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第一章 さらば地球
13 続続・自己紹介!
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「この雰囲気のまま残りの12人にも自己紹介をしてもらおうかのう。
ではキャプテンから、左回りに頼むわい」
いきなり指名されてやや驚いたがすぐに気持ちを切り替える。俺たち12人の自己紹介もあるだろうとは思っていたしな。それに何より試合をしたとはいえ将人と未来以外の9人は初対面だ、どんな人間なのか詳しく知りたい。
俺は立ち上がり自己紹介を始めようとする。すると……
「は! 自己紹介!? ガキじゃあるまいしんなことしてられっかよ。別に俺は馴れ合うためにこの話に乗ったわけじゃねえんだ。話が終わったんなら部屋に戻るぜ? いいよなあ!」
突如立ち上がったヒルがこの言葉を残し部屋を後にした。
「ほっほ、まあ強制参加とは言ってないからのう。他のメンバーも興味が湧かなかったら部屋に戻っていいぞ?」
アウラス監督がチームメイトに尋ねるが他に出ていく人はいなかった。
俺は気を取り直して自己紹介を始める。
「俺は山下龍也。日本代表時代はフォワードをやっていた。このチームではキャプテンを任されている。前も言ったけど、俺は日本代表でキャプテンをしていたわけじゃないし、正直キャプテンを完璧にこなせる自信は無かった。だけど監督、そして後押ししてくれたチームメイトに応えるためにも、全力でキャプテンの任を全うしようと思っている。
まだまだ足りない自分だけど、いいチームにしていけたら嬉しい! よろしく!」
話し終えた俺は拍手を受けながら席に着く。
そう、俺はキャプテンだ。こんな癖の強いチームもまとめなくてはならない。そのためには自己紹介でメンバーを詳しく把握するのがマスト。既に何人か問題児っぽいのはいたが、とにかくこれからだ。チームをまとめるために必要な情報は絶対に聞き逃さない。
決意を新たに俺は自己紹介に望む。
「わ、私は白花未来です! 日本代表でマネージャーをしてました! そこでの経験を活かしてこのチームでもマネージャーとして頑張りたいです! よろしくお願いします!」
「俺は藤森将人。キャプテンさんと同じで日本代表出身のフォワードだ。けどフォワードとしての実力は断然俺の方が上だ。試合では思いっきり頼ってくれ。よろしく」
「おいおい、冗談は顔だけにしろ。
俺様はブラド・イーガン。そこの無能よりよっぽど優秀なフォワードだ。試合で頼るのは俺様にした方がいいぞ!
現状ネイトと龍也、そしてクレ以外は等しく雑魚だと思ってるからよ、今お前らに求めるのは俺様に認められるようなプレーをすることだ。精々頑張れ雑魚ども」
「は? 何言ってんだ。前のエースストライカー勝負忘れたのか? 途中ディフェンスに回ってた俺や途中出場の龍也と違ってお前は常フォワードでいて1点しか決められてねえじゃねえか。ブラド、お前がフォワードで1番雑魚だよ」
「1点? お前は最後にお情けのパスで点を取っただけだろ? 俺様は2点目と3点目に貢献してるんだ、一緒にするなよな」
「んだと! 少し見直してたがやっぱり第一印象通りのクソ野郎だぜ。だったらどっちが1番か白黒つけようじゃねえか」
「ちょっと、2人で話進めないでくれる? 前の試合がどうだったか知らないけどこのチームで1番のフォワードはボクだから。負けても泣かないなら今すぐ実力見せてあげるけど?」
あーあー、いきなりからめちゃくちゃだよ。ほんとなんでこんなフォワードには我の強いやつが多いんだ。先行きが不安すぎる。
それにブラドと将人、さっきまで俺たちと一緒にいたから仲良くなったのかと思ったが全然そんなことなかったんだな。思い返してみると確かにあの2人が会話してた記憶もない。
「おい! チームメイト同士でそんな言い争うなって! お前らは全員強い! それでいいじゃないか。別に1番を決める必要なんてないって」
「そうですね。それにブラドくん、これから僕たちはチームです。雑魚という発言は慎んだ方がいいかと。僕たちに何か不満があるのなら言ってくれれば改善できるよう善処するので御一考を」
「そうだぞ。競うことがモチベーションになるならいいけどやりすぎで士気を下げることになったら本末転倒だ」
熱くなりかけていた3人を元キャプテン組のヘンドリックとアラン、そして少し遅れて俺が止めに入る。注意された3人は悪態をつきながら渋々といった感じで席に着いた。
それにしてもやっぱり元キャプテンなだけあって2人とも判断が早いな。俺も早く成長しないと。
「ぼ、ぼくはネイト・オリヴァーです。ブラドさんと同じでアメリカ代表でした。あ、ポジションはミッドフィールダーです。
性格がすごく気弱で迷惑かけると思うんですけどどうかよろしくお願いします……」
「俺はレオ・シルバ。フランス出身のミッドフィールダーだ。趣味はギターと料理。今はフリーで彼女募集中だからそこんとこよろしくぅ!」
「ペペ・アポダカ、巷で噂のブラジルの天才プレイヤーとは俺の事だ! ポジションは一応ディフェンスだけどやろうと思えばどこでもできるかなー。
とりあえず強い相手と戦うのが楽しみって感じ、よろしくー」
「俺の名前はザシャ・ヴォルフ、ドイツ代表のディフェンダーっス。元々同じチームだったヘンディさんとの連携ディフェンスが得意なプレーっス。選手だと俺だけが歳下っぽいっスけど早く先輩方に追いつけるように努力するつもりなんでよろしくお願いしますっス!」
「俺はヘンドリック・ゲーデ! 気軽にヘンディと呼んでくれ!
