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第二章
63 明らかになる事実
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レイオウ達を帝都に招いた時。
天命師は宣言したのだ。
「これからは天帝ではなく、
吉祥天を生み出した丞相家に従え。
これは”神託”である」
しかしレイオウ達はそれを拒否し
自分たちに対し懐疑的な態度で去って行ったのだ。
”このまま四天王家を掌握できねば
全ての計画が崩れてしまう!”
そう思った丞相はすぐに通達を出した。
”神”を信じる僧家たちと”天命”を重んじる武家に対し
神託が下ったことを知らせ、従うように。
そして天帝や四天王は、吉祥天の降臨により
役割を終えたため、すぐに退くべきと書したのだ。
その頃はまだ、彼らの”計画”が成就すると思っていたから。
しかし。
「何故、僧家や武家が審議を要求してくるのだ?!」
驚いた丞相が叫ぶと、
知らせを届けに来た文官は、困惑顔で文を差し出した。
すぐさま丞相と天命師はそれに目を通す。
僧家の主張はこうだ。
「服従を強いるのも、一部の者が統治するのも
吉祥天の本質とは大きく異なる。
彼女は全てに対し平等である。
誰にも従わず、従わせたりはしない」
武家は当然の理由を述べていた。
「吉祥天は誰も傷つけず
誰にも傷つけられることはないという。
しかし他の人民はそうではない。
まだ妖魔や悪鬼がはびこる今、
四天王が手を引けば人類は終わりだ」
そして双方、この通達を断固拒否してきたのだ。
「人類の敵は妖魔や悪鬼だけではないのだ。
天帝と四天王は政務にも優れている。
今後も彼らの存在は我らの支えになるはずだ」
そして彼らの要求はひとつ。
「本当に吉祥天がご降臨されたのか、
そして本当にそのような天啓が下されたのか
我らも交え審議していただきたい」
そしてその書には、
すでに審議会の日時や場所まで指定してあった。
「……兄上」
天命師がすがるような目で丞相を見た。
丞相はつぶやく。
「まだだ。まだ覆せる」
ーーーーーーーーーーーー
「そうそうたる顔ぶれだな」
レイオウは見渡して言う。
帝都の大広間にずらりと並ぶのは
四天王をはじめとする僧家、武家、高位華族の面々だ。
この審議会において、
丞相家が出した条件はひとつ。
”何者も決して、武器を持ち込まない事”だった。
もちろんレイオウに”破邪顕正の剣”を使わせないのが目的だ。
ずらりと並ぶ面々の前に、天命師が現れた。
後ろから大きな台座に乗せられた大きな水晶が運ばれてくる。
球形の水晶は、ルチルクォーツのように何かを内包していた。
それは良く見ると星座であり、
銀河のような筋まで有していた。
「おお! ”天系図”だ!」
「初めてみたぞ……あれがこの世の理を現す国宝か」
滅多にみられぬ貴重な宝を前に、
人々は驚き、まなこを凝らして凝視する。
「皆様、こちらをご覧ください」
天命師はその水晶の真ん中を指し示した。
「……光っている……あれは!」
「確かに、中央に光る何かがあるぞ!」
水晶の真ん中に、ダイヤモンドのような結晶があり
それはキラキラと光を放ってたのだ。
「ワシは若い頃、”天系図”を見たことがあるが。
あのようなものは無かったが」
「俺もだ。幼い頃に見る機会に恵まれたが、
光っているものなどなかったぞ」
人々が言うのを聞き、天命師はうなずいた。
「最近現れたのです。……大僧正様、
”天系図の中央に現れた光”とは、何を差しますか?」
間近に立ち、じっと見つめていた大僧正が答える。
「言うまでもなかろう。
……吉祥天様のご降臨だ」
おお……
大広間に感嘆の声が響き渡る。
どのような”能力”の影響も受けない特別な水晶、
その内部であるため、細工など出来無いのだ。
「そうです。吉祥天様は間違いなく、
この世界にご降臨されたのです!」
天命師は恭しく述べ、人々から拍手が起こった。
「なんと素晴らしいことでしょう!」
「世界が幸福に包まれる時は近いぞ!」
皆が喜んでいる空気に安心し、
天命師はホッと息をつく。
しかし、問題は次だ。
大僧正の横に立つ、武家の重鎮である八幡守の当主が言った。
「次は”天啓”をお見せいただきたい。
これは文様となって現れる、
と古文書にあります故」
”やはり、そうきたか”
そう思いつつ、天命師は頭をさげたまま告げる。
「これは文様ではなく、神託として現れました。
