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どうして…
穏やかな昼下がり、
友人たちは皆楽しそうに話しているが、
私はそれどころでは無い。
もう二度と見ることが出来ないと思っていた彼の姿が、
今、窓を隔てたその先に見えるのである。
嘘だ…でも、これは…
考えがまとまらない…私は…
「シアどうしたの?」
みんな心配そうにしているが、
周りに気を使う余裕もなく
「今日はもう帰りますわ」
私は公爵令嬢、そして…
今の彼と顔を合わせたところでどうしようもない。
そんなことを考えながら、
急いで寮に戻って行くのであった。
今の銀髪…
あれは…!
次の日
今日は試験当日
正直、そんなものをしている余裕は無いが、
欠席は許されない。
むしろ、他のことを考えていた方が気が紛れるか…
先生と共に複数の生徒が訪れる。
「今日の試験はここにいる全員で協力して受けてもらう。試験内容は…」
先生の話を聞き流しながら、
ふと視線を感じて前を見上げる。
「なっ…何で…」
か細い声が私の口からこぼれ出る。
彼はかつてと変わらない笑みで、
私に微笑みかけてくるのであった。
「シア?さっきからボーッとしてるけど大丈夫?」
「うん…」
大丈夫では無い。
すごく気まずい。
絶対あっちも気がついていたよね?
どうすれば…!
思わず頭を抱えそうになるが、
もちろんそんなことはしない。
私は…昔のようにはもう戻れないから…
キーン。
剣の音が鳴り響く
久しぶりに見る彼の剣に思わず見惚れてしまう。
やっぱり、綺麗…
ダンジョン攻略中だというのに、
私には危機感というものが全くない。
むしろ懐かしく…ああ、これは重症だ…
中腹で休憩に入る。
頭を冷やすためにみんなから離れて座っていると、
足音が近づいて来る。
誰だろう?顔を上げると、
「…!?」
「隣いいかな?」
断らないと!
と思っているのだが、
「どうぞ」
口では逆のことを言ってしまうのであった。
「僕の名前はノア、よろしくね。君の名前は?」
あの日の記憶がフラッシュバックする。
思わず、
「あなたに名乗る名前なんてないわ」
あっ、やば。
聞き耳を立てていたのか、
周りの空気が凍った。
クスクス。
その言葉を向けられた張本人、
ノアだけが笑って、
「そうだね。じゃあ、君の友人に倣って、シアと呼ぶことにするよ。」
やはり彼はどこまでも変わらない。
まっすぐで、純粋で、本当に眩しい。
それにしても、
彼に本当の名前を呼ばれて、
嬉しいと思ってしまう自分にはつくづく呆れる。
そしてこの場合の返事は、
「好きにすれば」
あの時と違うのは、微笑を浮かべていることぐらいだろう。
私たちにしか分からない会話…
周囲から見れば険悪そうに見えるが、
私たちの心はひどく凪いでいるのであった。
って、問題は何も解決してないが。
どうしようか頭悩ませているうちに、
「そろそろ出発する」
時間切れ。
そのまま攻略を進めて行くのであった。
前半よりは心穏やかに。
最深部
このダンジョンで最も危険な魔物がこの扉の先にいると言う。
陣形を固め、そっと扉を開くとそこには…
「人?」
ゾワッ。
いや、違う!
「みんな伏せて!」
ノアが指示を出した直後、
私たちの頭上を何かが走る。
ズドンッ。パラパラ。
ダンジョンが揺れる。
当たれば即死だっただろう。
「僕が囮になって足止めするから、みんなは逃げて」
はっ?
