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第11話
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弾かれたようにエレアが女の方を振り向き、深々と頭を下げて詫びる。
「申し訳ありません奥様。わたくしのせいです、坊ちゃまは何も……」
「五月蠅いって言ってるのよ! ハイファス、さっさと出て行って!」
まだエレアと手を取り合っていたハイファに対し、まさに錐を突き刺すような声が投げられた。そこで初めてハイファの実父であろう男が遠慮がちに口を利く。
「おい、ミランダ。そんな言い種はないだろう?」
「あなたは黙っていて。……そうね、わたしにはあんたを追い出す権利はないのよね、とっても残念だけれど。仕方ないから二十五階の端の部屋にでも行くといいわ」
「『仕方ない』って、ミランダお前――」
「黙ってて! 二十五階のあそこならわたしから遠くて目に入らないもの。あなたはもうわたしの上の住人になる権利を得たんですものね。遠戚の婿養子が出来心で作った二号の息子、これで本当にファサルートの血は薄まって絶えるんだわ!」
一連の言葉を吐き捨てたハイファの義母ミランダ=ファサルートと、浮気の挙げ句作ったハイファを正当な御曹司が事故で死んでからやっと認知したものの、妻の勘気を恐れて放置し続けた婿養子のチェンバーズ=ファサルートはどっちもどっちでありシドは呆れるというよりも白けていた。
白けた気分のままシドはハイファの前に出る。この程度の修羅場を見せられたくらいで怯むシドではない。ラフな態度で口を開いた。
「すみませんが暫くの間、俺もお邪魔しますよ」
「惑星警察……誰だね、きみは?」
「御覧の通りですが。若宮志度といいます。ハイファの親友で護衛で相方です」
「……そうか、好きにしたまえ。今、ハイファスに部屋のキィロックコードを流す。あとで移植するといい。それときみはアルコールはやるのかね?」
「あ、ええ。酔いませんが嫌いじゃないですよ」
「ならば時間を見つけて一緒にどうかな?」
「構いませんが。ただ、相手を間違ってやしないかと思うのは俺だけですかね?」
答えはない。
親友で護衛で相方などという表現をどう取ったのか知らないが『好きにしろ』と一応の当主に一番五月蠅いおばさんの前でお墨付きを貰ったのだ。
これでシドは内部からハイファをバックアップ及び捜査もしやすくなった。自分の言葉通りに安らげないだろうが、厄介な別室任務をさっさと片付けるには丁度いい。
それにしてもこんな気弱そうな男がファサルートコーポレーションの社長を張っていられるのだ、余程幹部連中がしっかりしているらしいなと思う。
それとも今回死んだメッテルニヒの爺さんがワンマン会長だったのか。それなら『死因に疑惑』が出るほど他人に恨まれていた可能性も大いにあった。
それはともかくこの状況で幼い頃から様々な知識を詰め込まれ、マナーや果ては帝王学まで学ばされたというハイファは軍においても若くして情報将校、僅かなりともマシだと思われたら、たちまち社長に祭り上げられそうでシドは怖かった。
瞬時にそこまで考えているうちにハイファが涼しくも他人行儀な口調で言った。
「ミランダさん。メッテルニヒ氏の葬儀が終わっても役員会議や株主総会などの日程が詰まっています。その間は僕の姿を見ても我慢なさって下さい。それとチェンバーズさん。伺いたいことがありますので、のちほどお時間を割いて頂けませんか?」
実の父をすら他人の如く呼称したハイファに、明るい金髪だけが似ているチェンバーズ=ファサルートはウィスキーを啜りながら答えた。
「きみたちの部屋のふたつ手前だ、いつでもくるといい。エレア、案内してやれ」
「はい、若旦那様、いえ、旦那様」
扉を閉めるとシドは溜息をついた。いったい何なんだ、この家族はと頭を振る。修羅場を見て白けてもまるで他人事な訳ではない。
ハイファの心が心配だった。
「ハイファ、大丈夫か?」
肩に手を置いて顔を覗き込むとハイファは自分の手を重ねて頷いて見せた。
「ああ、ハイファス坊ちゃま、お会いしとうございました」
一方エレアは白いエプロンで目を拭っている。エプロンの下は弔時用らしい暗いグレイのワンピースで、ややふくよかな『エレア小母さん』といった感じそのものだ。
ハイファたちのあとから歩き出しながら、何気なくシドはエレアの後ろ姿を観察した。小柄ながら骨格が太く頑健な印象を受ける。年齢は中年と初老の間くらいか。
その赤毛はテラでいう赤毛とは少し違い、真紅が所々に束状になって混ざっている少々珍しい見た目だ。
染めている風でもないので出身は元々テラ本星ではなく異星系人との混血が進んだ他星系なのかも知れなかった。
「八年ぶり? 本当に変わってないんで吃驚しちゃったよ。でも元気で良かった」
「坊ちゃまもこんな素敵な方とご一緒で……」
もう関係を悟ったのかエレベーター前でエレアは少し悪戯っぽい笑いを見せる。照れた風に笑いで答えたハイファはエレベーターパネルにリモータを翳す。
「荷物が二十一階に預けてあるんだけど」
「お届けしますよ。それより少しお休みになって下さいな。急なことでお忙しかったんでしょう。お顔の色が悪いですよ。このわたくしの目は誤魔化せませんからね」
「分かったよ。ありがとう」
「あとでお紅茶とミンスミートパイをお持ちしますから。お屋敷から苦労して持ってきた甲斐があるってものですよ。あのパイ、お好きでしたでしょう?」
「わー、やった。愉しみ~っ!」
「そうやって喜ばれると、あの頃の坊ちゃんのまま……さあ、このお部屋です」
尽きぬ話を続けながら案内されたのは角部屋のツインで、天井近くまで大きく取られた窓から仰ぎ見れば、巨大なテラ本星が今にも降ってきそうな迫力で眺められる最高の部屋だった。部屋の内装は青と白を基調にした爽やかなものだ。
泊まるのを期待していたのか綺麗に掃除されて埃っぽさは微塵もない。
「お若い方にはお似合いのお部屋でしょう」
と、ベッドカバーの始末をしながらエレアは笑顔を少し曇らせる。
「本当は天窓がある隣のお部屋が一番良いお部屋なんですが、そこで大旦那様が亡くなられたので……今は勿論、社内の大ホールに安置されておりますけれど」
それを聞きつけてシドに刑事根性が湧く。早速捜査の第一歩を踏み出した。
「エレアさん」
「エレアとお呼び下さいな」
「ではエレア。メッテルニヒ氏の死因と、誰が発見したのか分かりますか?」
「お医者様が仰るには心臓発作とか。まあ、純粋テラ人の平均寿命は百三十歳とか言いますでしょう? それが大旦那様は百四十二歳、ご寿命でしょうねえ」
刑事のシドに言わせれば、寿命などという『死因』はない。だがここでエレアに噛み付くのも筋違いだ。穏やかな口調は崩さない。
「寿命ですか。しかし百四十越えはすごいですね」
「それでずっと会社のあれこれを全て采配してらしたんですから。そういう方ほど急に逝かれるものだとお医者様も……たまたまお屋敷から来ていた若旦那様が見つけられた時には冷たくなられていて。皆様『大往生』だなんて仰ってます」
「そうですか。他に気付かれた事があれば何でもいいので聞かせて下さい」
ここに至って戸惑ったエレアが微笑みを消し、やや警戒したか声を硬くする。
「あの……惑星警察の方が必要な何かがあるんでしょうか?」
「いえ、これは」
と、襟を引っ張ってシドはラフな口調に切り替えた。
「弔問用なんで。俺たち官品はこういう時には制服を着るのが慣わしなんです。色々訊くのは職業病みたいなもんですよ」
そう言ってシドは更に珍しくポーカーフェイスを崩して笑って見せる。本星旧東洋系の血が濃いシドの笑顔は実際よりも数歳若く、そして屈託なく見せ、相手の警戒を解くには充分だった。つられて微笑みを取り戻したエレアは大きく頷いて言った。
