81 / 282
第4章・北方諸国漫遊と、契約の精霊と
第159話・王子は予想外にまともな方でした。
しおりを挟む
チャーリィ王子の誕生パーティーの会場で、まさかの宰相と宮廷魔導師長の謀叛が発生。
それを阻止した柚月さんとノワールさん、そして私は国王陛下からありがたいお言葉をいただき、速攻で逃げるように転がるようにこの場から逃走しましたけれど。
何故か、チャーリィ王子が馬車に乗り込んでしまいましてそのままナンバ屋まで移動してくることになってしまいました。
「る、ルナパークさん……私たちって、王子誘拐犯じゃないですか??」
「いえ、あの場では仕方がないことですし、王子も私たちが攫ったのではなく自分から乗り込んできたことを証明してくれますでしょうか?」
この件について王子に問いますと。
「ナンバ屋の職員に事情を説明して、王城へと走らせると良いですよ。私が自分の意思でここに乗り込んだことは、父も見ていましたから大丈夫です。それよりも、この馬車は何なのですか? 伝承にある勇者の馬車そのものじゃ、あ~りませんか」
その質問に、ルナパークさんがチラッチラッとこちらを見ています。
「これは、私がとある方から受け取った馬車です。他人に譲渡することはできませんし、私以外では使うこともできません」
「つまり、君は勇者の血筋ということで間違いはないんだね?」
え?
思わずノワールさん、柚月さんと顔を見合わせてしまいます。
「それはどういうことでしょうか?」
「いや、ガンバナニーワ王家に伝わる伝承にも、このような馬車が存在していただけで。勇者にしか使えないということらしいが、君は商人なので使える理由を考えていたら、必然的にそうなっただけだよ」
「う……」
詳しい事情を説明するにも、契約の精霊との約束があるので。
「クリスティナ様にも事情がありますので、お察し頂けますと助かります。それよりも、王子が何故、この馬車に乗り込んできたのか、その事情をご説明いただけると助かるのですが」
ノワールさんが問いかけますと、チャーリィ王子は真面目な顔で頭を下げる。
「まあ、いくつか理由があるが、まずは私と父の命を救ってくれたことに感謝する。今回の献上品の件、全ては宰相派の貴族による利権絡みであった事までは確認できているのだが、その裏で何者かと連んでいるところまでは掴むことができなかった。その上で、敢えてサイバシ屋には自由に動くように監視だけをつけ、カンクーの件でサイバシ屋と繋がり利権を得ようとしているものたちを炙り出すのが目的であった」
かなり危険なことをしていますよね?
それに巻き込まれたナンバ屋さんについては、どのような保障があるというのでしょうか。
「それで、魔族の介入や貴族同士の裏取引まで見えていたようですけれど。巻き込まれたナンバ屋さんにぐらいは、事情を説明しておいても良かったのでは?」
「それはダメだな。どこでどのように情報が筒抜けになるかわからない。現に、ナンバ屋の副統括もエイリ子爵の手のものだからな」
「そんなまさか」
驚くのも無理はないのでしょう。
「それで、この件について王家で裏で動いていたということだ。巻き込んでしまったというのもあり、その件も踏まえて謝罪したかったのが一つ。二つ目が、ナンバ屋が持ち込んだ勇者の秘宝の件だ。あれは一つしかないのか?」
「いえ、まだ多少は持ち合わせています。ですが入手経路についてはフェイール商店しか知りません」
「ではフェイール殿。あの秘宝は定期的に納品可能か?」
「それは無理です。そもそも秘匿されていたものであり、それを公にする気もありません」
堂々と返答します。
あれを表に出してしまうということはすなわち、あれがどれだけの利益をもたらすかということを商人たちにも教えるようなものです。
そうなりますと、入手方法や製造可能なのかということも聞き出そうとする輩も出て来ますから。
特に上級貴族である伯爵家以上の身分の方なら、持てる財と権力を振り翳して聞き出しに来るのは見えています。
