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第4章「母であり、姉であり、相棒であり……」
第42話「犬のおまわりさん」
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一朝一夕に強くなる訳ではないとしても、御流儀は教材でもある。続ければ確実に強くなれる方法が整理されている事は、今の状況では有り難かった。
「剣は振り回すな。斬るものじゃなく、突くものだと考えろ」
インフゥを見遣りながら、ファンは眉間に皺を寄せていた。
いつもの明るい調子は皆無である。そもそも剣は人を楽しませる業ではないのだ。
「できるだけ腰を落とせ。足は揃えるな」
乱暴な手付きでインフゥの両肩を押さえ、続いて左足を下げろと膝頭を蹴るファン。
「窮屈――」
全く変わってしまった印象に目を白黒させるインフゥだが、ファンは心持ち強く鼻を鳴らしたかと思うと、
「慣れろ。重心を低くしなければ、転ばされるだけだ」
苦しくない方がおかしいというのが、ファンが師から叩き込まれた事だ。左足を引いた状態で腰を落とせば、必然的に中腰に近い格好となる。
「楽して勝つ手段は有り得ない」
だから同じ事をファンはいった。
そして同じといえば、もう一つ。
「両足を等しく踏ん張れていない。簡単に転ぶ」
突き出している右足を蹴れば、インフゥは簡単に転んだ。
「痛い……」
「両足に等しく力を込めろ。五分に釣り合っていれば、どちらの足を払っても転ばない」
ファンはインフゥが立つのには手を貸さず、代わりに馬車の足下にいるホッホを指差す。
「犬は四本足に等しく力を入れ、上体を低くして獲物を待てる。だから強い」
そして犬と言えば、もう一つある。
「前屈みになっていたのは、飛びかかるつもりがあったか?」
インフゥの返事を待たず、ファンは「無駄だからやめろ」と告げた。
「犬が牙を剥く時は、必ず相手を仕留める。届かせる術を知って、身に着けているからだ。人には牙がない。あるのは刃物だ」
飛びかかって正確に突けるものかと断じるファンは、もう一度、最初から同じ事を繰り返した。
転ばされないよう足を揃えず、腰を落として重心を低く、真っ直ぐ突け――それだけ。
「刃物なんだから、触れれば切れるし、突けば刺さる。当てる事だけを考えろ」
そんな二人を見遣るエルは、ファンの顔が精剣を振るう時しか見せない面であるだけに心配が募る。
――長らく見ていない。
精剣になっている時は意識がないだけに、エルはファンの剣士としての顔を見ていないからだ。普段が殊更、明るく脳天気に過ごしている分、今の雰囲気は異常だ。
そんなエルを察してか、ホッホが顔を向けてくる。
「……大丈夫ですよ」
果たして、エルは誰が大丈夫だといっているのか、それは余人に分かる事ではないが。
「的にするなら、いいものがありますよ」
代わりに出した言葉ではないが、エルが馬車の荷物から出してきたのは、ファンがナイフ投げの練習に使っている人の上半身に似せて作った木人形だった。
こういうものを出されると、ファンはいつものように細い目を下げてしまい、芸人の方に戻るかと思ったのだが――、
「ああ、丁度いい」
エルが期待していた「勘弁してほしいッスよ」という声は出てこなかった。
「狙うなら、ここだ」
木人形の胸と腹の間を示すファンは、剣士のままだった。
「刃がある方を上にしろ。でなければ刺さらん」
インフゥの様子は辛うじて構えられたという風であり、それがどうしてもエルには気にかかる。ファンの態度は、剣を教える寸前までの雰囲気とは正反対になっている。
――そこまで萎縮させる必要が?
