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第30話
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睡眠不足の目を眇めて海面を眺めながらシドはアーサーに訊いた。
「なあ、人魚は自分から養殖場にくるのか?」
「ああ、殆どな。たまに病気の奴や弱った奴を漁師が捕まえて持ち込むこともあるけどな」
「自由な人魚は捕まらないのか?」
「海では奴らに敵わねぇ、逃げ足が速いからな。足はねぇけどもよ」
「ふうん、そうか」
「でも放っておけば何れ絶滅するんだ、もうそれだけの数しかいねぇ」
それで呼び掛けて飼っては数を維持し、調整した上で僅かずつを加工に回しているという。
「そんなことをしなくても、絶滅するならすればいいのによ」
「アーサーは養殖反対派なんだね?」
「当たり前っすよ。種を全体でみれば絶滅は哀しいことかも知れねぇ。でもそれをさせないために飼って食われる一個体の人生ってどんなだよ? 海を自由に泳いで、最後の一人まで寿命を全うして、それで死んでいなくなればいいだろうが。違うか?」
「違うかどうかは僕には分からないし、色んな意見があるだろうけど、元々は同じ人間だしね。これが自然の産物なら『生物多様性』を護らなきゃ人間側にしっぺ返しが来るって言えるんだけど、そうじゃないし」
「難しいことは分かんないっすけど、俺は人魚にだって本当は意地とかあって、『飼われて食われるのが嬉しい』なんて人間に都合良すぎる考え方は胡散くせぇし、何処かおかしいって思ってるっすよ」
「そっかあ。すごく真っ当だね」
「俺はアーサーに一票だな。人類が滅びる最後の一人になっても俺は悔やまねぇぞ」
シドまでが乗っかり、我が意を得たりとアーサーは勢い込んだ。
「そうだろ? だから俺は親父の跡を継ぎたくねぇ、あんな仕事なんて真っ平ご免なんだ」
「でも子供相手にあれはもうやめろよな、目茶苦茶格好悪いぜ、お前ら」
「わ、分かってるさ。二度とやらねぇ。だから二度と言うなよな!」
騒いでいるうちに船は減速し始めていた。前方を見ると当然ながら島がある。だがその島が想像していたものとはあまりにかけ離れていたのに驚きシドは目を瞠った。シドだけではなくハイファとアーサーも同様にしている。
意外に小さなレヴィ島には緑は僅かしかなく、あとはドーム状の屋根を持った円形の巨大な建物が二棟並んで建っていたのだ。その半透明のドーム屋根といい、円形で鈍い銀色の外壁といい、カルチャーダウンしたこの星にそぐわないシロモノだった。
まるで高度文明圏の研究所か何かが島にテレポートしてきたかのようだ。
「すっごい違和感……オーパーツみたいじゃない?」
「おい、幾ら星系政府の一機関たって、こいつは……」
「このレヴィ島には『火を吐く竜が棲んでいる』そんな伝説があって誰も近づかない」
そう応えたのは業者の一人だった。もう一人が笑って続ける。
「元はラストBC兵器戦争の頃、それこそBC兵器を作るための研究所だったって話だ。それを延々補修して使い倒してるから見た目ほどにはいいもんじゃない」
なるほど、シドがラボだと思ったのは間違いではないらしい。
「ふ……ん。島に宙港施設はあるのか?」
「それはないな。元はあったが、そもそも宙艦がない」
「だが宙艦があれば着けられるってことか」
「さあ、そいつは知らないな。俺は見たことがない」
ないないと繰り返す男たちの言葉を即座に信じた訳ではないが、小さなレヴィ島いっぱいに広がる建物を見ると、あの巨大水槽を積み込めるような貨物宙艦を着けられる場所は確かにないように思われた。
予想を裏付けるには上陸して探索するしかなさそうだ。
まもなく大型漁船は石組みと剛性コンクリートで出来た堤防に着いてゆっくりと停止した。
漁師らしい男がアンカーを降ろし、堤防に擦るようにした舷側から低い位置にある陸に飛び降りると、もやいをボラードに巻き付ける。
そうしている間に島影から一隻の小型船が近づいてきていた。
小型船というよりタグボートのようで、重いエンジン音を響かせ近づくと陸とは反対側、大型漁船の舷側にピタリとくっついてこれも停泊する。
船に戻ってきた漁師と業者の男二人、タグボートに乗っていた人影三人が慌ただしく動き出した。船の腹に入っているという人魚をタグボートに移すようだ。
「見たいような、見たくねぇような気分だな」
「なら、陸に降りようよ」
アーサーも含めて三人で勝手に上陸した。二メートルほどの堤防から飛び降りたシドは降ってきたハイファを抱き留めて降ろす。アーサーが鼻息を荒くしたが意に介さない。そこまでサーヴィスさせる気など毛頭無かった。
降りてみると周囲は案外緑が多かった。防風・防砂林なのだろう。透かして銀色が見える。
「かなり大きいな。どれくらい人間がいるんだ?」