満月の晩、私のところに神の声が届いたのです」
とたんにザワザワする一同。
それを制するように、丞相が大声で言う。
「天啓は文様だけではない。
強い神意ほど、直接”聞こえた”と記されているではないか」
確かにその通りなのだ。
古来、神通力の高い者に対し、
災害をいち早く知らせようと、
神が”天啓”をもたらしたこともあった。
「では、あなたの孫娘殿が吉祥天だというのも、
彼女の一族が今後は支配する、というのも
神のお言葉として聞こえたのか?」
八幡守当主は眉をひそめて言う。
「支配とは言っておりません。
従うと良い、と……」
もごもごと口ごもる天命師。
皆が黙り込んでしまう。
やがて静かに、大僧正が言った。
「……ではその赤子をこの場に」
一瞬とまどったが、丞相はうなずき、
後方の侍従に指示を出した。
”あの子が吉祥天ではない、という証明は難しいのだ”
心の内ではそう考えながら。
しばらくして、丞相の娘が抱いてくる。
自分の娘が疑われていると知り、
かなり不安げな顔をしていた。
「さて、どうやって証明すれば良いでしょうか。
逆にこの子が吉祥天様でないと
皆様に証明できますでしょうか?」
天命師がすました顔で言う。
「ただ……まだ覚醒しておらぬ故
妖魔には襲われていまうでしょう。
なんせ吉祥天は何者も攻撃しないのですから」
丞相がニコニコ顔で言うとおり、
吉祥天は覚醒すれば妖魔も悪鬼も近づかないが
その覚醒には時間がかかる、と古文書にあるのだ。
どうやって試せば良いのか、
顔を見合わせ思案する人々の中。
赤子がぐずり始めたのだ。
「……あらあら。もう少し辛抱おし」
丞相の娘が声をかけながら
優しくあやしていると。
「どれ、笛をきかせてみよう。
北の赤子はこれで泣き止む」
そう言ってレイオウが赤子に近づいた。
眉目秀麗でかつ精悍な彼を見て、
丞相の娘は自分から歩み寄って言う。
「ぜひ、お願い申し上げます」
「待て! 北王門!」
天命師が制止するが、レイオウは目も向けずに
ふところから龍笛を出した。
そして丞相に向かって言う。
「安心せよ。今日は笛しか持っておらぬ」
それを聞いた丞相はフン、と鼻をならし、
勝手にしろとつぶやいて横を向くが。
天命師の顔面は蒼白になっていた。
そしてレイオウに向かって駆けながら叫ぶ。
「止めよ! 止めるのだ!」
彼の目には視えていたのだ。
レイオウの笛が、ただの笛ではなく
龍笛に姿を変えた”破邪顕正の剣”であることを。
レイオウの直前で、クーカイが天命師を止めた。
セーランとアヤハは挟み込むように丞相の横に立っている。
レイオウが龍笛を吹いた。
短くも、優しい曲だった。
眠りを誘うような、柔らかな音調の。
「うわあああああああ」
それを聞かせまいとするかのように
拘束されたまま天命師がわめいた。
その時。
どこかで狐の鳴き声が聞こえたような気がした。
「きゃああああ!」
突然、丞相の娘の悲鳴が響く。
天命師の口の中から、真っ黒い小幽鬼が
ボロボロと零れ落ちていたのだ。
「……あれは! 小幽鬼じゃないか!」
ゴボゴボ……ゴボゴボ……
腹を押さえ目を見開いたまま、
天命師は妖魔を吐き出し続ける。
床に落ちた真っ黒い小幽鬼は
その場でのたうち回ったり、
ウネウネと移動を始めたりしていた。
たいした力もない魔物ゆえ、
大広間の者たちは恐れてはいなかった。
ただこれを体内に潜ませていた天命師のことを
信じられぬものを見る目で見つめていたのだ。
しかし丞相の娘は違った。
初めて見る妖魔に対しパニックになり
赤子を抱えたまま喚き続けた。
「嫌ああああ! 誰か、誰か助けてええ!」
すると。
赤子がいきなり天に向け手を伸ばし、
強い光の波動を周囲に広げたのだ。
それを浴びた小幽鬼は全て、
たちまち灰となり、消え去っていった。
「なんと! 赤子が妖魔を?!」
「これは”破邪”の気ではないか!」
孫娘が”破邪”の気を発したのだ。
全員が、唖然とそれを見守っていた。
丞相は叫び声をあげ顔を覆い、
天命師はその場に崩れ落ちていく。
そして大僧正が、苦い顔でみなに告げたのだ。
「これで判明した。
……この子は吉祥天様ではない」
天命師は宣言したのだ。
「これからは天帝ではなく、
吉祥天を生み出した丞相家に従え。
これは”神託”である」
しかしレイオウ達はそれを拒否し
自分たちに対し懐疑的な態度で去って行ったのだ。
”このまま四天王家を掌握できねば
全ての計画が崩れてしまう!”
