12 / 30
第12話
しおりを挟む
翌日の放課後。
今朝は現れなかったデウスに早々に捕まった。
「やぁ、ちょっといいかな?」
「ちょっとで済むお顔じゃありませんが?」
デウスは笑顔だ。なのにその笑顔にはやたらとすごみがある。
なんかもうプレッシャーがすごい。
「じゃあこっちに来てもらえる?」
「しかもこっちの返事も聞いてないですね?」
何も言わせず、デウスは歩き始めた。ついてこいということだろう。
「………」
歩きださず、微動だにしないミリアとルーミア。
デウスが曲がり角を曲がったところで勢いよく戻ってきた。
「普通そこはついてくるところじゃない!?」
焦ったデウスの姿は実に貴重である。
ミリアは内心(勝った)とほくそ笑んでいた。
今度は大人しくついていくと、そこは人気のない個室。だが、やたらと調度品が豪華で、ここが特別な部屋だということがわかる。
「ここは学園側が用意した王族用の個室でね。あまり使いたくはないんだけど、今回は仕方なくね」
「はぁ…」
つまり他の人が来ることはないということ。
いい予感がしないだけに、ミリアは早く帰りたい。
「まぁ座って」
「…はい」
大人しく椅子…ではなくソファーに座る。
ルーミアは侍女として、ミリアの背後に待機している。
「さて、話があるんだけど、心当たりはある?」
「無いです」
「うん、君のその即答っぷりは嫌いじゃないよ」
(無いものは無いし)
早く帰りたいミリアは、対応が雑だ。
「フィーネ嬢と何か話したでしょ?」
「…はい」
そっちか…と思いつつ、デウスの次の言葉を待つ。
「昨日、放課後教室に押しかけてきてさ。僕とお話ししたいって言い出してね」
「良いことじゃありませんか」
「君が僕と話したらってけしかけてなかったらね」
何故そこを話した。フィーネの(馬鹿)正直さに少し呆れたミリア。
「フィーネ様とお話しできました?」
「まぁ…ね。ねぇ、何で僕とお話ししたらって彼女に言ったの?」
「デウス様のことを何も知らないようなので」
「そう……だね」
なら何も問題は無いはずだ。
わざわざデウスが呼び止めてきた意味が分からい。
「僕、君に求婚してるんだよ?」
「そうですね」
「…わかってて、他の女性を僕に寄越すの?」
「………」
(ああ、なるほど。そういうことね…)
確かに今更考えると、納得する。
求婚してる女性に、別の女性を話しに行けとけしかけられれば、それは相手側から見れば自分じゃなくてその女性を選べと言われているようなものだ。
我ながらやっていることがなかなかひどい。
が、それはお互い様である。
「私は了承した覚えはありませんので」
「それでもそこは、やらないのが人の情けじゃない?」
「求婚をやめていただけたら考えます」
「いや、それじゃダメだよ」
「さすがはお嬢様、悪役っぷりが板についています」
ルーミアが感心したように褒めてくる。
「褒めてないわよね?」
「最大の賛辞にございます」
「あなたねぇ……」
「主従のコンビ漫才はそこまでにしてもらっていい?」
「漫才ではございません」
「主従の愛でございます」
「愛じゃないわよ…」
「僕も愛欲しいなぁ…」
「私から差し上げる予定は無いので、そんな目で見ないでください」
(なんなのよこれ…)
だんだん場が混沌としてきた。
特にルーミア。
「とにかく、私はデウス様の求婚を受けませんし、他の女性をけしかけたとしても何か言われる筋合いはありません」
「王族相手にそう言い切るお嬢様、素敵です」
「ルーミアは少し黙ってて?」
「はーい」
「…だから君がいいんだけどなぁ」
うっとりするような目でミリアを見るデウス。
そんな目で見られてもミリアに応える気は無い。
「いつまでも私に構わず、デウス様はご自分に合った女性を探してください」
「君が最有力なんだけどね」
「私を抜いて」
「ルッツ君がいるから?」
「関係ありません」
「……そこまで言い切るのもさすがだよねぇ」
「とにかく失礼します」
そう言って席を立ち、扉へ向かう。
このままここにいても、意味が無い、そうミリアは判断した。
「失礼しました」
「失礼しました」
「うん、また明日」
