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王宮の庭に停まった見覚えのある馬車を見て、彼がここに来ていることを悟った。
玉座の間を訪れてそれは確信へと変わる。
そこには私の元婚約者レイブンと、彼の妹のミラの姿があった。
「エミリアか……それにアリアに、ロイ様の……執事だったかな? 何しに来たんだ?」
レイブンが警戒するように私たちに言った。
セバスチャンがそれに応える。
「国王様に直にお伝えしたいことがあって参りました」
玉座に座る国王がセバスチャンを見て頷く。
「ほう、久しいなセバスチャン。お前のことだ、そうとう重要な案件なんだろうな」
「もちろんでございます国王様」
ここに来るまでに聞いたことだが、セバスチャンはロイが生まれる前、王宮にいたらしい。
国王様の側近として仕え、政治にも助言をしていたとか。
この玉座の間に立ち入ることが許されたのも全てセバスチャンのおかげだ。
「まずはこれを見てください」
セバスチャンが懐からコードが残した箱を取り出した。
そして呪文を唱え、箱を開ける。
途端に煙が中から出て来て、そこに四角形の景色が映った。
私とアリアが先日見た光景だ。
全てを見た後、国王が狼狽えながら玉座から立ち上がる。
その眼光はレイブンを捕らえていた。
「レイブン……こ、これは本当のことなのか? こんなことが――他国に魔法武器を流して戦争を誘発させるなんて……そ、そんな恐ろしいことを計画していたのか!?」
コードが見つけた紙には、レイブンの計画が書かれていた。
他国へと魔法武器を流し、戦争を誘発させ、この国諸共滅亡させるという最悪な計画が。
レイブンは少しの間黙った後、やっと口を開く。
「……何かの間違いでは? おそらく魔法で偽りの事実を作り上げたのでしょう。実際の紙でも見ない限り、僕が計画していたという証拠には――」
「それならここにあります!」
私がそう口にすると、その場にいた全員の視線が向けられる。
緊張感の中、私は鞄から、レイブンの計画書を取り出した。
「な、なぜそれがここに……!?」
苦悶の表情を浮かべるレイブンを見て、私は説明をする。
「ルーブル公爵が協力してくれたのです。先ほどの映像を見た公爵が、レイブン様の屋敷を捜索する許可をくれたのです。まだ処分していないなんて、詰めが甘いですね」
挑発にも似た私の言葉に、レイブンの眉が歪む。
「ふむ、なるほどな」
国王は神妙な顔つきになると、傍に仕えていた兵士に言う。
「今すぐレイブンを捕らえ――」
「お待ち下さい!!!」
叫んだのはミラだった。
玉座の間を訪れてそれは確信へと変わる。
そこには私の元婚約者レイブンと、彼の妹のミラの姿があった。
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レイブンが警戒するように私たちに言った。
セバスチャンがそれに応える。
「国王様に直にお伝えしたいことがあって参りました」
玉座に座る国王がセバスチャンを見て頷く。
「ほう、久しいなセバスチャン。お前のことだ、そうとう重要な案件なんだろうな」
「もちろんでございます国王様」
ここに来るまでに聞いたことだが、セバスチャンはロイが生まれる前、王宮にいたらしい。
国王様の側近として仕え、政治にも助言をしていたとか。
この玉座の間に立ち入ることが許されたのも全てセバスチャンのおかげだ。
「まずはこれを見てください」
セバスチャンが懐からコードが残した箱を取り出した。
そして呪文を唱え、箱を開ける。
途端に煙が中から出て来て、そこに四角形の景色が映った。
私とアリアが先日見た光景だ。
全てを見た後、国王が狼狽えながら玉座から立ち上がる。
その眼光はレイブンを捕らえていた。
「レイブン……こ、これは本当のことなのか? こんなことが――他国に魔法武器を流して戦争を誘発させるなんて……そ、そんな恐ろしいことを計画していたのか!?」
コードが見つけた紙には、レイブンの計画が書かれていた。
他国へと魔法武器を流し、戦争を誘発させ、この国諸共滅亡させるという最悪な計画が。
レイブンは少しの間黙った後、やっと口を開く。
「……何かの間違いでは? おそらく魔法で偽りの事実を作り上げたのでしょう。実際の紙でも見ない限り、僕が計画していたという証拠には――」
「それならここにあります!」
私がそう口にすると、その場にいた全員の視線が向けられる。
緊張感の中、私は鞄から、レイブンの計画書を取り出した。
「な、なぜそれがここに……!?」
苦悶の表情を浮かべるレイブンを見て、私は説明をする。
「ルーブル公爵が協力してくれたのです。先ほどの映像を見た公爵が、レイブン様の屋敷を捜索する許可をくれたのです。まだ処分していないなんて、詰めが甘いですね」
挑発にも似た私の言葉に、レイブンの眉が歪む。
「ふむ、なるほどな」
国王は神妙な顔つきになると、傍に仕えていた兵士に言う。
「今すぐレイブンを捕らえ――」
「お待ち下さい!!!」
叫んだのはミラだった。
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