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外伝
外伝:英語の重要性
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「英語なんてなんで勉強しないといけないんですかね」
少年が夕暮れの教室で呟く。
「あら、紀美丹君、文系科目は得意なんじゃなかったかしら?」
少年のその呟きに呆れたように少女は返す。
「いや、別に苦手とかじゃないんですよ。ただ、僕のこれからの人生に必要なさそうだなぁって思いまして。僕、日本から出るつもりないんで」
「紀美丹君、海外旅行とか行く気ないの?」
少年は少し考えると、
「それはちょっと行ってみたいですけど。ーーでも今ってスマホの翻訳機能がすごい進歩してるじゃないですか。だから、僕自身が英語できなくてもほぼ問題ないんですよね」
「便利になりすぎた弊害ね。紀美丹君がどんどんダメになっていくわ」
なにも言い返せない。
「じゃあ、そんな紀美丹君に英語の必要性を教えてあげるわ」
「どうやってですか?」
少女は、二つの画像をスマホに表示させる。
「まずこの画像を見なさい」
そこには、英字Tシャツを着た少年が少女に告白するシーンがマンガで描かれていた。
少年の、
『俺の女になれよ?』
という台詞をうけた少女が、
『なによこいつ。でも、好き♡』
一瞬で落ちている。少女がちょろすぎる。
「はぁ、ところでこのキャラクター、僕と尾張さんに似てません?」
「気のせいよ」
「次にこの画像を見なさい」
先ほどのイラストの少年の告白を受けた少女の反応が別のものに変わっている。
「『狂ってる!』」
「これで分かったでしょう。英語が出来ないと、こんな恥を晒す事になるのよ」
少女は、画像と少年を見比べて笑いを堪えている。
『That's nuts. 』って『狂ってる』って意味だったのか。
「でも、これ少女の方が英語わからなかったら全部解決しますよね」
「それは、気づいても指摘してはいけないことよ」
そういうと、少女は、スマホの電源を切る。
「世界の公用語日本語になりませんかね」
「世界でもまれに見る複雑な言語なのに、それを海外の人たちに強いるなんてかわいそうよ」
少年は、はぁ、とため息をつくと単語帳を眺めはじめる。
少女は、それを見て、
「まぁ、頑張りなさいな」
というと、スマホで猫動画を見はじめる。
「いや、尾張さんも勉強しましょうよ」
少女は、チラッと少年を見て、やれやれと言った顔をすると猫動画を見る作業に戻るのだった。
少年が夕暮れの教室で呟く。
「あら、紀美丹君、文系科目は得意なんじゃなかったかしら?」
少年のその呟きに呆れたように少女は返す。
「いや、別に苦手とかじゃないんですよ。ただ、僕のこれからの人生に必要なさそうだなぁって思いまして。僕、日本から出るつもりないんで」
「紀美丹君、海外旅行とか行く気ないの?」
少年は少し考えると、
「それはちょっと行ってみたいですけど。ーーでも今ってスマホの翻訳機能がすごい進歩してるじゃないですか。だから、僕自身が英語できなくてもほぼ問題ないんですよね」
「便利になりすぎた弊害ね。紀美丹君がどんどんダメになっていくわ」
なにも言い返せない。
「じゃあ、そんな紀美丹君に英語の必要性を教えてあげるわ」
「どうやってですか?」
少女は、二つの画像をスマホに表示させる。
「まずこの画像を見なさい」
そこには、英字Tシャツを着た少年が少女に告白するシーンがマンガで描かれていた。
少年の、
『俺の女になれよ?』
という台詞をうけた少女が、
『なによこいつ。でも、好き♡』
一瞬で落ちている。少女がちょろすぎる。
「はぁ、ところでこのキャラクター、僕と尾張さんに似てません?」
「気のせいよ」
「次にこの画像を見なさい」
先ほどのイラストの少年の告白を受けた少女の反応が別のものに変わっている。
「『狂ってる!』」
「これで分かったでしょう。英語が出来ないと、こんな恥を晒す事になるのよ」
少女は、画像と少年を見比べて笑いを堪えている。
『That's nuts. 』って『狂ってる』って意味だったのか。
「でも、これ少女の方が英語わからなかったら全部解決しますよね」
「それは、気づいても指摘してはいけないことよ」
そういうと、少女は、スマホの電源を切る。
「世界の公用語日本語になりませんかね」
「世界でもまれに見る複雑な言語なのに、それを海外の人たちに強いるなんてかわいそうよ」
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少女は、それを見て、
「まぁ、頑張りなさいな」
というと、スマホで猫動画を見はじめる。
「いや、尾張さんも勉強しましょうよ」
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