ノアの言葉にみんなが反論する。
「あれは魔物なんかよりよっぽど恐ろしい生き物だ。君たちがここで死ぬ必要はない。」
なんで…私となら…
「君に今を生きてほしいから」
なっ…
思わず涙が溢れてしまう…
なんで…あの時同じことを今…
これはみんなにではなく、
私に贈られたメッセージ。
なんで気づいて…
友人たちが私を外へ連れ出そうとする。
敵がノアを炎で覆い隠して…
「駄目っっっ」
パアッ。
炎がかき消される。
「また勝手に現れて、勝手にいなくなるの?そんなの絶対許さないから。」
自身が愛用していた杖を取り出す。
杖を敵に向け、
「ちゃんと責任とってよね」
高威力の攻撃魔法を仕掛ける。
山1つ吹き飛ばすほどの威力だ。
もちろんこんなものでは奴らは倒れない、
最後は、
グサッ。
「僕が囮になるって言ったのに」
「そこら辺は臨機応変にでしょ」
私の意図を読み取り、ノアがとどめを刺すのであった。
「よかったのシア?こんなに暴れて?」
「別にいいよ。ノアを犠牲にしてまで、守るものでも無かったし。」
「それはちょっと嬉しいな」
「もし私の居場所が無くなったら、ちゃんと責任とってよね」
「もちろん。僕は今も昔も、君の帰る場所であり続けるよ。」
昔のように軽口を叩き合いながら、
これからどうしようかと頭を悩ませるのであった。
かつて共に戦い、
お互いの人生に大きく影響を与えあった2人。
そんな彼らの物語は再びここから始まって行くのかもしれない。
~勇者物語~
勇者は森を訪れ、銀髪の少女を仲間に引き入れようとします。
「僕の名前はーー、よろしくね。君の名前は?」
「…」
勇者は彼女の名前を尋ねようとしますが、彼女は答えてくれません。
それじゃあ仕方がない。
僕をここまで連れて来てくれた君の友人たちに倣って、
ーーと呼ぶことにしよう。
彼女はその言葉を聞いて怪訝そうな顔をしますが、
どうでも良くなったのか、
「好きにすれば」
と、一言だけ述べ去っていきました。
次の日もその次の日も、
勇者は彼女の元を訪れ続けます。
「一緒に旅をしよう」
そう言われるたびに彼女は一言
「嫌」
とだけ言い残し去って行くのでした。
そんなある日、いよいよ根負けしたのか、彼女が尋ねます。
「なぜ私を誘うの?」
すると彼は
「君に今を生きてほしいから」
と答えます。
この言葉が彼女の心に響いたのでしょうか?
その後、勇者の仲間には魔法使いの少女を見かけるようなりましたとさ。
終
第3章 魔法使いを仲間に より
補足
シアは公爵令嬢で学園内でも有名。
その儚げな容姿と相まって、妖精姫とも呼ばれている。
常に穏やかな物腰で、学園内にファンクラブまで存在するが、
実際の性格は極度のめんどくさがり屋。
考えるのが面倒で、常に曖昧に微笑んでいたら、
いつの間にか周りに勝手な理想像を持たれるようになった。
訂正する気力もなく、
結局、今のスタイルに落ち着いたのである。
だが、それも今日まで。
普段の猫被りを全部捨ててしまった彼女は今後どうなるのか…
けれど、今までの全てを失っても、
ノアを助けてことに後悔はないシアであった。
前世はーーーーであり、
ノアには自分でもよく分からない特別な感情を持っている。
ムカつく時もあるが、なんだかんだ感謝はしているらしい。
ノアは平民ながら容姿端麗で、誰に対しても優しい姿から、
密かにファンクラブが存在する。
本人は無自覚だが、学園内の平民のほとんどの女子生徒は、
彼に恋をしているともっぱらの噂である。
しかも、貴族令嬢たちにも推されている。
ノアの席はいつも差し入れでいっぱいだ。
また、剣の特待生としてこの学園に通っており、
先生たち曰く、剣の腕は学内No. 1であるとか。
前世はーーであり、
シアのことは一目惚れである。
彼女の幸せが1番大切だと考えているため、
今の生活を台無しにしてしまったことをひどく申し訳なく思うが、
一方で自分を選んでくれたことに喜びも感じてしまう、
何とも複雑な思いのノアなのであった。
穏やかな昼下がり、
友人たちは皆楽しそうに話しているが、
私はそれどころでは無い。
もう二度と見ることが出来ないと思っていた彼の姿が、
今、窓を隔てたその先に見えるのである。
嘘だ…でも、これは…
考えがまとまらない…私は…
「シアどうしたの?」
みんな心配そうにしているが、
周りに気を使う余裕もなく
「今日はもう帰りますわ」
私は公爵令嬢、そして…
今の彼と顔を合わせたところでどうしようもない。
そんなことを考えながら、
急いで寮に戻って行くのであった。
今の銀髪…
あれは…!