「そうか、実に残念であった。まだ多少の在庫があるのなら、売って欲しかったのだが」
その言葉で、ルナパークさんがこちらを見ます。
彼女が持っている在庫を売って良いか? そんな顔ですので私も静かに頷きました。
「そうですね。まだフェイールさんが在庫をお持ちですので、彼女から売ってもらうとよろしいのでは?」
「えええ!! 私の方なのですか? 今の顔は『私の在庫を売ってよろしいですか?』ではないのですか?」
「私の在庫は緊急時用にストックしたいのですわ」
「つまり、ルナパークとフェイール商店、どちら在庫を持っているということか。まあ、必要になったらルナパークに頼み込むとしよう。そして最後は願いなのだが」
「願い?」
はい、柚月さんとノワールさんが警戒しました。
この流れはもう私にも予想がついています。
「フェイール商店を、王家御用達に指定したい。必要ならば商会登録も行う、そのための土地店舗人材も全て用意しよう。どうだ?」
やはり。
でも、これは受けることはできません。
「残念ですが、それはお断りします。私はハーバリオス王家所属勇者御用達の指定を受けています」
以前。
柚月さんの宣言により、フェイール商店は勇者御用達となりました。
それ故に、他国の王家御用達に収まることはできません。
「そうか、残念であった……では、また明日、改めて私の誕生パーティを執り行う。その場には参加してもらえるか? せめてもの御礼をしたいからな」
「その件でしたら、喜んでお受けします。それではチャーリィ王子さま、明日のパーティーの料理なのですが、当フェイール商店はこのようなものをご用意できますが、如何でしょうか?」
さあ、ここからは私のターンです。
商売相手は王家の第一王子、商品は在庫のオードブルとおせち料理、そしてお酒です。
これで在庫を全て一掃して、新年は新しい商品での商売を行いたいものです。
「では、それらの商品を確認したいところだが、今から用意できるのかな?」
「はい。少々お時間を頂ければ」
一旦キッチンへ向かい、おせちとオードブルを少量ずつ別の皿に盛りつけなおします。
お酒も試飲用のものを用意してから、改めてチャーリィ王子の前に全て並べました。
「鑑定が使用できるのでしたら、毒の有無などをご確認ください。その上でご試食していただけたら幸いです」
「うむ。それでは」
まずは鑑定。
そして静かに頷いてから、一つ一つの料理を口に運ぶ。
「それでは、料理の説明についてはあーしが担当するし。まずは これは、フライドポテトだし」
「うむうむ、これは美味い。しかし、こうも少量ずつだと、やはり物足りないな。先ほどのパーティは内通者などを炙り出すためのものであったから、酒に酔うわけにもいかず腹一杯になって動けなくなるのも不味かったからな」
「遠慮しないで、いっぱい食べていいし。おかわりもあるし」
──うんうん、ウマウマ。
その言葉で、チャーリィ王子も満足そうな笑みを浮かべ、次々と試食の皿を空けていきます。
最後はシャンパンをグイッと飲み干し、見事に完食。
「全て買おう。在庫を全て、明日の朝一番に王城まで届けるように。今から司厨長に渡したなら、研究解析のためにグズグズにされるだろうからな」
「ありがとうございます。それでは明日早朝、お届けに参ります」
「その前に、私を王城まで送り届けてくれると助かるが。近衞騎士も誰も連れていないので、単独で帰るにはいささか不安でな」
「かしこまりました。では、早速王城へ向かいます」
そう頭を下げると、チャーリィ王子が右手を軽く上げて制します。
「まあ、折角だから、フェイール商店の他の商品も見てみたい。それぐらいの時間は構わないだろう?」
「そうですね。私も、勇者の秘宝以外の商品を知りませんから。クリスティナさん、宜しければお願いされてくれますか?」
王子とルナパークさんの申し出となりますと、断るわけにはいきませんよね。
さあ、臨時ではありますが露店をここで開くことにしましょう。
本日はチャーリィ王子とルナパークさんの貸切です。
