私と僕と俺の日常

夜々

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私の日常

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雪夏「脚本家の冬樹雪夏です。よろしくお願いしまーす!!」


雪夏「趣味は、読書です」



雪夏「よく、芥川龍之介の小説を好んで読みます」


雪夏「嫌いな物は、可愛くないもので、好きな物は、可愛い物です!よろしくお願いし

そうそうつらつらと並べた、自己紹介

あー、言わなければよかった


って思うのは、今現在の環境のせいか、それとも私のせいか


監督「雪夏ちゃーん、次の仕事決まったよー」

雪夏「…はい」

監督「次は、社内恋愛をテーマにするからよろしくねー」

はあ?

雪夏「はい分かりました」

まただよ、恋愛恋愛恋愛……私が書くのは毎回毎回、恋愛物だ、何だ?彼氏いない歴=年齢の私に対する当て付けか?




・そうこの女、冬樹雪夏は、彼氏が居ないにも関わらず、恋愛物のアニメやドラマの脚本をよく頼まれる脚本家なのである・



てか社内恋愛って何だよ、そんなの他の監督が散々ドラマで出してんだろ?

監督「主人公は男で、オドオドしてる子がいいかなぁ」

監督「そんでもってヒロインは、鬼上司なんだけど、仕事を終えるとダラダラしまくるゲロイン」


監督、あんたの趣味じゃないよね?

監督「主人公役の俳優が鷹狩ルノたかがさんで、ヒロインは、音子狩おとこかりさんだよー」

はぁ

雪夏「では、明日」

監督「よろしくねん♪」


マジで、本当に勘弁してほしい


その夜、私は家に帰って、台詞などを書き進め…………



「「あ、あの、これは?」」

「「決まってるじゃない仕事よ?」」

「「こんなに…ぱ、パワハラじゃないですか?!!!」」

あ、だめだ、この後を書くとこのゲロインが私のような性格になってしまう

オドオドしてる奴見るとイライラするんだよな


翌日


私が書いた台詞を元に進める


ルノ「こ、これは?」

狩「決まってるじゃない仕事よ?」

ルノ「どうしたんですか?そんなにイライラして、僕は柄本先輩にはなしかけたんですよ?」

こうするしかなかった

正直オドオドしてないし、寧ろハッキリしてる……だがこうするしかなかった


そして、場面は進んでいき


ルノ「せ、先輩/////カッコいい」

あ?

コソッ

雪夏「監督」

監督「?」


雪夏「カット」

監督「え?どうしたの?」
雪夏「カットだ(圧」


監督「わ、わかったよ」

そして、カットした


ルノ「な、何か問題ありましたか?」

ここからが、私が脚本家である事を一心に身に染み付けされてやる時間だ


自分の手前の椅子を蹴り飛ばし


雪夏「何か問題有る?大ありだよ大有り。『先輩、カッコいい』のシーンはなぁ?照れはいらねぇんだよ、そこで恋が芽生えるなんて、他の脚本家が出すような後手じゃねぇか!!焦らして焦らしまくるのが社内恋愛だ、台詞にも書いたつもりだったが?ちゃんと呼んだのか?ひよっこ、いいか?このセリフは、先輩への敬意を払った口調仕草で言え」

ルノ「は、はひ…」


監督「ちょっと雪夏ちゃん」


雪夏「次からはちゃんと意識してくださいね?♡応援してまーす!!」


これだからひよっこは


・雪夏は、自分の用意した台本をちゃんと読んでなかった人や、あまり読まなさそうな人をメモ帳のチェックリストにあげている、現
場の人からは、デスノートなどと噂されているのである、叱った後の甘い口調は、後からちゃんと頭に残るようにと、雪夏の計算の上で作られた笑みである・



そして、家に帰る


雪夏「ただいまぁー茶々!!!」


愛犬の、シベリアンハスキーの茶々
お前だけが、癒しだ


そして、私はその夜このドラマが終わったら次こそは、恋愛系じゃない事を祈りながら寝た


取り敢えずこれが私の一日です
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