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第29話
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再生液に浸けられていれば大概の傷は治る。何日かで貧血も解消するくらいだ。
だがハイファには手術が必要だった。腸管を幾重にも裂かれ腹膜炎まで起こしかけていたのだ。眠ったまま手術を受け、まだ薬で意識を落とされている。
悪夢のようなあの日から三日が経っていた。
今日中に意識を戻すことはできると医師に云われていたがシドは迷っていた。聴覚異常と失語に関しての治療もせねばならない。それには本人が起きていることが必要だ。しかしあの酷すぎる状態からまだ三日しか経っていないのだ。
今までもハイファは別室任務のさなか幾度か強姦されかけたことがあった。だがそのたびに心の傷はシドが癒してきた。癒せるのは自分だけだという自負があった。けれどここまで酷いことになったのは初めてで、シドも果たして癒してやれるのかと不安になる。根深いトラウマはPTSDとなることが確実と思われた。
「――ねえ、聞いてるのかしら?」
唐突に声が飛び込んできてシドは再生槽のハイファから目を上げる。二人部屋のドア側、普通ならベッドのある場所に再生槽はあった。その足元側にミエラという女医が立っていた。
「あー、何だって?」
「シド、貴方の耳まで悪くなったなんて聞いてないわよ。で、どうするか決めた?」
「起こしてやってくれ」
「そう、分かった。……嗅がされた薬の成分は分析可能だった。このリマライ星系の風土病に赤熱斑っていう子供の病気があるんだけれど、酷くなると聴覚を失くして言葉も喋れなくなるのよ。もっと酷いと死に至る。その赤熱斑の病原菌の分子構造を少し弄ってあったわ」
「もう少し分かりやすく言ってくれるか?」
空いているドア側のベッドに腰掛けたミエラ女医は肩を竦める。
「とにかく薬の成分は分かって、ワクチンから解除薬も作れたってことよ」
「ふうん、ワクチンから……そいつのワクチンってもしかしてユーライ製薬か?」
「なあに、急に。確かにワクチンはこのリマライで最大手のユーライ製薬がシェアを握ってるわ。ただ材料も高価だし全ての子供が射てる訳でもないんだけれど」
「ワクチンの無料接種化法案がその赤熱斑か?」
「ええ。何処かの議員がテラ連邦から助成金をユーライ製薬に注ぎ込ませて、全ての子供が無料でワクチンを射てるようにする……そんな夢みたいな噂もあったけれど」
「テラ連邦議会議員のグレアム=モーリスだな」
「よく知ってるわね。でもそれよりシド、貴方はハイファスでしょう?」
「勿論だ。じゃあハイファは喋れるし聞こえるようにもなるんだな?」
「理論的にはね」
「何か問題でもあるのかよ?」
「ショックがどう作用するのかまでは分からないってこと。起こす準備をさせるわ」
「ああ、頼む」
まもなく防水シーツを敷いたベッドや機材のワゴンなどが運び込まれた。そして薄い患者服を着せられたハイファが、長い髪を揺らめかせていた再生液から引き上げられる。眠り人形のように今は穏やかに眠っていて、現実に引き戻すのは心が痛んだ。
そんなシドの心模様も知らぬげに、準備は淡々と進められる。腕に繋がれたチューブは一本を残して外された。その一本はナースステーションから直接流される、抗生物質と痛み止めその他の入った輸液だ。腸管が元に戻るまでは薬でその働きを調節するという話だった。
「意識、回復させるわよ」
ミエラ医師が宣言し、一本だけ残ったチューブから薬剤を流し込む。それから一分も経たないうちに長いまつげが震え、若草色の瞳が薄く覗いた。ゆっくりとシドは発音してやる。
「ハイファ、俺が分かるか?」
もどかしそうに唇を動かしたが、やはりハイファの声は出ない。それでもシドの言いたいことは理解したらしく、気丈にも僅かながら頬を緩めて見せた。
敢えて女性のミエラ医師に担当を依頼したのはシド、看護師たちも全員が女性である。それこそ男性の医師に診られ、ハイファが悪夢のような時を思い出すのを避けるためだった。
そのミエラ女医はワゴンから浸透圧式の無針注射器を取り上げ無造作にハイファの腕に射ち込む。これが嗅がされたクスリの解除薬らしかった。薄いピンクの液剤だ。
「効いてくるまで数時間掛かるかも知れない。話し掛けて刺激を与えるのも有効よ」
「分かった。リフレッシャはいいのか?」
「ええ。ただ貧血には気を付けてあげて。変化があればコールして頂戴」
手際よく看護師たちは再生槽を運び出しミエラ医師と共に出て行った。
二人きりになった病室のオートドアは医師か看護師、それにハイファ自身とシドにしか開けられない。医療スタッフが入ってくるにしろ、ワンクッションあれば心の準備ができる。
そう思った次にはもう我慢ができなくなってシドは横になったままのハイファを抱き締めていた。血の臭いに似た薄緑色の再生液で濡れるのも構わず腕に力を込める。
「ハイファ……すまん。本当に、すまん」
何故あそこで独りにしたのか。別室とFCのパイプ役として狙われているのを知りながら何故こんな思いをさせ傷つけてしまったのか。必ず護ると誓ったのに……。
仰臥したままハイファは若草色の瞳に零れそうな潤みを湛えていた。声はまだ出ず唇が動くだけだ。だがシドには分かる。貧血のせいか透けるような頬にシドは熱い雫を垂らした。驚いたように瞠られたハイファの目からも涙が止めどなく溢れた。
(シド、泣いてる……?)