エルですら違和感がある程に。
「足の裏をつけて歩け。爪先立ちになって力を入れようとするな。踏み切ったら斬られると思え」
とりあえずはそれだけを繰り返せと告げると、ファンはインフゥに背を向けて背伸びした。
そして出て来た言葉は――、
「面倒臭いッスなぁ。こんなの覚えるなら、いいスキルの精剣をもらって、とっとと剣技なんて捨てて当然ッスわ」
インフゥには聞こえず、エルには聞こえる程度の音量だったが、ファンの口調はいつも通りに戻っていた。
「お水くれないッスか? しんどくてしんどくて」
「はい」
エルは苦笑いしながら水筒を持ってくる。
「でも、そこまで疲れるなら、もっと力を抜いて教えれば?」
殊更、厳しい言葉と口調にならなくとも、今のままでも説明はできるはずだというエルだが、ファンは首を横に振る。
「元々、刃物を振り回す事が楽しいじゃダメッスよ。勝負をしたいのじゃなく、相手を斬るためってんなら、余計にそうッス」
芸とは真逆の性質なのだから、というのがファンの考え方だ。もし楽器でも教えてくれといわれたならば、もっと楽しく教えるが、剣だけは別だ。
「それに教えてて、改めて思ったんスけど、これは不条理ッスわ」
インフゥの動きを見ていて、ファンは溜息を吐く。ファンが習った通りに説明していった結果が今のインフゥだ。足全体を地に着けて歩けといわれた通りにすれば、のろのろとした亀のような歩みになる。それで精剣を持った剣士の前に立つとなれば、的にしかなるまい。
「よく今まで生き残れたもんスなぁ」
「自分で驚くの?」
それらを駆使して戦ってきたのだろうというエルであるが、ファンは「いやいや」と笑い、
「どっちかってーと、曲芸の方に生かされてるッスねェ」
自分も練習を始めようかと荷を取り出すファンは、インフゥが村があると指し示した方向を一瞥した。一度、インフゥの村にも行く必要がある。
だが今は、インフゥの事だ。
「教えてない事をするな」
インフゥへ声を向ける時は、ファンは常に剣士の顔になる。
「でも、ちゃんと30回やったよ……」
不満を口にするインフゥだったが、ファンは馬車から飛び降り、
「30回しろというのは、正確な姿勢を身体に覚えさせるためだ。ただ単に30回、突けばいいとはいっていない。踵を浮かすな、突くならここ、両足に同じく体重を掛けろ、腰を落とせ。それを全部、繰り返せ」
こんなファンの口調は、やはりエルも慣れない。
「50回に増やすぞ」
態度は、もっと慣れない。
とはいえ、それが理不尽なものでない事は、何よりホッホが示している。
「……あなたがインフゥを庇いに行かないんだから、きっとファンは正しい事をいってるのよね」
エルは見守っているホッホの頭を撫でた。
ファンであろうともインフゥに理不尽を働こうというのならば、ホッホは容赦しないはず。
「剣は振り回すな。斬るものじゃなく、突くものだと考えろ」
インフゥを見遣りながら、ファンは眉間に皺を寄せていた。
いつもの明るい調子は皆無である。そもそも剣は人を楽しませる業ではないのだ。
「できるだけ腰を落とせ。足は揃えるな」
乱暴な手付きでインフゥの両肩を押さえ、続いて左足を下げろと膝頭を蹴るファン。
「窮屈――」
全く変わってしまった印象に目を白黒させるインフゥだが、ファンは心持ち強く鼻を鳴らしたかと思うと、
「慣れろ。重心を低くしなければ、転ばされるだけだ」
苦しくない方がおかしいというのが、ファンが師から叩き込まれた事だ。左足を引いた状態で腰を落とせば、必然的に中腰に近い格好となる。
「楽して勝つ手段は有り得ない」
だから同じ事をファンはいった。
そして同じといえば、もう一つ。
「両足を等しく踏ん張れていない。簡単に転ぶ」
突き出している右足を蹴れば、インフゥは簡単に転んだ。
「痛い……」
「両足に等しく力を込めろ。五分に釣り合っていれば、どちらの足を払っても転ばない」
ファンはインフゥが立つのには手を貸さず、代わりに馬車の足下にいるホッホを指差す。
「犬は四本足に等しく力を入れ、上体を低くして獲物を待てる。だから強い」
そして犬と言えば、もう一つある。
「前屈みになっていたのは、飛びかかるつもりがあったか?」
インフゥの返事を待たず、ファンは「無駄だからやめろ」と告げた。
「犬が牙を剥く時は、必ず相手を仕留める。届かせる術を知って、身に着けているからだ。人には牙がない。あるのは刃物だ」