次の日
今日は試験当日
正直、そんなものをしている余裕は無いが、
欠席は許されない。
むしろ、他のことを考えていた方が気が紛れるか…
先生と共に複数の生徒が訪れる。
「今日の試験はここにいる全員で協力して受けてもらう。試験内容は…」
先生の話を聞き流しながら、
ふと視線を感じて前を見上げる。
「なっ…何で…」
か細い声が私の口からこぼれ出る。
彼はかつてと変わらない笑みで、
私に微笑みかけてくるのであった。
「シア?さっきからボーッとしてるけど大丈夫?」
「うん…」
大丈夫では無い。
すごく気まずい。
絶対あっちも気がついていたよね?
どうすれば…!
思わず頭を抱えそうになるが、
もちろんそんなことはしない。
私は…昔のようにはもう戻れないから…
キーン。
剣の音が鳴り響く
久しぶりに見る彼の剣に思わず見惚れてしまう。
やっぱり、綺麗…
ダンジョン攻略中だというのに、
私には危機感というものが全くない。
むしろ懐かしく…ああ、これは重症だ…
中腹で休憩に入る。
頭を冷やすためにみんなから離れて座っていると、
足音が近づいて来る。
誰だろう?顔を上げると、
「…!?」
「隣いいかな?」
断らないと!
と思っているのだが、
「どうぞ」
口では逆のことを言ってしまうのであった。
「僕の名前はノア、よろしくね。君の名前は?」
あの日の記憶がフラッシュバックする。
思わず、
「あなたに名乗る名前なんてないわ」
あっ、やば。
聞き耳を立てていたのか、
周りの空気が凍った。
クスクス。
その言葉を向けられた張本人、
ノアだけが笑って、
「そうだね。じゃあ、君の友人に倣って、シアと呼ぶことにするよ。」
やはり彼はどこまでも変わらない。
まっすぐで、純粋で、本当に眩しい。
それにしても、
彼に本当の名前を呼ばれて、
嬉しいと思ってしまう自分にはつくづく呆れる。
そしてこの場合の返事は、
「好きにすれば」
あの時と違うのは、微笑を浮かべていることぐらいだろう。
私たちにしか分からない会話…
周囲から見れば険悪そうに見えるが、
私たちの心はひどく凪いでいるのであった。
って、問題は何も解決してないが。
どうしようか頭悩ませているうちに、
「そろそろ出発する」
時間切れ。
そのまま攻略を進めて行くのであった。
前半よりは心穏やかに。
最深部
このダンジョンで最も危険な魔物がこの扉の先にいると言う。
陣形を固め、そっと扉を開くとそこには…
「人?」
ゾワッ。
いや、違う!
「みんな伏せて!」
ノアが指示を出した直後、
私たちの頭上を何かが走る。
ズドンッ。パラパラ。
ダンジョンが揺れる。
当たれば即死だっただろう。
「僕が囮になって足止めするから、みんなは逃げて」
はっ?
