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第3話
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やけに姿勢のいいスーツ二人は態度から見て同業者であり上級者だったため、係長に倣って秋人も首からアームホルダーで左腕を吊ったまま身を折り敬礼する。
そこでスーツの片方が微笑み、鷹揚に頷いて声を発した。
「災難だったね。だがきみたちの車両が盾になったお蔭で一般市民の車両への被害が大きく食い止められたのも確かだ。偶然とはいえ、これも日頃の行いの賜物だろう」
災難が日頃の賜物だと? 何をふざけたことを言っているんだと、秋人は高級スーツ男を凝視する。だが相手が冗談を言っている訳ではないことと、にこやかに喋るその男がまさかの県警の刑事部長で、秋人からすれば五階級も上の警視長だと係長ともども気付いた。
もう一人のスーツは刑事部長より一段階下の参事官で階級は警視正だ。
どちらも最難関の国家公務員総合職試験を突破した、警察機構において全体の一パーセントにも満たないキャリア組と呼ばれるスーパーエリートである。
しかし相手が何者だろうと、ここまで言われて黙ってはいられない。
「パチンコ店の内外で張っていた捜一と組対は爆破のネタを掴んでいたんだな?」
警視長相手に秋人は低い声で迫ったが普段なら留める沢木係長も黙ったままだ。片や相手も階級を無視した秋人の物言いに動じず、まだ頬に笑みを張り付かせていた。
「ここだけの話、犯行予告はあった。ただ爆破という手を使うとは想定外だった」
「予告があっただと? なら何故一般市民に避難措置を執らなかった?」
「時間的余裕がなかったのだ。だが事実として被害はATM及び警察のみだった」
こちらも憤懣やる方ない筈の沢木係長が発言権を得る。
「偶然でも現場が重なるなら、何故こちらに一報を頂けなかったんですか?」
「だから間に合わなかったのだ。申し訳なかったとは思っている。以上」
勝手に話を切り上げた警視長殿はもう所轄の平刑事に興味を失くしたらしい。だが爆破の前に本部要員が店内でスロットを回しながら張り込んでいたのをこちらは見ているのだ。つまり本部は大ごとにせず事態の収拾を図る自信と余裕があったということである。
直立不動のまま、秋人は警視長に更に訊いた。
「あとふたつ聞かせろ。ブツは何だったのかと、信管の作動方式だ」
「可塑性爆薬のセムテックス。信管は時限式だったと聞いている」
「何だと――」
セムテックスはプラスチック爆薬の一種で、そのままなら単なる粘土と同じだが、信管とセットにすると超強力な爆弾となる。
その辺りで売っている筈もなく非常に手に入れづらい高級な得物といえた。それも時限式である。おまけにホシの目的はカネではない。
この段階で考えられるのはプロないし慣れた者の犯行。目的は愉快犯か脅し、もしくは報復だ。そんなホシが犯行予告を出したのに県警本部は一般市民への避難措置を執らなかったのである。
ここまで揃って『爆破は想定外』を信じるバカはいない。本部は何がどんな規模で起こるか知っていたと思われる。当然ながら場所もある程度絞り込んでいた筈だ。
「そこまで掴んでおいて俺たちは蚊帳の外かよ! ざけんじゃねぇぞ、この野郎!」
秋人の暴言に皆川課長が青くなった。
構うことなく秋人はポケットから煙草を出すと一本振り出して咥え、オイルライターで火を点ける。それだけでも充分に礼を失した行動だったが更に県警刑事部長と参事官に向かって盛大に紫煙を吹きかけた。余程腹が立っているのか、沢木係長も涼しい顔で知らんふりだ。
手で紫煙をパタパタとあおぐ警視長は微笑んだ頬を僅かに引き攣らせる。さすがに頭にきたのだろう。ここにきて本音と思われる、あからさまに所轄を見下した発言をした。
「Need to knowの原則……情報は末端に流れるほど洩れるものだからね。この案件については人的被害が出る前に我が県警本部の人員で以てホシを検挙する。きみたちが心配するには及ばない」
階級は元より人間的価値すら違うとでも言いたげな相手に、秋人は不気味さを感じる。同じサツカンが被害を受けても『雑魚はそれが仕事』と主張しているに等しい。
「末端で情報を垂れ流す俺たち所轄は『人的被害』じゃねぇってことかよ?」
「そう尖らないでくれたまえ」
「けっ、お蔭で俺たちのホシは雲散霧消した。せいぜい保秘と保身に努めるんだな」
あまりの無礼に皆川課長が立ち上がって秋人に「出て行け!」と怒鳴った。だが秋人は吸っていた煙草を応接セットの灰皿に投げ込むと警視長に捨て科白を吐いた。
