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第三章 謎と試練
46 未来の敵たち
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考えがまとまらないまま祝勝会も終わり、ミーティングの時間になる。
ヘンディのことも気がかりだが、こちらも大切。2週間後の試合に向けて練習内容を考える必要もあるしな。
「はい! みんな揃ってるわね! 今日のミーティングでは同じブロックの残りのチームについて話します!」
残りのチーム……確か1ブロック5チームだから、俺たちとギガデスを除くと残りは3チームか。ギガデスには勝ったとはいえ、1回でも負けたらピンチなのは変わっていない。気を引き締めないと。
「まず1チーム目、これは次の試合で当たる相手じゃないから軽く聞いてね。
メラキュラ星のチームダーニバル。メラキュラ星は別名として死者の星とも呼ばれているわ」
「「「死者!?」」」
「ええ。オカルトチックな星で他星との交流も少ないから情報は少ないんだけど、幽霊やらゾンビやらが存在してるという話はよく聞くわ」
「ひえええええ。幽霊……ゾンビ……僕ちょっと無理かも……」
「はっ、ゆ、幽霊なんかいるわけないでしょ! バカバカしい」
「本当にそうかな? 宇宙だし何がいてもおかしくないかもよ?」
「い、いないから! 変なこと言わないでよラーラ!」
「凛ちゃん、必死に否定してるとこ悪いけど……いるわよ、幽霊。
地球にも幽霊やゾンビが登場するフィクション作品はたくさんあるわよね。そういうフィクション作品に出てくる空想の生物は、実際は空想の生物じゃなくて宇宙に実在する生物でしたってことがよくあるの。他星との交流の中で薄らと伝わったり、昔他星からやってきたのを目撃した人がいたりとね。
だから苦手な人には申し訳ないけど耐えてもらうしかないわ」
「べ、別に苦手なんかじゃないですから!」
……どうやら俺たちはまだ宇宙をなめていたみたいだ。
ギガデスの規格外のパワーにも驚いたが、その程度で驚いていたらもたないのだろう。
空想の生物が実在しているかもしれない。これだと本当になんでもありだな……。
そして今回の対戦相手。幽霊にゾンビ、ダメな人はダメだろう。いや、それどころかダメじゃなかった人でもダメになるだろう。
幽霊やゾンビを恐れない人間の心理はそれらが存在しないと確信しているから。それらが実在していて、いざ対面という時に恐怖を感じないわけがない。恐怖で試合にならないという展開だけは避けたいな。
こういう時こそホームの声援が大きな力になるのだろうが、会場は運。運頼りにならない対策が必要だな。
「でも安心して、私たちが把握してる幽霊やゾンビの情報から推測すると、試合相手がそれらになることは無いわ。少なくともサッカーをするのに適した生物ではないからね」
「へ、へぇー。
別にボクは幽霊やゾンビ相手でもも、問題はないけど……」
「とはいえわかることはそれくらい。メラキュラ星についての情報が少ないせいで、サッカーが上手いのか下手なのかすらわからないわ。メラキュラ星はまだ今大会で1試合もしてないしね」
「そういえば他の試合の結果はわかるみたいだけど、試合内容もわかるのー?」
「相変わらずいい質問をするわねペペくん。
試合内容に関しては残念ながらわからないわ。これは大会のルールで決まっているの。試合結果は通達されるけど、試合内容は不明なまま。この間の私たちとギガデスとの試合も、6-5でオグレスの勝利という情報だけが伝わって試合内容についてはどこも知らないはずよ」
「でもさ、ここオグレスの科学はすげえんだろ? だったらバレずに試合覗き見るくらいは可能なんじゃねえか? まさか不正はしないとかそんな綺麗事言うつもりはねえよなあ?」
ヒルの厳しい意見が飛ぶ。普段ならここでヘンディが止めに入るが、今はそういうわけにもいかない。
正直俺にも不正を働きたくない気持ちはある。だが、それでこの間のギガデスの"ジェイグ"のような初見殺しに対策を立てられるのなら、それが地球を……宇宙を救うことに繋がるのなら、そういう選択肢が無しだとは言い切れなかった。
「ええ、そんな甘いことをいうつもりはないわ。そもそもこの大会自体ゼラの横暴、律儀にルールに従う義理はない」
「だったら」
