寝取らせ

MAMEDEN

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寝取らせ短編集

短編②刺激

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 付き合って一年目の頃。
 「ね~え、3Pしない?」

 彼女の唐突な申し出に咽せてしまった。
 食べかけていた枝豆の一粒はテーブルに落ち、更に床へと転がる。
 オレは豆を拾おうと腰をかがめた。
 意図していなかったが、同時に彼女の細い脚が目に入る。
 確かに興味はあったが、男が2人の方の3Pと聞き、即座に断った。
 自分の彼女が、他の男に抱かれる姿など見たいヤツなんかいない。

 「じゃあ、女の子2人の3Pならあり??」
 次にそう聞かれた瞬間、返答するのに一瞬戸惑った。
 正直言うと興味が湧いたからだった。
 しかし、そんな事を彼女に言える訳がない。

 「あっ、有りなんだ~!それってズルくな~い?」
 彼女に心中を読まれ焦ってしまう。

 「女の子2人いてチンポ1本じゃ足りないっしょ?1人の娘は待ってる訳?」
 彼女の声が大きすぎて、慌てて口を遮った。
 「女には上下にお口があるでしょ?」
 小声で囁かれ納得してしまいそうな自分がいた。

 強制的に会話を終わらせようと、別の話題に振った後だった...

 「ゴメン、あのねー。私、好きな人が出来ちゃったの」
 
 友達の知り合いだった男とは、2人だけで数回会ったらしい。
 最近会った時にエッチもしてしまったと告白され、頭が混乱してしまう。
 ここまでの話しをするという事は、別れを覚悟しているんだと思う。

 ショックを受けたと同時に、別れたくないと強く感じた。

 「もしかして、3Pってその人と?」

 彼女の話では、新しい男に3Pを持ちかけられ、男は友達を連れてくると言ってるようだ。
 男の事は好きだから、言ってる通りにしてあげたいとは思っているものの、知らない男友達には警戒心を持っている。
 だから、私の知り合い?でもいいかと確認したところ、構わないと返答されたらしい。

 「知り合い?もしかして、その人には彼氏がいるって言ってなかったの?」
 
 気まずそうに頷く彼女を見て閉口してしまった。

 「色々ゴメン、、やっぱイヤに決まってるよね。そういう事だから、、、」

 「いいよ!付き合うよ」

 彼女から本当の別れの宣告を受ける前に、勢いで言ってしまった。

 「ホント?良かった~、やっぱ不安だったから、、、ちょっと待ってね」

 そう言いながらスマホをイジリ出す。

 「22時だって。大丈夫だよね?」

 今日の話しだと知り、更に驚いた。
 
 「付き合ってるコトは内緒だよ!?」

 どこまでも身勝手な彼女に引いてる自分もいたが、オレが行かなかったとて彼女は新しい男に会いに行くだろう。

 とりあえず、まだ別れてはいない、、、言わば気持ちのほとんどが、新しい男への嫉妬心からの行動だった。
 
 待ち合わせのコンビニに着く。
 外の喫煙コーナーでタバコを吹かす1人の男、、、彼女が手を振りながら近づいて行く。
 オレとは全く異なるタイプの男だった。
 近づいて行くと、その威圧感とは異なり人懐っこい笑顔だった。

 コンビニで各々に好きなものをカゴに入れる。
 レジの会計は4870円だった、、コンビニでの買い物にしては買い過ぎた感があった。
 割り勘にしようか?いや、ココはオレが払おうか、、、でも、正直。今月余裕ないしな~、、、
 次の瞬間、男は一万円札をレジに置き
 「これで、、、」
 あっけなく会計を済ませた。
 
 コンビニからホテルへ向かう道で、小声で話しかけてきた。
 「いいんすか?マジで。なんか緊張するっす。先にやっちゃって下さい、、自分2番手頑張るんで!」

 まるで彼女を性のはけ口の様に語る仕草、、、、、全てが不快だった。

 ホテルに入室すると、
 「みんなで一緒にシャワーしない?」
 はしゃぐ彼女の提案を断り、1人ソファーに腰掛け缶ビールを飲む。

 「じゃあ私たちだけで行こっか」

 浴室からは、和気あいあいとした笑い声が聞こえてくる。
 意地を張ってしまった自分を、少し恥ずかしく思い出していた頃から様相が変わり始める。
 彼女の喘ぎ声と、ペチペチ、パンパンと一定のリズムが浴室の反響により聞こえて来る。
 間違いなく行為をしている。
 居た堪れなくなり、今のうちに帰ろうかとも考えた。
 愛している彼女が他の男に抱かれている。
 数分後、静かになった浴室同様に心の波が穏やかになっている自分に気付いた。
 2人が浴室から出て来る。
 彼女は冷やしていた缶チューハイを冷蔵庫から取り出すなり
 「アルコール消毒しなくっちゃー!」
 そう言い飲み始めた。
 浴室にはコンドームもなかったであろう、、、男のフィニッシュをどう受け止めたのか?鈍感なオレでも想像出来た。

 オレは1人シャワーを浴びた。
 この場所で彼女が他の男に汚された、、、、
 いや?彼女は向こうの男を選んでオレに別れを切り出してきた。
 と、いう事は新しく交際を始めようとしている2人の間に割り込もうとしているのはオレの方なのか?

