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第三章 武器は"情報"と"連携"
64.本物の聖女
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64.本物の聖女
”新聖女の補佐に失敗したフィオナを
責任を取らせる形で仮の聖女にする”という
グエル大司教の陰謀は阻止できた。それなのに。
「なんだよ、この展開は」
俺たちは宮殿に戻り、緑板で”あらすじ”を確認したのだが。
ロンダルシアへ向かう前の”あらすじ”は
”レオナルド王子は、エリザベート公爵令嬢、
聖女と兵士ジェラルドとともに、
勇者を探し出すことにした”、となっていた。
それ以降は『シュニエンダール物語』に
”あらすじ”が表示されることは無かったのだが。
俺たちは国に戻ったとたん、
再び表示されるようになっていたのだ。
それも、陰惨さも残酷さも増した、
恐ろしい未来が描かれていたのだ。
”勇者と魔女、聖女と騎士は
シュニエンダールに巣食う悪から逃れた。
そのため国は貧しくなり乱れ、
不正や犯罪は増加、虐殺や弾圧が横行し、
幼子から老人までは悲惨な死を迎えて行った。
国民は失意と怒りにまみれていく。
そして、この国に平和が訪れたのだ”
「途中をはしょり過ぎじゃねえか!
なんで”国民が次々と惨殺”、からの
”平和が訪れた”、になるんだよ!」
俺が呆れた声を出すと、ジェラルドが首をかしげて言う。
「どうでしょうね、”悪から逃れた”勇者が
戻ってきて悪を倒してくれるのではないでしょうか」
「親父が? ……まあ、それならわかるけど」
俺たちの会話を、エリザベートが制して言う。
「違うわ、逃れたのはご両親のことじゃない。
だって魔女や聖女って書いてあるのよ?
魔導士や神官じゃないわ」
あ、確かに。俺たちは緑板をまじまじと見た。
「じゃあこれ、僕たちのことでしょうか」
「違います! だって私、もう聖女ではありません」
「エリザベートも魔女じゃねえ」
俺とフィオナは抵抗の声をあげるが、
それは弱々しいものだった。
エリザベートは微笑みながら言う。
「良いの。これは間違いなく私よ。
でも、フィオナはおかしいわよね」
聖女。
俺は画面に目を落としたまま、ゾッとしていた。
「……おかしいだろ。いや、ずっとおかしかったんだ」
全員が訝し気にこちらを見ている。
「おかしいだろ? 思い出してみろ、
俺たちが一芝居打って聖女を退任させてからも
あらすじには必ず、フィオナのことは
”聖女”って書いてあったんだぜ!」
聖女を引退した直後は。
”聖女は力を失い、その地位を追われたことを恨み
新しい聖女の殺害を試みて捕まる”
聖女の地位に未練などないことを表明した時は。
”聖女は力を失い、調味料の開発に取り組んだ……”
そしてロンダルシアへと旅立つ前も。
”レオナルド王子は、エリザベート公爵令嬢、
聖女と兵士ジェラルドとともに、
勇者を探し出すことにした”
俺たちは顔を見合わせる。
なんということだ。
「フィオナは……力の有り無しや、
教会からの指名に関わらず、
本当に、”本物の聖女”だったんだ」
俺のつぶやきに、
誰も答えることなく静まり返っていた。
やがてフィオナがつぶやいた。
「……聖女って、何なんでしょうね。
私は全然、聖女らしくないと思います。」
そして恥ずかしそうにうつむいて続ける。
「平和も愛も大切だとは思いますが、
今、私の心を占めているものは……」
彼女は唇をかみしめ、黙り込む。
……わかってるよ、醤油だろ。
************
あの後フィオナは、ひと息ついた後、
助けに入ってくれたディラン公爵子息に
あっけらかんとした軽さでお礼を言った。
「まさかの援護、ありがとうございました」
ディランは困ったような笑顔で言う。
「君を僕が助けることは、”まさかの”なんだね……」
ディランの溺愛はいまだ消えていないようだが、
それをいまいちわかってないフィオナは気にもせず
「あ! そうだ、これ差し上げます!
