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交わってはいけない関係
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「レイン、レイン」
誰かが俺を呼ぶ声がして、俺は声の方に振り返った。
嬉しそうに「父さん!」と呼んで駆け寄っていた。
これは昔の記憶だ、まだ父が賞金首ハンターだった時の話。
俺は父を尊敬している、いつか俺も父みたいな賞金首ハンターになるのが夢だった。
母も父と一緒に夫婦で賞金首ハンターをしていて、家にいない事が多かった。
そんな時は近所に住むフローネの家にお邪魔している。
まだ甘えたい盛りの子供だったから、両親が恋しかった。
でも中身は子供じゃないから、俺は我慢した…俺のために両親が働いているんだからわがままなんて言えない。
そんなある日、父は俺の頭を撫でて約束してくれた。
俺が大きくなったら父の銃を貰うと…その約束が果たされた時、父はもう賞金首ハンターを辞めていた。
魔物に襲われて、足を負傷してしまい…足が不自由なまま続けるのは難しいと引退を決意した。
それなりに名の知れた賞金首ハンターだっただけに、引退した時は多くの同業者達に惜しまれていた。
今は賞金首ハンターで貯めた金で、怪我の治療をするために母と一緒に旅をしている。
いつか治ったら賞金首ハンターを復活させて、魔王討伐に行く気まんまんらしい。
今何処で何をしているのか分からないが、今の俺を見たらショックで倒れてしまいそうだ。
目を覚ますと、俺の目の前にこの世で最も美しいであろう男の顔があった。
早くに起きていたのか、俺をジッと見つめていて俺もボーッとしていた。
「人間はこういう顔に惑わされるんだろうな」
「何の事だ?」
「いや俺の話、気にするな…おはようシリウス」
「あぁ…おはよ…う?」
なんでそこで疑問に思うのか分からないが、起き上がる。
あ、あのまま寝たから裸のままだ…なんか寒いと思ったら…
シリウスは俺の肩にシリウスが着ていたローブを掛けてくれた。
「人間は寒さに弱いからな」と言って、床に脱ぎ散らかした服を拾って持ってきた。
それを着替えていたら、シリウスはもう服を着ていた。
俺と同じように裸だったのに、相変わらずの早技だな。
「レイン、あの時の言葉は本当か?」
「あの時?」
「俺を好きだと…」
シリウスは俺に近付いて、ベッドが軋んで壁に背中をくっつける。
鼻が触れそうなほどの至近距離でそう言って、ドキリとした。
もう一度俺の名前を囁かれて俺は、もう誤魔化さないとシリウスをまっすぐ見た。
ちゃんと伝えないと、また誤解が誤解を生んでしまう。
今度は熱に浮かされた言葉ではなく、ちゃんと平常心でシリウスに「好きだ」と言った。
凄い恥ずかしいが、好きという気持ちに一切の恥はない。
「ならば、縁結びの社は…」
「縁結び?シリウス、知ってたのか?」
「まぁ、昨日初めて知ったがな」
シリウスの口からそんな言葉が聞けると思わなくて、シリウスに悪いがちょっと可笑しかった。
俺はゲームで縁結びの社の事は知っていたが、信じてはいない。
自分の恋愛は神頼みしたくない、自分の手で掴んでこそ大切なものになるだろ?