「泣いてない……それよりもハイファ、リフレッシャ浴びたいだろ」
頷いたハイファの腕のチューブを一旦止めて外し、バスブースまで抱き運んでやる。
「本当に浴びるだけだぞ。いいな?」
まだ座ることもできないハイファを半ば寝かせておき、躰にまとわりつく患者服を脱がせてやった。リフレッシャのスイッチを入れる。自分も多少の洗浄液で濡れたがここでも構わず、ブースのドアを開けたままリフレッシャを浴びるハイファをじっと待ち続けた。
やがて洗浄液が湯に変わり、それも止まるとブースをドライモードにする。
長い毛先まで温風を通して綺麗に乾かしてやり、また横抱きにして空いた窓側のベッドに寝かせた。目は覚め解除薬も入れたが、ハイファはまだ殆ど自力で動くことはできない。できないが自分が何も着ていないことに抵抗があるようで、目で衣服を探している。
「まだお前の服は買ってない。少しの間、患者用の服で我慢してくれ」
だがハイファには手術が必要だった。腸管を幾重にも裂かれ腹膜炎まで起こしかけていたのだ。眠ったまま手術を受け、まだ薬で意識を落とされている。
悪夢のようなあの日から三日が経っていた。
今日中に意識を戻すことはできると医師に云われていたがシドは迷っていた。聴覚異常と失語に関しての治療もせねばならない。それには本人が起きていることが必要だ。しかしあの酷すぎる状態からまだ三日しか経っていないのだ。
今までもハイファは別室任務のさなか幾度か強姦されかけたことがあった。だがそのたびに心の傷はシドが癒してきた。癒せるのは自分だけだという自負があった。けれどここまで酷いことになったのは初めてで、シドも果たして癒してやれるのかと不安になる。根深いトラウマはPTSDとなることが確実と思われた。
「――ねえ、聞いてるのかしら?」
唐突に声が飛び込んできてシドは再生槽のハイファから目を上げる。二人部屋のドア側、普通ならベッドのある場所に再生槽はあった。その足元側にミエラという女医が立っていた。
「あー、何だって?」
「シド、貴方の耳まで悪くなったなんて聞いてないわよ。で、どうするか決めた?」
「起こしてやってくれ」
「そう、分かった。……嗅がされた薬の成分は分析可能だった。このリマライ星系の風土病に赤熱斑っていう子供の病気があるんだけれど、酷くなると聴覚を失くして言葉も喋れなくなるのよ。もっと酷いと死に至る。その赤熱斑の病原菌の分子構造を少し弄ってあったわ」
「もう少し分かりやすく言ってくれるか?」
空いているドア側のベッドに腰掛けたミエラ女医は肩を竦める。
「とにかく薬の成分は分かって、ワクチンから解除薬も作れたってことよ」
「ふうん、ワクチンから……そいつのワクチンってもしかしてユーライ製薬か?」
「なあに、急に。確かにワクチンはこのリマライで最大手のユーライ製薬がシェアを握ってるわ。ただ材料も高価だし全ての子供が射てる訳でもないんだけれど」
「ワクチンの無料接種化法案がその赤熱斑か?」
「ええ。何処かの議員がテラ連邦から助成金をユーライ製薬に注ぎ込ませて、全ての子供が無料でワクチンを射てるようにする……そんな夢みたいな噂もあったけれど」
「テラ連邦議会議員のグレアム=モーリスだな」
「よく知ってるわね。でもそれよりシド、貴方はハイファスでしょう?」
「勿論だ。じゃあハイファは喋れるし聞こえるようにもなるんだな?」
「理論的にはね」
「何か問題でもあるのかよ?」
「ショックがどう作用するのかまでは分からないってこと。起こす準備をさせるわ」
「ああ、頼む」
まもなく防水シーツを敷いたベッドや機材のワゴンなどが運び込まれた。そして薄い患者服を着せられたハイファが、長い髪を揺らめかせていた再生液から引き上げられる。眠り人形のように今は穏やかに眠っていて、現実に引き戻すのは心が痛んだ。
そんなシドの心模様も知らぬげに、準備は淡々と進められる。腕に繋がれたチューブは一本を残して外された。その一本はナースステーションから直接流される、抗生物質と痛み止めその他の入った輸液だ。腸管が元に戻るまでは薬でその働きを調節するという話だった。
「意識、回復させるわよ」
ミエラ医師が宣言し、一本だけ残ったチューブから薬剤を流し込む。それから一分も経たないうちに長いまつげが震え、若草色の瞳が薄く覗いた。ゆっくりとシドは発音してやる。
「ハイファ、俺が分かるか?」
もどかしそうに唇を動かしたが、やはりハイファの声は出ない。それでもシドの言いたいことは理解したらしく、気丈にも僅かながら頬を緩めて見せた。
敢えて女性のミエラ医師に担当を依頼したのはシド、看護師たちも全員が女性である。それこそ男性の医師に診られ、ハイファが悪夢のような時を思い出すのを避けるためだった。
そのミエラ女医はワゴンから浸透圧式の無針注射器を取り上げ無造作にハイファの腕に射ち込む。これが嗅がされたクスリの解除薬らしかった。薄いピンクの液剤だ。
「効いてくるまで数時間掛かるかも知れない。話し掛けて刺激を与えるのも有効よ」
「分かった。リフレッシャはいいのか?」
「ええ。ただ貧血には気を付けてあげて。変化があればコールして頂戴」
手際よく看護師たちは再生槽を運び出しミエラ医師と共に出て行った。
二人きりになった病室のオートドアは医師か看護師、それにハイファ自身とシドにしか開けられない。医療スタッフが入ってくるにしろ、ワンクッションあれば心の準備ができる。
そう思った次にはもう我慢ができなくなってシドは横になったままのハイファを抱き締めていた。血の臭いに似た薄緑色の再生液で濡れるのも構わず腕に力を込める。
「ハイファ……すまん。本当に、すまん」
何故あそこで独りにしたのか。別室とFCのパイプ役として狙われているのを知りながら何故こんな思いをさせ傷つけてしまったのか。必ず護ると誓ったのに……。
仰臥したままハイファは若草色の瞳に零れそうな潤みを湛えていた。声はまだ出ず唇が動くだけだ。だがシドには分かる。貧血のせいか透けるような頬にシドは熱い雫を垂らした。驚いたように瞠られたハイファの目からも涙が止めどなく溢れた。
(シド、泣いてる……?)
「泣いてない……それよりもハイファ、リフレッシャ浴びたいだろ」
頷いたハイファの腕のチューブを一旦止めて外し、バスブースまで抱き運んでやる。
「本当に浴びるだけだぞ。いいな?」
まだ座ることもできないハイファを半ば寝かせておき、躰にまとわりつく患者服を脱がせてやった。リフレッシャのスイッチを入れる。自分も多少の洗浄液で濡れたがここでも構わず、ブースのドアを開けたままリフレッシャを浴びるハイファをじっと待ち続けた。
やがて洗浄液が湯に変わり、それも止まるとブースをドライモードにする。
長い毛先まで温風を通して綺麗に乾かしてやり、また横抱きにして空いた窓側のベッドに寝かせた。目は覚め解除薬も入れたが、ハイファはまだ殆ど自力で動くことはできない。できないが自分が何も着ていないことに抵抗があるようで、目で衣服を探している。
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