ぜた液体を入れたグラスを置く。
適当にむしってきた花弁を周りに撒いて、一刻も待てばふらふら警戒心の無い妖精がやってくる。
あとは紐を引いて、カゴを落としてしまえば無知な妖精は何が起こったのか分からないまま人間に捕まるだけ。他人に捕獲の方法を教えていないから、こうして妖精を売り飛ばして金を稼げている。
そのまま怯える様を見せながら売るも良し、あちこち弄り回して、悦い反応を返すように調教してから売るも良し。
仕入れた分だけ高値で売れる、金が無くなったら、寄せて捕獲してまた売る。そんな生活を続けていた男だが、ある日、珍しいことに雄の妖精が罠に捕まっていた。
『~~ッ!~ッ!!』
一丁前に硬い木の葉で作った鎧を着て、枝の槍なんて持って怒っている。虻か蜂みたいな羽根が煩く羽音を立て、ずっと聞いていたらどうにかなりそうだ。男は耳栓を探して、無いので肩を落とした。
雄妖精の全長は成人女性の手のひらより少し大きいぐらい、捕まえるのにも骨が折れるだろう、雌の妖精なら警戒心が薄い奴が多いし、多少小さいから捕まえるのは楽。
男が町外れの魔女から買った羽根固めスプレーを吹きかけてやると、ぽとりと妖精の身体がカゴの中に落ちた。
どうやら痺れ薬も混ぜられていたようで、困惑した表情のまま床に這いつくばり混乱の鳴き声を上げる雄妖精。
『~~っ!?~~ッ!』
成る程便利だ、そうひとりごちた男。妖精一匹につき小さいスプレー五本と交換、と、魔女は言っていたが確かにその価値はある。
カゴから取り出す時逃げ出さないよう細心の注意を払っている男だが、先に飛べなくして仕舞えば作業が楽になる。
カゴの中から雄の妖精を取り出し、羽の一部に切れ目を入れた。これでスプレーの効果が切れようが、この妖精は二度と飛べない。装備を毟り取ってやると、一丁前に筋肉質な人間の男に似た身体が現れる。
竹串に両手を括り付けて、万歳の状態のまま持つと一丁前に男を睨み、憎々しげに表情を歪める雄妖精。
暴れ始めた雄妖精を飾り用の小さい鳥籠の中へ押し込め、上の部分に竹串を引っ掛ける。狭さと道具を差し込める隙間がちょうど良く、妖精用の檻として男は重宝している。
自由な足だけをバタバタさせながら何事かを妖精語で喚いているが、俺は森の番人のエルフでも高明な学者でも無いので分からない。
素っ裸にされ羽根まで傷つけられた哀れな雄妖精に、調教の下地を作るため鳥の羽を撫でつけた。
『ひはッ!?』
何匹も妖精を調教している男の羽は軽やかに動く、妖精の笑い声と喘ぎ声はどうやら人間とそう変わりはないらしい。
二の腕の付け根、腋のくぼみの上に羽根の先が触れると、雄妖精は何とか竹串から手を外そうともがく雄妖精に擦り付け続ける。
『くっ、ンンッ!んひっ!?ひ……!』
毛羽立った羽根先を背中の筋肉の付け根あたりに動かすと、やはり妖精みながくすぐり に弱いのか、苦しげに顔を歪めながら笑い声を上げる。
『くひぃっ!』
虫みたいな羽根が生えている人間を模した妖精の身体、引き締まった雄の身体と自分の身体を見比べ、弛んだ自分の腹を見て気を悪くした男の指先がいっそう激しく動いた。
しなやかな羽先と根元の柔らかな細い羽で、雄妖精の小さな腋のくぼみを掃除するようにすりすりと動かす。
『ほははひぃっ!ひゅっ、ひゃ、はぁぁっ!!』
小さな彼の腋の下、その隅々まで羽根の柔らかいくすぐったさが撫で犯し、二の腕や胸横、脇腹にも羽根の先が掠める。
雄妖精は羽根を動かされるたびに全身をビクンビクンと揺らし、自由な脚を振り回して、切られた羽根を羽ばたかせてくすぐったさから逃げようとするが、無駄な抵抗に変わりは無い。
『ッほはははッ!ひゃっはぁあやぁっ!きひひひひっひゃっ!!ふぁぁっははははははっ!!』
男は雄妖精の両脚を掴んで伸ばすと、腋の下から脇腹へと羽根先を移動させ、ピンと伸びた雄妖精の脇腹を何度も何度も羽根の先で撫でくすぐった。
『はぁぁぁあっ!ひゃっ!ふぉぉぉおっ!?ふぁぅっ!ひ、ひぅ……っ!?」
筆が脇腹から腹へと滑っていき、よく鍛えられた腹に到着すると、縦横無尽に羽根先を暴れさせる。
装備を脱がされてしまい素っ裸の雄妖精は、おへその凹みに羽根の先を捩じ込まれて悶絶。腹筋を曲げて防御しようとするが、両脚を男の手で捕まえられ伸ばされた身体は甘んじてくすぐりを受けるしか無い。
『ふぁはははッ!ひゃひゃひゃひゃぅっ!?はーーーぁっ!はひゃっ!ふぁうぅ~………ッ!!』
腋の窪みに羽根を押し付けられ無遠慮にくすぐられ、ヘソの奥深くまで羽根先の細いところがこしょこしょと掃除し、雄妖精を悶絶させる。
顔を真っ赤にしてジタバタ暴れる雄妖精の、少し身体を曲げていることで後ろに突き出された尻。雌妖精にもやっていることだが、尻全体を羽根で優しく撫で上げると案の定擽感と快感が混ざった声を出して身体を逸らす雄妖精。
『はひゃぁァンッ♡!!?』
尻たぶに思いっきり力を入れ、太腿をふるふると震わせ最大限羽根の責めから逃げるように身体を震わせる雄妖精。
男の雄妖精の脚を捕まえる手に震えが伝わり、小さいながらもまぁ立派な妖精のチンポが反応し始めるのを男は見つめた。
『はフゥッ♡ひゃっ!ぃひゃぁぁあっ♡ァッ♡ふひゃっひゃんっ!?ひひっ、くひぅぅ……ッ♡』
反応は一丁前に性感を拾っていると言ったところ、男は雌妖精にしてやるのと同じように、雄妖精の尻を羽根先で擽り炙り続ける。
羽根先が雄妖精の小ぶりでぷりっとした尻を撫でくすぐるたび、腰を前に出したり、首を振ったりと儚い抵抗を試みる雄妖精。
本妖精は抵抗しているつもりらしいが、人間側からするとなんともそそる反応だ。立ち上がりかけているチンポの先に滴が光っていたので、男はそれを拭いてやるつもりで前を羽根で撫で上げた。
『ンふぉぉぉお…………ッッ♡♡ァッ♡はァァッ♡ァンッ♡ぁっ、はぁ、ぁあ…………ッ♡』
羽根の撫で上げに悶え喘ぎながら、立派なチンポをピンッ♡と勃起させる雄妖精。その様な反応をされると面白くなってきてしまうもので、男は羽根先で雄妖精の下半身、鼠蹊部の線を優しくゆっくりとなぞりあげ、それを繰り返す。
あくまでも鼠蹊部だけ、一番刺激を求めているであろう妖精チンポには触れさせず、際どい線を撫でるだけにとどめていた。
『はぅぅ………ッ♡ぁ……ッ♡はぁぁん……♡ンッ♡ぅぅ……♡ぁん……………っ♡』
意地悪極まりない羽根の責めに、雄妖精の腰は恥じらいを残す控えめな動きで悩ましくくねり続け、勃起チンポを少しでも触れさせようとしているのか、そらとも逃がそうとしているのか、羽根先に当たらないギリギリでふるふると揺らす。
その健気な動きを目の当たりにした男は、見目の良い男を掌の上で弄んでいる様な、そんな加虐心を唆られさらに責めを続けた。
『ふ、うぅ゛……ッ♡くぅううん……ッ♡ぃ、ひ、ふぁッ♡♡ぁッ♡ン゛ぁぅ~……ッ♡♡』
鼠蹊部の線をくすぐり掃き、くねくねと身悶えする雄妖精の素肌を羽根が撫で犯す。
太腿の表面や裏面も撫でくすぐり、少し手での拘束を緩めてやると、しめたとばかりに脚を引き抜こうとした雄妖精の太腿の隙間に羽根を挟み込んで前後に抜き差し動かした。
羽根の一部分が内腿どころか玉の裏にでも当たるのか、雄妖精は羽根を動かされるたびにエッチな声で啼き続けた。
『あんっ♡ひ、ぁぁぁッ♡♡はふんっ♡ぁっ、あっ、ふぁぁッ♡あぁんっ♡ぁ、はぁぁ、ンッ♡へ、ふ、ふぅっ♡ンッ♡んんぅッ♡♡』
しばらくいやらしい場所ばかりを羽根でくすぐり続けた男だったが、ふと、何かを思いついたのか雄妖精から羽根を離し、脚も手から解放した。
竹串と檻により万歳拘束をさせられている雄妖精は、身体をぶらんと垂れ下げさせたまま、荒い息を吐いて勃起したチンポを晒しながらぐったりと干されていた。
『はふ……♡は…♡はふぅ……♡♡』
筆と蜂蜜が入った瓶を持ってきた男は、黄金色の蜜を筆先につけ、余分な蜜を落としてから雄妖精のヘソから下、下半身へと近づける。
それに気づいた雄妖精は羽根をばたつかせながら怒り出し、元気の減った脚で空を蹴り筆が近づいてくるのをやめさせようとあばれる。
が、非情にも、筆先は彼の火照った足の付け根に到達し、ぬるりと敏感な鼠蹊部を撫でた。
『~~ッ!!?~ッ!~~~~ッッ!!!!ァッ♡はぁぁぁぁ…………ッ♡♡』
ぞわぞわっ♡と身を羽根を震わせた雄妖精、鼠蹊部から腰回り、太腿、お尻と昂っている股間に近い場所に蜂蜜を塗られ、くすぐったさよりも強烈な性感を感じているようで、脚を閉じてもじつかせるような動きで筆先の責めを耐えようとする。
そんな雄妖精の方脚を掴んだ男は、無理やり脚を広げさせた。恥ずかしい場所全てを晒されるような体制に、雄妖精は耳から鎖骨まで真っ赤に染め、男にはわからない言葉で怒り続ける。
『~~~ッ!!~ッ!?~~~~~~~ッッ!!!!~~ッッッ!!!!』
そんな雄妖精に蜂蜜を含み直した筆が近づき、垂れ下がる小さな陰嚢、二つの男なら耐えられないであろう場所を塗りくすぐりだした。
『ォッ、ァッ♡ン゛ッ♡!!?ァァ゛ッ♡?ア゛♡♡イ゛ッ♡♡ンア゛ッッ♡オ゛ッ♡ほオ゛ッ♡♡』
絶え間なく与えられる擽感と快感、強烈な刺激に雄妖精の腰はガクガクと打ち震え、垂れ下がった方の脚が反射的に痙攣する。優しく陰嚢の皺を撫で、くすぐり、小さな玉を嬲っていく。
蜂蜜よりも熱くてサラサラした液体が、小さなチンポの先から垂れ流される。玉より後ろ、会陰やアナルまで丹念に塗り犯され、雄妖精の羽根は標本のようにピンと張られたままになってしまった。
『ほお゛ッ♡ァッ♡ァアア゛ッ♡♡ア゛ッ♡ヘッ♡はア゛ッ♡♡ァ゛ッ♡ァァ゛ッ♡ァァッォ゛ッ…………♡♡♡』
小さな身体の快感の許容量を超えてしまったのか、あまりの気持ちよさとくすぐったさに固まってしまった雄妖精。
その端正な身体がビクンッ!!と一度大きく跳ねると、雄妖精の腹筋と筆先を汚すように、白濁液がピュピュッ♡と出された。
『ひへっ♡ひっ♡ふっ♡ふひっ♡ひっ♡♡』
オモチャのような目に見える面白い終わりに、新しい遊び方を思いついた男がイッて腰が抜けてしまったらしい雄妖精を放置して、小瓶と真ん中に穴の空いた木の蓋を持ってきた。
果ててそれどころではない雄妖精の身体を木の蓋の穴に通し、手を拘束していた竹串を糸で蓋にしっかりとくくり付けた。まるで落とし穴に落ちた状態の雄妖精が嵌った蓋を、瓶へとはめ込む。
『~……?~??~~ッ!?』
どれだけ妖精が暴れようと瓶は重く動かないし、腕も伸ばすよう拘束されているため蓋の穴から下半身を出すことも出来ない。
男が瓶を魔法陣の描かれた紙の上に置き、呪文を唱える。すると、瓶の中に二匹の魔瘴蝿が現れた。ブンと飛んだ蝿二匹は、雄妖精の脚に纏わりつき、蜂蜜の甘い匂いに釣られて尻や下腹部辺りにとまり手を擦り合わせる。
『ッ!!ッッ!!?ッはんっ♡ァッ♡ふぁぁんっ♡♡』
絶頂したばかりだというのに、二匹の蝿にイヤラシイところを舐められ這われ、脚を曲げたり腰を振ったりして追い払おうとする雄妖精。
しかし、前は下腹部に張り付いた蝿にチンポの先を、後ろは尾骶骨辺りに張り付いた一匹に尻の割れ目を。
それぞれくすぐったいやら気持ち悪いやら、性感帯を二匹の虫に舐め弄ばれ、嫌悪に染まっていた雄妖精の顔がだんだんとエッチな刺激に悩ましく腰を揺らしてしまう、淫乱なメスの顔になっていく。
『ひ…♡はっ♡はぁぁ…♡あぅ♡うぅう♡♡ひゃっ♡んん……っン゛ぅ、く、ぅう゛ぅ゛~~~~…………っ♡♡♡』
またチンポの先からピュルッ♡と出してしまい、身体を震わせる雄妖精。その出した白濁までもを召喚された魔瘴蝿は舐め取り、雄妖精の果てたばかりのチンポを責め続け、その刺激に耐えられずお尻を突き出す。
突き出した先に待っていた一匹が待ってましたと言わんばかりに口先を雄妖精のアナルに突き立てた。お尻を締めるがもう遅い、口先が蠢き、雄妖精の皺一つ一つに染み込んだ蜂蜜と滲む汗をヤラシイ刺激と共に舐め取っていく。
『ンァッ♡ふー…ッ♡ぅんっ、ん゛♡♡んん…ッ♡んぅぅっ♡♡はっ、ぁぁんっ♡ひゃぁぁ……っ♡♡』
股間も尻も責める二匹の羽虫と、自分に対しイヤラシイ視線をねっとりと向けてくる一人の人間。
雄妖精は悶え、喘ぎ、果て、また悶えと何度も何度も、疲れてくれば人間に蜂蜜を口に入れられ、絶頂すればすぐに舐め取られ、何度も、何度も、何度も…………………。
木の蓋に胸から上を出し、両手を拘束され、下半身の敏感なところを二匹の魔瘴蝿に舐められ責められピクピクと身体を震わせる雄妖精。
彼の喘ぎ声に釣られたのか、三匹の妖精が近付いてきて雄妖精に話しかける。
「~~っ!?~?」
「……ッ♡~……ッ♡♡」
「~~~~~っ!~~~ッ!!」
三匹がかりで蓋に手をかけ、瓶から引き抜こうと持ち上げる、が、瓶ごと持ち上がってしまい下に敷いていた棒が飛んでいって、三匹ともカゴの中に捕まってしまう。仕掛けとしては古典的な罠だ。
男が羽根を固めるスプレーを振りかけると、カゴの中で三匹ともポトポトと落ち、焦り出す鳴き声が聞こえる。
もう男は満月の晩まで待たずとも、いつでも妖精を捕まらえられるようになった。
今日かかったのは雄が二匹、雌が一匹、よく売れる。最近は拘束した雄の妖精を、他の妖精の目の前で射精させる遊びが流行っているそうで需要には事欠かない。
人間のおもちゃとして取引される麗しくか弱い妖精達、彼彼女らもまた、性奴隷の一種だった。
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