宇宙人との戦いは辛く厳しいものになると思う。それでも俺はサッカーを楽しむ気持ちは忘れたらダメだと思ってる! どんな時でも俺は楽しくサッカーをやりたい! サッカーが好きな者同士、最後までサッカーを楽しもう!
あ、ポジションはキーパーな! みんな、頼りにしてるぜ! よろしく!」
「僕はアラン・バルテ、ポジションはディフェンスで、オランダ代表時代はキャプテンを務めていました。
宇宙人との戦いにプレッシャーを感じてる人も多いと思いますが、ヘンディくんと同じで僕もサッカーを楽しむ気持ちを忘れないことが大切だと考えています。背負いすぎないよう共に歩んでいきましょう。よろしくお願いします」
「俺はクレート・スカンツィオ。ロシア出身のミッドフィールダーだ。
あまり話すのは得意じゃないんだが、仲良くしていけたら嬉しい。よろしく」
こうして全員の自己紹介が終わる。
個人的に注意しておきたいのは、自己紹介に参加すらしなかったヒル、喧嘩っ早いブラドと凛、将人もかな。そして何を考えているのかわからないルカ、全く緊迫感の無いレオとペペも逆に気になる。ネイトがどれだけ吹っ切れたのか、ラーラの男性苦手がどれほどなのかも大事だな。
こう考えると注意すべき選手が多いように感じるが、ヘンディやアランの元キャプテン組やザシャはかなり頼りになりそうだ。上手く協力して一刻も早くチームをまとめたいな。
「はーい、じゃあ今日のミーティングは終了ね。
明後日からは本格的な練習が始まるから今日はしっかり体を休めておくこと。宿舎から出てもいいけど6時からご飯だからそれまでには食堂に来るように。あ、もちろん地球人ってことはバラしちゃダメだからね!
それに明日は地球に戻って別れの挨拶を言う日だから文言を考えておくのもいいんじゃないかしら。
というわけで! 解散!」
ではキャプテンから、左回りに頼むわい」
いきなり指名されてやや驚いたがすぐに気持ちを切り替える。俺たち12人の自己紹介もあるだろうとは思っていたしな。それに何より試合をしたとはいえ将人と未来以外の9人は初対面だ、どんな人間なのか詳しく知りたい。
俺は立ち上がり自己紹介を始めようとする。すると……
「は! 自己紹介!? ガキじゃあるまいしんなことしてられっかよ。別に俺は馴れ合うためにこの話に乗ったわけじゃねえんだ。話が終わったんなら部屋に戻るぜ? いいよなあ!」
突如立ち上がったヒルがこの言葉を残し部屋を後にした。
「ほっほ、まあ強制参加とは言ってないからのう。他のメンバーも興味が湧かなかったら部屋に戻っていいぞ?」
アウラス監督がチームメイトに尋ねるが他に出ていく人はいなかった。
俺は気を取り直して自己紹介を始める。
「俺は山下龍也。日本代表時代はフォワードをやっていた。このチームではキャプテンを任されている。前も言ったけど、俺は日本代表でキャプテンをしていたわけじゃないし、正直キャプテンを完璧にこなせる自信は無かった。だけど監督、そして後押ししてくれたチームメイトに応えるためにも、全力でキャプテンの任を全うしようと思っている。
まだまだ足りない自分だけど、いいチームにしていけたら嬉しい! よろしく!」
話し終えた俺は拍手を受けながら席に着く。
そう、俺はキャプテンだ。こんな癖の強いチームもまとめなくてはならない。そのためには自己紹介でメンバーを詳しく把握するのがマスト。既に何人か問題児っぽいのはいたが、とにかくこれからだ。チームをまとめるために必要な情報は絶対に聞き逃さない。
決意を新たに俺は自己紹介に望む。
「わ、私は白花未来です! 日本代表でマネージャーをしてました! そこでの経験を活かしてこのチームでもマネージャーとして頑張りたいです! よろしくお願いします!」
「俺は藤森将人。キャプテンさんと同じで日本代表出身のフォワードだ。けどフォワードとしての実力は断然俺の方が上だ。試合では思いっきり頼ってくれ。よろしく」
「おいおい、冗談は顔だけにしろ。
俺様はブラド・イーガン。そこの無能よりよっぽど優秀なフォワードだ。試合で頼るのは俺様にした方がいいぞ!
