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第二章
64 天帝の真意
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現れた小幽鬼を、赤子は”破邪”の気を発して消滅させた。
これで確定した。
”この子は吉祥天ではない”、ということが。
あらためて大僧正が言う。
「吉祥天様は決して、人にも鬼にも攻撃はしない」
他の僧もうなずいて言う。
「それに、吉祥天は万能であるが故、
特出した固有の能力を持たない、と言われます。
つまり”破邪”という”特定の能力”を持っていることが
この赤子が吉祥天ではないことの証となります」
”破邪顕正の剣”によって、全ての悪事が露呈されたのだ。
丞相はうずくまり絶望している。
そんな彼に、人々から怒号が浴びせられた。
「丞相っ! 貴様あ!
我らをたばかったな!」
「さては帝より、権力を奪おうと画策したか!」
血の気の多い武家が握りこぶしで睨みつける。
「どれだけ罪深いことか、分かっておりますか?!」
「神に対する侮辱ですぞ!
何よりも吉祥天様に対する裏切りではないか!」
僧家も憤怒の表情で責め立てた。
宮廷の仲間にも味方はいなかった。
「前から不思議で仕方なかったのだ!
たいして才も無いこの男が最高位の天命師とは!」
「何がご神託だ! この大嘘つきめ!」
天命師は真っ赤な顔で震えていた。
つい昨日まで、見下していた下級役人まで
自分をあざけり非難してくるのだ。
追い詰められた天命師は、目を見開いたまま動かない。
そんな彼に、姪である丞相の娘が近づき、
震える声で尋ねたのだ。
「……叔父様? 嘘だといってください。
この子は吉祥天さまの転生でしょう?
私は、吉祥天様の母なのでしょう?!」
泣きそうな顔で自分を見下ろす丞相の娘に
天命師は立ち上がりながら、何かをつぶやいた。
「……ろう」
「え?」
丞相の娘が、彼が何と言ったのか聞こうと
さらに近づき耳を寄せた、その瞬間。
「そんなわけなかろう!」
「きゃあ!」
天命師が怒鳴りながら、素早い動きで赤子を奪い取った。
突き飛ばされた丞相の娘は床に転がってしまう。
すぐさま天命師は赤子の喉元に手をかけ、呪文を唱える。
すると赤子の首に太く赤黒い紐が巻き付いた。
「しまった!」
レイオウ達が近づこうとするのを片手で制し、
天命師が狂ったように叫んだ。
「来るなあ! ”能力”を感知したり
誰かが一歩でも動けば、
この子の首が絞まるぞ!」
そして嫌な笑いを浮かべて言った。
「では責任とやらをとってやろうぞ!
吉祥天の名を騙った不届き者を成敗してくれる!」
「いやあ! 止めて叔父様っ!」
思わず、彼にすがろうとしてしまった丞相の娘。
すると天命師が言ったとおり、
赤黒い紐が生き物のようにうごめいた。
火が付いたように泣きだす赤子。
「おいおい、動くなといっただろう?
……さあ、俺がこの地を離れるまで、
皆でそこで固まっているが良い!
アーハッハッハッハ!」
天命師は笑いながら逃げようとしたが。
その時、狐の鳴き声とともに一陣の風が吹き、
赤子の首に絡みついた赤黒い紐が千切れ飛んだ。
「なんだあ!?」
天命師は驚き、赤子を覗き込むが、
襟首をつかまれたように、
天命師だけ後方へと吹き飛ばされる。
赤子は床に落ちることなく、宙に浮いていた。
母親が駆け寄ると赤子はゆるゆると降下し、
その手に戻された。
視える者には視えていた。
青く優しい目をした白狐たちが、
彼女にそっと赤子を手渡していることを。
「あれは……神狐じゃないか!」
「誰だ?! ”守り”をつけたのは」
人々のざわめきに、丞相の娘は顔をあげる。
やっと気が付いたのだ。
叔父たちが恐れていた狐は
実はこの子を守っていたのだ、と。
彼女の名でこれ以上、罪を負わされることがないように。
そして有事の際にはその身を守れるよう。
「いやあ、想像以上にクズだったとはな。
狐っ子つけといて良かったぜ」
人々の奥から、慶春が姿を現す。
口調はいつもの通りだが、
今日は行商人の姿ではなく、
クセの強い髪を後ろで束ね、
立派な羽織と袴を身に着けていた。
彼は暖かい目で赤子を覗き込みながら言う。
「……よく持っていてくれたな、ありがとよ」
赤子の片手には、慶春が贈った小さな緑の人形があった。
「これを取り上げると、ひどく泣くのですもの。
……本当に、お守りでしたのね?」
涙をこぼしながら丞相の娘が言い、
慶春は爽やかに笑ってうなずく。
「あったり前だろ? この子は宝だもんな。
吉祥天だろうが違おうが関係ねえよ」
丞相の娘は察した。
この人は最初から、
我が子が吉祥天様の転生ではないことを知っていた。
それでもこの身を案じてくれたのだ、と。
彼は振り返り、皆に大声で言う。
「わかっちゃいるとは思うが、この子は被害者だぜ。
とんでもねえ祖父と大叔父に利用されただけだ。
それに立派な”破邪”だったじゃねえか。充分すげえよ」
そして丞相の娘に優しく告げる。
「優しい良い子だ。
母親を守ろうとする、けなげな娘だよ。
大事にしてやんな」
丞相の娘は何度もうなずき、赤子を抱きしめる。
吉祥天の母だと言われ、もてはやされ、調子に乗って。
服や宝飾品を買いあさる毎日だったが。
この子は自分の子であり、自分は自分だ。
そしてそれで充分、幸せなのだ。
慶春はくるりと向きを変え、
よろよろと起き上がって来た天命師と
涙でグシャグシャの丞相に言ったのだ。
「洗いざらい、言ってみろ。
それが贖罪の始まりだ」
ーーーーーーーーーーーー
皆が見つめる中、丞相が語り出した。
「天帝がお倒れになった時は、
”この先どうなることか”とひどく案じた。
”天帝はこの世の要”だと
学び育ってきたのだからな」
丞相は皮肉な笑みを浮かべながら言う。
「しかし……何年経っても、何も起こらなかった。
むしろ上手くいっている気さえしていた」
やがて”いなくても良い”が、
”いない方が良い”に変わっていく。
「ダルアーグの大統領に金や武器を送ったのは、
あの国に独裁国でいて欲しかったからだな?」
レイオウの言葉に、丞相は目を見開く。
「他国との交流が活発になれば、
ダルアーグの北にある氷山の中身を
独占できなくなってしまうからな
……貴重な”天衣翡翠”が」
「”天衣翡翠”だと!?」
人々がざわめく。美しいだけでなく、
人の”能力”を上げる力を持つ”天衣翡翠”。
あの国に交渉に行った際、偶然に見つけたそれを
丞相はどうしても独占したかったのだ。
「多くの妖魔が群がっていたのは、
あの地に”天衣翡翠”が埋まっていたからか」
納得したようにクーカイが言う。
レイオウはうなずき、皆に説明する。
「北の氷が溶けるのは、不吉な予兆だ。
だから俺はそれを調べに行ったのだが。
しかしそれは、”天衣翡翠の採掘”という
人為的なものだったのだ」
丞相は乾いた笑いをもらす。
「フッ。 全てご存じだったか。
破邪顕正の剣は全てを暴く、というのは本当だな」
「まあ、確かな証拠を明示できるまでは
糾弾することはできなかったが……
まさかこんなことまで企んでいたとはな」
レイオウのその言葉に、丞相はうなだれる。
「儂が宮廷の頂点に立つためには
金だけでは無理だったのだ。
吉祥天は儂に、人心を掌握させる力を持たせるはずだった」
たくさんの財を得て、自分の弟を最高位の天命師に任命。
さらには孫娘を吉祥天に仕立て、権力を握ろうとしたのだ。
「吉祥天を名乗らせておいて、
いつまで経っても悪鬼や妖魔が消えないことを
何と言い訳するつもりだったのですか?」
アヤハが厳しく問いただす。
その時、非難の矢面に立つのは、
丞相ではなく、あの赤子だからだ。
「そんなもの、何とでも言える。
”天系図”には本当に、光が現れているのだからな」
丞相の言葉に、全員が黙り込む。
つまり。
本物の吉祥天様が、
この世界のどこかに降臨しているのだ。
捕縛された天命師が言う。
「吉祥天の光が現れたのは間違いない。
ただし。それがいつかは分からないのだ。
天帝がこの”天系図”をしまい込んでおられたからな」
「なんだと!?」
「天帝様のお側に、常にあるはずですのに……」
人々は困惑し、ざわざわと話し始める。
丞相は下を向いたままつぶやいた。
「お見舞いに伺った際、面会は断られたのだが。
帰りに寄った宝物庫で、これを見つけたのだ。
布でぐるぐる巻きにされていたから、
てっきり何か、力の強いものを
封印しているのかと思ったのだ」
力を欲していた丞相は
何かしらの理由をつけて、
侍従に命じてこれを持ち帰ったのだ。
そして”天系図”の中の光をみつけ、
今回の策を思いついたのだ。
金では動かなかった者も、
吉祥天の名を出せば従うだろう、と考えて。
「天帝はなぜ、”天系図”を……」
レイオウがそこまで言った時、
縛られたままで天命師が叫んだ。
「不吉だからに決まってるであろう!」
全員が彼を見た。
血走らせた目で、天命師は皆に問うたのだ。
「吉祥天の降臨というのは、本当に瑞祥なのか?