手を振り見送るデウスを視界から切り、扉を閉める。
「はぁ……疲れた」
「おんぶしますか?」
「やめて…」
女生徒同士でおんぶなど恥ずかしいどころではない。
「今なら3件分のところを2件分で」
「特別給付金を当たり前のように要求するんじゃない!」
もうやだこの侍女。
***
「はぁ……」
自室にて夜、ミリアは物憂げにため息をついた。
「胃もたれですか?」
「……淑女のため息をなんだと思ってるのよ」
ルーミアの問いを疲れた様子で返す。
疲れてるのはルーミアの主人を主人と思わない態度に、ではない。
「誰とも友達になれない…」
未だミリアの学園での友達は……0。
元婚約者に求婚者。恋敵?はいるが、友達と呼べる存在は0だった。
「フィーネ様は?」
「あれを友達扱いするには無理があるでしょう」
フィーネはあれからもなにかとミリアに突っかかってくるし、その度にデウスに挑み、そしてミリアに文句を言いに来る。
もっとも、少し反論すると途端に弱気になり、涙目になるあたり、少し可愛いと思ってしまったこともある。王妃の座を狙ってミリアに突っかかってくる割に、意外にメンタルが弱い。そして、とても素直でミリアの言うことを素直に実行している。その内容がほとんどデウスにけしかける内容で、たいていその後にデウス本人からクレームが来るが当然スルー。
デウスのことは嫌いではない。以前のミリアと違って。けれど、好きというわけでもない。
求婚してくるだけあって、甘い言葉や直球な言葉を放つことが多々あるけれど、どれもミリアの心を揺さぶることは無かった。何故なのかはわからない。
ミリアの学園での立場は非常に悪い。
王子の求婚を断り続け(王家から不興を買っていると思われて避けられる)、一方的に婚約を解消し(その後も再婚約を拒んでいるため令嬢からは圧倒的に嫌われている)、王妃最有力候補をあしらい(ミリア本人としてはあしらってるつもりはない)、凶悪な侍女が仕えている(本人了承済み)、といったもろもろの理由で、男子・女子問わず近づいてくるものはいない。
友達がいないのは必然だった。
「学園生活って難しいものね…」
齢17にして知る世間の厳しさに侯爵令嬢の心は冷え切っている。
前世で知らないだけに特に。
「婚約相手もおりませんしね」
「…………」
グサリと突き刺さるルーミアの追い打ちに、ミリアは手で顔を覆った。
「私、もう一人で生きていくしかないのかしら…」
「超貧弱なお嬢様が一人で?はっ」
鼻で笑った侍女に、ミリアの視線が鋭くなる。が、そんなものに動じるルーミアではない。
「まぁ…そのときはですね」
ルーミアはミリアの正面に回ると、その頭に手を乗せた。
「ルーミア?」
「私がどこまでもお付きしますよ。屋敷を追い出されたら私が拾ってあげます」
そう言い、頭を撫でられた。
主人に対してする行為ではないし、言ったセリフも不謹慎だが、それでも今はその手が温かい。ミリアの落ち込んだ心が少しだけ軽くなった。
「…ありがとう」
「1.5件分で」
「………」
軽くなった心は、再び重くなった。
***
ルーミアにああ言われたからといって、やはり一人も友達がいないのは寂しい。
かといって、前世含めてでも同年代の友達がいた記憶が無い。
文化や知識を学んでも何を話せばいいのかわからない。
友達ができないのは必然だったのかもしれない。
そして学園にて、食堂。
「聞いてくださいな!私、ついにデウス様とお茶をご一緒できるのよ!」
意気揚々とミリアの隣に腰かけたのはフィーネ。
もはやミリアの隣は彼女の指定席になりつつある。
「そうですか、それはおめでとうございます」
「ええ!それもデウス様お勧めの茶葉を頂けるのよ!どう?羨ましいでしょう!」
「ハイ、ソウデスネ」
「おほほほほほ!」
デウスに誘ってもらったことがよほどうれしいのか、フィーネはミリアの棒の返事にも気づかない。
「ああ、デウス様と二人っきりでお茶だなんて……」
今度はトリップしてしまった。
それを放置してミリアはランチを食べ進めていく。
「これも友人たる貴女の進言のおかげですわ!」
「えっ?」
「えっ?」
思わぬセリフにミリアは硬直し、そんなミリアの反応にフィーネも硬直する。
…これは面白いと内心思うルーミアは今日も肉のタワーを攻略しながら、様子を面白がっ…見守る。
「…何ですの、その反応は?」
「…誰が、友人?」
「! 私と!」
フィーネは自分を指さし、
「貴女が!」
ミリアを指さし、
「友人!」
「……そうだったの?」
「そうですの!」
突然の友人認定にミリアの動揺は収まらない。
一方のフィーネも、友人だと思われていなかったことにご立腹だ。
「あなたは私を何だと思ってたんですの!?」
「……さぁ?」
「さぁってなんですのよ!」
憤るフィーネに、ミリアはどうしていいか分からない。
そもそも友人とはなんなのか、と哲学的思考に発展しかけている。
「とにかく、私とあなたは友人ですの!よろしくて!?」
「えっ、あ、はい…」
「よろしいですわ」
フィーネに詰め寄られ、なし崩し的にミリアは返事(?)をしたが、それでフィーネは機嫌を直したようだ。
(友人……)
ちらりと隣でランチを食べる友人…を見る。
よほど上機嫌なのか、フィーネは笑顔でランチを口に運んでいる。
ルーミアとは違う、主従としての関係ではない新たな関係。
そのことにミリアの口元がほころんだ。
今朝は現れなかったデウスに早々に捕まった。
「やぁ、ちょっといいかな?」
「ちょっとで済むお顔じゃありませんが?」
デウスは笑顔だ。なのにその笑顔にはやたらとすごみがある。
なんかもうプレッシャーがすごい。
「じゃあこっちに来てもらえる?」
「しかもこっちの返事も聞いてないですね?」
何も言わせず、デウスは歩き始めた。ついてこいということだろう。
「………」
歩きださず、微動だにしないミリアとルーミア。
デウスが曲がり角を曲がったところで勢いよく戻ってきた。
「普通そこはついてくるところじゃない!?」
焦ったデウスの姿は実に貴重である。
ミリアは内心(勝った)とほくそ笑んでいた。
今度は大人しくついていくと、そこは人気のない個室。だが、やたらと調度品が豪華で、ここが特別な部屋だということがわかる。
「ここは学園側が用意した王族用の個室でね。あまり使いたくはないんだけど、今回は仕方なくね」
「はぁ…」
つまり他の人が来ることはないということ。
いい予感がしないだけに、ミリアは早く帰りたい。
「まぁ座って」
「…はい」
大人しく椅子…ではなくソファーに座る。
ルーミアは侍女として、ミリアの背後に待機している。
「さて、話があるんだけど、心当たりはある?」
「無いです」
「うん、君のその即答っぷりは嫌いじゃないよ」
(無いものは無いし)
早く帰りたいミリアは、対応が雑だ。
「フィーネ嬢と何か話したでしょ?」
「…はい」
そっちか…と思いつつ、デウスの次の言葉を待つ。
「昨日、放課後教室に押しかけてきてさ。僕とお話ししたいって言い出してね」
「良いことじゃありませんか」
「君が僕と話したらってけしかけてなかったらね」
何故そこを話した。フィーネの(馬鹿)正直さに少し呆れたミリア。
「フィーネ様とお話しできました?」
「まぁ…ね。ねぇ、何で僕とお話ししたらって彼女に言ったの?」
「デウス様のことを何も知らないようなので」
「そう……だね」
なら何も問題は無いはずだ。
わざわざデウスが呼び止めてきた意味が分からい。
「僕、君に求婚してるんだよ?」
「そうですね」
「…わかってて、他の女性を僕に寄越すの?」
「………」
(ああ、なるほど。そういうことね…)
確かに今更考えると、納得する。
求婚してる女性に、別の女性を話しに行けとけしかけられれば、それは相手側から見れば自分じゃなくてその女性を選べと言われているようなものだ。
我ながらやっていることがなかなかひどい。
が、それはお互い様である。
「私は了承した覚えはありませんので」
「それでもそこは、やらないのが人の情けじゃない?」
「求婚をやめていただけたら考えます」
「いや、それじゃダメだよ」
「さすがはお嬢様、悪役っぷりが板についています」
ルーミアが感心したように褒めてくる。
「褒めてないわよね?」
「最大の賛辞にございます」
「あなたねぇ……」
「主従のコンビ漫才はそこまでにしてもらっていい?」
「漫才ではございません」
「主従の愛でございます」
「愛じゃないわよ…」
「僕も愛欲しいなぁ…」
「私から差し上げる予定は無いので、そんな目で見ないでください」
(なんなのよこれ…)
だんだん場が混沌としてきた。
特にルーミア。
「とにかく、私はデウス様の求婚を受けませんし、他の女性をけしかけたとしても何か言われる筋合いはありません」
「王族相手にそう言い切るお嬢様、素敵です」
「ルーミアは少し黙ってて?」
「はーい」
「…だから君がいいんだけどなぁ」
うっとりするような目でミリアを見るデウス。
そんな目で見られてもミリアに応える気は無い。
「いつまでも私に構わず、デウス様はご自分に合った女性を探してください」
「君が最有力なんだけどね」
「私を抜いて」
「ルッツ君がいるから?」
「関係ありません」
「……そこまで言い切るのもさすがだよねぇ」
「とにかく失礼します」
そう言って席を立ち、扉へ向かう。
このままここにいても、意味が無い、そうミリアは判断した。
「失礼しました」
「失礼しました」
「うん、また明日」
手を振り見送るデウスを視界から切り、扉を閉める。
「はぁ……疲れた」
「おんぶしますか?」
「やめて…」
女生徒同士でおんぶなど恥ずかしいどころではない。
「今なら3件分のところを2件分で」
「特別給付金を当たり前のように要求するんじゃない!」
もうやだこの侍女。
***
「はぁ……」
自室にて夜、ミリアは物憂げにため息をついた。
「胃もたれですか?」
「……淑女のため息をなんだと思ってるのよ」
ルーミアの問いを疲れた様子で返す。
疲れてるのはルーミアの主人を主人と思わない態度に、ではない。
「誰とも友達になれない…」
未だミリアの学園での友達は……0。
元婚約者に求婚者。恋敵?はいるが、友達と呼べる存在は0だった。
「フィーネ様は?」
「あれを友達扱いするには無理があるでしょう」
フィーネはあれからもなにかとミリアに突っかかってくるし、その度にデウスに挑み、そしてミリアに文句を言いに来る。
もっとも、少し反論すると途端に弱気になり、涙目になるあたり、少し可愛いと思ってしまったこともある。王妃の座を狙ってミリアに突っかかってくる割に、意外にメンタルが弱い。そして、とても素直でミリアの言うことを素直に実行している。その内容がほとんどデウスにけしかける内容で、たいていその後にデウス本人からクレームが来るが当然スルー。
デウスのことは嫌いではない。以前のミリアと違って。けれど、好きというわけでもない。
求婚してくるだけあって、甘い言葉や直球な言葉を放つことが多々あるけれど、どれもミリアの心を揺さぶることは無かった。何故なのかはわからない。
ミリアの学園での立場は非常に悪い。
王子の求婚を断り続け(王家から不興を買っていると思われて避けられる)、一方的に婚約を解消し(その後も再婚約を拒んでいるため令嬢からは圧倒的に嫌われている)、王妃最有力候補をあしらい(ミリア本人としてはあしらってるつもりはない)、凶悪な侍女が仕えている(本人了承済み)、といったもろもろの理由で、男子・女子問わず近づいてくるものはいない。
友達がいないのは必然だった。
「学園生活って難しいものね…」
齢17にして知る世間の厳しさに侯爵令嬢の心は冷え切っている。
前世で知らないだけに特に。
「婚約相手もおりませんしね」
「…………」
グサリと突き刺さるルーミアの追い打ちに、ミリアは手で顔を覆った。
「私、もう一人で生きていくしかないのかしら…」
「超貧弱なお嬢様が一人で?はっ」
鼻で笑った侍女に、ミリアの視線が鋭くなる。が、そんなものに動じるルーミアではない。
「まぁ…そのときはですね」
ルーミアはミリアの正面に回ると、その頭に手を乗せた。
「ルーミア?」
「私がどこまでもお付きしますよ。屋敷を追い出されたら私が拾ってあげます」
そう言い、頭を撫でられた。
主人に対してする行為ではないし、言ったセリフも不謹慎だが、それでも今はその手が温かい。ミリアの落ち込んだ心が少しだけ軽くなった。
「…ありがとう」
「1.5件分で」
「………」
軽くなった心は、再び重くなった。
***
ルーミアにああ言われたからといって、やはり一人も友達がいないのは寂しい。
かといって、前世含めてでも同年代の友達がいた記憶が無い。
文化や知識を学んでも何を話せばいいのかわからない。
友達ができないのは必然だったのかもしれない。
そして学園にて、食堂。
「聞いてくださいな!私、ついにデウス様とお茶をご一緒できるのよ!」
意気揚々とミリアの隣に腰かけたのはフィーネ。
もはやミリアの隣は彼女の指定席になりつつある。
「そうですか、それはおめでとうございます」
「ええ!それもデウス様お勧めの茶葉を頂けるのよ!どう?羨ましいでしょう!」
「ハイ、ソウデスネ」
「おほほほほほ!」
デウスに誘ってもらったことがよほどうれしいのか、フィーネはミリアの棒の返事にも気づかない。
「ああ、デウス様と二人っきりでお茶だなんて……」
今度はトリップしてしまった。
それを放置してミリアはランチを食べ進めていく。
「これも友人たる貴女の進言のおかげですわ!」
「えっ?」
「えっ?」
思わぬセリフにミリアは硬直し、そんなミリアの反応にフィーネも硬直する。
…これは面白いと内心思うルーミアは今日も肉のタワーを攻略しながら、様子を面白がっ…見守る。
「…何ですの、その反応は?」
「…誰が、友人?」
「! 私と!」
フィーネは自分を指さし、
「貴女が!」
ミリアを指さし、
「友人!」
「……そうだったの?」
「そうですの!」
突然の友人認定にミリアの動揺は収まらない。
一方のフィーネも、友人だと思われていなかったことにご立腹だ。
「あなたは私を何だと思ってたんですの!?」
「……さぁ?」
「さぁってなんですのよ!」
憤るフィーネに、ミリアはどうしていいか分からない。
そもそも友人とはなんなのか、と哲学的思考に発展しかけている。
「とにかく、私とあなたは友人ですの!よろしくて!?」
「えっ、あ、はい…」
「よろしいですわ」
フィーネに詰め寄られ、なし崩し的にミリアは返事(?)をしたが、それでフィーネは機嫌を直したようだ。
(友人……)
ちらりと隣でランチを食べる友人…を見る。
よほど上機嫌なのか、フィーネは笑顔でランチを口に運んでいる。
ルーミアとは違う、主従としての関係ではない新たな関係。
そのことにミリアの口元がほころんだ。
643
あなたにおすすめの小説
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!
水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。
ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。
しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。
★ファンタジー小説大賞エントリー中です。
※完結しました!
(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?
水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。
私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。
P.S. 推し活に夢中ですので、返信は不要ですわ
汐瀬うに
恋愛
アルカナ学院に通う伯爵令嬢クラリスは、幼い頃から婚約者である第一王子アルベルトと共に過ごしてきた。しかし彼は言葉を尽くさず、想いはすれ違っていく。噂、距離、役割に心を閉ざしながらも、クラリスは自分の居場所を見つけて前へ進む。迎えたプロムの夜、ようやく言葉を選び、追いかけてきたアルベルトが告げたのは――遅すぎる本心だった。
※こちらの作品はカクヨム・アルファポリス・小説家になろうに並行掲載しています。
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる