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第16話
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社長の私室を辞したシドは二十一階の受付に行き、受付係の社員にこっそり参列者名簿を見せて貰った。こんな際に惑星警察の制服は役に立つ。
惑星警察のドラグネットを通じてデータベース検索を掛け、テラ連邦エネルギー財団の幹部メンバー二十二人の名前を呼び出す。参列者の名簿データを突き合わせ、今日は九名が参列することを確認した。ポラ付きではないので顔までは分からない。
こういうときにこそハイファの持つ別室カスタムメイドのリモータは役に立つのだが、それは今言っても始まらない。あれは本人が外した途端に『別室員一名失探』と判定して別室戦術コンがビィビィ鳴り出すという厄介なシロモノだ。
そういえば二十階の大ホールに並べられた椅子は、ひとつの関係者ごとにまとまって座るよう、大雑把ながら立て札で区切られていた。そこを狙えば財団メンバーとコンタクトが取れるかも知れないと頭に留め置く。
ハイファは勿論、親族席だろう。おそらくはチェンバーズ、ミランダに続き筆頭位置に座ることになる筈だ。今度こそ参列者全員の前で晒し者になる訳だった。
ウィスキーを都合二杯空けるまでチェンバーズと長話をしてしまったので、もうそろそろ葬儀会場の大ホールに移動しなければならない。このエレベーターホールに集っていた人々もざわめきながら順次一階下に降り始めている。
シドは人々が並んで混み合うエレベーターホールから出ると、扉が並ぶ廊下を突き当たりまで早足で歩き、そこから階段で二十階に降りた。
大ホールに一歩踏み入った途端、人々に疲れを感じさせないようG制御装置でフィールドが張られ重力を僅かに下げているのに気付く。しつらえられた椅子は五百名分で、それが殆ど埋まり後ろの方には立っている者もいた。
1Gを割った中、並べられた椅子を横目に真っ直ぐ親族席まで歩く。ハイファに目で頷いてから、その背後に就いて後ろで手を組み軽く足を開いて立った。
迷いのないその動きに、ミランダを筆頭にファサルートの血を持つ幹部たちは言葉もなく黙り込む。襟元とタイを直したチェンバーズだけが僅かに肩を揺らしていた。
ほどなく沈鬱な葬送の曲が流れ、献花が始まった。
ハイファが献花する時はシドも共に動いて隣に立った。どんな事情があるにせよ、この故人がいなければハイファは存在しなかったのだ。
そんな厳粛な思いでハイファと白百合を手向ける。二人は脇に抱えていた制帽を被ると、揃って一糸乱れぬ挙手敬礼をした。ほうっと大ホール全体を人々の溜息が覆った。
席に戻り背後に立ってからも全員が献花を終えるまでたっぷり二時間は掛かった。その間に自分の献花を終えて帰って行く者も多く、シドは前列のテラ連邦エネルギー財団メンバーの九名が一人も動かぬことを願った。
幸い彼らが帰る気配はない。じっと立ちながら彼らの顔を脳裏に叩き込む。
当然ながら故人と繋がりが深い者ほど残っているらしく、エネルギー財団メンバー九名も含めて百名ほどが社員の案内で中ホールの宴席に流れることになった。勿論、彼らと共にホスト側のハイファも移動する。シドもあとに続いた。
中ホールでの宴席は立食形式で聞き込みには都合が良かった。
「ちょっと宜しいでしょうか」
頃合いを見計らい、シドは制服のダメ押しに手帳を翳してエネルギー財団メンバーに割って入った。ここでも幸い彼らは集まってグラスを傾けている。
「皆さん、こうして惑星警察の職質を受ける心当たりは……おありですね」
「そうじゃ、これで七人。警察は何をしておるんじゃ!」
声を潜めながらも一人の老人が喚く。まだ名前と顔が一致しない。
「それはこちらとしましてもひとこと申し上げたいところです。今回のように皆が皆立件を厭われていては捜査のしようもありませんので。ただ、皆さん今すぐそのリモータを外されることをお勧めします。でないと電気ショックであの世逝きですよ」
面白いように九人が九人とも己の左手首を数秒眺めたのち慌ててリモータを外す。