世界的な戦争の始まりだとは
誰も思わないのか?」
これで確定した。
”この子は吉祥天ではない”、ということが。
あらためて大僧正が言う。
「吉祥天様は決して、人にも鬼にも攻撃はしない」
他の僧もうなずいて言う。
「それに、吉祥天は万能であるが故、
特出した固有の能力を持たない、と言われます。
つまり”破邪”という”特定の能力”を持っていることが
この赤子が吉祥天ではないことの証となります」
”破邪顕正の剣”によって、全ての悪事が露呈されたのだ。
丞相はうずくまり絶望している。
そんな彼に、人々から怒号が浴びせられた。
「丞相っ! 貴様あ!
我らをたばかったな!」
「さては帝より、権力を奪おうと画策したか!」
血の気の多い武家が握りこぶしで睨みつける。
「どれだけ罪深いことか、分かっておりますか?!」
「神に対する侮辱ですぞ!
何よりも吉祥天様に対する裏切りではないか!」
僧家も憤怒の表情で責め立てた。
宮廷の仲間にも味方はいなかった。
「前から不思議で仕方なかったのだ!
たいして才も無いこの男が最高位の天命師とは!」
「何がご神託だ! この大嘘つきめ!」
天命師は真っ赤な顔で震えていた。
つい昨日まで、見下していた下級役人まで
自分をあざけり非難してくるのだ。
追い詰められた天命師は、目を見開いたまま動かない。
そんな彼に、姪である丞相の娘が近づき、
震える声で尋ねたのだ。
「……叔父様? 嘘だといってください。
この子は吉祥天さまの転生でしょう?
私は、吉祥天様の母なのでしょう?!」
泣きそうな顔で自分を見下ろす丞相の娘に
天命師は立ち上がりながら、何かをつぶやいた。
「……ろう」
「え?」
丞相の娘が、彼が何と言ったのか聞こうと
さらに近づき耳を寄せた、その瞬間。
「そんなわけなかろう!」
「きゃあ!」
天命師が怒鳴りながら、素早い動きで赤子を奪い取った。
突き飛ばされた丞相の娘は床に転がってしまう。
すぐさま天命師は赤子の喉元に手をかけ、呪文を唱える。
すると赤子の首に太く赤黒い紐が巻き付いた。
「しまった!」
レイオウ達が近づこうとするのを片手で制し、
天命師が狂ったように叫んだ。
「来るなあ! ”能力”を感知したり
誰かが一歩でも動けば、
この子の首が絞まるぞ!」
そして嫌な笑いを浮かべて言った。
「では責任とやらをとってやろうぞ!
吉祥天の名を騙った不届き者を成敗してくれる!」
「いやあ! 止めて叔父様っ!」
思わず、彼にすがろうとしてしまった丞相の娘。
すると天命師が言ったとおり、
赤黒い紐が生き物のようにうごめいた。
火が付いたように泣きだす赤子。
「おいおい、動くなといっただろう?
……さあ、俺がこの地を離れるまで、
皆でそこで固まっているが良い!
アーハッハッハッハ!」
天命師は笑いながら逃げようとしたが。
その時、狐の鳴き声とともに一陣の風が吹き、
赤子の首に絡みついた赤黒い紐が千切れ飛んだ。
「なんだあ!?」
天命師は驚き、赤子を覗き込むが、
襟首をつかまれたように、
天命師だけ後方へと吹き飛ばされる。
赤子は床に落ちることなく、宙に浮いていた。
母親が駆け寄ると赤子はゆるゆると降下し、
その手に戻された。
視える者には視えていた。
青く優しい目をした白狐たちが、
彼女にそっと赤子を手渡していることを。
「あれは……神狐じゃないか!」
「誰だ?! ”守り”をつけたのは」
人々のざわめきに、丞相の娘は顔をあげる。
やっと気が付いたのだ。
叔父たちが恐れていた狐は
実はこの子を守っていたのだ、と。
彼女の名でこれ以上、罪を負わされることがないように。
そして有事の際にはその身を守れるよう。
「いやあ、想像以上にクズだったとはな。
狐っ子つけといて良かったぜ」
人々の奥から、慶春が姿を現す。
口調はいつもの通りだが、
今日は行商人の姿ではなく、
クセの強い髪を後ろで束ね、
立派な羽織と袴を身に着けていた。
彼は暖かい目で赤子を覗き込みながら言う。
「……よく持っていてくれたな、ありがとよ」
赤子の片手には、慶春が贈った小さな緑の人形があった。
「これを取り上げると、ひどく泣くのですもの。
……本当に、お守りでしたのね?」
涙をこぼしながら丞相の娘が言い、
慶春は爽やかに笑ってうなずく。
「あったり前だろ? この子は宝だもんな。
吉祥天だろうが違おうが関係ねえよ」
丞相の娘は察した。
この人は最初から、
我が子が吉祥天様の転生ではないことを知っていた。