「公安に事案を取り上げられる前に、あんたらの恋人をパクってくれ」
踵を返した秋人と沢木係長の背を警視長の言葉が追いかける。
「八名もの人員でタタキ一人を追っていられる所轄が羨ましいですよ」
負けずに背を向けたまま沢木係長が秋人を宥めるふりをして大声でのたまった。
「俺たちと違って犯行予告を恋人から受け取ってる奴らには敵わんさ」
更に皆川課長と警視長の会話が聞こえてくる。
「なかなかに骨のある部下に恵まれているようですね。しかしこの案件は県警に一任されますよう。言わずもがなですが情報の厳重な保秘を、くれぐれも宜しくお願いしますよ」
「はい、それはもう――」
準キャリア組である皆川課長の追従ぶりに秋人は沢木係長と顔を見合わせて溜息を洩らす。
単純に爆弾で連想されるのはテロ、テロなら警備部の公安課が乗り出す筈だし組対が噛んでいる以上、最低でも本部は暴力団が絡んでいるのを察知しているということだが、呆れた秋人はとっとと公安に案件を召し上げられてしまえと思う。
そもそも本当なら皆川課長が県警に呼ばれる筈なのに、わざわざ県警本部から部長クラスが私服に着替えて出張ってきたのも公安の目を意識してのことだろう。
案件が公安に召し上げられると既に得た捜査情報も根こそぎ持って行かれる上に、それこそ鉄壁の保秘がなされて以後の情報は欠片も降ってこなくなるのだ。そしてこの業界では一度手を付けた捜査を半ばで取り上げられるのは屈辱でしかない。
出て行けと言われたが、怒鳴られて逃げ出すようでは刑事など務まらない。そのままデカ部屋内のデスクに着いた秋人は再び煙草を咥える。
幾らも吸わないうちに刑事部長と参事官に皆川課長がソファから立ち上がった。日焼け知らずの三人は握手を交わし、ご丁寧に課長が揉み手をしながら来客を見送りに出る。
まもなく戻ってきた皆川課長は自分のデスクに就くと、自分より十歳以上年長の沢木係長を呼びつけて前に立たせた。そこで始まったのは八つ当たり気味の説教だ。
「先々週からの連続放火にパチンコ店景品所の強盗一件、コンビニ強盗二件に強姦一件。どれも未解決だ。最低ラインの検挙率を何とかするべき、よその爆破事件に関わっているヒマなどない。分かったらすぐにかかれ!」
国家公務員一般職試験に合格し、何れ警視昇任が確実の皆川課長は上意下達を至上としている男だが言っていることは何らおかしくない。
ここ暫く事件が立て込んで人手が足らないのも事実であり、今日も一人減ってしまった状態で指摘されずとも下がりきった検挙率を取り戻すには、本部の案件などに首を突っ込んでいる場合ではなかった。
そこでスーツの片方が微笑み、鷹揚に頷いて声を発した。
「災難だったね。だがきみたちの車両が盾になったお蔭で一般市民の車両への被害が大きく食い止められたのも確かだ。偶然とはいえ、これも日頃の行いの賜物だろう」
災難が日頃の賜物だと? 何をふざけたことを言っているんだと、秋人は高級スーツ男を凝視する。だが相手が冗談を言っている訳ではないことと、にこやかに喋るその男がまさかの県警の刑事部長で、秋人からすれば五階級も上の警視長だと係長ともども気付いた。
もう一人のスーツは刑事部長より一段階下の参事官で階級は警視正だ。
どちらも最難関の国家公務員総合職試験を突破した、警察機構において全体の一パーセントにも満たないキャリア組と呼ばれるスーパーエリートである。
しかし相手が何者だろうと、ここまで言われて黙ってはいられない。
「パチンコ店の内外で張っていた捜一と組対は爆破のネタを掴んでいたんだな?」
警視長相手に秋人は低い声で迫ったが普段なら留める沢木係長も黙ったままだ。片や相手も階級を無視した秋人の物言いに動じず、まだ頬に笑みを張り付かせていた。
「ここだけの話、犯行予告はあった。ただ爆破という手を使うとは想定外だった」
「予告があっただと? なら何故一般市民に避難措置を執らなかった?」
「時間的余裕がなかったのだ。だが事実として被害はATM及び警察のみだった」
こちらも憤懣やる方ない筈の沢木係長が発言権を得る。
「偶然でも現場が重なるなら、何故こちらに一報を頂けなかったんですか?」
「だから間に合わなかったのだ。申し訳なかったとは思っている。以上」
勝手に話を切り上げた警視長殿はもう所轄の平刑事に興味を失くしたらしい。だが爆破の前に本部要員が店内でスロットを回しながら張り込んでいたのをこちらは見ているのだ。つまり本部は大ごとにせず事態の収拾を図る自信と余裕があったということである。
直立不動のまま、秋人は警視長に更に訊いた。
「あとふたつ聞かせろ。ブツは何だったのかと、信管の作動方式だ」