「では、お茶をお持ち致しますのでお待ち下さいな」
「申し訳ありません奥様。わたくしのせいです、坊ちゃまは何も……」
「五月蠅いって言ってるのよ! ハイファス、さっさと出て行って!」
まだエレアと手を取り合っていたハイファに対し、まさに錐を突き刺すような声が投げられた。そこで初めてハイファの実父であろう男が遠慮がちに口を利く。
「おい、ミランダ。そんな言い種はないだろう?」
「あなたは黙っていて。……そうね、わたしにはあんたを追い出す権利はないのよね、とっても残念だけれど。仕方ないから二十五階の端の部屋にでも行くといいわ」
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「黙ってて! 二十五階のあそこならわたしから遠くて目に入らないもの。あなたはもうわたしの上の住人になる権利を得たんですものね。遠戚の婿養子が出来心で作った二号の息子、これで本当にファサルートの血は薄まって絶えるんだわ!」
一連の言葉を吐き捨てたハイファの義母ミランダ=ファサルートと、浮気の挙げ句作ったハイファを正当な御曹司が事故で死んでからやっと認知したものの、妻の勘気を恐れて放置し続けた婿養子のチェンバーズ=ファサルートはどっちもどっちでありシドは呆れるというよりも白けていた。
白けた気分のままシドはハイファの前に出る。この程度の修羅場を見せられたくらいで怯むシドではない。ラフな態度で口を開いた。
「すみませんが暫くの間、俺もお邪魔しますよ」
「惑星警察……誰だね、きみは?」
「御覧の通りですが。若宮志度といいます。ハイファの親友で護衛で相方です」
「……そうか、好きにしたまえ。今、ハイファスに部屋のキィロックコードを流す。あとで移植するといい。それときみはアルコールはやるのかね?」
「あ、ええ。酔いませんが嫌いじゃないですよ」
「ならば時間を見つけて一緒にどうかな?」
「構いませんが。ただ、相手を間違ってやしないかと思うのは俺だけですかね?」
答えはない。
親友で護衛で相方などという表現をどう取ったのか知らないが『好きにしろ』と一応の当主に一番五月蠅いおばさんの前でお墨付きを貰ったのだ。
これでシドは内部からハイファをバックアップ及び捜査もしやすくなった。自分の言葉通りに安らげないだろうが、厄介な別室任務をさっさと片付けるには丁度いい。
それにしてもこんな気弱そうな男がファサルートコーポレーションの社長を張っていられるのだ、余程幹部連中がしっかりしているらしいなと思う。
それとも今回死んだメッテルニヒの爺さんがワンマン会長だったのか。それなら『死因に疑惑』が出るほど他人に恨まれていた可能性も大いにあった。
それはともかくこの状況で幼い頃から様々な知識を詰め込まれ、マナーや果ては帝王学まで学ばされたというハイファは軍においても若くして情報将校、僅かなりともマシだと思われたら、たちまち社長に祭り上げられそうでシドは怖かった。
瞬時にそこまで考えているうちにハイファが涼しくも他人行儀な口調で言った。
「ミランダさん。メッテルニヒ氏の葬儀が終わっても役員会議や株主総会などの日程が詰まっています。その間は僕の姿を見ても我慢なさって下さい。それとチェンバーズさん。伺いたいことがありますので、のちほどお時間を割いて頂けませんか?」
実の父をすら他人の如く呼称したハイファに、明るい金髪だけが似ているチェンバーズ=ファサルートはウィスキーを啜りながら答えた。
「きみたちの部屋のふたつ手前だ、いつでもくるといい。エレア、案内してやれ」
「はい、若旦那様、いえ、旦那様」
扉を閉めるとシドは溜息をついた。いったい何なんだ、この家族はと頭を振る。修羅場を見て白けてもまるで他人事な訳ではない。
ハイファの心が心配だった。
「ハイファ、大丈夫か?」
肩に手を置いて顔を覗き込むとハイファは自分の手を重ねて頷いて見せた。
「ああ、ハイファス坊ちゃま、お会いしとうございました」
一方エレアは白いエプロンで目を拭っている。エプロンの下は弔時用らしい暗いグレイのワンピースで、ややふくよかな『エレア小母さん』といった感じそのものだ。
ハイファたちのあとから歩き出しながら、何気なくシドはエレアの後ろ姿を観察した。小柄ながら骨格が太く頑健な印象を受ける。年齢は中年と初老の間くらいか。
その赤毛はテラでいう赤毛とは少し違い、真紅が所々に束状になって混ざっている少々珍しい見た目だ。
染めている風でもないので出身は元々テラ本星ではなく異星系人との混血が進んだ他星系なのかも知れなかった。
「八年ぶり? 本当に変わってないんで吃驚しちゃったよ。でも元気で良かった」
「坊ちゃまもこんな素敵な方とご一緒で……」
もう関係を悟ったのかエレベーター前でエレアは少し悪戯っぽい笑いを見せる。照れた風に笑いで答えたハイファはエレベーターパネルにリモータを翳す。
「荷物が二十一階に預けてあるんだけど」
「お届けしますよ。それより少しお休みになって下さいな。急なことでお忙しかったんでしょう。お顔の色が悪いですよ。このわたくしの目は誤魔化せませんからね」
「分かったよ。ありがとう」
「あとでお紅茶とミンスミートパイをお持ちしますから。お屋敷から苦労して持ってきた甲斐があるってものですよ。あのパイ、お好きでしたでしょう?」
「わー、やった。愉しみ~っ!」
「そうやって喜ばれると、あの頃の坊ちゃんのまま……さあ、このお部屋です」
尽きぬ話を続けながら案内されたのは角部屋のツインで、天井近くまで大きく取られた窓から仰ぎ見れば、巨大なテラ本星が今にも降ってきそうな迫力で眺められる最高の部屋だった。部屋の内装は青と白を基調にした爽やかなものだ。
泊まるのを期待していたのか綺麗に掃除されて埃っぽさは微塵もない。
「お若い方にはお似合いのお部屋でしょう」
と、ベッドカバーの始末をしながらエレアは笑顔を少し曇らせる。
「本当は天窓がある隣のお部屋が一番良いお部屋なんですが、そこで大旦那様が亡くなられたので……今は勿論、社内の大ホールに安置されておりますけれど」
それを聞きつけてシドに刑事根性が湧く。早速捜査の第一歩を踏み出した。
「エレアさん」
「エレアとお呼び下さいな」
「ではエレア。メッテルニヒ氏の死因と、誰が発見したのか分かりますか?」
「お医者様が仰るには心臓発作とか。まあ、純粋テラ人の平均寿命は百三十歳とか言いますでしょう? それが大旦那様は百四十二歳、ご寿命でしょうねえ」
刑事のシドに言わせれば、寿命などという『死因』はない。だがここでエレアに噛み付くのも筋違いだ。穏やかな口調は崩さない。
「寿命ですか。しかし百四十越えはすごいですね」
「それでずっと会社のあれこれを全て采配してらしたんですから。そういう方ほど急に逝かれるものだとお医者様も……たまたまお屋敷から来ていた若旦那様が見つけられた時には冷たくなられていて。皆様『大往生』だなんて仰ってます」
「そうですか。他に気付かれた事があれば何でもいいので聞かせて下さい」
ここに至って戸惑ったエレアが微笑みを消し、やや警戒したか声を硬くする。
「あの……惑星警察の方が必要な何かがあるんでしょうか?」
「いえ、これは」
と、襟を引っ張ってシドはラフな口調に切り替えた。
「弔問用なんで。俺たち官品はこういう時には制服を着るのが慣わしなんです。色々訊くのは職業病みたいなもんですよ」
そう言ってシドは更に珍しくポーカーフェイスを崩して笑って見せる。本星旧東洋系の血が濃いシドの笑顔は実際よりも数歳若く、そして屈託なく見せ、相手の警戒を解くには充分だった。つられて微笑みを取り戻したエレアは大きく頷いて言った。
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