機動戦艦から始まる、現代の錬金術師

呑兵衛和尚

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第一部・アマノムラクモ降臨

第21話・温度差と、テクノロジー差

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 グアム島、アンダーセン空軍基地。

 この日、アンダーセン空軍基地は、歴史史上かつてない緊張に包まれていた。
 その緊張の原因は、昨日にアマノムラクモから来た通信。
 
『アマノムラクモ責任者のミサキ・テンドウが、貴国アメリカ合衆国準州のグアムを訪れたいそうです。来訪目的は『観光』。許可が得られるのであれば、後日、アンダーセン空軍基地へ直接向かいたいと思います。快いご返事があることを、祈っています』

 アマノムラクモ外交官からの通信により、アメリカ合衆国の軍部及び政治家たちに緊張が走る。
 この対応を一つでも間違えたら、今後の米天外交問題に発展するだけではない。
 アマノムラクモ一隻で、アメリカ全土が焦土となる。
 慎重な対応が望まれるにも関わらず、アメリカのパワード大統領は、このアマノムラクモの申し出をあっさりと、そして快く承諾。
 アンダーセン空軍基地へのアマノムラクモ機の着陸を容認することになった。


「一体、大統領は何を考えているんだ? このグアム島に何があるのかわかっているのか?」
「石狩湾攻防戦、そして東京湾防衛戦。二つの戦場に、我が軍の第7艦隊が配備されていましたからなぁ。ですが司令官、国連安全保障理事会の決議に関する報告書は目を通しましたか?」
「ああ。アマノムラクモは平和を望む、自ら紛争を起こす気はない、だろう?」

 アマノムラクモの方針は、あくまでも専守防衛。
 ただし、仕掛けてきたらやり返すぐらいの気概はあるらしい。
 もしも日本の第九条のように、アマノムラクモが戦争を否定するのであるなら、どれほど諸外国に扱いやすかったであろう。

『いくら仕掛けても、遺憾の意を唱えるだけで何もしない』

 諸外国からの、日本の印象がこれである。
 だからこそ、領海に勝手に入ってきて密漁を行ったり、領空内を頻繁に他国の戦闘機が飛んでくる。
 だが、警戒はしても外交を通じて『遺憾の意』を唱えるだけ。自国領土が占拠され実効支配されていても、文句を言うだけで自衛隊を派遣することもない。
 アマノムラクモもそうであれば、どれだけ扱いやすかったか。

「アメリカ大統領からの通信だが、慎重に対処しろだそうだ。もしもアマノムラクモが、『遺憾の意』を唱えてきたら、それはスタンスではなくパワー。ジャパニーズ遺憾砲ではなく、報告にあったマーギア・リッターが完全武装してくると思え、だそうだ」
「はっはっはっ。大統領のジョークにも、磨きが掛かっていますなぁ」

 空軍基地司令部での、緊張感をほぐす会話。
 これには、司令部全体の張り詰めた空気も和らいでいく。

──ピッ
「外電入りました。偵察機が、グアム島西部100kmエリアにてアマノムラクモからの外交使節団の機体を確認とのこと……」
「了解。飛んでくるのは小型か? それともジャンボ規格か?」
「……マーギア・リッター十三機。うち一機は、報告にあったミサキ・テンドウ専用機です」

 もしも、予め報告がなかったら、すぐさま空軍基地の全機にスクランブルが発令するレベルである。
 もっとも、現在、空軍基地が保有しているのはB-52 ストラトフォートレスやB-2 スピリットといった戦略爆撃機の部隊だけであり、戦闘機部隊は配備されていない。
 それでも、アマノムラクモがグアム島近隣に国家として存在する以上、戦闘機部隊の配備は急務となっている。
 加えて、日本国在留のアメリカ海兵隊の一部もグアム島に移設を開始。
 現在のグアム島は、軍関係のインフラ整備に全力が注がれている最中であった。
 そして、この報告はアプラ港に滞泊している第7艦隊旗艦ロナルド・レーガンにもすぐさま連絡されていた。

「……海兵基地に連絡。市街地に広報車両を向かわせてくれ、アマノムラクモの外交使節団が、巨大ロボットでやってくると。危険はないから、安心してほしいと」
「了解です、通達します」
「ああ。しかし、アマノムラクモも、切り札を早々に披露するとはなぁ。基地周辺の警戒レベルを最大に」