飛びかかって正確に突けるものかと断じるファンは、もう一度、最初から同じ事を繰り返した。
転ばされないよう足を揃えず、腰を落として重心を低く、真っ直ぐ突け――それだけ。
「刃物なんだから、触れれば切れるし、突けば刺さる。当てる事だけを考えろ」
そんな二人を見遣るエルは、ファンの顔が精剣を振るう時しか見せない面であるだけに心配が募る。
――長らく見ていない。
精剣になっている時は意識がないだけに、エルはファンの剣士としての顔を見ていないからだ。普段が殊更、明るく脳天気に過ごしている分、今の雰囲気は異常だ。
そんなエルを察してか、ホッホが顔を向けてくる。
「……大丈夫ですよ」
果たして、エルは誰が大丈夫だといっているのか、それは余人に分かる事ではないが。
「的にするなら、いいものがありますよ」
代わりに出した言葉ではないが、エルが馬車の荷物から出してきたのは、ファンがナイフ投げの練習に使っている人の上半身に似せて作った木人形だった。
こういうものを出されると、ファンはいつものように細い目を下げてしまい、芸人の方に戻るかと思ったのだが――、
「ああ、丁度いい」
エルが期待していた「勘弁してほしいッスよ」という声は出てこなかった。
「狙うなら、ここだ」
木人形の胸と腹の間を示すファンは、剣士のままだった。
「刃がある方を上にしろ。でなければ刺さらん」
インフゥの様子は辛うじて構えられたという風であり、それがどうしてもエルには気にかかる。ファンの態度は、剣を教える寸前までの雰囲気とは正反対になっている。
――そこまで萎縮させる必要が?
エルですら違和感がある程に。
「足の裏をつけて歩け。爪先立ちになって力を入れようとするな。踏み切ったら斬られると思え」
とりあえずはそれだけを繰り返せと告げると、ファンはインフゥに背を向けて背伸びした。
そして出て来た言葉は――、
「面倒臭いッスなぁ。こんなの覚えるなら、いいスキルの精剣をもらって、とっとと剣技なんて捨てて当然ッスわ」
インフゥには聞こえず、エルには聞こえる程度の音量だったが、ファンの口調はいつも通りに戻っていた。
「お水くれないッスか? しんどくてしんどくて」
「はい」
エルは苦笑いしながら水筒を持ってくる。
「でも、そこまで疲れるなら、もっと力を抜いて教えれば?」
殊更、厳しい言葉と口調にならなくとも、今のままでも説明はできるはずだというエルだが、ファンは首を横に振る。
「元々、刃物を振り回す事が楽しいじゃダメッスよ。勝負をしたいのじゃなく、相手を斬るためってんなら、余計にそうッス」
芸とは真逆の性質なのだから、というのがファンの考え方だ。もし楽器でも教えてくれといわれたならば、もっと楽しく教えるが、剣だけは別だ。
「それに教えてて、改めて思ったんスけど、これは不条理ッスわ」
インフゥの動きを見ていて、ファンは溜息を吐く。ファンが習った通りに説明していった結果が今のインフゥだ。足全体を地に着けて歩けといわれた通りにすれば、のろのろとした亀のような歩みになる。それで精剣を持った剣士の前に立つとなれば、的にしかなるまい。
「よく今まで生き残れたもんスなぁ」
「自分で驚くの?」
それらを駆使して戦ってきたのだろうというエルであるが、ファンは「いやいや」と笑い、
「どっちかってーと、曲芸の方に生かされてるッスねェ」
自分も練習を始めようかと荷を取り出すファンは、インフゥが村があると指し示した方向を一瞥した。一度、インフゥの村にも行く必要がある。
だが今は、インフゥの事だ。
「教えてない事をするな」
インフゥへ声を向ける時は、ファンは常に剣士の顔になる。
「でも、ちゃんと30回やったよ……」
不満を口にするインフゥだったが、ファンは馬車から飛び降り、
「30回しろというのは、正確な姿勢を身体に覚えさせるためだ。ただ単に30回、突けばいいとはいっていない。踵を浮かすな、突くならここ、両足に同じく体重を掛けろ、腰を落とせ。それを全部、繰り返せ」
こんなファンの口調は、やはりエルも慣れない。
「50回に増やすぞ」
態度は、もっと慣れない。
とはいえ、それが理不尽なものでない事は、何よりホッホが示している。
「……あなたがインフゥを庇いに行かないんだから、きっとファンは正しい事をいってるのよね」
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