「未だ推測でしかありませんが何らかの条件が揃った時、外殻をも溶かす過電流が発生し、高圧電流によって心臓をやられます。皆さんテラ連邦エネルギー財団の会合か何かで互いに有線リンクでファイルのやり取りをされませんでしたか?」
リモータの無線リンクに関しては何処のメーカーのものでも鉄壁のセキュリティを誇るが有線ではそうはいかないのが現実だ。だから相手によってはどんなアプリを送り込み又は情報を盗まれるかも知れない有線リンクは殆ど行われない。
だが信頼した相手にその意を伝えるため、リードを引き出してみせる場合もある。無線リンク機能が壊れている時にも仕方なく相互に繋ぐこともあり得た。
ざわざわと譲り合いをしたのち最初に喚いた老人が頷いて見せた。
「前々回の会合、二ヶ月前じゃな。メンバー二十二人中、十七人が出席。そこでセフェロ星系のレアメタル鉱山の映像資料をメッテルニヒ氏が持ってきて有線リンクで配布した。大容量だったのと、そのときの彼の氏の無線交信状態が良くなかったものじゃからな」
「その資料はそのとき欠席の方々には?」
「配布しとらん」
九人のうち二人が安堵の顔をする。だが安易にリモータを着け直すことはしない。
「それと今日いらっしゃらなかった方々にも、その旨を即時ご連絡頂きたい」
ホッとした二人が外したままのリモータを操作、その場で通信を始めた。
それを横目にシドは考え込む。電撃アプリの発生源がまさかここ、ファサルートコーポレーションの会長だったとは思ってもみなかったからだ。これも一種のストライクだろうか、などと思っているとハイファがやってきた。
そう、ストライクなどと脳裏をよぎったのもマズかったのかも知れない。
いきなり甲高い男の喚き声がホールに響き渡ったのだ。
「全員動くな! このホールは俺たちが完全に掌握した、貴様らは全員人質だっ!」
――だから人が考えてんだって。
「我々は共同革命戦線・紅い虹だっ、テラ本星の、各星系政府への干渉を――」
――うるせぇな、何だってこう、何度も同じ奴らなんだ?
「搾取により貧困にあえぐ星系への援助を怠り――」
――やかましい。科白まで一字一句同じかよ、オリジナリティの無い奴らめ。
「この上は、貴様ら人質を一人ずつ殺してでもテラ連邦議会に――」
苛つきを抑えようとシドはワゴンからワイングラスを取り上げ、飲みながら目をやった。暢気に眺めた視線の先にはホールの入り口付近に喪服で偽装した男が四名。
バラバラの部品を持ち込み組み立てたのであろうパルスレーザー小銃をそれぞれが手にして、振り上げ人々を威嚇しながらまだダミ声を張り上げていた。
「シド、どうする?」
「さあな」
「あーた、本気で面倒臭くなってるでしょ?」
「まあな」
「『さあな』に『まあな』って、キミは警察官だろう、何とかしたまえよ!」
誰もこういう場面で目立ちたくはない。老人の囁きはほんの小さなものだった。
けれど不幸にもその囁きは衆目を浴びた。おまけにシドは惑星警察の制服、ハイファは濃緑の制服で立てこもり犯たちの注目を浴びるのに充分だった。
「あのう、女性の方たち、できれば目を瞑っていて下さいね~」
犯人を刺激しないようにハイファが控えめに発言する。
それでもまだシドはワイングラスを手にしていた。だが思わぬ存在の警察官を排除せんと気の短いテロリストの一人がレーザーを発射。灼熱の光条がグラスに当たる。一瞬でガラスは沸騰し、中身と共に四散した。指をワインで濡らされ、シドはとうとうキレる。
「ったく、下手くそが!」
そのシドの唸りが合図となった。
レールガン特有の「ガシュッ」という発射音と、「ガォン!」と腹に響く旧式銃の撃発音が重なった。共に有反動銃とは思えない数えるのも不可能な速射で二種の弾頭が複数放たれる。結局、反撃の一射もなく、それだけで事足りた。
着弾の衝撃でテロリスト側のパルスレーザーライフルのトリガがガク引きされ、天井のライトパネルが一枚べろりと剥がれ焦げかけていることと、ドアと壁、そして絨毯が血で汚れたことだけが、こちら側の被害だった。
四人全員が腹にダブルタップを浴びて壁際に倒れている。
シドとハイファは彼らに駆け寄り、肘から撃ち落とした右腕ごとパルスレーザー小銃を蹴り飛ばして距離を取らせる。男たちは泡を吹いて気を失っていた。今回は衆目もあるので遠慮してヘッドショットまでは食らわせていない、大変に幸せな奴らである。おそらく二週間もすれば取り調べが可能となるだろう。