 すぐさまグアム島のアメリカ軍基地は警戒レベルが最大に引き上げられた。

 そして偵察機からの報告より三十分後。
 アンダーソン空軍基地に、十三機のマーギア・リッターが着地した……。


 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯


 俺は、アマノムラクモから買い物のためにグアム島にやってきました。
 オクタ・ワン曰く、名目は『観光および視察』ということにしてありますけど、俺は嗜好品の買いつけが目的。
 今回の訪米については、あまり大袈裟にしたくはなかったのだが、アマノムラクモがとにかく目立つ存在となっている以上、逆に派手派手に行った方がいいというオクタ・ワンの意見を採用。
 正確には『ミサキさまが、直接グアムに行くのですから、派手にならないはずがない』だそうだ、すまん。

 移動手段はマーギア・リッター十三機。
 俺の専用機と、残りの十二機は護衛らしい。
 グアムに上陸してからは、俺の護衛が四人と、残り八人はマーギア・リッターで待機だそうで。
 グアム島内でも、上空から俺を警備したかったらしいが、アンダーソン空軍基地の司令官から、『それだけはやめてほしい、代わりに海兵隊から護衛もつけるから』という立っての願いがあったそうだ。

 そこまで、厳重にしなくてもいいと思ったんだが、護衛が目立つことも必要だそうで。


「それで、この格好はどうにかならないのか?」

 マーギア・リッターのコクピットで、護衛隊長を務めるゲルヒルデに通信を入れる。
 今の俺の格好はパイロットスーツだけど、島に降りるときには『アマノムラクモの正装』に換装しなくてはならない。
 この服装がさ、なんていうか、和服をモチーフにした、神主のような巫女のような、なんていうか、昔読んだ漫画の主人公のような服装なんだよ。
 ほら、わかる人にはわかる『極東幻影騎士団』? ミラージュの一番偉い人。神様。
 あんな感じなんだよ?
 
 もっとカジュアルに行きたいんだけどなぁ。

『なりません。外見による威圧効果は必要です。ミサキさまは、アマノムラクモの至高なる存在ですから』

 まあ、そういうなら仕方ないか。
 もっと気楽に観光したいと思っていたんだけどさ。

「仕方ないか。今回は素直に従うよ」
『どこの国の代表が、国家元首が、サンダル履いてアロハシャツ着て土産物屋で買い物していますか? 身分があるものの責務と思ってください』
「了解。そろそろ着陸だな」

 アンダーソン空軍基地の滑走路が見えてきたので、全機、重力コントロールシステムを調整するように指示する。
 これをしておかないと、いくらマーギア・リッターがミスリル軽合金とオリハルコン素材だっといっても、両足が滑走路にめり込んでしまう。
 それを補うために、機体の重力負荷を調整する。
 その結果。

──ズザザザッ
 膝を軽く曲げたスタイルで着地すると、そのまま慣性で滑走路を滑っていく。
 当然ながら滑走路には傷一つつけない。
 あとは誘導にしたがって大型倉庫まで移動すると、マーギア・リッター全機が跪く。

──プシュゥゥゥゥゥ
 そしてコクピットを開いて外に出る前に、正装に換装。

「はじめまして。ミサキ・テンドウだ。この度は、我が国の使節を迎え入れてもらい、感謝する」

 コクピットから身体をだして、高らかに叫ぶ。
 ここまでは、目の前に用意されていたアンチョコ通り、ここからは俺の記憶との勝負。
 
 機体の前方には、勲章が一杯付いている軍人さん。

「はじめまして、アメリカ合衆国グアム準州、アンダーソン空軍基地司令の、ミハイル・トワイニング空軍中将です。アマノムラクモ責任者であるミサキ・テンドウさまの来米、心よりお待ちしていました」
 
 丁寧な挨拶を返されたので、ミサキもミハイルの前に立つと、がっちりと握手を返す。

「滞在期間は三日間だ、よろしく頼む。これからホテルの予約を入れたいのだが、貴殿がお勧めのホテルはあるか?」

 頭を下げない、謙らない。
 常に上から目線で、それでいて口調は柔らかく。
 そうヒルデガルドにも説明されていたので、この場は偉そうな立場をしているんだが。
 正直いって、心臓がバクバクと音を鳴らしている。
 これはあれだ、昔の仕事でお偉いさんと話していた時のあれだ。
 打ち合わせの場所に、いきなり先方の常務がふらりと現れて、プレッシャーをかけてきた雰囲気だ。
 だが、いま、プレッシャーをかけているのは俺なはずなんだがなぁ。

 「最高のホテルをご用意します。細かいところは、そちらの外交官と我が国の担当官でおこないます。では、こちらへどうぞ」
「助かる」

 言葉は少なく。
 うん、もっと話したいんだけどなぁ。言質とられないようにって言われているからなぁ。

………
……

 
 グアム初日は、歓迎のセレモニーが空軍基地で行われた。
 まあ、極めて簡単にとお願いしてあったらしく、それでも、かなり大掛かりなセレモニーだったよ。
 そのあとはホテルに案内されて、のんびりと疲れを癒す。
 さすがはグアムナンバーワンのホテル、ゆっくりと休めることができたよ。

「ハッ‼︎ 気がついたら夜じゃんか。買い物に行くか、いや、夜のグアム観光も捨てがたいな」
「ミサキさま。ホテルから出るときは、先に警備担当に連絡を入れてほしいそうですが、どうしますか?」
「そんじゃ、連絡をお願い。三十分後に外を散歩がてら、あちこち見て回りたいからさ」

 ようやくラフな格好ができる。
 そう思ったら、ゲルヒルデがしっかりと用意してくれましたよ、アマノムラクモ正式略装。
 甚平のようなデザインの服で、すごく軽くて丈夫。

「へぇ、しっかりと用意してあったのか」
「窮屈な服装だと辛いでしょうからね。ヒルデガルドが工房に注文して用意してくれました。ミスリル繊維で編み込んであります」
「……まあ、普通のものじゃないとは思っていたよ。護衛は誰がくる?」

 そう問いかけたんだけど、全員が手を挙げる。
 そりゃそうだよな。
 ここに置いといて盗まれて困る荷物はないし、そもそも荷物は全て、俺の|無限収納(クライン)の中。
 堂々と手ぶらでいきますか。

「ええっと、護衛隊長がゲルヒルデで、そっちが戦闘用サーバントの……関羽さんと張飛さんと、趙雲さんだね?」
「我々は呼び捨てで構いません」
「ええ。どうぞ呼び捨ててお願いします」
「我らが主人を守るのが、我ら戦闘用サーバントの使命。どうぞ使い捨ててください」
「……ゲルヒルデ、戦闘用サーバントって、みんな、こんな性格なの?」
「名は体を表すですね。戦闘用サーバントは全て、武将の名前をつけてます。民間用サーバントと区別するようにとのご命令でしたので」

 なるほど。
 それで、空軍基地で待機していたのが曹操だったり孫権だったりするんだな。
 
「まあ、それじゃあ、関羽、張飛、趙雲、よろしく頼むよ」
「「「はっ‼︎」」」
「当然ゲルヒルデもね。俺の命は、お前たち四人に預けたからな」
「ありがたきお言葉です」

 そんなこんなで、三十分後には、俺たちは現地アメリカ海兵隊の護衛にも守られながら、そこはかとなく楽しい夜を過ごすことになった。

 
 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯


 ミサキがグアムに向かい、アマノムラクモを離れた五時間後に、例のフランス軍との戦闘が起こった。
 最初はロシア、中国と共に距離をとっていたフランス軍だが、業を煮やしたのか海洋観測船プルクワ・パが調査を再開。
 そののち警告を受けたにも関わらず、プルクワ・パはそれを無視、結果、アマノムラクモとの交戦状態となったものの、わずか数十分で制圧されてしまう。

 当然ながら、この戦闘状態を、付近で待機していた残りのフランス艦隊が知らないはずがない。
 フランス艦隊司令は、プルクワ・パを利用して、アマノムラクモの戦力を確認したかったのである。
 結果として、見た目にはプルクワ・パはアマノムラクモに拿捕されたという結果になったものの、その程度なら外交で取り戻すことができると確信していた。
 そして夜にはフランスの外交筋からの連絡が、アマノムラクモに届いたのである。

「フランス外務省からの通信です。アマノムラクモの責任者と話がしたいとか」
「私が変わりましょう」

 すぐさま、アマノムラクモの留守を預かるヒルデガルドが通信を受ける。
 その内容は至極簡単、今回のアマノムラクモによる『フランス海洋観測船に対する軍事的攻撃』についての説明を求めるというものである。

「貴国の観測船の乗組員が、我が国の領海表示ブイに取り付き、勝手に調査を開始した。我が国は二度、警告をしたにも関わらず、調査を止めることはなかったから、実力行使に出たまでだ」
『……もしもアマノムラクモの説明が正しかったとして、先に本国に連絡なり遺憾の意を唱えるのが筋ではないのか?』

 相手は、フランス本国に対しての説明がない状態での戦闘行為を攻めてくる。

『ピッ……しっかりと遺憾の威を唱えました。まあ、よくある『遺憾である』なんて陳腐な言葉は使いませんが』

 オクタ・ワンがヒルデガルドに補足を入れたので、再びフランス外務省と話を続ける。

「はい、マスターから、遺憾の意の説明は聞いています。その上で、『意』ではなく『威』を用いました。言葉をいくら並べたところで、そちらには、こちらの意思が伝わりませんでしたので。『意』すなわち『威』イコール武力介入を行いましたが」

 オクタ・ワンとヒルデガルドの説明を受けて、フランス外交官は頭を抱えそうになる。
 これが日本が相手なら、領空侵犯を行おうとも、戦闘機が出てきて警戒体制を取ったり、警告が出る程度。
 間違っても、他国のように警告ののち発砲、などということはない。
 フランスのミスは二つ。
 ミサキが日本語を話しているから、日本人が関与していると考えたことと、海洋観測船艦長の報告を鵜呑みにしたこと。
 彼は、領海表示ブイの調査も、警告が出たら少しだけ離れて、また作業を開始すればいいと勝手に解釈した。その結果、フランスは海洋観測船一隻と特殊部隊八名を失ったのである。

『本国に連絡をくれた艦長の話では、警告もなく一方的に攻撃を受けたと報告されているが?』
「盗人猛々しいとは、まさにこの事ですか。それでは、拿捕した海洋観測船のブラックボックスをコピーして、そちらに送りましょうか? フランス艦の行為を、近隣海域に待機していた他国の艦艇も確認していましたよ?」

 アマノムラクモは、一歩も引かない。
 自分達に非がないと信じている。
 
『……わかった。この件は、議会にて議論させてもらう。そもそも、陸地を持たない戦艦が国を名乗ることなど、我々は認めてはいないのだからな』
「シーランド公国のように、海上に浮かぶ存在もありますが? 国の定義は『地域』であり『陸地があるかないか?』ではなかったと思われますが」
『詭弁だな。シーランド公国は砂堆の上に固定されている。大地と接しているのだぞ』
「はぁ。では、数日以内に、アマノムラクモ直下にアンカーを打ち込みます。海底とアマノムラクモを接続する建造物を設置して、そこに固定することにします。それで文句はありますか?」
『ふん、そんなこと、いったい何年かかるのですか? とにかく、今回の件については、明らかにアマノムラクモからの戦闘行為と見ていますので』

 フランスは、アマノムラクモを認めない。
 それどころか、今回の件でアマノムラクモに非があることを認めさせた上での賠償責任を行うつもりである。
 国家と認めないくせに、国に責任を取らせようとする。自分達の都合のいいように、法を解釈する。
 それでも、フランス議会では、『今回の件については海洋観測船艦長の独断行為』であり、アマノムラクモに責任を追及するよりも謝罪をするべきであるという意見が大多数を占めている。
 それでも、フランスは、アマノムラクモの存在を認めたくはなかった。

「一週間もあれば、洋上プラットホームを作って見せますので。では、失礼します」
『待ちたまえ、まだ賠償その他の話が』
「必要ありません。今一度、海洋観測船の艦長が戻り次第、もう一度詳細を確認するのがよろしいかと思われますので」

──プッッ
 これ以上の話し合いは無用。
 どの国にも、自分のしでかした事の非を認めず、責任を転嫁したい政治家は存在する。
 全てがそうでないことを、オクタ・ワンは魔導頭脳であるにも関わらず、祈っていた。


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