隠れ居酒屋・越境庵~異世界転移した頑固料理人の物語~

呑兵衛和尚

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王都ヴィターエで、てんやわんや

91品目・王城内での越境庵で、家族の団欒)白老和牛のすき焼きセット)

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 さて。

 国王陛下との謁見が終わり。
 というか、今回の呼び出しについては、国王ではなく貴族院と枢機卿との会談という形で終わっているよなぁ。
 国王陛下はというと、俺がフィーヌジャン枢機卿と話をしている間、注意深く深くこっちを観察していたようだった。まあ、俺が心変わりして他国に移動する事を懸念していたのだろうと予想は付くのだが、俺程度の料理人が他国に渡ったところで、国益とかそういうものには関係ないと思うんだがねぇ。

 とまあ、どうやらここまでがついでの話しで、ここからが本番。
 侍女に連れられて、俺たちは『獅子の間』という応接間へと案内された。
 そして部屋に入ると、すでにアイラ王女殿下とアイリッシュ王女殿下、その護衛である近衛騎士たちが室内で待ちわびているようだった。
 静かに椅子に座り、ティータイムを楽しんでいるアイリッシュ王女殿下とは対照的に、アイラ王女殿下は窓辺に立ち、なにかイライラしている様子。
 そして俺たちが部屋に入ったことに気が付いたのか、イライラしていた雰囲気がスッと消え、にこやかに俺たちを招いてくれた。

「ようやく話し合いが終わったのですね。それで、叔父上はどのような事をおっしゃっていましたか?」
「叔父上……ああ、フィーヌジャン枢機卿ですか。いえ、最初はストレミング教に帰依しませんかと言われましたが、俺はヘーゼル・ウッド様の加護を得ていますのでと、お断りしました。まさか枢機卿が国王陛下の弟であったなんて、知らなかったものですから驚きましたよ」
「そう……それはよかったわ」

 なんだろう、羽根扇子を広げて口元を隠しているが、なんとなく笑みを浮かべているような気がするのだが。ひょっとして、枢機卿の件で機嫌が悪かったのだろうか。

「それで、今日この後ですけれど、越境庵、開いて頂けるのですよね?」
「私もそれを楽しみにしていた……後、これをユウヤ店長に渡しておく、店の扉の横にでも張り付けておいて」

 アイリッシュ王女殿下が立ち上がり、近くにいたシャットに小さな看板を手渡した。
 大きさ的には、B5サイズの木製の看板だが。

「んんん、王室御用達って書いてあるにゃ?」
「それと、祝福の魔石も組み込まれていますわ……あら? これってひょっとして……失礼ですが、これはラムネのビー玉を使っているのでしょうか?」
「ん、さすがマリアン、その通り。そのビー玉には、古代祝福の刻印を記してある。失われし刻印魔術、それにより、ユウヤ店長の店は、ちょっとだけ祝福されている」
「それはありがたいのですが……王室御用達って確か、王家品質保証とか優良店の看板を貰わないと頂けない筈では?」

 確か、キャンベルの街でそんな話を聞いていたのだが。
 いきなり前提をすっ飛ばして、最高の栄誉を貰うのって問題があるんじゃないかねぇ。

「それは、各領都で選出された店舗を対象に、厳選なる審査を行って得られるやつ。それとは別に、王家が独断で与える事も出来る。ただ、数は少ないので、そうそう安易に掲げる事は出来ない」
「ユウヤの酒場の場合は、私達が遊びに行くための口実として掲げて頂くのですわ。もっとも、店長の腕については私たちを十分に満足させる事が出来るのですから、実力で勝ち取ったと思っていただいても構いませんわ」
「お褒め頂いて恐縮です。では、早速、越境庵を開けますけれど、場所はここで大丈夫なのですか?」

 迂闊な場所に開くと、あとあと面倒なことになるのだが……。
 まあ、そうは言っても、ここは王城の中なので安全と言えば安全か。

「ええ、大丈夫ですわ。越境庵が開いたら、外は彼らが警備してくれますので」

 そうアイラ王女殿下が告げると、部屋の扉の近くて待機している近衛騎士たち4名が、ニィッと笑っている。
 二人はアードベック辺境伯の屋敷で開いた時に警護してくれた騎士で、もう二人はキャンベルで開いた時の騎士たちか。
 まあ、それならば大丈夫でしょうという事で、厨房倉庫ストレージから越境庵の暖簾を取り出し、白地の壁の上の方に掲げる。

――シュンッ
 すると一瞬で越境庵の扉が姿を現わしたので、俺は扉を手に取り横に開く。

「では……ようこそ、隠れ居酒屋・越境庵へ。俺は今から準備をするので、シャットとマリアン、あとは任せて大丈夫だな?」
「ちょっと着替えたいにゃ」
「ええ、流石に国王陛下との謁見で作務衣姿というのはどうかと思いましたので。先にお席に案内しますので、そのあと急いで着替えますわ」
「それなら、私が着替えの出来る場所に案内する。ユウヤ店長は、先に準備をするといい」

 では、アイリッシュ王女殿下の御言葉に甘えるとして。
 急ぎ厨房に入ってオーブンの種火を入れたり炭を起こすのだが。
 そもそも、今日はどのような料理を食べたいのだろうか。

「アイラ王女殿下、今日はどのような料理を食べたいのでしょうか」
「そうね……ちょっと豪華な料理……というのは、どうかしら?」
「豪華ですか。では、少々お時間を頂きます」

 そう告げて仕込みを開始。
 うちはリーズナブルが売りの居酒屋でもあるのだが、たまには贅沢をしてみたいというお客さまの為の料理も、しっかりと用意出来るようにしてある。
 まあ、ある意味では裏メニューなので、そうそう出す事は出来ない。
 という事で本日は特別。

「まずは、厨房倉庫ストレージで冷凍保存してある白老和牛の肩ロースを解凍するか」

 とはいえ、いつもの時間加速でゆっくりと解凍しておく。
 その間に、すき焼き用の鉄鍋を用意し、中に牛脂(ヘッド)をさっと塗っておく。
 使う具材は焼き豆腐、長ネギ、タマネギ、春菊、白菜、白滝の6種。
 ちなみに焼き豆腐や白滝と一緒に煮ると肉が硬くなるという話もあるが、正直いって白老和牛相手では余計な心配である。
 それぐらい肉質がしっかりしているので、そんな心配はご無用。
 ちなみにすき焼き用の割り下は、前回と同じ。
 酒1:味醂1:醤油1:煮切り味醂0.2
 後はかつお出汁を用意して完成。
 北海道流なので、先に鉄鍋に具材を並べておき、加熱してから一気に割り下と出汁を加えて煮込む。
 この時、肉は最後に入れること。タイミング的には野菜に火が通ったあたりでいい。
 豚肉を使うのなら一緒に煮込んでも構わないのだが、今日は白老和牛。
 火を入れすぎるのは厳禁。

――ガララッ
「お待たせしました……って、この香りは」
「すき焼きにゃぁ。ユウヤぁ、あたいたちも食べたいにゃ」
「ああ、あとで用意してやるから、先に王女殿下たちの二人分と、あとは応接間の騎士たちの4人分の取り皿とカセットコンロを用意してくれ」
「かしこまりました。では、私が用意しますのでシャットは殿下たちのお飲み物をお願いします」
「あいにゃ!! アイリッシュ王女殿下はラムネでいいのかにゃ?」

 まあ、そっちは任せても大丈夫なので。
 すでに野菜に8割ほど火が通っているので、あとはテーブルに出して仕上げるだけ。
 追加用の野菜と白老和牛を更に盛り込み、生卵と一緒に持っていく。

「お待たせしました。こちらはうちのメニューでもちょっと贅沢な一品。白老和牛のすき焼きです。食べかたについては、この牛肩ロースを鍋に入れまして、さっと火を通します。一緒に入っている野菜については、まもなく食べられると思いますので、あとはこうフォークで取り出して、卵に絡めて食べるだけです。ああ、生卵に抵抗感がありましたら、付けなくても十分美味しいですよ」

 そう説明してから、二人の王女殿下の取り皿に味の染みた野菜と肉を置いていく。
 あとは卵に絡めるだけだが、それれはご自由に。

「確か、アードベック辺境伯が話していた鳥のすき焼きがこれ。でも、今日のは鶏肉じゃない」
「ええ、これはブランド牛です。生産地は白老、そこで育てられた和牛を使いました」
「なるほど、だから白老和牛というのですわね。では、私はこの卵に絡めてみますわ」

 アイラ王女殿下がやや躊躇いつつ卵に絡めている。
 そしてやはり戸惑いつつ、ゆっくりと口に運んで。

「んんん……ああ、そういうことですか。なるほど、これはお肉に甘しょっぱく味を浸透させ、そこに淡白かつ旨味の凝縮した生卵を絡めて一緒に食べるという事なのですわね。これは感服しましたわ」
「うう……生卵が怖いです」
「アイリッシユは無理をしなくていいわ。私たちの国では、卵を生で食べるという風習はないのですからね……でも、この味付けですと、一緒に飲むのはワインでは駄目ですわねぇ」
「それでは、こちらはいかがでしょうか」

 用意するのは純米酒。
 それも朝日酒造の越乃かぎろひ・萬寿。
 おなじ酒造メーカーの看板でもある久保田ブランドの姉妹品で、久保田・萬寿よりも安く、そして旨い。
 ちなみに萬寿とは、『万物の寿を願う酒』という願いを込めてつけられた名前であり、同時に朝日酒造の酒でもこれを冠とするのは久保田と越乃かぎろひのみ……だったかな。
 淡麗ですっきりとした味わいは、すき焼きにも合う。
 ということで一升瓶ごと取り出してアイラ王女殿下に見せた後、一合徳利に注ぎ、薩摩切子の猪口を差し出す。

「これはなにかしら?」
「純米酒、萬寿・越乃かぎろひといいます。こちらのガラス細工の猪口に注いで飲むとよろしいかと。あと、こだわるのでしたら手酌、つまり自分で注ぐのではなく、差しで飲む相手に注いで貰うのがよろしいかと」

 一人寂しく手酌酒っていうのは、アイラ王女殿下には似合いそうもないからねぇ。

「そういうマナーという事で理解しましたわ。では、失礼して」
 
 そっと両手で猪口を手に取り、ぐいっと飲み干す。
 あらかじめ小さめの猪口を差し出してあるので、その程度ではすぐに酔う事は無いだろう。

「オニオンと葉野菜が美味しいです。それに、このお肉でしたら、癖がないので食べられます……私には、甘いお酒があると嬉しいのですが」
「ラムネがお好きでしたら……」

 ここは発泡酒の出番。

「ユウヤ店長、こいつかにゃ?」

 日本酒の入っているストッカーから、シャットが一ノ蔵のすず音を取り出す。
 うん、正解だな。

「それをアイリッシュ王女殿下に出してくれ。この切子細工の猪口も一緒にな」
「あいにゃ」
「ユウヤ店長、応接間の騎士の方々にも、すき焼きを持っていきましたわ。食べ方も説明してありますので、後はおむすびかご飯があるとよいかと思いますが」
「そうだな。保温ジャーを出すから、それと茶碗を持って行ってくれ」

 マリアンも慣れたもので、いそいそと保温ジャーと茶碗を持って応接間に向かった。

『ひ、ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ』

 そして聞こえてくる悲鳴。
 一体何があったのかと、シャットが外に飛び出したが。

『あ、国王陛下だにゃ』
『こ、これは国王陛下にはご機嫌麗しく……』

 待て、そこに国王陛下がいるのか。
 と思って外に出ようとした瞬間、店の開けっぱなしの入り口からバーンズ・エラ・ウィシュケ国王がスッと入って来る。

「あら、これはお父様、このような場所に何か御用でしょうか?」
「御用もなにも……たまたま獅子の間の前を通りがかったとき、実に美味しそうな香りが室内から漂ってきたのでな。確かユウヤ・ウドウとアイラ達が会談をしていると聞いたので前回のようにまた旨いものでも食べているのではと思って入って見たら……」
「近衛たちは悪くないのです。この場所は安全ゆえ、彼らにもユウヤ店長からのご厚意で食事を取って貰っていたのです」
「まあ、確かに……それでユウヤよ、ひとつ訪ねるが……そなたは流れ人で、間違いはないのだな?」

 まあ、ここにきて誤魔化しは無用。
 それならば、国のトップにも俺という存在を知って貰えばいい。

「その通りです。俺は、ヘーゼル・ウッド様の加護により、異世界・地球からここに流れてきました」
「そうか、まあ、ゆっくりとこの世界を楽しむといい……それで、アイラたちの食べているものを、儂にも馳走してくれるかな?」
「かしこまりました。しばしお待ちください……マリアン」
「はいっ、大至急、用意しますわ」

 慌ててマリアンがバーンズ陛下の分の取り皿を用意しているのだが、一人分ではなく三人分も用意しているのだが。

「なんで三人分なんだ?」
「ええっと……王妃様も来そうな気がしまして。それと……」

 マリアンが扉の方を指さしている。
 そこには、困った顔をして店の中を覗き込んでいるフィーヌジャン枢機卿の姿もあった。

「ああ、まあ、そういうことなら……フィーヌジャン枢機卿、できれば、此処で見聞きしたことは他言無用でお願いしたいのですが」
「フィーヌ叔父様、お願いしますわ」
「あ、ああ……今、兄上に話した事も含めて、全て私の胸の中にしまっておく……。実は、ジ・マクアレンさまからは、君の件については他言無用ということで話を聞いていたのだがね。それに加えて、今日この場での出来事も全て、なかった事として扱う。それでいいかね?」
「感謝します……」
「さあ、とりあえずは席に着くにゃ。おしぼりとお飲み物をお持ちしますにゃ」

 はてさて。
 王女殿下達のみの静かな食事会と思っていたのだが、まさかここに来て王族の家族パーティーにまで発展するとは、まったく想像もしていなかったよ。
 ということで、急ぎ王女殿下たちの席にテーブルを追加し、さらにすきやき鍋のセットをもう一台分追加する。
 それが出来たあたりでアイリッシュ殿下が王妃様を呼んできたので、獅子の間は内側から鍵を掛けられ、何人たりとも立ち入ることが出来ないようになったらしい。

「あらあらあら……これはどういうことなのかしら?」
「母上、実はですね……と、ユウヤ店長、話をしてよいですか」
「アイラ王女殿下の知りうる範囲でしたら、他言無用という事で……」

 そう告げてからは、アイラ王女殿下は王妃様に色々と説明を開始。
 アイリッシュ殿下は父であるバーンズ国王とフィーヌジャン枢機卿に事情を説明したのち、なぜか店内の施設というか備品の説明を始めている。

「……ほらよ、追加の鍋の具材と、あとはおにぎりも用意しておいたので、これも一緒に出しておいてくれ。飲み物はシャットが、食べ方の説明やフォローはマリアンに頼む。俺は〆のデザートでも用意しておくので」
「わかったにゃ。まさか王家の人達に越境庵が知られるとは予想していなかったにゃ」
「まあ、こうなることも考慮はしていた。が、予定外に早かったというだけだ」

 という事で、全員がようやく席に付き、席に戻ったあたりで食事会は再開。
 ただし、王族にセルフサービスで鍋を食べろというのはあまりにも酷であるという事なので、急ぎ宮廷料理人から四名がこの部屋に呼び出され、給仕として席の近くに着くことになった。
 その彼らに説明をしているのはマリアン。
 やがて穏やかに食事会も始まったので、こっそりとクラシック音楽をBGMとして流すことにした。
 どうせ食事会が終わったら、色々と尋ねられるのでしょうからねぇ。

 ま、今は一家団欒の手伝いという事で。
 厨房からホールを見ていると、謁見の間で会った国王や枢機卿の表情が、家族と楽しく食事を取っている父親や叔父という感じに見えているのでね。
 アイラ王女殿下やアイリッシュ王女殿下も、普段とは違って本当に和やかな感じがするのでね。

 こういう光景が見れるだけでも、料理人冥利に尽きるってか。
 後始末が面倒臭そうだけれどねぇ。
 
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