1 / 18
Ⅰ 豚王子、覚醒す
1-1.
しおりを挟む
『醜い豚王子め』
陽の光も届かない、瘴気に満ちた黒い森。『ゴミ捨て場』とも呼ばれる場所で、僕はふらふらと足取りもおぼつかないまま、さまよい歩く。みんなの罵倒を何度も、何度も頭に巡らせながら。
「ハァ……ハァ……もう、だめだ……」
身体が重すぎる。
ぶよぶよと脂肪にまみれた身体では、森の中を大して歩くこともできない。息切れを起こし、胸を押さえ、僕はみじめに落ち葉の中へ倒れ込んだ。ブロンドの巻き毛に落ち葉が絡み、にじみ出る脂汗がべとべとして、身体中を黒い土まみれにする。
『役立たずのゴミスキル持ちが』
涙が、つうと頬をつたう。
その通りだ。僕は何もできない、ただの豚でゴミの役立たず。それが僕、〝元〟ラグジャラス王国第一王子、エルヴィンのすべてだった──
◆
──三日前。
執務室で、父王リカルドが突然、血を吐いて文机の上に突っ伏した。談笑を突然に打ち破った真っ赤な血に、僕は全身が凍り付いた。
背中ではガシャンと派手に食器を落とす音が。振り向くと、茶の用意をしていた侍女が、震えながらこちらを見ている。
「だ、だっ……誰かっ! 王が……エルヴィン様が、王をっ!」
「なっ!? 違っ、僕は──」
衛兵たちと共に息も荒く駆け付けたのは義母──王妃カーミラだった。彼女は王と、うろたえる僕を交互に見るなり、顔を引きつらせて叫んだ。
「何ということを! すぐに治療師をっ。衛兵! そこの乱心者を捕らえよ!」
「ちょっと、待って! 僕がなぜ──うぶっ!」
屈強な衛兵は、太りに太った僕の巨体などものともせず、たちまち床へ組み伏せた。僕は終始、何が起こったのかまったくわからないまま、重い手錠を掛けられ、執務室から連れ出された。容態のわからぬ父王と、薄く笑ったように見えた王妃を背中にして……
◆
初めて入った牢獄。王族の僕が入ることなど夢にも思わなかった部屋。ごつごつとした石床は、ただ冷たく、寒かった。
与えられた毛布一枚で震えていると、コツコツと石段を降りてくる小さな靴の音が聞こえる。
「兄さま……」
消えそうな声で僕を呼ぶのは、第二王子──義弟のシリルだ。小さな手に、湯気の立つコップを抱えている。辺りをきょろきょろしながら、鉄格子の隙間からそっと僕へ渡した。白湯だ。自分でいれたのだろうか。
健気なさまに僕が泣きたいのに、彼のほうが栗色の瞳をうるませている。
「ダメだよシリル、こんなところへ来ちゃ。王妃に怒られるよ」
「かまうもんか。それより、兄さまが……おやさしい兄さまが、大好きな父王さまに毒を盛るなんて。そんなこと、あるはずが」
「毒……?」
「お母さまがそうだって。ぼくを王にしたくないから、先にじぶんが王になろうとして……って。ぼく、よくわからなかったんだけど」
僕はそっと腕を伸ばし、シリルの頭を撫でた。
「あったかい飲み物をありがとう。さあ、誰かに見つからない内に、もうお戻り。僕は大丈夫だから」
手の甲で涙をぬぐいながら、小さな肩を落として、とぼとぼと石段を戻っていく。
「どうして……こんなことになったんだ」
王妃が──彼女が僕を毛嫌いしているのはわかっていた。それでも、一生懸命、愚鈍な僕に代わって父王を支えてくれていた。そんな彼女を疑いたくはない。
じゃあ誰が……いや、王城の誰もが、僕がこうなると願っていたんだろう。この役立たずな僕が、落ちるところまで落ちていくことを。
そんなに食べるわけじゃないのに、病気でもないのに、ぶよぶよと太ったこの身体。魔力はあっても魔法のひとつも使えず、王族教育もままならず。
そして天恵──スキルは【収集】なんていう、過去の文献にも類を見ないもの。しかも、ただ手にしたもの、触れたものの、見てわかる程度の情報を集めるだけという。
[鉄格子:鉄]
[コップ:土]
[白湯:水]
「……本当に、何の意味もない」
王族のスキルだからと最初はみんな調べてくれたけど、とうとうわからなかった。
8歳の時にこのスキルを受けてから……最初は幼心に面白かった。何でも拾って集めてきては、それが文字になって頭の中に浮かぶのが、単純だけど会話をしているみたいで。母様が亡くなったばかりだったから、寂しさを紛らわすのもあった。
でもそれから、どんどん太りはじめて……10歳になる頃には、こんな大石を積み上げたような身体になってしまった。気が付けば、世話係の侍女にまで馬鹿にされ、『豚王子』『ゴミ集め』と陰でささやかれるまでに。それでもなぜか、興味を持ったものを拾わずに、手に取らずにはいられなかった。
17歳の今になっても、ただ太っているだけ。そんな僕に母様の面影を追って、いつまでもやさしく、甘やかしてくれて父王。唯一の心の拠り所である実の父親を、なぜ僕が、毒など盛らなきゃいけないんだ。
「はは……こんなの、悪夢だ。明日になったら、またいつも通りに決まってる」
僕はただ、黒く冷たい石壁に向かって、乾いた笑いをぶつけた。
◆
翌日になっても、悪夢は覚めなかった。
ほとんど眠ることのできなかった僕に、その続きを、とことん現実として突きつけた。
重い手錠は外されることなく、衛兵によって乱暴に王座の間へ転がされる。僕は正面を見上げて驚いた。カーミラが、血の色のような深紅のドレスに身を包み、王座に座っている。なぜ、隣の王妃の座じゃなく、そこへ。
片眉を跳ね上げ、忌々し気に僕をひと目見ると、扇で合図をする。そばに立つ宰相ガリエルが、書状を開いて読み上げた。
「エルヴィン。その方を、王リカルド=ライゼンドール殺害未遂の罪により廃嫡。『ミドゥンの森』へ追放処分とする」
「──! な、なんだって?」
わずか数秒で棒読みされた内容を、僕はまったく理解できなかった。
カーミラは、扇で口元を隠しながら、冷たく言い放った。
「王がサインに使っていた羽ペンから、猛毒の粉が飛散していたのです。あれはお前が作って王に渡したものでしょう? もはや申し訳の余地はありません」
「確かに、僕が作ったものだけど……だからと言って、僕には毒を仕込む理由がない!」
「はん、往生際の悪い」
カーミラはさも話すのが面倒そうに、ガリエルへと説明を振った。
「……その方の部屋にあった『収集箱』なるガラクタ容れから、蝕瘴石の欠片が見つかったのだ。【収集】スキルの癖が仇になったな」
「そんなものっ……僕は、知らない!」
ガリエルは片眼鏡をくっと押さえ、呆れたように大きくため息をついた。
「本来なら即刻死刑。それを、王妃の温情で追放の処分となったのだ。感謝するがいい」
「そんな……そんな、一方的に。僕は何もしていない! たった一日で……なぜ、もっとちゃんと調べてくれないんだ!」
「連れていけ。それだけよく太っているんだ。〝ゴミ捨て場〟でせいぜい一日一時間でも長く生き抜いて、その罪をつぐなうがいい」
「待ってくれ! 父王は無事なのか? せめて、容態だけでも──」
ガリエルは追い払うように手を振り、カーミラは僕を見ようともせず。
僕は両脇を衛兵に抱え引きずられ、王座から遠のいていく。扉の外に出され……僕が子供の時から見ていたその景色は、大きな音と共に閉ざされた。
陽の光も届かない、瘴気に満ちた黒い森。『ゴミ捨て場』とも呼ばれる場所で、僕はふらふらと足取りもおぼつかないまま、さまよい歩く。みんなの罵倒を何度も、何度も頭に巡らせながら。
「ハァ……ハァ……もう、だめだ……」
身体が重すぎる。