現状ネイトと龍也、そしてクレ以外は等しく雑魚だと思ってるからよ、今お前らに求めるのは俺様に認められるようなプレーをすることだ。精々頑張れ雑魚ども」
「は? 何言ってんだ。前のエースストライカー勝負忘れたのか? 途中ディフェンスに回ってた俺や途中出場の龍也と違ってお前は常フォワードでいて1点しか決められてねえじゃねえか。ブラド、お前がフォワードで1番雑魚だよ」
「1点? お前は最後にお情けのパスで点を取っただけだろ? 俺様は2点目と3点目に貢献してるんだ、一緒にするなよな」
「んだと! 少し見直してたがやっぱり第一印象通りのクソ野郎だぜ。だったらどっちが1番か白黒つけようじゃねえか」
「ちょっと、2人で話進めないでくれる? 前の試合がどうだったか知らないけどこのチームで1番のフォワードはボクだから。負けても泣かないなら今すぐ実力見せてあげるけど?」
あーあー、いきなりからめちゃくちゃだよ。ほんとなんでこんなフォワードには我の強いやつが多いんだ。先行きが不安すぎる。
それにブラドと将人、さっきまで俺たちと一緒にいたから仲良くなったのかと思ったが全然そんなことなかったんだな。思い返してみると確かにあの2人が会話してた記憶もない。
「おい! チームメイト同士でそんな言い争うなって! お前らは全員強い! それでいいじゃないか。別に1番を決める必要なんてないって」
「そうですね。それにブラドくん、これから僕たちはチームです。雑魚という発言は慎んだ方がいいかと。僕たちに何か不満があるのなら言ってくれれば改善できるよう善処するので御一考を」
「そうだぞ。競うことがモチベーションになるならいいけどやりすぎで士気を下げることになったら本末転倒だ」
熱くなりかけていた3人を元キャプテン組のヘンドリックとアラン、そして少し遅れて俺が止めに入る。注意された3人は悪態をつきながら渋々といった感じで席に着いた。
それにしてもやっぱり元キャプテンなだけあって2人とも判断が早いな。俺も早く成長しないと。
「ぼ、ぼくはネイト・オリヴァーです。ブラドさんと同じでアメリカ代表でした。あ、ポジションはミッドフィールダーです。
性格がすごく気弱で迷惑かけると思うんですけどどうかよろしくお願いします……」
「俺はレオ・シルバ。フランス出身のミッドフィールダーだ。趣味はギターと料理。今はフリーで彼女募集中だからそこんとこよろしくぅ!」
「ペペ・アポダカ、巷で噂のブラジルの天才プレイヤーとは俺の事だ! ポジションは一応ディフェンスだけどやろうと思えばどこでもできるかなー。
とりあえず強い相手と戦うのが楽しみって感じ、よろしくー」
「俺の名前はザシャ・ヴォルフ、ドイツ代表のディフェンダーっス。元々同じチームだったヘンディさんとの連携ディフェンスが得意なプレーっス。選手だと俺だけが歳下っぽいっスけど早く先輩方に追いつけるように努力するつもりなんでよろしくお願いしますっス!」
「俺はヘンドリック・ゲーデ! 気軽にヘンディと呼んでくれ!
宇宙人との戦いは辛く厳しいものになると思う。それでも俺はサッカーを楽しむ気持ちは忘れたらダメだと思ってる! どんな時でも俺は楽しくサッカーをやりたい! サッカーが好きな者同士、最後までサッカーを楽しもう!
あ、ポジションはキーパーな! みんな、頼りにしてるぜ! よろしく!」
「僕はアラン・バルテ、ポジションはディフェンスで、オランダ代表時代はキャプテンを務めていました。
宇宙人との戦いにプレッシャーを感じてる人も多いと思いますが、ヘンディくんと同じで僕もサッカーを楽しむ気持ちを忘れないことが大切だと考えています。背負いすぎないよう共に歩んでいきましょう。よろしくお願いします」
「俺はクレート・スカンツィオ。ロシア出身のミッドフィールダーだ。
あまり話すのは得意じゃないんだが、仲良くしていけたら嬉しい。よろしく」
こうして全員の自己紹介が終わる。
個人的に注意しておきたいのは、自己紹介に参加すらしなかったヒル、喧嘩っ早いブラドと凛、将人もかな。そして何を考えているのかわからないルカ、全く緊迫感の無いレオとペペも逆に気になる。ネイトがどれだけ吹っ切れたのか、ラーラの男性苦手がどれほどなのかも大事だな。
こう考えると注意すべき選手が多いように感じるが、ヘンディやアランの元キャプテン組やザシャはかなり頼りになりそうだ。上手く協力して一刻も早くチームをまとめたいな。
「はーい、じゃあ今日のミーティングは終了ね。
明後日からは本格的な練習が始まるから今日はしっかり体を休めておくこと。宿舎から出てもいいけど6時からご飯だからそれまでには食堂に来るように。あ、もちろん地球人ってことはバラしちゃダメだからね!
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