作業を終えたか隣に降り立った業者が答える。
「さあな。中身の人間にはせいぜい四、五人しか会ったことがない。だが警備は厳重だ。外で見張ってる奴らは皆、銃を持っている。余計な動きは控えてくれ」
「そういう訳にもいかねぇんだ、島を観光する許可が欲しい」
「肉を受け取るまで二時間、中で茶でも飲んでいろ」
「じゃあ『余計な動き』をするしかねぇな。後悔しても文句は受け付けないぜ?」
「チッ、厄介な……ついてこい」
伯爵から便宜を図るように言い含められてでもいるのか、業者二人はシドたちの興味を満たす方向で動いてくれるらしい。三人は業者のあとについて歩き始めた。
足許の石組みの下が中空になり波が流れ込んでいるようで、音と感触が靴の裏に伝わってくる。その石組みもすぐに白い砂利に変わった。ざくざくと五人は進む。
目の荒い砂利を踏んで防風林を抜け、元ラボだという二棟のうち、向かって左側のドアをくぐる。これもオートドアが軋みながらも動いたので少々驚いた。高度文明の遺産、地下にフュージョンリアクタ、核融合炉でも埋まっているのかも知れないとシドは思う。
入ってすぐにロビーのようなフロア、だが人の気配はない。フロアを縦断して業者らはどんどん中に歩いて行ってしまう。見たくないモノを見せられるんじゃないかと危惧したが、そんな思いを読んだように業者の一人が笑った。
「安心しろ、こちらのドームは居住エリアだからな。食肉工場はもう一棟の方で俺たちは近づかない……おっと、そこは床が抜けてるぞ、気を付けろ」
こうしてみれば中は本当に古臭く、不具合だらけだった。窓の透明樹脂はヒビが入り割れ落ちているものもある。床は埃と白い砂利が入り込んで吹き溜まっていた。
天井のライトパネルもたまにしか点いていなくて、格子状になった天井の上の屋根が半透明のドームだから助かっているようなものだ。夜になったらどうするのかと心配するほど、ここには人が住んでいるような気がしなかった。
それでもここが『居住エリア』という以上、誰かは暮らしているのだろう。よっぽど胆の太い人間に違いないと、壊れて朽ち始めている大型オートクリーナーを見てシドは思った。
まるで幽霊屋敷を探訪している気分で戦争の遺産であるラボ内を歩く。アーサーも同じ気分なのか、やや顔色を悪くして一歩一歩を慎重に踏み出していた。
だが業者たちは勝手知ったる他人の家を訪ねるかの如くすたすたと踏み歩き、『娯楽室』のプレートが嵌った部屋の前で足を止めた。ためらいなくセンサ感知しオートドアを開ける。
「なあ、人魚は自分から養殖場にくるのか?」
「ああ、殆どな。たまに病気の奴や弱った奴を漁師が捕まえて持ち込むこともあるけどな」
「自由な人魚は捕まらないのか?」
「海では奴らに敵わねぇ、逃げ足が速いからな。足はねぇけどもよ」
「ふうん、そうか」
「でも放っておけば何れ絶滅するんだ、もうそれだけの数しかいねぇ」
それで呼び掛けて飼っては数を維持し、調整した上で僅かずつを加工に回しているという。
「そんなことをしなくても、絶滅するならすればいいのによ」
「アーサーは養殖反対派なんだね?」
「当たり前っすよ。種を全体でみれば絶滅は哀しいことかも知れねぇ。でもそれをさせないために飼って食われる一個体の人生ってどんなだよ? 海を自由に泳いで、最後の一人まで寿命を全うして、それで死んでいなくなればいいだろうが。違うか?」
「違うかどうかは僕には分からないし、色んな意見があるだろうけど、元々は同じ人間だしね。これが自然の産物なら『生物多様性』を護らなきゃ人間側にしっぺ返しが来るって言えるんだけど、そうじゃないし」
「難しいことは分かんないっすけど、俺は人魚にだって本当は意地とかあって、『飼われて食われるのが嬉しい』なんて人間に都合良すぎる考え方は胡散くせぇし、何処かおかしいって思ってるっすよ」
「そっかあ。すごく真っ当だね」
「俺はアーサーに一票だな。人類が滅びる最後の一人になっても俺は悔やまねぇぞ」
シドまでが乗っかり、我が意を得たりとアーサーは勢い込んだ。
「そうだろ? だから俺は親父の跡を継ぎたくねぇ、あんな仕事なんて真っ平ご免なんだ」
「でも子供相手にあれはもうやめろよな、目茶苦茶格好悪いぜ、お前ら」
「わ、分かってるさ。二度とやらねぇ。だから二度と言うなよな!」
騒いでいるうちに船は減速し始めていた。前方を見ると当然ながら島がある。だがその島が想像していたものとはあまりにかけ離れていたのに驚きシドは目を瞠った。シドだけではなくハイファとアーサーも同様にしている。
意外に小さなレヴィ島には緑は僅かしかなく、あとはドーム状の屋根を持った円形の巨大な建物が二棟並んで建っていたのだ。その半透明のドーム屋根といい、円形で鈍い銀色の外壁といい、カルチャーダウンしたこの星にそぐわないシロモノだった。
