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十卦・小公主と、導引術と集団舞踊
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朝。
白梅の朝は、いつもの日課から始まる。
導引を行っている白梅の姿を見て、宮官や侍女、それに妃妾たちもクスクスと笑い、近寄ろうとはしなかった。
朝っぱらからおかしな言葉を口ずさみ、艶めかしくも目得る踊りを舞う麗人。
この奇行さえなければ、白梅は侍女たちのあこがれの存在でいられたのだが、今は頭のちょっとおかしな相談役という認識を持たれてしまっている。
それでも、相談所が始まるとひっきりなしに人が集い、一部の侍女らは頬を染めたり懸想の言葉を認めた木簡を手に、彼女の元を訪れている。
そんな毎日であったが、その日は朝から様子が違っていた。
「ろんじょだ~でぃ~じゅ~むい~、むんじゅへ~いき~」
「「ろんじょだ~でぃ~じゅ~むい~、むんじゅへ~いき~」」
白梅の呟きに合わせて、二人の子供が彼女を真似て、導引をはじめている。
翔賢妃の長女・鈴華《リンファ》と次女の陽華《ヤンファ》の二人が朝の散歩の途中で白梅の導引を見たことがきっかけとなり、毎朝、彼女の元を訪れては導引の動きをじっと眺めていた。
そして今日からは、二人とも導引に参加し、白梅と共に体内に仙気を集めようとしている。
「「ば~つぅごいごんでぃ~、ばっぱ~なふぅんぼよんぼよん~」」
「ば~つぅごいごんでぃ~、ばっぱ~なふぅんぼよんぼよん~って、私よりも早いだと!!」
思わず叫んでしまう白梅だが、二人はそんなことを異に返さず、楽しそうに笑顔で舞を舞い続けている。
やがて導引が終わるころ、翔賢妃の侍女たちが汗拭き用の毛巾を手に二人に駆け寄ると、甲斐甲斐しい汗を拭い、疲れた体にと果実のしぼり汁を加えた水を持っていく。
当然ながら侍女はすぐに毒見を行い、そののち二人に差し与えているのだが、それをじっと待ってから、美味しそうに飲み始める二人を見て、白梅も頷いている。
「ふぅん。あの歳で、しっかりと自分たちの立場を理解しているのか。これは将来が楽しみだねぇ」
「ええ。女東宮としての地位が待っているかもしれませんので、おはようございます、白梅さん」
二人の侍女を伴い、翔賢妃が白梅の元にやってくる。
すぐさま白梅は揖礼で挨拶を行い頭を下げると、翔賢妃の侍女たちも同じように従う。
「おはようございます、翔賢妃さま。あの、一つ聞いてよろしいでしょうか?」
「ええ、なにかしら?」
「小公主さまが私を真似て導引を行っていましたけれど、止めるべきだったでしょうか?」
まだ幼い主上の娘たち《小公主》が導引を真似ていた、それ自体は白梅にとっては大したことではないし、侍女たちも止めていなかったので、翔賢妃が許可を出したものだとは理解している。
それでも、導引術はすなわち、仙人を目指して修行を行っている道士たちが、仙気を体内に取り込むために行うための技巧の一つ。白梅の導引術は何仙姑より学んだ超実践的に導引であり、それを真似させて良いものかどうか、頭を悩ませてしまったのである。
「いえいえ、導引は健康増進にも繋がると、金華夫人からも教わったことがあります。あの方のものとは大きくかけ離れていますけれど、それは私たちが学び身に付けても問題はないのですよね?」
二コリと笑みを浮かべ、白梅に問い返す翔賢妃。
そういわれて断れるほど、白梅の肝は座っていない。
それに、少しずつでも導引術を続けていれば、体の中に溜まる負の気も抜け始めるし、瘴気に対する耐性も身に付けることが出来るだろうと、白梅も納得するしかなかった。
「はい、むしろ健康維持にも繋がりますし。それに、出来るならば翔賢妃さまにもご参加いただけるとよろしいかと思いますが」
「ええ、私もなの? でも、今更私が導引術を学んでも……ねぇ」
「では、ちょっとお耳を拝借します」
そう告げて頭を下げてから、白梅は翔賢妃の耳元でこうつぶやいた。
『導引術で気の操作を学べば、房中術にも応用できますよ。それこそ、主上を咥えて離さないように』
その呟きに翔賢妃は思わず口元を押さえて動揺する。
あらあらと呟きつつ周囲を見渡し、それでいて何度も頷いて。
「そ、それじゃあ、明日からは私も参加させてもらっていいかしら?」
「構いません。二人増えるも三人増えるも一緒ですから」
「それじゃあ、明日からよろしくお願いします……」
「畏まりました。では、明日の朝、小公主さまと共にいらしてください。出来れば、今お召している衣服よりもゆったりとしたもので、出来れば動きやすいものを身に付けて頂くとよろしいかと」
そう説明すると、翔賢妃は軽く返事をしてその場を立ち去る。
明日のために急ぎ尚服局に使いを出し、白梅に教わった衣服を用意させなくてはならないから。
………
……
…
翌朝。
いつものように朝早く目覚めた白梅は、導引術を行うために相談所から外に出て、横にある広場にやってきたのだが。
「こ、これは翔賢妃さまと碧華妃さま、朝からお勤めご苦労様です」
「白梅姐姐、おはようごじゃいます」
「おはようごぢゃいましゅ」
「はい、鈴華《リンファ》さまと陽華《ヤンファ》さまもおはようございます。それで、翔賢妃さまはともかく、どうして碧華妃さまも身軽なお召し物に?」
昨日の件で、翔賢妃はすぐに尚服局より動きやすい衣服を取り寄せたのだが。
偶然ではあったが、尚服局で翔賢妃と碧華妃の侍女がばったりと遭遇。
主上のために派手で煽情的な着衣を求めに来たのかと碧華妃の侍女は思っていたのだが、まさか質素で動きやすくゆったりとした………おおよそ寵愛を受けるときに着るようなものではない衣服を受け取っていく侍女を見てしまい、思わず碧華妃に報告。
そののち碧華妃は翔賢妃の元にお茶会と称して訪ねていき、早朝に白梅が行っている導引術についての情報を入手。
さっそく自分たちも参加すべく、再度、尚服局に侍女たちを向かわせて、そして現在に至るというところである。
「翔賢妃からおはなしは伺いましたわ……一人だけ抜け駆けなんて、狡いのではありませんか? 私ももっと健康になりたいのですわ」
にこやかに告げる碧華妃を見て、白梅は頬をひきつらせた。
翔賢妃から聞いたということは、すなわち房中術についての話も聞き及んだということ。
小公主たちと共に行っていたような、お気楽極楽的な導引術ではなく、もうすこし気を引き締めて行わなければと心に誓ったものの、そもそものんびりとした導引術なのでそれほど気を張る必要もないとあっさりと納得。
「畏まりました。それでは、今日は私と小公主さまの動きを真似るようにしてください。導引術は一日や二日で見につくものではなく、むしろ継続することが大切です。すなわち、継続は力なり!!」
「「おお」」
こぶしを握り説明する白梅。
そして軽く体をほぐしたのち、さっそくいつもよりもゆっくりとした速度で、導引術を開始する。
「ろんじょだ~でぃ~じゅ~むい~、むんじゅへ~いき~」
「「「「ろんじょだ~でぃ~じゅ~むい~、むんじゅへ~いき~」」」」
緊張した雰囲気の翔賢妃と碧華妃ではあるものの、楽しそうに歌い舞う小公主を真似るようにしているうちに、だんだんと緊張感がほぐれ適度にゆったりと舞い始めた。
そして、いつのように白梅の導引術によって目を覚ました妃妾や、朝のお勤めに向かう侍女や宮官たちは、白梅の舞を真似て楽しそうにしている四夫人のうちの二人を見て、思わず硬直してしまう。
自分たちの主人である皇貴妃、そのうちの二人が白梅の怪しげな舞を楽しみ、真剣に舞い続けているのである。
主人が参加している以上、それをうすら笑ったりけなすことは許されない。
それどころか、自分たちも参加しなくてよいのかどうかと頭を悩ませるものまで出始めていた。
傍らでは、翔賢妃と碧華妃の侍女たちが、飲み物と毛巾を手に導引術が終わるのを待っている。
やがて舞が終わり深呼吸をして体内の気を循環させると、今日の導引術はこれでおしまいである。
「……とまあ、このような感じで毎日、同じ時間に行ってください」
「あら? 明日もここに来てはいけないのかしら?」
「娘たちも、白梅と共に舞うのを楽しみにしているのですよ?」
「あ~、はい、それでは明日も、よろしく願いします」
白梅としては、出来るなら自分たちの宮で、のんびりと行って欲しかったのであるが。
この場所には彼女が植えた蓬莱山の白梅木もあり、仙気が少しではあるが漂っている。
ここで導引術を行った方が、効果が高いのは自明の理、つまり白梅としても断る理由はどこにもなかった。
そして翌日には、自分たちも参加して顔を覚えて貰いたいと画策した二十七世婦の一部も加わると、さらに手の空いている侍女たちも一人、また一人と参加を始めた。
半月もすると白梅の導引術には60人以上の参加者があったものの、紫瑞妃だけは相変わらず参加する様子がなかったという。
なお、導引術を始めてから、主上が翔賢妃と碧華妃の元を頻繁に訪れるようになり、その秘密を紫瑞妃の侍女たちが探りを入れてみた無結果、一月後には紫瑞妃までも白梅の導引術に参加するようになったという。
なお、この件で最も外れ籤を引いたのは主上その人であり、その主上のために琵琶を弾く雨美人は皆の導引術のおこぼれを授かったということは、言うまでもなく。
白梅の朝は、いつもの日課から始まる。
導引を行っている白梅の姿を見て、宮官や侍女、それに妃妾たちもクスクスと笑い、近寄ろうとはしなかった。
朝っぱらからおかしな言葉を口ずさみ、艶めかしくも目得る踊りを舞う麗人。
この奇行さえなければ、白梅は侍女たちのあこがれの存在でいられたのだが、今は頭のちょっとおかしな相談役という認識を持たれてしまっている。
それでも、相談所が始まるとひっきりなしに人が集い、一部の侍女らは頬を染めたり懸想の言葉を認めた木簡を手に、彼女の元を訪れている。
そんな毎日であったが、その日は朝から様子が違っていた。
「ろんじょだ~でぃ~じゅ~むい~、むんじゅへ~いき~」
「「ろんじょだ~でぃ~じゅ~むい~、むんじゅへ~いき~」」
白梅の呟きに合わせて、二人の子供が彼女を真似て、導引をはじめている。
翔賢妃の長女・鈴華《リンファ》と次女の陽華《ヤンファ》の二人が朝の散歩の途中で白梅の導引を見たことがきっかけとなり、毎朝、彼女の元を訪れては導引の動きをじっと眺めていた。
そして今日からは、二人とも導引に参加し、白梅と共に体内に仙気を集めようとしている。
「「ば~つぅごいごんでぃ~、ばっぱ~なふぅんぼよんぼよん~」」
「ば~つぅごいごんでぃ~、ばっぱ~なふぅんぼよんぼよん~って、私よりも早いだと!!」
思わず叫んでしまう白梅だが、二人はそんなことを異に返さず、楽しそうに笑顔で舞を舞い続けている。
やがて導引が終わるころ、翔賢妃の侍女たちが汗拭き用の毛巾を手に二人に駆け寄ると、甲斐甲斐しい汗を拭い、疲れた体にと果実のしぼり汁を加えた水を持っていく。
当然ながら侍女はすぐに毒見を行い、そののち二人に差し与えているのだが、それをじっと待ってから、美味しそうに飲み始める二人を見て、白梅も頷いている。
「ふぅん。あの歳で、しっかりと自分たちの立場を理解しているのか。これは将来が楽しみだねぇ」
「ええ。女東宮としての地位が待っているかもしれませんので、おはようございます、白梅さん」
二人の侍女を伴い、翔賢妃が白梅の元にやってくる。
すぐさま白梅は揖礼で挨拶を行い頭を下げると、翔賢妃の侍女たちも同じように従う。
「おはようございます、翔賢妃さま。あの、一つ聞いてよろしいでしょうか?」
「ええ、なにかしら?」
「小公主さまが私を真似て導引を行っていましたけれど、止めるべきだったでしょうか?」
まだ幼い主上の娘たち《小公主》が導引を真似ていた、それ自体は白梅にとっては大したことではないし、侍女たちも止めていなかったので、翔賢妃が許可を出したものだとは理解している。
それでも、導引術はすなわち、仙人を目指して修行を行っている道士たちが、仙気を体内に取り込むために行うための技巧の一つ。白梅の導引術は何仙姑より学んだ超実践的に導引であり、それを真似させて良いものかどうか、頭を悩ませてしまったのである。
「いえいえ、導引は健康増進にも繋がると、金華夫人からも教わったことがあります。あの方のものとは大きくかけ離れていますけれど、それは私たちが学び身に付けても問題はないのですよね?」
二コリと笑みを浮かべ、白梅に問い返す翔賢妃。
そういわれて断れるほど、白梅の肝は座っていない。
それに、少しずつでも導引術を続けていれば、体の中に溜まる負の気も抜け始めるし、瘴気に対する耐性も身に付けることが出来るだろうと、白梅も納得するしかなかった。
「はい、むしろ健康維持にも繋がりますし。それに、出来るならば翔賢妃さまにもご参加いただけるとよろしいかと思いますが」
「ええ、私もなの? でも、今更私が導引術を学んでも……ねぇ」
「では、ちょっとお耳を拝借します」
そう告げて頭を下げてから、白梅は翔賢妃の耳元でこうつぶやいた。
『導引術で気の操作を学べば、房中術にも応用できますよ。それこそ、主上を咥えて離さないように』
その呟きに翔賢妃は思わず口元を押さえて動揺する。
あらあらと呟きつつ周囲を見渡し、それでいて何度も頷いて。
「そ、それじゃあ、明日からは私も参加させてもらっていいかしら?」
「構いません。二人増えるも三人増えるも一緒ですから」
「それじゃあ、明日からよろしくお願いします……」
「畏まりました。では、明日の朝、小公主さまと共にいらしてください。出来れば、今お召している衣服よりもゆったりとしたもので、出来れば動きやすいものを身に付けて頂くとよろしいかと」
そう説明すると、翔賢妃は軽く返事をしてその場を立ち去る。
明日のために急ぎ尚服局に使いを出し、白梅に教わった衣服を用意させなくてはならないから。
………
……
…
翌朝。
いつものように朝早く目覚めた白梅は、導引術を行うために相談所から外に出て、横にある広場にやってきたのだが。
「こ、これは翔賢妃さまと碧華妃さま、朝からお勤めご苦労様です」
「白梅姐姐、おはようごじゃいます」
「おはようごぢゃいましゅ」
「はい、鈴華《リンファ》さまと陽華《ヤンファ》さまもおはようございます。それで、翔賢妃さまはともかく、どうして碧華妃さまも身軽なお召し物に?」
昨日の件で、翔賢妃はすぐに尚服局より動きやすい衣服を取り寄せたのだが。
偶然ではあったが、尚服局で翔賢妃と碧華妃の侍女がばったりと遭遇。
主上のために派手で煽情的な着衣を求めに来たのかと碧華妃の侍女は思っていたのだが、まさか質素で動きやすくゆったりとした………おおよそ寵愛を受けるときに着るようなものではない衣服を受け取っていく侍女を見てしまい、思わず碧華妃に報告。
そののち碧華妃は翔賢妃の元にお茶会と称して訪ねていき、早朝に白梅が行っている導引術についての情報を入手。
さっそく自分たちも参加すべく、再度、尚服局に侍女たちを向かわせて、そして現在に至るというところである。
「翔賢妃からおはなしは伺いましたわ……一人だけ抜け駆けなんて、狡いのではありませんか? 私ももっと健康になりたいのですわ」
にこやかに告げる碧華妃を見て、白梅は頬をひきつらせた。
翔賢妃から聞いたということは、すなわち房中術についての話も聞き及んだということ。
小公主たちと共に行っていたような、お気楽極楽的な導引術ではなく、もうすこし気を引き締めて行わなければと心に誓ったものの、そもそものんびりとした導引術なのでそれほど気を張る必要もないとあっさりと納得。
「畏まりました。それでは、今日は私と小公主さまの動きを真似るようにしてください。導引術は一日や二日で見につくものではなく、むしろ継続することが大切です。すなわち、継続は力なり!!」
「「おお」」
こぶしを握り説明する白梅。
そして軽く体をほぐしたのち、さっそくいつもよりもゆっくりとした速度で、導引術を開始する。
「ろんじょだ~でぃ~じゅ~むい~、むんじゅへ~いき~」
「「「「ろんじょだ~でぃ~じゅ~むい~、むんじゅへ~いき~」」」」
緊張した雰囲気の翔賢妃と碧華妃ではあるものの、楽しそうに歌い舞う小公主を真似るようにしているうちに、だんだんと緊張感がほぐれ適度にゆったりと舞い始めた。
そして、いつのように白梅の導引術によって目を覚ました妃妾や、朝のお勤めに向かう侍女や宮官たちは、白梅の舞を真似て楽しそうにしている四夫人のうちの二人を見て、思わず硬直してしまう。
自分たちの主人である皇貴妃、そのうちの二人が白梅の怪しげな舞を楽しみ、真剣に舞い続けているのである。
主人が参加している以上、それをうすら笑ったりけなすことは許されない。
それどころか、自分たちも参加しなくてよいのかどうかと頭を悩ませるものまで出始めていた。
傍らでは、翔賢妃と碧華妃の侍女たちが、飲み物と毛巾を手に導引術が終わるのを待っている。
やがて舞が終わり深呼吸をして体内の気を循環させると、今日の導引術はこれでおしまいである。
「……とまあ、このような感じで毎日、同じ時間に行ってください」
「あら? 明日もここに来てはいけないのかしら?」
「娘たちも、白梅と共に舞うのを楽しみにしているのですよ?」
「あ~、はい、それでは明日も、よろしく願いします」
白梅としては、出来るなら自分たちの宮で、のんびりと行って欲しかったのであるが。
この場所には彼女が植えた蓬莱山の白梅木もあり、仙気が少しではあるが漂っている。
ここで導引術を行った方が、効果が高いのは自明の理、つまり白梅としても断る理由はどこにもなかった。
そして翌日には、自分たちも参加して顔を覚えて貰いたいと画策した二十七世婦の一部も加わると、さらに手の空いている侍女たちも一人、また一人と参加を始めた。
半月もすると白梅の導引術には60人以上の参加者があったものの、紫瑞妃だけは相変わらず参加する様子がなかったという。
なお、導引術を始めてから、主上が翔賢妃と碧華妃の元を頻繁に訪れるようになり、その秘密を紫瑞妃の侍女たちが探りを入れてみた無結果、一月後には紫瑞妃までも白梅の導引術に参加するようになったという。
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