それでもこの身を案じてくれたのだ、と。
彼は振り返り、皆に大声で言う。
「わかっちゃいるとは思うが、この子は被害者だぜ。
とんでもねえ祖父と大叔父に利用されただけだ。
それに立派な”破邪”だったじゃねえか。充分すげえよ」
そして丞相の娘に優しく告げる。
「優しい良い子だ。
母親を守ろうとする、けなげな娘だよ。
大事にしてやんな」
丞相の娘は何度もうなずき、赤子を抱きしめる。
吉祥天の母だと言われ、もてはやされ、調子に乗って。
服や宝飾品を買いあさる毎日だったが。
この子は自分の子であり、自分は自分だ。
そしてそれで充分、幸せなのだ。
慶春はくるりと向きを変え、
よろよろと起き上がって来た天命師と
涙でグシャグシャの丞相に言ったのだ。
「洗いざらい、言ってみろ。
それが贖罪の始まりだ」
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皆が見つめる中、丞相が語り出した。
「天帝がお倒れになった時は、
”この先どうなることか”とひどく案じた。
”天帝はこの世の要”だと
学び育ってきたのだからな」
丞相は皮肉な笑みを浮かべながら言う。
「しかし……何年経っても、何も起こらなかった。
むしろ上手くいっている気さえしていた」
やがて”いなくても良い”が、
”いない方が良い”に変わっていく。
「ダルアーグの大統領に金や武器を送ったのは、
あの国に独裁国でいて欲しかったからだな?」
レイオウの言葉に、丞相は目を見開く。
「他国との交流が活発になれば、
ダルアーグの北にある氷山の中身を
独占できなくなってしまうからな
……貴重な”天衣翡翠”が」
「”天衣翡翠”だと!?」
人々がざわめく。美しいだけでなく、
人の”能力”を上げる力を持つ”天衣翡翠”。
あの国に交渉に行った際、偶然に見つけたそれを
丞相はどうしても独占したかったのだ。
「多くの妖魔が群がっていたのは、
あの地に”天衣翡翠”が埋まっていたからか」
納得したようにクーカイが言う。
レイオウはうなずき、皆に説明する。
「北の氷が溶けるのは、不吉な予兆だ。
だから俺はそれを調べに行ったのだが。
しかしそれは、”天衣翡翠の採掘”という
人為的なものだったのだ」
丞相は乾いた笑いをもらす。
「フッ。 全てご存じだったか。
破邪顕正の剣は全てを暴く、というのは本当だな」
「まあ、確かな証拠を明示できるまでは
糾弾することはできなかったが……
まさかこんなことまで企んでいたとはな」
レイオウのその言葉に、丞相はうなだれる。
「儂が宮廷の頂点に立つためには
金だけでは無理だったのだ。
吉祥天は儂に、人心を掌握させる力を持たせるはずだった」
たくさんの財を得て、自分の弟を最高位の天命師に任命。
さらには孫娘を吉祥天に仕立て、権力を握ろうとしたのだ。
「吉祥天を名乗らせておいて、
いつまで経っても悪鬼や妖魔が消えないことを
何と言い訳するつもりだったのですか?」
アヤハが厳しく問いただす。
その時、非難の矢面に立つのは、
丞相ではなく、あの赤子だからだ。
「そんなもの、何とでも言える。
”天系図”には本当に、光が現れているのだからな」
丞相の言葉に、全員が黙り込む。
つまり。
本物の吉祥天様が、
この世界のどこかに降臨しているのだ。
捕縛された天命師が言う。
「吉祥天の光が現れたのは間違いない。
ただし。それがいつかは分からないのだ。
天帝がこの”天系図”をしまい込んでおられたからな」
「なんだと!?」
「天帝様のお側に、常にあるはずですのに……」
人々は困惑し、ざわざわと話し始める。
丞相は下を向いたままつぶやいた。
「お見舞いに伺った際、面会は断られたのだが。
帰りに寄った宝物庫で、これを見つけたのだ。
布でぐるぐる巻きにされていたから、
てっきり何か、力の強いものを
封印しているのかと思ったのだ」
力を欲していた丞相は
何かしらの理由をつけて、
侍従に命じてこれを持ち帰ったのだ。
そして”天系図”の中の光をみつけ、
今回の策を思いついたのだ。
金では動かなかった者も、
吉祥天の名を出せば従うだろう、と考えて。
「天帝はなぜ、”天系図”を……」
レイオウがそこまで言った時、
縛られたままで天命師が叫んだ。
「不吉だからに決まってるであろう!」
全員が彼を見た。
血走らせた目で、天命師は皆に問うたのだ。
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