まるで高度文明圏の研究所か何かが島にテレポートしてきたかのようだ。
「すっごい違和感……オーパーツみたいじゃない?」
「おい、幾ら星系政府の一機関たって、こいつは……」
「このレヴィ島には『火を吐く竜が棲んでいる』そんな伝説があって誰も近づかない」
そう応えたのは業者の一人だった。もう一人が笑って続ける。
「元はラストBC兵器戦争の頃、それこそBC兵器を作るための研究所だったって話だ。それを延々補修して使い倒してるから見た目ほどにはいいもんじゃない」
なるほど、シドがラボだと思ったのは間違いではないらしい。
「ふ……ん。島に宙港施設はあるのか?」
「それはないな。元はあったが、そもそも宙艦がない」
「だが宙艦があれば着けられるってことか」
「さあ、そいつは知らないな。俺は見たことがない」
ないないと繰り返す男たちの言葉を即座に信じた訳ではないが、小さなレヴィ島いっぱいに広がる建物を見ると、あの巨大水槽を積み込めるような貨物宙艦を着けられる場所は確かにないように思われた。
予想を裏付けるには上陸して探索するしかなさそうだ。
まもなく大型漁船は石組みと剛性コンクリートで出来た堤防に着いてゆっくりと停止した。
漁師らしい男がアンカーを降ろし、堤防に擦るようにした舷側から低い位置にある陸に飛び降りると、もやいをボラードに巻き付ける。
そうしている間に島影から一隻の小型船が近づいてきていた。
小型船というよりタグボートのようで、重いエンジン音を響かせ近づくと陸とは反対側、大型漁船の舷側にピタリとくっついてこれも停泊する。
船に戻ってきた漁師と業者の男二人、タグボートに乗っていた人影三人が慌ただしく動き出した。船の腹に入っているという人魚をタグボートに移すようだ。
「見たいような、見たくねぇような気分だな」
「なら、陸に降りようよ」
アーサーも含めて三人で勝手に上陸した。二メートルほどの堤防から飛び降りたシドは降ってきたハイファを抱き留めて降ろす。アーサーが鼻息を荒くしたが意に介さない。そこまでサーヴィスさせる気など毛頭無かった。
降りてみると周囲は案外緑が多かった。防風・防砂林なのだろう。透かして銀色が見える。
「かなり大きいな。どれくらい人間がいるんだ?」
作業を終えたか隣に降り立った業者が答える。
「さあな。中身の人間にはせいぜい四、五人しか会ったことがない。だが警備は厳重だ。外で見張ってる奴らは皆、銃を持っている。余計な動きは控えてくれ」
「そういう訳にもいかねぇんだ、島を観光する許可が欲しい」
「肉を受け取るまで二時間、中で茶でも飲んでいろ」
「じゃあ『余計な動き』をするしかねぇな。後悔しても文句は受け付けないぜ?」
「チッ、厄介な……ついてこい」
伯爵から便宜を図るように言い含められてでもいるのか、業者二人はシドたちの興味を満たす方向で動いてくれるらしい。三人は業者のあとについて歩き始めた。
足許の石組みの下が中空になり波が流れ込んでいるようで、音と感触が靴の裏に伝わってくる。その石組みもすぐに白い砂利に変わった。ざくざくと五人は進む。
目の荒い砂利を踏んで防風林を抜け、元ラボだという二棟のうち、向かって左側のドアをくぐる。これもオートドアが軋みながらも動いたので少々驚いた。高度文明の遺産、地下にフュージョンリアクタ、核融合炉でも埋まっているのかも知れないとシドは思う。
入ってすぐにロビーのようなフロア、だが人の気配はない。フロアを縦断して業者らはどんどん中に歩いて行ってしまう。見たくないモノを見せられるんじゃないかと危惧したが、そんな思いを読んだように業者の一人が笑った。
「安心しろ、こちらのドームは居住エリアだからな。食肉工場はもう一棟の方で俺たちは近づかない……おっと、そこは床が抜けてるぞ、気を付けろ」
こうしてみれば中は本当に古臭く、不具合だらけだった。窓の透明樹脂はヒビが入り割れ落ちているものもある。床は埃と白い砂利が入り込んで吹き溜まっていた。
天井のライトパネルもたまにしか点いていなくて、格子状になった天井の上の屋根が半透明のドームだから助かっているようなものだ。夜になったらどうするのかと心配するほど、ここには人が住んでいるような気がしなかった。
それでもここが『居住エリア』という以上、誰かは暮らしているのだろう。よっぽど胆の太い人間に違いないと、壊れて朽ち始めている大型オートクリーナーを見てシドは思った。
まるで幽霊屋敷を探訪している気分で戦争の遺産であるラボ内を歩く。アーサーも同じ気分なのか、やや顔色を悪くして一歩一歩を慎重に踏み出していた。
だが業者たちは勝手知ったる他人の家を訪ねるかの如くすたすたと踏み歩き、『娯楽室』のプレートが嵌った部屋の前で足を止めた。ためらいなくセンサ感知しオートドアを開ける。
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