そう思った丞相はすぐに通達を出した。
”神”を信じる僧家たちと”天命”を重んじる武家に対し
神託が下ったことを知らせ、従うように。
そして天帝や四天王は、吉祥天の降臨により
役割を終えたため、すぐに退くべきと書したのだ。
その頃はまだ、彼らの”計画”が成就すると思っていたから。
しかし。
「何故、僧家や武家が審議を要求してくるのだ?!」
驚いた丞相が叫ぶと、
知らせを届けに来た文官は、困惑顔で文を差し出した。
すぐさま丞相と天命師はそれに目を通す。
僧家の主張はこうだ。
「服従を強いるのも、一部の者が統治するのも
吉祥天の本質とは大きく異なる。
彼女は全てに対し平等である。
誰にも従わず、従わせたりはしない」
武家は当然の理由を述べていた。
「吉祥天は誰も傷つけず
誰にも傷つけられることはないという。
しかし他の人民はそうではない。
まだ妖魔や悪鬼がはびこる今、
四天王が手を引けば人類は終わりだ」
そして双方、この通達を断固拒否してきたのだ。
「人類の敵は妖魔や悪鬼だけではないのだ。
天帝と四天王は政務にも優れている。
今後も彼らの存在は我らの支えになるはずだ」
そして彼らの要求はひとつ。
「本当に吉祥天がご降臨されたのか、
そして本当にそのような天啓が下されたのか
我らも交え審議していただきたい」
そしてその書には、
すでに審議会の日時や場所まで指定してあった。
「……兄上」
天命師がすがるような目で丞相を見た。
丞相はつぶやく。
「まだだ。まだ覆せる」
ーーーーーーーーーーーー
「そうそうたる顔ぶれだな」
レイオウは見渡して言う。
帝都の大広間にずらりと並ぶのは
四天王をはじめとする僧家、武家、高位華族の面々だ。
この審議会において、
丞相家が出した条件はひとつ。
”何者も決して、武器を持ち込まない事”だった。
もちろんレイオウに”破邪顕正の剣”を使わせないのが目的だ。
ずらりと並ぶ面々の前に、天命師が現れた。
後ろから大きな台座に乗せられた大きな水晶が運ばれてくる。
球形の水晶は、ルチルクォーツのように何かを内包していた。
それは良く見ると星座であり、
銀河のような筋まで有していた。
「おお! ”天系図”だ!」
「初めてみたぞ……あれがこの世の理を現す国宝か」
滅多にみられぬ貴重な宝を前に、
人々は驚き、まなこを凝らして凝視する。
「皆様、こちらをご覧ください」
天命師はその水晶の真ん中を指し示した。
「……光っている……あれは!」
「確かに、中央に光る何かがあるぞ!」
水晶の真ん中に、ダイヤモンドのような結晶があり
それはキラキラと光を放ってたのだ。
「ワシは若い頃、”天系図”を見たことがあるが。
あのようなものは無かったが」
「俺もだ。幼い頃に見る機会に恵まれたが、
光っているものなどなかったぞ」
人々が言うのを聞き、天命師はうなずいた。
「最近現れたのです。……大僧正様、
”天系図の中央に現れた光”とは、何を差しますか?」
間近に立ち、じっと見つめていた大僧正が答える。
「言うまでもなかろう。
……吉祥天様のご降臨だ」
おお……
大広間に感嘆の声が響き渡る。
どのような”能力”の影響も受けない特別な水晶、
その内部であるため、細工など出来無いのだ。
「そうです。吉祥天様は間違いなく、
この世界にご降臨されたのです!」
天命師は恭しく述べ、人々から拍手が起こった。
「なんと素晴らしいことでしょう!」
「世界が幸福に包まれる時は近いぞ!」
皆が喜んでいる空気に安心し、
天命師はホッと息をつく。
しかし、問題は次だ。
大僧正の横に立つ、武家の重鎮である八幡守の当主が言った。
「次は”天啓”をお見せいただきたい。
これは文様となって現れる、
と古文書にあります故」
”やはり、そうきたか”
そう思いつつ、天命師は頭をさげたまま告げる。
「これは文様ではなく、神託として現れました。
満月の晩、私のところに神の声が届いたのです」
とたんにザワザワする一同。
それを制するように、丞相が大声で言う。
「天啓は文様だけではない。
強い神意ほど、直接”聞こえた”と記されているではないか」
確かにその通りなのだ。
古来、神通力の高い者に対し、
災害をいち早く知らせようと、
神が”天啓”をもたらしたこともあった。
「では、あなたの孫娘殿が吉祥天だというのも、
彼女の一族が今後は支配する、というのも
神のお言葉として聞こえたのか?」
八幡守当主は眉をひそめて言う。
「支配とは言っておりません。
従うと良い、と……」
もごもごと口ごもる天命師。
皆が黙り込んでしまう。
やがて静かに、大僧正が言った。
「……ではその赤子をこの場に」
一瞬とまどったが、丞相はうなずき、
後方の侍従に指示を出した。
”あの子が吉祥天ではない、という証明は難しいのだ”
心の内ではそう考えながら。
しばらくして、丞相の娘が抱いてくる。
自分の娘が疑われていると知り、
かなり不安げな顔をしていた。
「さて、どうやって証明すれば良いでしょうか。
逆にこの子が吉祥天様でないと
皆様に証明できますでしょうか?」
天命師がすました顔で言う。
「ただ……まだ覚醒しておらぬ故
妖魔には襲われていまうでしょう。
なんせ吉祥天は何者も攻撃しないのですから」
丞相がニコニコ顔で言うとおり、
吉祥天は覚醒すれば妖魔も悪鬼も近づかないが
その覚醒には時間がかかる、と古文書にあるのだ。
どうやって試せば良いのか、
顔を見合わせ思案する人々の中。
赤子がぐずり始めたのだ。
「……あらあら。もう少し辛抱おし」
丞相の娘が声をかけながら
優しくあやしていると。
「どれ、笛をきかせてみよう。
北の赤子はこれで泣き止む」
そう言ってレイオウが赤子に近づいた。
眉目秀麗でかつ精悍な彼を見て、
丞相の娘は自分から歩み寄って言う。
「ぜひ、お願い申し上げます」
「待て! 北王門!」
天命師が制止するが、レイオウは目も向けずに
ふところから龍笛を出した。
そして丞相に向かって言う。
「安心せよ。今日は笛しか持っておらぬ」
それを聞いた丞相はフン、と鼻をならし、
勝手にしろとつぶやいて横を向くが。
天命師の顔面は蒼白になっていた。
そしてレイオウに向かって駆けながら叫ぶ。
「止めよ! 止めるのだ!」
彼の目には視えていたのだ。
レイオウの笛が、ただの笛ではなく
龍笛に姿を変えた”破邪顕正の剣”であることを。
レイオウの直前で、クーカイが天命師を止めた。
セーランとアヤハは挟み込むように丞相の横に立っている。
レイオウが龍笛を吹いた。
短くも、優しい曲だった。
眠りを誘うような、柔らかな音調の。
「うわあああああああ」
それを聞かせまいとするかのように
拘束されたまま天命師がわめいた。
その時。
どこかで狐の鳴き声が聞こえたような気がした。
「きゃああああ!」
突然、丞相の娘の悲鳴が響く。
天命師の口の中から、真っ黒い小幽鬼が
ボロボロと零れ落ちていたのだ。
「……あれは! 小幽鬼じゃないか!」
ゴボゴボ……ゴボゴボ……
腹を押さえ目を見開いたまま、
天命師は妖魔を吐き出し続ける。
床に落ちた真っ黒い小幽鬼は
その場でのたうち回ったり、
ウネウネと移動を始めたりしていた。
たいした力もない魔物ゆえ、
大広間の者たちは恐れてはいなかった。
ただこれを体内に潜ませていた天命師のことを
信じられぬものを見る目で見つめていたのだ。
しかし丞相の娘は違った。
初めて見る妖魔に対しパニックになり
赤子を抱えたまま喚き続けた。
「嫌ああああ! 誰か、誰か助けてええ!」
すると。
赤子がいきなり天に向け手を伸ばし、
強い光の波動を周囲に広げたのだ。
それを浴びた小幽鬼は全て、
たちまち灰となり、消え去っていった。
「なんと! 赤子が妖魔を?!」
「これは”破邪”の気ではないか!」
孫娘が”破邪”の気を発したのだ。
全員が、唖然とそれを見守っていた。
丞相は叫び声をあげ顔を覆い、
天命師はその場に崩れ落ちていく。
そして大僧正が、苦い顔でみなに告げたのだ。
「これで判明した。
……この子は吉祥天様ではない」
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