その頃になって何事が起こったかを認識した客たちから盛大な悲鳴が湧いていた。
惑星警察のドラグネットを通じてデータベース検索を掛け、テラ連邦エネルギー財団の幹部メンバー二十二人の名前を呼び出す。参列者の名簿データを突き合わせ、今日は九名が参列することを確認した。ポラ付きではないので顔までは分からない。
こういうときにこそハイファの持つ別室カスタムメイドのリモータは役に立つのだが、それは今言っても始まらない。あれは本人が外した途端に『別室員一名失探』と判定して別室戦術コンがビィビィ鳴り出すという厄介なシロモノだ。
そういえば二十階の大ホールに並べられた椅子は、ひとつの関係者ごとにまとまって座るよう、大雑把ながら立て札で区切られていた。そこを狙えば財団メンバーとコンタクトが取れるかも知れないと頭に留め置く。
ハイファは勿論、親族席だろう。おそらくはチェンバーズ、ミランダに続き筆頭位置に座ることになる筈だ。今度こそ参列者全員の前で晒し者になる訳だった。
ウィスキーを都合二杯空けるまでチェンバーズと長話をしてしまったので、もうそろそろ葬儀会場の大ホールに移動しなければならない。このエレベーターホールに集っていた人々もざわめきながら順次一階下に降り始めている。
シドは人々が並んで混み合うエレベーターホールから出ると、扉が並ぶ廊下を突き当たりまで早足で歩き、そこから階段で二十階に降りた。
大ホールに一歩踏み入った途端、人々に疲れを感じさせないようG制御装置でフィールドが張られ重力を僅かに下げているのに気付く。しつらえられた椅子は五百名分で、それが殆ど埋まり後ろの方には立っている者もいた。
1Gを割った中、並べられた椅子を横目に真っ直ぐ親族席まで歩く。ハイファに目で頷いてから、その背後に就いて後ろで手を組み軽く足を開いて立った。
迷いのないその動きに、ミランダを筆頭にファサルートの血を持つ幹部たちは言葉もなく黙り込む。襟元とタイを直したチェンバーズだけが僅かに肩を揺らしていた。
ほどなく沈鬱な葬送の曲が流れ、献花が始まった。
ハイファが献花する時はシドも共に動いて隣に立った。どんな事情があるにせよ、この故人がいなければハイファは存在しなかったのだ。
そんな厳粛な思いでハイファと白百合を手向ける。二人は脇に抱えていた制帽を被ると、揃って一糸乱れぬ挙手敬礼をした。ほうっと大ホール全体を人々の溜息が覆った。
席に戻り背後に立ってからも全員が献花を終えるまでたっぷり二時間は掛かった。その間に自分の献花を終えて帰って行く者も多く、シドは前列のテラ連邦エネルギー財団メンバーの九名が一人も動かぬことを願った。
幸い彼らが帰る気配はない。じっと立ちながら彼らの顔を脳裏に叩き込む。
当然ながら故人と繋がりが深い者ほど残っているらしく、エネルギー財団メンバー九名も含めて百名ほどが社員の案内で中ホールの宴席に流れることになった。勿論、彼らと共にホスト側のハイファも移動する。シドもあとに続いた。
中ホールでの宴席は立食形式で聞き込みには都合が良かった。
「ちょっと宜しいでしょうか」
頃合いを見計らい、シドは制服のダメ押しに手帳を翳してエネルギー財団メンバーに割って入った。ここでも幸い彼らは集まってグラスを傾けている。
「皆さん、こうして惑星警察の職質を受ける心当たりは……おありですね」
「そうじゃ、これで七人。警察は何をしておるんじゃ!」
声を潜めながらも一人の老人が喚く。まだ名前と顔が一致しない。
「それはこちらとしましてもひとこと申し上げたいところです。今回のように皆が皆立件を厭われていては捜査のしようもありませんので。ただ、皆さん今すぐそのリモータを外されることをお勧めします。でないと電気ショックであの世逝きですよ」
面白いように九人が九人とも己の左手首を数秒眺めたのち慌ててリモータを外す。
「未だ推測でしかありませんが何らかの条件が揃った時、外殻をも溶かす過電流が発生し、高圧電流によって心臓をやられます。皆さんテラ連邦エネルギー財団の会合か何かで互いに有線リンクでファイルのやり取りをされませんでしたか?」
リモータの無線リンクに関しては何処のメーカーのものでも鉄壁のセキュリティを誇るが有線ではそうはいかないのが現実だ。だから相手によってはどんなアプリを送り込み又は情報を盗まれるかも知れない有線リンクは殆ど行われない。
だが信頼した相手にその意を伝えるため、リードを引き出してみせる場合もある。無線リンク機能が壊れている時にも仕方なく相互に繋ぐこともあり得た。
ざわざわと譲り合いをしたのち最初に喚いた老人が頷いて見せた。
「前々回の会合、二ヶ月前じゃな。メンバー二十二人中、十七人が出席。そこでセフェロ星系のレアメタル鉱山の映像資料をメッテルニヒ氏が持ってきて有線リンクで配布した。大容量だったのと、そのときの彼の氏の無線交信状態が良くなかったものじゃからな」
「その資料はそのとき欠席の方々には?」
「配布しとらん」
九人のうち二人が安堵の顔をする。だが安易にリモータを着け直すことはしない。
「それと今日いらっしゃらなかった方々にも、その旨を即時ご連絡頂きたい」
ホッとした二人が外したままのリモータを操作、その場で通信を始めた。
それを横目にシドは考え込む。電撃アプリの発生源がまさかここ、ファサルートコーポレーションの会長だったとは思ってもみなかったからだ。これも一種のストライクだろうか、などと思っているとハイファがやってきた。
そう、ストライクなどと脳裏をよぎったのもマズかったのかも知れない。
いきなり甲高い男の喚き声がホールに響き渡ったのだ。
「全員動くな! このホールは俺たちが完全に掌握した、貴様らは全員人質だっ!」
――だから人が考えてんだって。
「我々は共同革命戦線・紅い虹だっ、テラ本星の、各星系政府への干渉を――」
――うるせぇな、何だってこう、何度も同じ奴らなんだ?
「搾取により貧困にあえぐ星系への援助を怠り――」
――やかましい。科白まで一字一句同じかよ、オリジナリティの無い奴らめ。
「この上は、貴様ら人質を一人ずつ殺してでもテラ連邦議会に――」
苛つきを抑えようとシドはワゴンからワイングラスを取り上げ、飲みながら目をやった。暢気に眺めた視線の先にはホールの入り口付近に喪服で偽装した男が四名。
バラバラの部品を持ち込み組み立てたのであろうパルスレーザー小銃をそれぞれが手にして、振り上げ人々を威嚇しながらまだダミ声を張り上げていた。
「シド、どうする?」
「さあな」
「あーた、本気で面倒臭くなってるでしょ?」
「まあな」
「『さあな』に『まあな』って、キミは警察官だろう、何とかしたまえよ!」
誰もこういう場面で目立ちたくはない。老人の囁きはほんの小さなものだった。
けれど不幸にもその囁きは衆目を浴びた。おまけにシドは惑星警察の制服、ハイファは濃緑の制服で立てこもり犯たちの注目を浴びるのに充分だった。
「あのう、女性の方たち、できれば目を瞑っていて下さいね~」
犯人を刺激しないようにハイファが控えめに発言する。
それでもまだシドはワイングラスを手にしていた。だが思わぬ存在の警察官を排除せんと気の短いテロリストの一人がレーザーを発射。灼熱の光条がグラスに当たる。一瞬でガラスは沸騰し、中身と共に四散した。指をワインで濡らされ、シドはとうとうキレる。
「ったく、下手くそが!」
そのシドの唸りが合図となった。
レールガン特有の「ガシュッ」という発射音と、「ガォン!」と腹に響く旧式銃の撃発音が重なった。共に有反動銃とは思えない数えるのも不可能な速射で二種の弾頭が複数放たれる。結局、反撃の一射もなく、それだけで事足りた。
着弾の衝撃でテロリスト側のパルスレーザーライフルのトリガがガク引きされ、天井のライトパネルが一枚べろりと剥がれ焦げかけていることと、ドアと壁、そして絨毯が血で汚れたことだけが、こちら側の被害だった。
四人全員が腹にダブルタップを浴びて壁際に倒れている。
シドとハイファは彼らに駆け寄り、肘から撃ち落とした右腕ごとパルスレーザー小銃を蹴り飛ばして距離を取らせる。男たちは泡を吹いて気を失っていた。今回は衆目もあるので遠慮してヘッドショットまでは食らわせていない、大変に幸せな奴らである。おそらく二週間もすれば取り調べが可能となるだろう。
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