「でもやらないわ。オグレスの科学は凄い。でも言ったでしょ、この宇宙には幽霊やゾンビを筆頭に超常的な生物が存在している。科学じゃ対応できない事態もある。もしバレた時のリスクを考えると安易には実行できない作戦ね」
「……チッ、そういうもんかよ」
そこまで聞いてヒルは引き下がる。
俺たちは科学に絶対的な信頼を置いていたが、信じすぎるのもよくないみたいだな。宇宙、本当に厄介な環境だ。
「というわけでメラキュラ星についてはここまで。情報が少なくてごめんね? でも試合まではまだまだ時間があるし、今すぐ対策するってわけじゃないから軽く頭に入れとくくらいで大丈夫よ。とりあえずはメラキュラの1試合目の試合結果待ちね」
メラキュラ星、次回の相手ではなくても総当たり戦な以上いつかは当たる相手だ。その時は厳しい試合になりそうだな。
「そして2チーム目、これも次に当たる相手じゃないから軽く聞いてね。星の名前はエクセラルでチーム名はエフィセラル。特徴はシンプルに優秀なこと。身体能力は高く、頭脳も明晰。サッカーも流行っていて実力は高い。他のチームとは違って特殊じゃない、オーソドックスなサッカー勝負になると思うわ」
なんと! ここにきて正統派のチーム。しかしそういうことなら俺たちだって星でトップクラスの選手たち。単純なサッカーの実力なら負けていないはずだ。
「エクセラル星とは私たちも交流があって、サッカーの実力はよく知っている。
その上で私たちが判断するに、サッカーの実力だけならあなたたちとエクセラルとは五分五分。どちらが勝ってもおかしくはないわ。
でも身体能力はエクセラルの方が優秀。もちろんギガデスのような人間離れした力は持っていないけど、地球人のトップクラスと変わらない身体能力を全員が有していると考えるとわかりやすいわ。ニューグレ世代のあなたたちと比べてもエクセラルに分があるでしょうね。
正直不利ではあるわ。けど、こういう場合の対策は簡単でしょ?」
そう。難しく考える必要はない。単純に俺たちの上位互換だというのならやることは1つ。
地道な努力。
強くなるのにこれ以上の近道は無いのだから。
それに、超パワーの巨人や幽霊ゾンビの生息する星などなど、特殊な試合の多さに疲れていたところだ。
久しぶりのシンプルなサッカーに楽しみだという気持ちを抱くことはおかしくないだろう。うん、楽しみだ。
「そして最後が次の試合相手。フロージア星のスノワイト、氷の惑星よ」
ヘンディのことも気がかりだが、こちらも大切。2週間後の試合に向けて練習内容を考える必要もあるしな。
「はい! みんな揃ってるわね! 今日のミーティングでは同じブロックの残りのチームについて話します!」
残りのチーム……確か1ブロック5チームだから、俺たちとギガデスを除くと残りは3チームか。ギガデスには勝ったとはいえ、1回でも負けたらピンチなのは変わっていない。気を引き締めないと。
「まず1チーム目、これは次の試合で当たる相手じゃないから軽く聞いてね。
メラキュラ星のチームダーニバル。メラキュラ星は別名として死者の星とも呼ばれているわ」
「「「死者!?」」」
「ええ。オカルトチックな星で他星との交流も少ないから情報は少ないんだけど、幽霊やらゾンビやらが存在してるという話はよく聞くわ」
「ひえええええ。幽霊……ゾンビ……僕ちょっと無理かも……」
「はっ、ゆ、幽霊なんかいるわけないでしょ! バカバカしい」
「本当にそうかな? 宇宙だし何がいてもおかしくないかもよ?」
「い、いないから! 変なこと言わないでよラーラ!」
「凛ちゃん、必死に否定してるとこ悪いけど……いるわよ、幽霊。
地球にも幽霊やゾンビが登場するフィクション作品はたくさんあるわよね。そういうフィクション作品に出てくる空想の生物は、実際は空想の生物じゃなくて宇宙に実在する生物でしたってことがよくあるの。他星との交流の中で薄らと伝わったり、昔他星からやってきたのを目撃した人がいたりとね。
だから苦手な人には申し訳ないけど耐えてもらうしかないわ」
「べ、別に苦手なんかじゃないですから!」
……どうやら俺たちはまだ宇宙をなめていたみたいだ。
ギガデスの規格外のパワーにも驚いたが、その程度で驚いていたらもたないのだろう。
空想の生物が実在しているかもしれない。これだと本当になんでもありだな……。
そして今回の対戦相手。幽霊にゾンビ、ダメな人はダメだろう。いや、それどころかダメじゃなかった人でもダメになるだろう。