存分にご堪能ください。
それを阻止した柚月さんとノワールさん、そして私は国王陛下からありがたいお言葉をいただき、速攻で逃げるように転がるようにこの場から逃走しましたけれど。
何故か、チャーリィ王子が馬車に乗り込んでしまいましてそのままナンバ屋まで移動してくることになってしまいました。
「る、ルナパークさん……私たちって、王子誘拐犯じゃないですか??」
「いえ、あの場では仕方がないことですし、王子も私たちが攫ったのではなく自分から乗り込んできたことを証明してくれますでしょうか?」
この件について王子に問いますと。
「ナンバ屋の職員に事情を説明して、王城へと走らせると良いですよ。私が自分の意思でここに乗り込んだことは、父も見ていましたから大丈夫です。それよりも、この馬車は何なのですか? 伝承にある勇者の馬車そのものじゃ、あ~りませんか」
その質問に、ルナパークさんがチラッチラッとこちらを見ています。
「これは、私がとある方から受け取った馬車です。他人に譲渡することはできませんし、私以外では使うこともできません」
「つまり、君は勇者の血筋ということで間違いはないんだね?」
え?
思わずノワールさん、柚月さんと顔を見合わせてしまいます。
「それはどういうことでしょうか?」
「いや、ガンバナニーワ王家に伝わる伝承にも、このような馬車が存在していただけで。勇者にしか使えないということらしいが、君は商人なので使える理由を考えていたら、必然的にそうなっただけだよ」
「う……」
詳しい事情を説明するにも、契約の精霊との約束があるので。
「クリスティナ様にも事情がありますので、お察し頂けますと助かります。それよりも、王子が何故、この馬車に乗り込んできたのか、その事情をご説明いただけると助かるのですが」
ノワールさんが問いかけますと、チャーリィ王子は真面目な顔で頭を下げる。
「まあ、いくつか理由があるが、まずは私と父の命を救ってくれたことに感謝する。今回の献上品の件、全ては宰相派の貴族による利権絡みであった事までは確認できているのだが、その裏で何者かと連んでいるところまでは掴むことができなかった。その上で、敢えてサイバシ屋には自由に動くように監視だけをつけ、カンクーの件でサイバシ屋と繋がり利権を得ようとしているものたちを炙り出すのが目的であった」
かなり危険なことをしていますよね?
それに巻き込まれたナンバ屋さんについては、どのような保障があるというのでしょうか。
「それで、魔族の介入や貴族同士の裏取引まで見えていたようですけれど。巻き込まれたナンバ屋さんにぐらいは、事情を説明しておいても良かったのでは?」
「それはダメだな。どこでどのように情報が筒抜けになるかわからない。現に、ナンバ屋の副統括もエイリ子爵の手のものだからな」
「そんなまさか」
驚くのも無理はないのでしょう。
「それで、この件について王家で裏で動いていたということだ。巻き込んでしまったというのもあり、その件も踏まえて謝罪したかったのが一つ。二つ目が、ナンバ屋が持ち込んだ勇者の秘宝の件だ。あれは一つしかないのか?」
「いえ、まだ多少は持ち合わせています。ですが入手経路についてはフェイール商店しか知りません」
「ではフェイール殿。あの秘宝は定期的に納品可能か?」
「それは無理です。そもそも秘匿されていたものであり、それを公にする気もありません」
堂々と返答します。
あれを表に出してしまうということはすなわち、あれがどれだけの利益をもたらすかということを商人たちにも教えるようなものです。
そうなりますと、入手方法や製造可能なのかということも聞き出そうとする輩も出て来ますから。
特に上級貴族である伯爵家以上の身分の方なら、持てる財と権力を振り翳して聞き出しに来るのは見えています。
「そうか、実に残念であった。まだ多少の在庫があるのなら、売って欲しかったのだが」
その言葉で、ルナパークさんがこちらを見ます。