「可塑性爆薬のセムテックス。信管は時限式だったと聞いている」
「何だと――」
セムテックスはプラスチック爆薬の一種で、そのままなら単なる粘土と同じだが、信管とセットにすると超強力な爆弾となる。
その辺りで売っている筈もなく非常に手に入れづらい高級な得物といえた。それも時限式である。おまけにホシの目的はカネではない。
この段階で考えられるのはプロないし慣れた者の犯行。目的は愉快犯か脅し、もしくは報復だ。そんなホシが犯行予告を出したのに県警本部は一般市民への避難措置を執らなかったのである。
ここまで揃って『爆破は想定外』を信じるバカはいない。本部は何がどんな規模で起こるか知っていたと思われる。当然ながら場所もある程度絞り込んでいた筈だ。
「そこまで掴んでおいて俺たちは蚊帳の外かよ! ざけんじゃねぇぞ、この野郎!」
秋人の暴言に皆川課長が青くなった。
構うことなく秋人はポケットから煙草を出すと一本振り出して咥え、オイルライターで火を点ける。それだけでも充分に礼を失した行動だったが更に県警刑事部長と参事官に向かって盛大に紫煙を吹きかけた。余程腹が立っているのか、沢木係長も涼しい顔で知らんふりだ。
手で紫煙をパタパタとあおぐ警視長は微笑んだ頬を僅かに引き攣らせる。さすがに頭にきたのだろう。ここにきて本音と思われる、あからさまに所轄を見下した発言をした。
「Need to knowの原則……情報は末端に流れるほど洩れるものだからね。この案件については人的被害が出る前に我が県警本部の人員で以てホシを検挙する。きみたちが心配するには及ばない」
階級は元より人間的価値すら違うとでも言いたげな相手に、秋人は不気味さを感じる。同じサツカンが被害を受けても『雑魚はそれが仕事』と主張しているに等しい。
「末端で情報を垂れ流す俺たち所轄は『人的被害』じゃねぇってことかよ?」
「そう尖らないでくれたまえ」
「けっ、お蔭で俺たちのホシは雲散霧消した。せいぜい保秘と保身に努めるんだな」
あまりの無礼に皆川課長が立ち上がって秋人に「出て行け!」と怒鳴った。だが秋人は吸っていた煙草を応接セットの灰皿に投げ込むと警視長に捨て科白を吐いた。
「公安に事案を取り上げられる前に、あんたらの恋人をパクってくれ」
踵を返した秋人と沢木係長の背を警視長の言葉が追いかける。
「八名もの人員でタタキ一人を追っていられる所轄が羨ましいですよ」
負けずに背を向けたまま沢木係長が秋人を宥めるふりをして大声でのたまった。
「俺たちと違って犯行予告を恋人から受け取ってる奴らには敵わんさ」
更に皆川課長と警視長の会話が聞こえてくる。
「なかなかに骨のある部下に恵まれているようですね。しかしこの案件は県警に一任されますよう。言わずもがなですが情報の厳重な保秘を、くれぐれも宜しくお願いしますよ」
「はい、それはもう――」
準キャリア組である皆川課長の追従ぶりに秋人は沢木係長と顔を見合わせて溜息を洩らす。
単純に爆弾で連想されるのはテロ、テロなら警備部の公安課が乗り出す筈だし組対が噛んでいる以上、最低でも本部は暴力団が絡んでいるのを察知しているということだが、呆れた秋人はとっとと公安に案件を召し上げられてしまえと思う。
そもそも本当なら皆川課長が県警に呼ばれる筈なのに、わざわざ県警本部から部長クラスが私服に着替えて出張ってきたのも公安の目を意識してのことだろう。
案件が公安に召し上げられると既に得た捜査情報も根こそぎ持って行かれる上に、それこそ鉄壁の保秘がなされて以後の情報は欠片も降ってこなくなるのだ。そしてこの業界では一度手を付けた捜査を半ばで取り上げられるのは屈辱でしかない。
出て行けと言われたが、怒鳴られて逃げ出すようでは刑事など務まらない。そのままデカ部屋内のデスクに着いた秋人は再び煙草を咥える。
幾らも吸わないうちに刑事部長と参事官に皆川課長がソファから立ち上がった。日焼け知らずの三人は握手を交わし、ご丁寧に課長が揉み手をしながら来客を見送りに出る。
まもなく戻ってきた皆川課長は自分のデスクに就くと、自分より十歳以上年長の沢木係長を呼びつけて前に立たせた。そこで始まったのは八つ当たり気味の説教だ。
「先々週からの連続放火にパチンコ店景品所の強盗一件、コンビニ強盗二件に強姦一件。どれも未解決だ。最低ラインの検挙率を何とかするべき、よその爆破事件に関わっているヒマなどない。分かったらすぐにかかれ!」
国家公務員一般職試験に合格し、何れ警視昇任が確実の皆川課長は上意下達を至上としている男だが言っていることは何らおかしくない。
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