幽霊やゾンビを恐れない人間の心理はそれらが存在しないと確信しているから。それらが実在していて、いざ対面という時に恐怖を感じないわけがない。恐怖で試合にならないという展開だけは避けたいな。
こういう時こそホームの声援が大きな力になるのだろうが、会場は運。運頼りにならない対策が必要だな。
「でも安心して、私たちが把握してる幽霊やゾンビの情報から推測すると、試合相手がそれらになることは無いわ。少なくともサッカーをするのに適した生物ではないからね」
「へ、へぇー。
別にボクは幽霊やゾンビ相手でもも、問題はないけど……」
「とはいえわかることはそれくらい。メラキュラ星についての情報が少ないせいで、サッカーが上手いのか下手なのかすらわからないわ。メラキュラ星はまだ今大会で1試合もしてないしね」
「そういえば他の試合の結果はわかるみたいだけど、試合内容もわかるのー?」
「相変わらずいい質問をするわねペペくん。
試合内容に関しては残念ながらわからないわ。これは大会のルールで決まっているの。試合結果は通達されるけど、試合内容は不明なまま。この間の私たちとギガデスとの試合も、6-5でオグレスの勝利という情報だけが伝わって試合内容についてはどこも知らないはずよ」
「でもさ、ここオグレスの科学はすげえんだろ? だったらバレずに試合覗き見るくらいは可能なんじゃねえか? まさか不正はしないとかそんな綺麗事言うつもりはねえよなあ?」
ヒルの厳しい意見が飛ぶ。普段ならここでヘンディが止めに入るが、今はそういうわけにもいかない。
正直俺にも不正を働きたくない気持ちはある。だが、それでこの間のギガデスの"ジェイグ"のような初見殺しに対策を立てられるのなら、それが地球を……宇宙を救うことに繋がるのなら、そういう選択肢が無しだとは言い切れなかった。
「ええ、そんな甘いことをいうつもりはないわ。そもそもこの大会自体ゼラの横暴、律儀にルールに従う義理はない」
「だったら」
「でもやらないわ。オグレスの科学は凄い。でも言ったでしょ、この宇宙には幽霊やゾンビを筆頭に超常的な生物が存在している。科学じゃ対応できない事態もある。もしバレた時のリスクを考えると安易には実行できない作戦ね」
「……チッ、そういうもんかよ」
そこまで聞いてヒルは引き下がる。
俺たちは科学に絶対的な信頼を置いていたが、信じすぎるのもよくないみたいだな。宇宙、本当に厄介な環境だ。
「というわけでメラキュラ星についてはここまで。情報が少なくてごめんね? でも試合まではまだまだ時間があるし、今すぐ対策するってわけじゃないから軽く頭に入れとくくらいで大丈夫よ。とりあえずはメラキュラの1試合目の試合結果待ちね」
メラキュラ星、次回の相手ではなくても総当たり戦な以上いつかは当たる相手だ。その時は厳しい試合になりそうだな。
「そして2チーム目、これも次に当たる相手じゃないから軽く聞いてね。星の名前はエクセラルでチーム名はエフィセラル。特徴はシンプルに優秀なこと。身体能力は高く、頭脳も明晰。サッカーも流行っていて実力は高い。他のチームとは違って特殊じゃない、オーソドックスなサッカー勝負になると思うわ」
なんと! ここにきて正統派のチーム。しかしそういうことなら俺たちだって星でトップクラスの選手たち。単純なサッカーの実力なら負けていないはずだ。
「エクセラル星とは私たちも交流があって、サッカーの実力はよく知っている。
その上で私たちが判断するに、サッカーの実力だけならあなたたちとエクセラルとは五分五分。どちらが勝ってもおかしくはないわ。
でも身体能力はエクセラルの方が優秀。もちろんギガデスのような人間離れした力は持っていないけど、地球人のトップクラスと変わらない身体能力を全員が有していると考えるとわかりやすいわ。ニューグレ世代のあなたたちと比べてもエクセラルに分があるでしょうね。
正直不利ではあるわ。けど、こういう場合の対策は簡単でしょ?」
そう。難しく考える必要はない。単純に俺たちの上位互換だというのならやることは1つ。
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それに、超パワーの巨人や幽霊ゾンビの生息する星などなど、特殊な試合の多さに疲れていたところだ。
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