ぶよぶよと脂肪にまみれた身体では、森の中を大して歩くこともできない。息切れを起こし、胸を押さえ、僕はみじめに落ち葉の中へ倒れ込んだ。ブロンドの巻き毛に落ち葉が絡み、にじみ出る脂汗がべとべとして、身体中を黒い土まみれにする。
『役立たずのゴミスキル持ちが』
涙が、つうと頬をつたう。
その通りだ。僕は何もできない、ただの豚でゴミの役立たず。それが僕、〝元〟ラグジャラス王国第一王子、エルヴィンのすべてだった──
◆
──三日前。
執務室で、父王リカルドが突然、血を吐いて文机の上に突っ伏した。談笑を突然に打ち破った真っ赤な血に、僕は全身が凍り付いた。
背中ではガシャンと派手に食器を落とす音が。振り向くと、茶の用意をしていた侍女が、震えながらこちらを見ている。
「だ、だっ……誰かっ! 王が……エルヴィン様が、王をっ!」
「なっ!? 違っ、僕は──」
衛兵たちと共に息も荒く駆け付けたのは義母──王妃カーミラだった。彼女は王と、うろたえる僕を交互に見るなり、顔を引きつらせて叫んだ。
「何ということを! すぐに治療師をっ。衛兵! そこの乱心者を捕らえよ!」
「ちょっと、待って! 僕がなぜ──うぶっ!」
屈強な衛兵は、太りに太った僕の巨体などものともせず、たちまち床へ組み伏せた。僕は終始、何が起こったのかまったくわからないまま、重い手錠を掛けられ、執務室から連れ出された。容態のわからぬ父王と、薄く笑ったように見えた王妃を背中にして……
◆
初めて入った牢獄。王族の僕が入ることなど夢にも思わなかった部屋。ごつごつとした石床は、ただ冷たく、寒かった。
与えられた毛布一枚で震えていると、コツコツと石段を降りてくる小さな靴の音が聞こえる。
「兄さま……」
消えそうな声で僕を呼ぶのは、第二王子──義弟のシリルだ。小さな手に、湯気の立つコップを抱えている。辺りをきょろきょろしながら、鉄格子の隙間からそっと僕へ渡した。白湯だ。自分でいれたのだろうか。
健気なさまに僕が泣きたいのに、彼のほうが栗色の瞳をうるませている。
「ダメだよシリル、こんなところへ来ちゃ。王妃に怒られるよ」
「かまうもんか。それより、兄さまが……おやさしい兄さまが、大好きな父王さまに毒を盛るなんて。そんなこと、あるはずが」
「毒……?」
「お母さまがそうだって。ぼくを王にしたくないから、先にじぶんが王になろうとして……って。ぼく、よくわからなかったんだけど」
僕はそっと腕を伸ばし、シリルの頭を撫でた。
「あったかい飲み物をありがとう。さあ、誰かに見つからない内に、もうお戻り。僕は大丈夫だから」
手の甲で涙をぬぐいながら、小さな肩を落として、とぼとぼと石段を戻っていく。
「どうして……こんなことになったんだ」
王妃が──彼女が僕を毛嫌いしているのはわかっていた。それでも、一生懸命、愚鈍な僕に代わって父王を支えてくれていた。そんな彼女を疑いたくはない。
じゃあ誰が……いや、王城の誰もが、僕がこうなると願っていたんだろう。この役立たずな僕が、落ちるところまで落ちていくことを。
そんなに食べるわけじゃないのに、病気でもないのに、ぶよぶよと太ったこの身体。魔力はあっても魔法のひとつも使えず、王族教育もままならず。
そして天恵──スキルは【収集】なんていう、過去の文献にも類を見ないもの。しかも、ただ手にしたもの、触れたものの、見てわかる程度の情報を集めるだけという。
[鉄格子:鉄]
[コップ:土]
[白湯:水]
「……本当に、何の意味もない」
王族のスキルだからと最初はみんな調べてくれたけど、とうとうわからなかった。
8歳の時にこのスキルを受けてから……最初は幼心に面白かった。何でも拾って集めてきては、それが文字になって頭の中に浮かぶのが、単純だけど会話をしているみたいで。母様が亡くなったばかりだったから、寂しさを紛らわすのもあった。