やっと出来たんです!」
そう言ってバッグからガラスの小瓶を取り出したのだ。
「……何かい? これは」
ディランはそれを受け取り、
美しいカットガラスの瓶に入った液体を目の前にかかげ
不思議そうに眺めている。
「前にレストランでお話した、”ショーユ”というソースです。
ガウールで研究と実験を重ね、
ついに”美味しい”と思えるレベルに出来たんです!」
フィオナは嬉しそうに報告した後、エッヘン! と胸を張る。
がんばったのはメアリーだけどな。
ディランはああ! と思い出したように小さく叫んで言う。
「そう言えば何度も言っていたね。
”この料理はとても美味しいけど、
”ショーユ”を一滴垂らせばもっと美味しくなる、って」
フィオナはうんうんとうなずいて笑う。
「これを焼いた肉に少量かけても良いですが、
バターを使った料理には特に合いますよ」
ふーん、という顔をガラス瓶を見ていたディランは
視線をフィオナにうつして言う。
「そうか。ありがとう。
これが君のスタンダードなんだね?」
「はい! お口に会えば嬉しいです!
いま、いろんなお店で試してもらってるんですが
結構シェフたちには好評なんですよ」
「商品として出すつもりかな?」
ディランの問いに、フィオナは目を輝かせてうなずく。
「これをいろんな人に楽しんでもらえたらって思っています」
ふうん、とつぶやいたあと、
ディランは勇気を出したように言った。
「もし良かったら、この後食事でも……」
しかしニコニコしながらフィオナはそれを断った。
「この後、ガウールからの荷物が届く予定なんです。
本当でしたら、いろいろな食事をお出しして
この“ショーユ”の美味しい使い方を
ご紹介したかったんですけどね」
ディランはあっさりと引き、うなずいた。
「では後日、その機会を設けさせてください」
「はい、お願いいたします」
そしてフィオナは友だちと別れるように
さらっと別れの挨拶をし、その場を去って行く。
余韻などあったものではなかった。
そのつれない態度にディランが落ち込んでいるかと思いきや
全然そんなことはなかった。
むしろ嬉しそうに微笑んでいる。
俺の視線に気が付いた彼は言った。
「こういうのですよ、僕が求めていたのは。
僕の親切を過剰に喜ばず、
自分の愛情をしつこく押し付けない。
予定が合えば会うが、会わなければまだ後日。
こういうフラットな関係を対応を求めていたんだ」
まあ、そうだろうな。
この国一番の美形である俺だって気持ちはわかる。
「笑顔で挨拶したら、
自分に好意があると思い込んでつきまとわれたり」
俺が言うと、ディランも答える。
「落ちていたものを拾っただけで
”ぜひお礼をさせてください”としつこく言われたり」
俺たちは交互に、”イケメンの災難あるある”を言いあう。
「顔を赤らめて上目遣いに見られるのも」
「腕にからまれて胸を押し付けられるのも」
「偶然のふりでぶつかってこられるのも」
「柱の陰からミエミエの状態で見守られるのも」
ウンザリなんだよ。
ディランと俺は同時につぶやき、笑い合った。
彼は小瓶を掲げ
「彼女の大切なものは、僕の大切なものだし
彼女の望みは、僕の望みだ」
そういって去って行った。
そして彼は、シュバイツ公爵家に
ゆかりのあるレストランはもちろん、
いきつけの店にまで、”ショーユ”の使用を勧めたそうだ。
それだけでなく、パーティーなどに参加するたびに
自分の取り巻きの前で
「僕は今、これにハマっていてね」
などと宣伝したらしい。
存在さえ知られていなかった”ショーユ”は
瞬く間に広がっていったのだ。
そして、現在。
「困った事態になりましたね」
ジェラルドはそう言いながらも笑っている。
なぜならこれはいわゆる、”嬉しい悲鳴”というやつだから。
俺たちが作った醤油が、シュニエンダールの国民の間で
かなりの人気を得ることが出来たのだ。
”知る人ぞ知る”から、”食通の間で話題”となり
最近はとうとう”今、人気の”くらいまでに昇りつめていた。
俺たちがディランにお礼を伝えに行くと、
彼は笑って首を横に振った。
「ただ宣伝するだけでは売れないよ。
本当に美味しかったから、人々は手に取ったんだ。
僕はただ、これを知るきっかけを与えただけだ」
俺たちは町はずれの工場を買い取り、人を雇い、
ショーユの製造を増やした。
ここなら大豆を搬入しやすいし、町への流通も容易だ。
出荷前の並べられた商品を見ながら、
エリザベートが嬉しそうに言う。
「他国の調味料として流行らせたのも勝因のひとつね」
「エリザベートさんの発案で、
綺麗なガラスの小瓶に入れたのも好評でしたし!」
フィオナも楽しそうに笑った。
カットガラスの小瓶に入った赤褐色のソースは
なんともお洒落で魅力的に見えるのだ。
ともかく俺たちは異世界に、ショーユをもたらした。
世界を救う戦いとはほど遠い話だが、
俺たちは”望んだものを形にできる力がある”、
と実感することができたのだ。
”新聖女の補佐に失敗したフィオナを
責任を取らせる形で仮の聖女にする”という
グエル大司教の陰謀は阻止できた。それなのに。
「なんだよ、この展開は」
俺たちは宮殿に戻り、緑板で”あらすじ”を確認したのだが。
ロンダルシアへ向かう前の”あらすじ”は
”レオナルド王子は、エリザベート公爵令嬢、
聖女と兵士ジェラルドとともに、
勇者を探し出すことにした”、となっていた。
それ以降は『シュニエンダール物語』に
”あらすじ”が表示されることは無かったのだが。
俺たちは国に戻ったとたん、
再び表示されるようになっていたのだ。
それも、陰惨さも残酷さも増した、
恐ろしい未来が描かれていたのだ。
”勇者と魔女、聖女と騎士は
シュニエンダールに巣食う悪から逃れた。
そのため国は貧しくなり乱れ、
不正や犯罪は増加、虐殺や弾圧が横行し、
幼子から老人までは悲惨な死を迎えて行った。
国民は失意と怒りにまみれていく。
そして、この国に平和が訪れたのだ”
「途中をはしょり過ぎじゃねえか!
なんで”国民が次々と惨殺”、からの
”平和が訪れた”、になるんだよ!」
俺が呆れた声を出すと、ジェラルドが首をかしげて言う。
「どうでしょうね、”悪から逃れた”勇者が
戻ってきて悪を倒してくれるのではないでしょうか」
「親父が? ……まあ、それならわかるけど」
俺たちの会話を、エリザベートが制して言う。
「違うわ、逃れたのはご両親のことじゃない。
だって魔女や聖女って書いてあるのよ?
魔導士や神官じゃないわ」
あ、確かに。俺たちは緑板をまじまじと見た。
「じゃあこれ、僕たちのことでしょうか」
「違います! だって私、もう聖女ではありません」
「エリザベートも魔女じゃねえ」
俺とフィオナは抵抗の声をあげるが、
それは弱々しいものだった。
エリザベートは微笑みながら言う。
「良いの。これは間違いなく私よ。
でも、フィオナはおかしいわよね」
聖女。
俺は画面に目を落としたまま、ゾッとしていた。
「……おかしいだろ。いや、ずっとおかしかったんだ」
全員が訝し気にこちらを見ている。
「おかしいだろ? 思い出してみろ、
俺たちが一芝居打って聖女を退任させてからも
あらすじには必ず、フィオナのことは
”聖女”って書いてあったんだぜ!」
聖女を引退した直後は。
”聖女は力を失い、その地位を追われたことを恨み
新しい聖女の殺害を試みて捕まる”
聖女の地位に未練などないことを表明した時は。
”聖女は力を失い、調味料の開発に取り組んだ……”
そしてロンダルシアへと旅立つ前も。
”レオナルド王子は、エリザベート公爵令嬢、
聖女と兵士ジェラルドとともに、
勇者を探し出すことにした”
俺たちは顔を見合わせる。
なんということだ。
「フィオナは……力の有り無しや、
教会からの指名に関わらず、
本当に、”本物の聖女”だったんだ」
俺のつぶやきに、
誰も答えることなく静まり返っていた。
やがてフィオナがつぶやいた。
「……聖女って、何なんでしょうね。
私は全然、聖女らしくないと思います。」
そして恥ずかしそうにうつむいて続ける。
「平和も愛も大切だとは思いますが、
今、私の心を占めているものは……」
彼女は唇をかみしめ、黙り込む。
……わかってるよ、醤油だろ。
************
あの後フィオナは、ひと息ついた後、
助けに入ってくれたディラン公爵子息に
あっけらかんとした軽さでお礼を言った。
「まさかの援護、ありがとうございました」
ディランは困ったような笑顔で言う。
「君を僕が助けることは、”まさかの”なんだね……」
ディランの溺愛はいまだ消えていないようだが、
それをいまいちわかってないフィオナは気にもせず
「あ! そうだ、これ差し上げます!
やっと出来たんです!」
そう言ってバッグからガラスの小瓶を取り出したのだ。
「……何かい? これは」
ディランはそれを受け取り、
美しいカットガラスの瓶に入った液体を目の前にかかげ
不思議そうに眺めている。
「前にレストランでお話した、”ショーユ”というソースです。
ガウールで研究と実験を重ね、
ついに”美味しい”と思えるレベルに出来たんです!」
フィオナは嬉しそうに報告した後、エッヘン! と胸を張る。
がんばったのはメアリーだけどな。
ディランはああ! と思い出したように小さく叫んで言う。
「そう言えば何度も言っていたね。
”この料理はとても美味しいけど、
”ショーユ”を一滴垂らせばもっと美味しくなる、って」
フィオナはうんうんとうなずいて笑う。
「これを焼いた肉に少量かけても良いですが、
バターを使った料理には特に合いますよ」
ふーん、という顔をガラス瓶を見ていたディランは
視線をフィオナにうつして言う。
「そうか。ありがとう。
これが君のスタンダードなんだね?」
「はい! お口に会えば嬉しいです!
いま、いろんなお店で試してもらってるんですが
結構シェフたちには好評なんですよ」
「商品として出すつもりかな?」
ディランの問いに、フィオナは目を輝かせてうなずく。
「これをいろんな人に楽しんでもらえたらって思っています」
ふうん、とつぶやいたあと、
ディランは勇気を出したように言った。
「もし良かったら、この後食事でも……」
しかしニコニコしながらフィオナはそれを断った。
「この後、ガウールからの荷物が届く予定なんです。
本当でしたら、いろいろな食事をお出しして
この“ショーユ”の美味しい使い方を
ご紹介したかったんですけどね」
ディランはあっさりと引き、うなずいた。
「では後日、その機会を設けさせてください」
「はい、お願いいたします」
そしてフィオナは友だちと別れるように
さらっと別れの挨拶をし、その場を去って行く。
余韻などあったものではなかった。
そのつれない態度にディランが落ち込んでいるかと思いきや
全然そんなことはなかった。
むしろ嬉しそうに微笑んでいる。
俺の視線に気が付いた彼は言った。
「こういうのですよ、僕が求めていたのは。
僕の親切を過剰に喜ばず、
自分の愛情をしつこく押し付けない。
予定が合えば会うが、会わなければまだ後日。
こういうフラットな関係を対応を求めていたんだ」
まあ、そうだろうな。
この国一番の美形である俺だって気持ちはわかる。
「笑顔で挨拶したら、
自分に好意があると思い込んでつきまとわれたり」
俺が言うと、ディランも答える。
「落ちていたものを拾っただけで
”ぜひお礼をさせてください”としつこく言われたり」
俺たちは交互に、”イケメンの災難あるある”を言いあう。
「顔を赤らめて上目遣いに見られるのも」
「腕にからまれて胸を押し付けられるのも」
「偶然のふりでぶつかってこられるのも」
「柱の陰からミエミエの状態で見守られるのも」
ウンザリなんだよ。
ディランと俺は同時につぶやき、笑い合った。
彼は小瓶を掲げ
「彼女の大切なものは、僕の大切なものだし
彼女の望みは、僕の望みだ」
そういって去って行った。
そして彼は、シュバイツ公爵家に
ゆかりのあるレストランはもちろん、
いきつけの店にまで、”ショーユ”の使用を勧めたそうだ。
それだけでなく、パーティーなどに参加するたびに
自分の取り巻きの前で
「僕は今、これにハマっていてね」
などと宣伝したらしい。
存在さえ知られていなかった”ショーユ”は
瞬く間に広がっていったのだ。
そして、現在。
「困った事態になりましたね」
ジェラルドはそう言いながらも笑っている。
なぜならこれはいわゆる、”嬉しい悲鳴”というやつだから。
俺たちが作った醤油が、シュニエンダールの国民の間で
かなりの人気を得ることが出来たのだ。
”知る人ぞ知る”から、”食通の間で話題”となり
最近はとうとう”今、人気の”くらいまでに昇りつめていた。
俺たちがディランにお礼を伝えに行くと、
彼は笑って首を横に振った。
「ただ宣伝するだけでは売れないよ。
本当に美味しかったから、人々は手に取ったんだ。
僕はただ、これを知るきっかけを与えただけだ」
俺たちは町はずれの工場を買い取り、人を雇い、
ショーユの製造を増やした。
ここなら大豆を搬入しやすいし、町への流通も容易だ。
出荷前の並べられた商品を見ながら、
エリザベートが嬉しそうに言う。
「他国の調味料として流行らせたのも勝因のひとつね」
「エリザベートさんの発案で、
綺麗なガラスの小瓶に入れたのも好評でしたし!」
フィオナも楽しそうに笑った。
カットガラスの小瓶に入った赤褐色のソースは
なんともお洒落で魅力的に見えるのだ。
ともかく俺たちは異世界に、ショーユをもたらした。
世界を救う戦いとはほど遠い話だが、
俺たちは”望んだものを形にできる力がある”、
と実感することができたのだ。
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