 彼女を寝取られたショックと同時に、今後の展開によってはオレが新しい男から彼女を寝取ることになってしまう。
 もちろん、彼女はモノではない。
 彼女の意思が尊重されなければならない。
 もしかしたら、彼女を抱くのも今夜が最後になるかもしれない。
 いつの間にか気持ちは軽くなり、ボディーソープを流しながら、自分が勃起している事に気付いた。

 浴室から出ると2人はベットの上で戯れあっている。
 男は下着一枚、彼女はバスローブを羽織っている。
 オレに気付いた彼女は
 「さ~、始めちゃいますかー!」
 まるでスポーツでも始めるかの様なノリ。
 起き上がりバスローブを脱ぐ。
 ブラはしておらず、彼女の白い柔らかな乳房が目に飛び込んできた。
 彼女は脱ぎ捨てたバスローブのポケットからあるものを取り出し枕元に置いた。
 それは、使用済みコンドームだった。
 ピンク色のゴムの中には精液らしきものが確認できる。
 「ごめ~ん、もう1発やっちゃった。だから次は先に入れていいよ!口はゴム無しでいいけど、マンコ入れるなら付けてね!」

 どうやら、先程のオレの憶測は違っていたようだった。
 ちゃんとゴムを付けて行為していたようだ。
 「バカ、そんなもん捨てろよ!」
 慌ててゴムを取り、ティッシュでつつむとゴミ箱に投げ捨てた男。
 
 彼女は苦笑いしながら下着を脱いだ。
 それに合わせるかのようにオレたちも下着を脱ぐ。
 部屋の照明は若干暗くしたものの、軽く開いた彼女の秘部は光を反射し、濡れている事が窺い知れた。
 オレは亀頭を彼女の膣口に密着させ、ゆっくりと腰を沈めていく。
 彼女は一瞬眉間にシワを寄せるものの、深い吐息を吐き出した。
 左手には男のチンポを握り、手コキしている。
 彼女の全神経がオレに向いてない事に嫉妬しつつ、それさえもエネルギーに変えて激しく腰を動かした。
 男のチンポは半勃ち状態、まだ回復していない。
 彼女の手の動きに合わせて、ニュルニュルと飛び出す亀頭が気持ち悪くもあり、滑稽でもあった。

 「ああっ。イクッ、いっちゃう!」
 彼女が背筋を伸ばす様に硬直すると、膣圧は一気に上がり内容物は搾り取られ、あえなくオレは果ててしまった。

 しかし、余韻に浸る前に
 「次、いいっすか?」
 次と言う言葉が、再度彼女をモノ扱いしているように感じ、一瞬嫌悪感が湧くものの、彼女の女性器の前で縮んでいく分身を見ながら自分の力のなさに恐縮してしまった。

 男はいつの間にか復活していたようで、彼女に一言二言話しかけた後に挿入を始めた。
 オレは自分でゴムを外しながら、信じられない程大量に射精していた事に気付く。
 普通なら賢者タイムしかり、気持ちが冷静になっていくであろうところだが、彼女にとっての3回戦は既に始まっていた。
 暫くはマグロ状態でなされるがままになっていた彼女だったが、暫くするとまた喘ぎ出した。
 自身の縮んだ分身を見ながら、改めて男女の性器の違いを知る。
 正直、先程の快感は半端なく、正直次を出来る自信はなかった。
 自分の欲を彼女に吸い取ってもらい、気持ちは冷静だった。
 2人の行為を横目で見ながら、特に嫉妬の気持ちも湧いてこない。
 自分が身を引き、2人が幸せになるなら、それはそれで良いではないか....
 しかし、そのままでは終わらなかった。
 2人は途中からゴムを外して生で交わり出した。
 もちろん、最後は外で出していたが、彼女の真っ白な腹部に放出された精液が余りにも生々しかった。
 半ば諦めていたハズなのに、自分の大切な人を汚された思いに陥る。
 性欲というより嫉妬?否、雄としての本能に火がつく、、、、
 戦意喪失した男に代わり、彼女の下半身に再度硬くなった分身を近づけた。
 一瞬彼女は驚いた表情を浮かべる、それは、過去に2回連続で行為したことがなかったから、彼女にしてみれば以外だったのだろう。
 「すんません、一服しますわ」
 男はベットからソファーへと移動し、タバコに火をつけた。
 彼女のお腹の上には出されたばかりの精液が付着し、おへそに溜まっていく。
 精液特有の匂いが漂う中、男が吸うタバコの匂いがある意味中和し、匂いを薄めてくれた、、、
 オレは激しく腰を動かすものの、彼女も体力が限界に近づいていたのだろう。
 彼女の膣口ふきんでペチペチと音を立てるオレの玉袋を両手で握りしめた。
 !?驚くと同時に少し痛みを感じる。
 「もうダメッッ!残り全部出してー!」
 鈍痛と快楽の間でオレは慌てて息子をワレメから抜き出した。
 次の瞬間、2回目とは思えない程の大量の精液が宙を舞い、彼女の身体を汚す、、、、、


 そんな過去を思い出しながら、新婚初夜で彼女、否、嫁を抱く。
 そう、、、一瞬一瞬の積み重ねが今であり未来。
 いつも笑顔の彼女だが、挿入の瞬間だけ眉間にシワを寄せる。
 そんな彼女を愛している。
 これからも新しい嫁の表情を、一生をかけて守っていきたい。
 


 
 
 
 
 
 
 
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