彼女が持っている在庫を売って良いか? そんな顔ですので私も静かに頷きました。
「そうですね。まだフェイールさんが在庫をお持ちですので、彼女から売ってもらうとよろしいのでは?」
「えええ!! 私の方なのですか? 今の顔は『私の在庫を売ってよろしいですか?』ではないのですか?」
「私の在庫は緊急時用にストックしたいのですわ」
「つまり、ルナパークとフェイール商店、どちら在庫を持っているということか。まあ、必要になったらルナパークに頼み込むとしよう。そして最後は願いなのだが」
「願い?」
はい、柚月さんとノワールさんが警戒しました。
この流れはもう私にも予想がついています。
「フェイール商店を、王家御用達に指定したい。必要ならば商会登録も行う、そのための土地店舗人材も全て用意しよう。どうだ?」
やはり。
でも、これは受けることはできません。
「残念ですが、それはお断りします。私はハーバリオス王家所属勇者御用達の指定を受けています」
以前。
柚月さんの宣言により、フェイール商店は勇者御用達となりました。
それ故に、他国の王家御用達に収まることはできません。
「そうか、残念であった……では、また明日、改めて私の誕生パーティを執り行う。その場には参加してもらえるか? せめてもの御礼をしたいからな」
「その件でしたら、喜んでお受けします。それではチャーリィ王子さま、明日のパーティーの料理なのですが、当フェイール商店はこのようなものをご用意できますが、如何でしょうか?」
さあ、ここからは私のターンです。
商売相手は王家の第一王子、商品は在庫のオードブルとおせち料理、そしてお酒です。
これで在庫を全て一掃して、新年は新しい商品での商売を行いたいものです。
「では、それらの商品を確認したいところだが、今から用意できるのかな?」
「はい。少々お時間を頂ければ」
一旦キッチンへ向かい、おせちとオードブルを少量ずつ別の皿に盛りつけなおします。
お酒も試飲用のものを用意してから、改めてチャーリィ王子の前に全て並べました。
「鑑定が使用できるのでしたら、毒の有無などをご確認ください。その上でご試食していただけたら幸いです」
「うむ。それでは」
まずは鑑定。
そして静かに頷いてから、一つ一つの料理を口に運ぶ。
「それでは、料理の説明についてはあーしが担当するし。まずは これは、フライドポテトだし」
「うむうむ、これは美味い。しかし、こうも少量ずつだと、やはり物足りないな。先ほどのパーティは内通者などを炙り出すためのものであったから、酒に酔うわけにもいかず腹一杯になって動けなくなるのも不味かったからな」
「遠慮しないで、いっぱい食べていいし。おかわりもあるし」
──うんうん、ウマウマ。
その言葉で、チャーリィ王子も満足そうな笑みを浮かべ、次々と試食の皿を空けていきます。
最後はシャンパンをグイッと飲み干し、見事に完食。
「全て買おう。在庫を全て、明日の朝一番に王城まで届けるように。今から司厨長に渡したなら、研究解析のためにグズグズにされるだろうからな」
「ありがとうございます。それでは明日早朝、お届けに参ります」
「その前に、私を王城まで送り届けてくれると助かるが。近衞騎士も誰も連れていないので、単独で帰るにはいささか不安でな」
「かしこまりました。では、早速王城へ向かいます」
そう頭を下げると、チャーリィ王子が右手を軽く上げて制します。
「まあ、折角だから、フェイール商店の他の商品も見てみたい。それぐらいの時間は構わないだろう?」
「そうですね。私も、勇者の秘宝以外の商品を知りませんから。クリスティナさん、宜しければお願いされてくれますか?」
王子とルナパークさんの申し出となりますと、断るわけにはいきませんよね。
さあ、臨時ではありますが露店をここで開くことにしましょう。
本日はチャーリィ王子とルナパークさんの貸切です。
存分にご堪能ください。
233
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。