でもそれから、どんどん太りはじめて……10歳になる頃には、こんな大石を積み上げたような身体になってしまった。気が付けば、世話係の侍女にまで馬鹿にされ、『豚王子』『ゴミ集め』と陰でささやかれるまでに。それでもなぜか、興味を持ったものを拾わずに、手に取らずにはいられなかった。
17歳の今になっても、ただ太っているだけ。そんな僕に母様の面影を追って、いつまでもやさしく、甘やかしてくれて父王。唯一の心の拠り所である実の父親を、なぜ僕が、毒など盛らなきゃいけないんだ。
「はは……こんなの、悪夢だ。明日になったら、またいつも通りに決まってる」
僕はただ、黒く冷たい石壁に向かって、乾いた笑いをぶつけた。
◆
翌日になっても、悪夢は覚めなかった。
ほとんど眠ることのできなかった僕に、その続きを、とことん現実として突きつけた。
重い手錠は外されることなく、衛兵によって乱暴に王座の間へ転がされる。僕は正面を見上げて驚いた。カーミラが、血の色のような深紅のドレスに身を包み、王座に座っている。なぜ、隣の王妃の座じゃなく、そこへ。
片眉を跳ね上げ、忌々し気に僕をひと目見ると、扇で合図をする。そばに立つ宰相ガリエルが、書状を開いて読み上げた。
「エルヴィン。その方を、王リカルド=ライゼンドール殺害未遂の罪により廃嫡。『ミドゥンの森』へ追放処分とする」
「──! な、なんだって?」
わずか数秒で棒読みされた内容を、僕はまったく理解できなかった。
カーミラは、扇で口元を隠しながら、冷たく言い放った。
「王がサインに使っていた羽ペンから、猛毒の粉が飛散していたのです。あれはお前が作って王に渡したものでしょう? もはや申し訳の余地はありません」
「確かに、僕が作ったものだけど……だからと言って、僕には毒を仕込む理由がない!」
「はん、往生際の悪い」
カーミラはさも話すのが面倒そうに、ガリエルへと説明を振った。
「……その方の部屋にあった『収集箱』なるガラクタ容れから、蝕瘴石の欠片が見つかったのだ。【収集】スキルの癖が仇になったな」
「そんなものっ……僕は、知らない!」
ガリエルは片眼鏡をくっと押さえ、呆れたように大きくため息をついた。
「本来なら即刻死刑。それを、王妃の温情で追放の処分となったのだ。感謝するがいい」
「そんな……そんな、一方的に。僕は何もしていない! たった一日で……なぜ、もっとちゃんと調べてくれないんだ!」
「連れていけ。それだけよく太っているんだ。〝ゴミ捨て場〟でせいぜい一日一時間でも長く生き抜いて、その罪をつぐなうがいい」
「待ってくれ! 父王は無事なのか? せめて、容態だけでも──」
ガリエルは追い払うように手を振り、カーミラは僕を見ようともせず。
僕は両脇を衛兵に抱え引きずられ、王座から遠のいていく。扉の外に出され……僕が子供の時から見ていたその景色は、大きな音と共に閉ざされた。
10
あなたにおすすめの小説
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転
小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。
人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。
防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。
どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる