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お城への誘い
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水曜日の朝、八時半。
店の呼びリンが鳴ったので出てみると白いドレスを着た少女が立っていた。
「はい? 何の御用でしょうか。今日はお店は定休日なんですけど」
「なにボケてんの。私よ」
「あっ……アル? 嘘っ」
「なんて失礼なの!」
「だって……いえ。なんでもない」と言いながらエルンは上から下まで舐めまわすようにアルを見た。
——かわいい。いや、きれいだ。アルの中にこんなにきれいな女性が隠れていたなんて——
店の中でしばらく待っていると馬車の音がしたので出てみると二頭立ての馬車が店の前に止まった。
「立派な馬車ね。きっと有名貴族の馬車よ。どこかに紋章が……」
アルが紋章を探していると、馬車のドアが開いてあの紳士が降りて来た。
「お待たせしました。ん……こちらは?」
紳士はアルを見てニコリと笑顔を作った。
「付き添いのアルです」とエルンが紹介する。
「わたし、アルビーナ・フォン・タクシスです。エルンスト・ラインハルト君の付き添いをさせていただきます」
「そうですか、タクシス家のお嬢様ですか。それはそれはご丁寧に……ではまいりましょうか。主がお待ちかねです」
アルは紋章を探した。
馬車には大抵どこかに紋章のプレートが貼りつけられている。
アルは一目見れば大抵の家系はわかるらしい。
しかし、どこを見ても見当たらないようで、アルは首をひねっていた。
貴族というのはプライドが高く自己顕示欲が強いため、自らの紋章を見せびらかすものだとか。
「まさか、プレートがないってことは……王族」
アルはぼそりと呟いた。
王族は暗殺を恐れて目立たぬよう紋章をあえて見せない。
しかし、馬車の豪華さを見れば、大概の人はその関係者であることは一目して察するが。
紳士はにっこり笑うとアルに聞いた。
「アウグスト・フォン・タクシス様はお元気ですか?」
アルは驚いたように目を見開いた。
「祖父をご存じですか?」
「ええ、よく存じ上げております。若いころは剣術の立ち合い稽古をさせていただきました。それはそれは勇敢な剣士でございました」
「はい。今でも毎朝、剣の素振り三百回を欠かしません。……ひょっとするとローレンツ・フォン・カッツェ様でございますか? 祖父からよくお話をお聞きしております」
「そうですか。アウグスト様もお元気でなにより」
アルの祖父アウグストは若かりし頃、衛兵騎士団にて団長を務めていた兵であったとか。
団長を引退した後も衛兵士官学校で校長を務めるなど名士であったとか。
「元気で、元気すぎて困っています」
「昨今は平和の時代になってさぞかし退屈なさってるでしょうね。戦で何度も武勲をあげられた方だ」
アルと紳士は間接的に知り合いのようで爺談議に花を咲かせていた。
エルンは何だか蚊帳の外にいる気分だ。
二人を乗せた馬車は森を抜け街から少し離れた高台へと向かっていた。
その先にはグラッドシュタット城が待ち構えていた。
城主はアルヴィン・ヴィッツレーベン。ドラーケンヴァルトの王ハインリヒ・ヴァルデマール七世の従妹にあたるとか。
「わーすごい。お城の中に入るの初めてよ。パパに自慢できるわ」
「はしたないよアル」
エルンにはピンとこないが、アルは浮かれているというより舞い上がっている。
馬車は城門を入ると衛兵に守られた中庭を通り抜け、馬がひと啼きして停車した。
「お疲れさまでした」
ローレンツは城主直属の従者であるとのこと。
馬車を降りると芝生が敷かれた庭で、ちょうど足元から石畳の小径が伸びている。その先に赤い屋根の東屋があった。二人の男女がお茶を嗜んでいる。
「どうぞこちらへ」
先導するローレンツはその東屋へと二人を導こうとしていた。
「あの方は?」とアルが聞く。
「城主のアルヴィン・ヴィッツレーベン様と妃のレギーナ様でございます」
「アルヴィン様とレギーナ様……」
アルの歩き方がおかしい。手と足が一緒に出ている。
アルでさえ緊張するんだ。でもやはりエルンにはピンとこない。
東屋の二人は立ち上がるとエルンとアルを迎えてくれた。
ローレンツがお互いを紹介する。
エルンとアルは緊張しながら精いっぱいの挨拶をする。
「君がエルンスト・ラインハルトくんか。若いのに素晴らしい素質を持っているそうじゃないか。頼もしい限りだ」
「あら可愛いお二人。こちらの方は彼女かしら」
エルンはどぎまぎして答えた。
「いいいえ、僕は礼儀作法に疎いものですから付き添ってもらっています。魔法学校のクラスメイトです」
「あら、こんなに若いのに魔法学校へ通ってらっしゃるの?」
「は、はい」
「こちらのお嬢様も?」
ローレンツが二人に耳打ちをする。
「あら、懐かしい響きね。タクシス殿のお孫さんなの」
「ほう、懐かしい顔が甦るね。タクシス殿には私も若いころ指南してもらった。お爺様によろしく伝えてくれ」
「は、はい。そそそ祖父もきっと喜びます」
アルもそれだけ言うのが精いっぱいだ。