…自分も恥ずかしい事を思ってしまい、一人で勝手に照れていた。
シリウスは俺が観光に来たと聞いて、社の前にいたから誰かとの縁結びを頼みに来たと思われていたみたいだ。
なるほど、合っているのは縁結びの社に行く用事があった事だけだ。
「シリウス、俺は確かに社に用があったけど縁結びをお願いしに行ったわけではないからな」
「そうなのか?」
「俺も宝玉を探しに来たんだ」
「何故?レインにはもう関係ない筈だ」
「それだよ!俺には関係ないとか、俺が弱いから置いていったんだろ」
「…違う、これ以上レインを危険な目に合わせるわけにはいかないからだ」
「同じ事だろ!だから俺はシリウスに認めてもらうために宝玉をシリウスより先に見つけようと思ったんだ」
「……レイン」
「守ってもらわなくてもちゃんとやっていける、そう証明したかったんだけど…結局またシリウスの世話になっちゃったな」
宝玉まで後一歩だったのに、どんなに近くまで行っても失敗したら意味がないよな。
まだまだシリウスに付いて行きたいなんて言えるほど強くない。
そう思っていたら、シリウスは俺を包み込むように抱きしめてきた。
驚いて目を丸くしていたら、シリウスは「すまなかった」と謝っていた。
いや、シリウスの手間を増やした俺の方が謝らないといけないだろ。
俺は自分で決めて行ったんだ、シリウスが責任を感じる事はない。
「シリウス、俺がした事だったんだから気にする事は…」
「違う、俺が言葉足らずだったんだ…レインは弱くない…でも、強くてもダメな事がある」
「ダメな事って何だよ」
「レインは俺といても人間なのに変わりはない、レインが本来守る相手は俺達魔物ではなく人間だ」
「……っ」
「魔物の味方をすればレインは人間の敵になる、だから俺達は共に居てはいけないんだ…愛では長年敵対していた種族の壁は越えられない」
シリウスは俺が弱いとか、足手まといとか…そういう事ではなかったのか。
俺の事を考えて言ってくれていたんだ、それなのに俺は気付かなかった。
人類全ての敵である恐怖の魔王に恋をしても、両思いでも俺達に障害はある。
シリウスにキスをされて、条件反射で口を開くと舌が入ってきた。
気持ちいいが、切なくて苦しいキスだ…シリウスにしがみつくように腕に触れた。
腰を引き寄せられて、深く深く口付けていても足りない。
俺も悪魔になれば、こんなに悩まなくて済むんだろうな。
でも、シリウスはそれを望んでいない…自分より俺を優先する男だ。
「なんで人はシリウスの優しさが分からないんだろうな、分かってたらシリウスを敵だなんて思わないのに」
「俺が想っているのはレインだけだ、他の人間なんて生きようが死のうがどうでもいい……俺は優しくはない」
確かにゲームのシリウスは主人公である俺を虫を踏み潰すように平気で殺している。
でもゲームと今のシリウスはなんか違うから違った性格なのかなと思ってた。
こんな事で嘘や冗談を言う男ではないから、きっとそうなんだろう。
シリウスの手が、俺のズボンの中に手を入れて手のひらで俺のを擦られた。
また、お別れなのか?このまま俺は…いや、そんなのは嫌だ。
俺はシリウスと共にいたい、でもシリウスはそれを許してくれない。
寝そべって、シリウスのズボンを掴んでシリウスのを取り出す。
口に咥えて、口いっぱいにシリウスを感じながら舐める。
これが最後なんかにしたくない…でも、人間と戦う事も出来ない。
強くたって、俺は臆病者なんだ…こんなにも愛しているというのに…
シリウスのを舐めながら自分の下半身に手を這わせて、自分で指をゆっくり中に入れる。
さっき散々していたから解す必要はなかったが、一応念の為広げる。
あまりにもキツいとシリウスだって気持ちよくないだろう。
「んっ、ん…」
「レイン、もういい」
「あっ…」
「……いいか?」
「ダメだったら舐めたりしねぇだろ」
シリウスが言うように、愛ってそんなに脆いものなのか?
このゲームは戦うシーンも多いが、元は恋愛がメインの物語だろ?
シリウスは愛を知らないキャラだった、恋愛というものを馬鹿にして鼻で笑っていた。
今のシリウスもそうだとは言わないが、シリウスが愛を知らないのは変わりない。
俺を愛している気持ちに嘘偽りはない。
だけど、愛はどんな壁でも乗り越えられる事を知らない。
俺達は男同士という事以前に、祝福されない恋愛をしている。
誰かに認めてもらいたいためにシリウスが好きなんじゃない。
リール村に戻れなくなっても、シリウスが好きだ。
シリウスが俺の腹の中を擦って、気持ちよくて声を上げると口を塞がれた。
シリウスの手を握りしめて、今俺を抱いている奴を見つめる。
「レイン…俺は離れていてもお前を想っている」
「ふっ、んっ…あっ、あ…お、俺っ、だって…あぁっ!」
俺だって言いたいのに、上手く口が回らない。
だから返事の代わりにシリウスの頬に触れて口付ける。
人とは戦わない、俺は人間だから…でもシリウスのところに行ったら人の味方も出来なくなる。
だから俺は悔いのないように、行動するだけだ。
シリウスへの愛が俺を動かすんだ、愛は決して脆くないんだと教えてやる。
抱かれた翌日、俺は泊まっていた宿屋のベッドの上で寝ていた。
なんで部屋番号まで分かったのか疑問だが、シリウスはあの時みたいにまた居なくなった。
でも、昨日の事で俺は分かった事が一つだけある。
やっぱり俺とシリウスが恋仲になったとしてもこの世界のゲーム展開は続いている。
だから、シリウスが何処にいても追いかける事が出来る。
まるでストーカーのようだなと苦笑いするが、シリウスと一緒にいるにはそれしかない。
ただ追いかけるわけじゃない…俺は人助けをしながら旅をする。
人を裏切るんだ、それくらいしないと気が済まない。
シリウスの力によって体の怠さがなく、すぐにでも出発出来そうだ。
窓を見ると、外はすっかり真っ暗で街を出ても魔物が凶暴化している。
ワープを自在に出来るシリウスとは違い俺にそんな力はない。
明日の朝まで待とう、そのくらい時間が空いても大丈夫だ。
「…父さん、ごめん…父さんみたいな賞金首ハンターになれなかった」
賞金首ハンターとして、戦えなくなるまで人生を捧げた父に憧れていた。
でも、俺が決めた道は父とは正反対の道だった。
父からもらった銃を見つめて、瞳を閉じて眠りについた。
俺は何があっても、自分で決めた道を絶対に後悔しない。
誰かが俺を呼ぶ声がして、俺は声の方に振り返った。
嬉しそうに「父さん!」と呼んで駆け寄っていた。
これは昔の記憶だ、まだ父が賞金首ハンターだった時の話。
俺は父を尊敬している、いつか俺も父みたいな賞金首ハンターになるのが夢だった。
母も父と一緒に夫婦で賞金首ハンターをしていて、家にいない事が多かった。
そんな時は近所に住むフローネの家にお邪魔している。
まだ甘えたい盛りの子供だったから、両親が恋しかった。
でも中身は子供じゃないから、俺は我慢した…俺のために両親が働いているんだからわがままなんて言えない。
そんなある日、父は俺の頭を撫でて約束してくれた。
俺が大きくなったら父の銃を貰うと…その約束が果たされた時、父はもう賞金首ハンターを辞めていた。
魔物に襲われて、足を負傷してしまい…足が不自由なまま続けるのは難しいと引退を決意した。
それなりに名の知れた賞金首ハンターだっただけに、引退した時は多くの同業者達に惜しまれていた。
今は賞金首ハンターで貯めた金で、怪我の治療をするために母と一緒に旅をしている。
いつか治ったら賞金首ハンターを復活させて、魔王討伐に行く気まんまんらしい。
今何処で何をしているのか分からないが、今の俺を見たらショックで倒れてしまいそうだ。
目を覚ますと、俺の目の前にこの世で最も美しいであろう男の顔があった。
早くに起きていたのか、俺をジッと見つめていて俺もボーッとしていた。
「人間はこういう顔に惑わされるんだろうな」
「何の事だ?」
「いや俺の話、気にするな…おはようシリウス」
「あぁ…おはよ…う?」
なんでそこで疑問に思うのか分からないが、起き上がる。
あ、あのまま寝たから裸のままだ…なんか寒いと思ったら…
シリウスは俺の肩にシリウスが着ていたローブを掛けてくれた。
「人間は寒さに弱いからな」と言って、床に脱ぎ散らかした服を拾って持ってきた。
それを着替えていたら、シリウスはもう服を着ていた。
俺と同じように裸だったのに、相変わらずの早技だな。
「レイン、あの時の言葉は本当か?」
「あの時?」
「俺を好きだと…」
シリウスは俺に近付いて、ベッドが軋んで壁に背中をくっつける。
鼻が触れそうなほどの至近距離でそう言って、ドキリとした。
もう一度俺の名前を囁かれて俺は、もう誤魔化さないとシリウスをまっすぐ見た。
ちゃんと伝えないと、また誤解が誤解を生んでしまう。
今度は熱に浮かされた言葉ではなく、ちゃんと平常心でシリウスに「好きだ」と言った。
凄い恥ずかしいが、好きという気持ちに一切の恥はない。
「ならば、縁結びの社は…」
「縁結び?シリウス、知ってたのか?」
「まぁ、昨日初めて知ったがな」
シリウスの口からそんな言葉が聞けると思わなくて、シリウスに悪いがちょっと可笑しかった。
俺はゲームで縁結びの社の事は知っていたが、信じてはいない。
自分の恋愛は神頼みしたくない、自分の手で掴んでこそ大切なものになるだろ?
…自分も恥ずかしい事を思ってしまい、一人で勝手に照れていた。
シリウスは俺が観光に来たと聞いて、社の前にいたから誰かとの縁結びを頼みに来たと思われていたみたいだ。
なるほど、合っているのは縁結びの社に行く用事があった事だけだ。
「シリウス、俺は確かに社に用があったけど縁結びをお願いしに行ったわけではないからな」
「そうなのか?」
「俺も宝玉を探しに来たんだ」
「何故?レインにはもう関係ない筈だ」
「それだよ!俺には関係ないとか、俺が弱いから置いていったんだろ」
「…違う、これ以上レインを危険な目に合わせるわけにはいかないからだ」
「同じ事だろ!だから俺はシリウスに認めてもらうために宝玉をシリウスより先に見つけようと思ったんだ」
「……レイン」
「守ってもらわなくてもちゃんとやっていける、そう証明したかったんだけど…結局またシリウスの世話になっちゃったな」
宝玉まで後一歩だったのに、どんなに近くまで行っても失敗したら意味がないよな。
まだまだシリウスに付いて行きたいなんて言えるほど強くない。
そう思っていたら、シリウスは俺を包み込むように抱きしめてきた。
驚いて目を丸くしていたら、シリウスは「すまなかった」と謝っていた。
いや、シリウスの手間を増やした俺の方が謝らないといけないだろ。
俺は自分で決めて行ったんだ、シリウスが責任を感じる事はない。
「シリウス、俺がした事だったんだから気にする事は…」
「違う、俺が言葉足らずだったんだ…レインは弱くない…でも、強くてもダメな事がある」
「ダメな事って何だよ」
「レインは俺といても人間なのに変わりはない、レインが本来守る相手は俺達魔物ではなく人間だ」
「……っ」
「魔物の味方をすればレインは人間の敵になる、だから俺達は共に居てはいけないんだ…愛では長年敵対していた種族の壁は越えられない」
シリウスは俺が弱いとか、足手まといとか…そういう事ではなかったのか。
俺の事を考えて言ってくれていたんだ、それなのに俺は気付かなかった。
人類全ての敵である恐怖の魔王に恋をしても、両思いでも俺達に障害はある。
シリウスにキスをされて、条件反射で口を開くと舌が入ってきた。
気持ちいいが、切なくて苦しいキスだ…シリウスにしがみつくように腕に触れた。
腰を引き寄せられて、深く深く口付けていても足りない。
俺も悪魔になれば、こんなに悩まなくて済むんだろうな。
でも、シリウスはそれを望んでいない…自分より俺を優先する男だ。
「なんで人はシリウスの優しさが分からないんだろうな、分かってたらシリウスを敵だなんて思わないのに」
「俺が想っているのはレインだけだ、他の人間なんて生きようが死のうがどうでもいい……俺は優しくはない」
確かにゲームのシリウスは主人公である俺を虫を踏み潰すように平気で殺している。
でもゲームと今のシリウスはなんか違うから違った性格なのかなと思ってた。
こんな事で嘘や冗談を言う男ではないから、きっとそうなんだろう。
シリウスの手が、俺のズボンの中に手を入れて手のひらで俺のを擦られた。
また、お別れなのか?このまま俺は…いや、そんなのは嫌だ。
俺はシリウスと共にいたい、でもシリウスはそれを許してくれない。
寝そべって、シリウスのズボンを掴んでシリウスのを取り出す。
口に咥えて、口いっぱいにシリウスを感じながら舐める。
これが最後なんかにしたくない…でも、人間と戦う事も出来ない。
強くたって、俺は臆病者なんだ…こんなにも愛しているというのに…
シリウスのを舐めながら自分の下半身に手を這わせて、自分で指をゆっくり中に入れる。
さっき散々していたから解す必要はなかったが、一応念の為広げる。
あまりにもキツいとシリウスだって気持ちよくないだろう。
「んっ、ん…」
「レイン、もういい」
「あっ…」
「……いいか?」
「ダメだったら舐めたりしねぇだろ」
シリウスが言うように、愛ってそんなに脆いものなのか?
このゲームは戦うシーンも多いが、元は恋愛がメインの物語だろ?
シリウスは愛を知らないキャラだった、恋愛というものを馬鹿にして鼻で笑っていた。
今のシリウスもそうだとは言わないが、シリウスが愛を知らないのは変わりない。
俺を愛している気持ちに嘘偽りはない。
だけど、愛はどんな壁でも乗り越えられる事を知らない。
俺達は男同士という事以前に、祝福されない恋愛をしている。
誰かに認めてもらいたいためにシリウスが好きなんじゃない。
リール村に戻れなくなっても、シリウスが好きだ。
シリウスが俺の腹の中を擦って、気持ちよくて声を上げると口を塞がれた。
シリウスの手を握りしめて、今俺を抱いている奴を見つめる。
「レイン…俺は離れていてもお前を想っている」
「ふっ、んっ…あっ、あ…お、俺っ、だって…あぁっ!」
俺だって言いたいのに、上手く口が回らない。
だから返事の代わりにシリウスの頬に触れて口付ける。
人とは戦わない、俺は人間だから…でもシリウスのところに行ったら人の味方も出来なくなる。
だから俺は悔いのないように、行動するだけだ。
シリウスへの愛が俺を動かすんだ、愛は決して脆くないんだと教えてやる。
抱かれた翌日、俺は泊まっていた宿屋のベッドの上で寝ていた。
なんで部屋番号まで分かったのか疑問だが、シリウスはあの時みたいにまた居なくなった。
でも、昨日の事で俺は分かった事が一つだけある。
やっぱり俺とシリウスが恋仲になったとしてもこの世界のゲーム展開は続いている。
だから、シリウスが何処にいても追いかける事が出来る。
まるでストーカーのようだなと苦笑いするが、シリウスと一緒にいるにはそれしかない。
ただ追いかけるわけじゃない…俺は人助けをしながら旅をする。
人を裏切るんだ、それくらいしないと気が済まない。
シリウスの力によって体の怠さがなく、すぐにでも出発出来そうだ。
窓を見ると、外はすっかり真っ暗で街を出ても魔物が凶暴化している。
ワープを自在に出来るシリウスとは違い俺にそんな力はない。
明日の朝まで待とう、そのくらい時間が空いても大丈夫だ。
「…父さん、ごめん…父さんみたいな賞金首ハンターになれなかった」
賞金首ハンターとして、戦えなくなるまで人生を捧げた父に憧れていた。
でも、俺が決めた道は父とは正反対の道だった。
父からもらった銃を見つめて、瞳を閉じて眠りについた。
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