ノアの言葉にみんなが反論する。
「あれは魔物なんかよりよっぽど恐ろしい生き物だ。君たちがここで死ぬ必要はない。」
なんで…私となら…
「君に今を生きてほしいから」
なっ…
思わず涙が溢れてしまう…
なんで…あの時同じことを今…
これはみんなにではなく、
私に贈られたメッセージ。
なんで気づいて…
友人たちが私を外へ連れ出そうとする。
敵がノアを炎で覆い隠して…
「駄目っっっ」
パアッ。
炎がかき消される。
「また勝手に現れて、勝手にいなくなるの?そんなの絶対許さないから。」
自身が愛用していた杖を取り出す。
杖を敵に向け、
「ちゃんと責任とってよね」
高威力の攻撃魔法を仕掛ける。
山1つ吹き飛ばすほどの威力だ。
もちろんこんなものでは奴らは倒れない、
最後は、
グサッ。
「僕が囮になるって言ったのに」
「そこら辺は臨機応変にでしょ」
私の意図を読み取り、ノアがとどめを刺すのであった。
「よかったのシア?こんなに暴れて?」
「別にいいよ。ノアを犠牲にしてまで、守るものでも無かったし。」
「それはちょっと嬉しいな」
「もし私の居場所が無くなったら、ちゃんと責任とってよね」
「もちろん。僕は今も昔も、君の帰る場所であり続けるよ。」
昔のように軽口を叩き合いながら、
これからどうしようかと頭を悩ませるのであった。
かつて共に戦い、
お互いの人生に大きく影響を与えあった2人。
そんな彼らの物語は再びここから始まって行くのかもしれない。
~勇者物語~
勇者は森を訪れ、銀髪の少女を仲間に引き入れようとします。
「僕の名前はーー、よろしくね。君の名前は?」
「…」
勇者は彼女の名前を尋ねようとしますが、彼女は答えてくれません。
それじゃあ仕方がない。
僕をここまで連れて来てくれた君の友人たちに倣って、
ーーと呼ぶことにしよう。
彼女はその言葉を聞いて怪訝そうな顔をしますが、
どうでも良くなったのか、
「好きにすれば」
と、一言だけ述べ去っていきました。
次の日もその次の日も、
勇者は彼女の元を訪れ続けます。
「一緒に旅をしよう」
そう言われるたびに彼女は一言
「嫌」
とだけ言い残し去って行くのでした。
そんなある日、いよいよ根負けしたのか、彼女が尋ねます。
「なぜ私を誘うの?」
すると彼は
「君に今を生きてほしいから」
と答えます。
この言葉が彼女の心に響いたのでしょうか?
その後、勇者の仲間には魔法使いの少女を見かけるようなりましたとさ。
終
第3章 魔法使いを仲間に より
補足
シアは公爵令嬢で学園内でも有名。
その儚げな容姿と相まって、妖精姫とも呼ばれている。
常に穏やかな物腰で、学園内にファンクラブまで存在するが、
実際の性格は極度のめんどくさがり屋。
考えるのが面倒で、常に曖昧に微笑んでいたら、
いつの間にか周りに勝手な理想像を持たれるようになった。
訂正する気力もなく、
結局、今のスタイルに落ち着いたのである。
だが、それも今日まで。
普段の猫被りを全部捨ててしまった彼女は今後どうなるのか…
けれど、今までの全てを失っても、
ノアを助けてことに後悔はないシアであった。
前世はーーーーであり、
ノアには自分でもよく分からない特別な感情を持っている。
ムカつく時もあるが、なんだかんだ感謝はしているらしい。
ノアは平民ながら容姿端麗で、誰に対しても優しい姿から、
密かにファンクラブが存在する。
本人は無自覚だが、学園内の平民のほとんどの女子生徒は、
彼に恋をしているともっぱらの噂である。
しかも、貴族令嬢たちにも推されている。
ノアの席はいつも差し入れでいっぱいだ。
また、剣の特待生としてこの学園に通っており、
先生たち曰く、剣の腕は学内No. 1であるとか。
前世はーーであり、
シアのことは一目惚れである。
彼女の幸せが1番大切だと考えているため、
今の生活を台無しにしてしまったことをひどく申し訳なく思うが、
一方で自分を選んでくれたことに喜びも感じてしまう、
何とも複雑な思いのノアなのであった。
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