「では、私たちは宝物庫の方へ参りますので後ほど」
「よろしく頼む」
店の呼びリンが鳴ったので出てみると白いドレスを着た少女が立っていた。
「はい? 何の御用でしょうか。今日はお店は定休日なんですけど」
「なにボケてんの。私よ」
「あっ……アル? 嘘っ」
「なんて失礼なの!」
「だって……いえ。なんでもない」と言いながらエルンは上から下まで舐めまわすようにアルを見た。
——かわいい。いや、きれいだ。アルの中にこんなにきれいな女性が隠れていたなんて——
店の中でしばらく待っていると馬車の音がしたので出てみると二頭立ての馬車が店の前に止まった。
「立派な馬車ね。きっと有名貴族の馬車よ。どこかに紋章が……」
アルが紋章を探していると、馬車のドアが開いてあの紳士が降りて来た。
「お待たせしました。ん……こちらは?」
紳士はアルを見てニコリと笑顔を作った。
「付き添いのアルです」とエルンが紹介する。
「わたし、アルビーナ・フォン・タクシスです。エルンスト・ラインハルト君の付き添いをさせていただきます」
「そうですか、タクシス家のお嬢様ですか。それはそれはご丁寧に……ではまいりましょうか。主がお待ちかねです」
アルは紋章を探した。
馬車には大抵どこかに紋章のプレートが貼りつけられている。
アルは一目見れば大抵の家系はわかるらしい。
しかし、どこを見ても見当たらないようで、アルは首をひねっていた。
貴族というのはプライドが高く自己顕示欲が強いため、自らの紋章を見せびらかすものだとか。
「まさか、プレートがないってことは……王族」
アルはぼそりと呟いた。
王族は暗殺を恐れて目立たぬよう紋章をあえて見せない。
しかし、馬車の豪華さを見れば、大概の人はその関係者であることは一目して察するが。
紳士はにっこり笑うとアルに聞いた。
「アウグスト・フォン・タクシス様はお元気ですか?」
アルは驚いたように目を見開いた。
「祖父をご存じですか?」
「ええ、よく存じ上げております。若いころは剣術の立ち合い稽古をさせていただきました。それはそれは勇敢な剣士でございました」
「はい。今でも毎朝、剣の素振り三百回を欠かしません。……ひょっとするとローレンツ・フォン・カッツェ様でございますか? 祖父からよくお話をお聞きしております」
「そうですか。アウグスト様もお元気でなにより」
アルの祖父アウグストは若かりし頃、衛兵騎士団にて団長を務めていた兵であったとか。
団長を引退した後も衛兵士官学校で校長を務めるなど名士であったとか。
「元気で、元気すぎて困っています」
「昨今は平和の時代になってさぞかし退屈なさってるでしょうね。戦で何度も武勲をあげられた方だ」
アルと紳士は間接的に知り合いのようで爺談議に花を咲かせていた。
エルンは何だか蚊帳の外にいる気分だ。
二人を乗せた馬車は森を抜け街から少し離れた高台へと向かっていた。
その先にはグラッドシュタット城が待ち構えていた。
城主はアルヴィン・ヴィッツレーベン。ドラーケンヴァルトの王ハインリヒ・ヴァルデマール七世の従妹にあたるとか。
「わーすごい。お城の中に入るの初めてよ。パパに自慢できるわ」
「はしたないよアル」
エルンにはピンとこないが、アルは浮かれているというより舞い上がっている。
馬車は城門を入ると衛兵に守られた中庭を通り抜け、馬がひと啼きして停車した。
「お疲れさまでした」
ローレンツは城主直属の従者であるとのこと。
馬車を降りると芝生が敷かれた庭で、ちょうど足元から石畳の小径が伸びている。その先に赤い屋根の東屋があった。二人の男女がお茶を嗜んでいる。
「どうぞこちらへ」
先導するローレンツはその東屋へと二人を導こうとしていた。
「あの方は?」とアルが聞く。
「城主のアルヴィン・ヴィッツレーベン様と妃のレギーナ様でございます」
「アルヴィン様とレギーナ様……」
アルの歩き方がおかしい。手と足が一緒に出ている。
アルでさえ緊張するんだ。でもやはりエルンにはピンとこない。
東屋の二人は立ち上がるとエルンとアルを迎えてくれた。
ローレンツがお互いを紹介する。
エルンとアルは緊張しながら精いっぱいの挨拶をする。
「君がエルンスト・ラインハルトくんか。若いのに素晴らしい素質を持っているそうじゃないか。頼もしい限りだ」
「あら可愛いお二人。こちらの方は彼女かしら」
エルンはどぎまぎして答えた。
「いいいえ、僕は礼儀作法に疎いものですから付き添ってもらっています。魔法学校のクラスメイトです」
「あら、こんなに若いのに魔法学校へ通ってらっしゃるの?」
「は、はい」
「こちらのお嬢様も?」
ローレンツが二人に耳打ちをする。
「あら、懐かしい響きね。タクシス殿のお孫さんなの」
「ほう、懐かしい顔が甦るね。タクシス殿には私も若いころ指南してもらった。お爺様によろしく伝えてくれ」
「は、はい。そそそ祖父もきっと喜びます」
アルもそれだけ言うのが精いっぱいだ。
「では、私たちは宝物庫の方へ参りますので後ほど」
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