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十三卦・深夜の茶会と、霞茶の秘密
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神仙華大国で定期的に行われる園遊会。
今年も間も無く、初夏の園遊会が始まる。
この神仙華大国は広大な領土を持つため、帝都から離れた地方をしっかりと管理統括するのはなかなかに骨が折れる。
そのため、地方を六つの県に区分し、それぞれを治る都護府長官が配置されており、初夏の園遊会では長官自らが帝都を訪れ、治世の状況などを主上に報告。
その長官らを労うためにも、園遊会という催し物は都合が良かったのである。
外廷、内廷のどちらも園遊会が行われる一ヶ月前には慌ただしくなり、外部からも商人をはじめ大勢の人が訪れているため、普段より警備も厳重になる。
特に、劉皇帝暗殺を目論む輩が出入りしないようにと、東廠もいつもよりも目を光らせ、少しでも怪しい行いをするものがあれば取り締まり、場合によっては投獄されることも少なくない。
「……はぁ、それで洪氏さまはお疲れなのですか」
昼下がり。白梅の相談所を訪れた洪氏の姿を見て、白梅はため息を吐きつつ、薬湯を準備する。
袖の中から仙桃の葉と花弁を取り出し、いくつかの薬草と漢方を組み合わせて作った、白梅独自調合の薬湯。それを煮出して洪氏に差し出す。
「これは?」
「疲労を取り払う薬湯です。ほら、私が普段飲んでいるお茶のようなものですよ」
「そうか、すまないな」
薬湯の入った茶碗を手に、洪氏は恐る恐る一口飲む。
やがて体内の疲労がポン、と手を叩くかのように抜けていき、脱力と睡魔が襲ってくる。
「お、おお、これはまた強烈な」
「薬湯を飲み、一刻ほど仮眠をとるがよろしいかもしれません。普通はそこまで効果が出ることはないのですが、洪氏さまはたいそうお疲れのようで」
「そうだな。では、少し休むとするか……それと今宵、主上が白梅に話があると。詳しくはこれを」
一枚の木簡を宅の上に置き、洪氏は相談所を後にする。
「主上さまが、また私に何のようなのやら……と、まあ、これは断れないか」
木簡に記された文を読み、白梅は頭を抱えたくなる。
『今宵、東廠宮にて話がある』
ただ、それだけの内容なのだが、文の頭の部分に『密勅』と記されている。
つまり、帝の勅命であり、且つ、他人に漏らすことなきようと記されていたのである。
「それじゃあ、夕方で相談所は閉じるとしますか……」
木簡を袖の中に納めてから、白梅は外壁に下げてある相談所の看板を『相談可』にひっくり返し、別の薬湯を用意する。
ここ最近は、白梅の薬湯を目当てに暇をつぶしに来る相談者も少なくはなく、その都度、尚食局に融通してもらった漢方で薬湯を入れている。
そして湯が沸くころ、侍女たちが相談に訪れてきたのである。
………
……
…
東廠宮の奥の間、普段は使われていない主上の茶室。
そこに白梅は、洪氏に伴われてやってきた。
「主上さま、此度はどのようなご用件でしょうか?」
揖礼で挨拶を行うと、白梅は頭を上げて主上に問いかける。
すると劉皇帝は立ち上がり、室内にある大きな円卓へと向かい、上座に座り一言。
「園遊会の件だ。間も無く皇貴妃が来るので、彼女らに霞茶を入れてくれないか?」
「畏まりました。お茶を所望するのは皇貴妃のみで構いませんか?」
「ああ、そうだな。毒味役も伴うように告げてあるが、果たしてどうしたものか」
園遊会の席では、正一品である四夫人たちも同席し、茶会を愉しむのが慣わし。それ故に、毒味役もその場に伴わなくてはならず、今回の劉皇帝の思惑を考えるに毒味役には霞茶遠与える必要はないのではと考えている。
所詮は毒見役、四夫人や主上の命を守るためには使い捨てされるものが多い。
それはこの劉皇帝の政権でも変わらないが、四夫人は毒見役を使い捨てにするようなことは極力避け、万が一の時は手厚い治療と給金を用意している。
今、白梅の目の前で考えこんでいる劉皇帝も、後宮の毒見役の命を守るべきかどうするか考えている。
見殺しにする気はそれほどないものの、どうしても役職柄、死ぬときはあっさりと死ぬ。
それを見越してか、白梅も苦言を呈する形で劉皇帝に失礼を覚悟で問いかけてみた。
「やはり、毒見役は使い捨てでしょうか」
「いや、そうではない。朕の策謀を説明するかどうか、そこだな。では、霞茶の効能については、毒見役には伏せておくことにしよう。今日は朕と四夫人、そして白梅のみの茶会ゆえに、毒を盛るような輩は存在しないとは思っているが。尚食局に暗殺者が潜入していないとも限らないからな」
「つまり、今日の茶会の目的は、園遊会の席にて四夫人が暗殺されないように、あらかじめ霞茶を与えて毒に対する抵抗力を身に付けさせたい、ということでしょうか?」
「ああ、そういうことだ。皇貴妃たちには、仙界の珍しい茶を白梅がふるまってくれると話を通してある。できるなら、甘い菓子などもあるとよいのだが」
劉皇帝は遠回りに、仙桃も出せと話している。
だが、仙桃は貴重品であり不老不死の妙薬の素材でもある。そのようなものを、おいそれと提出するほど白梅も甘くはない。
「では、焼き菓子をご用意しましょう。ということで、こちらが私の故郷の焼き菓子です」
すぐさま服の袖から焼き菓子の収められている壺を取り出すと、それを円卓の上に置く。
これは須弥村の名産である棗の干し物を加えて焼いた菓子であり、年に一度の祭りの日に供される大変貴重なもの。
それを選別として壺一つ分せしめてきた白梅だが、やはり貴重なものゆえ、大切に食べていた。
「ほう、では楽しみに待つとしようか……」
ほくほく顔で笑う劉皇帝と、その前で茶器の準備を始める白梅。
この場には尚食長やその侍女も控えており、いそいそと簡単な茶会の準備を始めてくれたので、白梅はそこに棗の焼き菓子も提供し、のちほど出してもらうように説明を行った。
そして洪氏の案内のもと、皇貴妃たちも集まり席につくと、やや緊張した面持ちで深夜のお茶会は始まった。
………
……
…
楽しい茶会。
ただ四夫人と主上、そして白梅だけで茶を楽しむのも味気ないと、急遽、後宮から雨桐美人も呼び出される。
主上の寵愛かと思っていた雨桐美人だが、まさかの茶席に呼び出され、しかも自分よりも格上である皇貴妃らも集まっていたため狼狽しそうになったものの。白梅から、宴席で琵琶を奏でて欲しいと主上がおっしゃられていますと告げられ、喜んで琵琶を奏で始める。
「う~ん。やっばり、雨桐美人って、琵琶精の加護を得ているよなぁ」
仙人ではないものの、彼女の奏でる琵琶の音には仙気のようなものを時折感じている。もっとも、それが仙気なのかなんなのか、それについては白梅でも理解はできない。
そんな中、楽しい語らいが始まったのと同時に、白梅は霞茶を用意しておいた銀杯に注ぎ、それを皇貴妃の後ろに付き従い座している毒見役の元にもっていく。
「よろしくおねがいします」
「それでは、改めさせていただきます」
ゆっくりと霞茶を眺め、その色合い、香りを確認。
銀杯に曇りがないところまで確認すると次に霞茶を一口、口に含んでゆっくりと味を確認。
舌の先、中、根本と順に味を見たのち、口の中にそっと空気を含み、それと霞茶を混ぜるように喉を鳴らしてから鼻から呼気をゆっくりと吐き出す。
これで少しでも刺激を感じた場合は毒なのだが、霞茶からは全くといっていいほど毒気を感じない。
そして最後に、覚悟を決めて一基の飲み干し、臓腑が焼け爛れないかを確認。
すべてが問題ないと、静かに頷いて毒見は完了。
同じようなことを全ての毒見役が行い、安全が確認されて初めて茶会は始まった。
後宮といえば、いわば女同士の戦い、戦場。
だが、劉皇帝の後宮では、皇貴妃同士は頻繁に意思の疎通が行われている。
それこそ三人でお茶会を開いたり、ともに庭園にて花見に耽って見たりと、仲は決して悪くはない。
問題なのは、中級妃や下級妃の派閥争い。
常に上の者が失態を犯さないか監視し、隙あらば足を引いたり告げ口を働いたりと、自己保身と昇級のために必死である。
「……うん、尚食長とその侍女以外は、体内に仙気を取り込んだか。それにしても……」
ふと、紫瑞妃らと楽しそうに語らっている主上と、その背後で普通の甜茶を飲んでくつろいでいる主上の毒見役・李燭を見る。
以前、相談所に主上が訪れて霞茶を飲んでから、もう二月は経つ。
体内の仙気はゆっくりと循環しており、毒や瘴気に対する抵抗力もそのまま保持されているので、敢えてここで追加する必要もないのだが。
(また仙気の濃度が上がったか……暫くはじっちゃん特製の甜茶しか出さないようにしますか)
白梅と尚食局が用意した茶菓子や茶を嗜みつつ、主上と皇貴妃たちは、しばし時間を忘れたかのように語らい、少しだけ甘える仕草を見せていたという。
なお、このような状態でおすそ分けしないというのも問題があったため、尚食長と侍女、そして雨桐夫人も霞茶の恩恵にあがったことは、いうまでもなく。
今年も間も無く、初夏の園遊会が始まる。
この神仙華大国は広大な領土を持つため、帝都から離れた地方をしっかりと管理統括するのはなかなかに骨が折れる。
そのため、地方を六つの県に区分し、それぞれを治る都護府長官が配置されており、初夏の園遊会では長官自らが帝都を訪れ、治世の状況などを主上に報告。
その長官らを労うためにも、園遊会という催し物は都合が良かったのである。
外廷、内廷のどちらも園遊会が行われる一ヶ月前には慌ただしくなり、外部からも商人をはじめ大勢の人が訪れているため、普段より警備も厳重になる。
特に、劉皇帝暗殺を目論む輩が出入りしないようにと、東廠もいつもよりも目を光らせ、少しでも怪しい行いをするものがあれば取り締まり、場合によっては投獄されることも少なくない。
「……はぁ、それで洪氏さまはお疲れなのですか」
昼下がり。白梅の相談所を訪れた洪氏の姿を見て、白梅はため息を吐きつつ、薬湯を準備する。
袖の中から仙桃の葉と花弁を取り出し、いくつかの薬草と漢方を組み合わせて作った、白梅独自調合の薬湯。それを煮出して洪氏に差し出す。
「これは?」
「疲労を取り払う薬湯です。ほら、私が普段飲んでいるお茶のようなものですよ」
「そうか、すまないな」
薬湯の入った茶碗を手に、洪氏は恐る恐る一口飲む。
やがて体内の疲労がポン、と手を叩くかのように抜けていき、脱力と睡魔が襲ってくる。
「お、おお、これはまた強烈な」
「薬湯を飲み、一刻ほど仮眠をとるがよろしいかもしれません。普通はそこまで効果が出ることはないのですが、洪氏さまはたいそうお疲れのようで」
「そうだな。では、少し休むとするか……それと今宵、主上が白梅に話があると。詳しくはこれを」
一枚の木簡を宅の上に置き、洪氏は相談所を後にする。
「主上さまが、また私に何のようなのやら……と、まあ、これは断れないか」
木簡に記された文を読み、白梅は頭を抱えたくなる。
『今宵、東廠宮にて話がある』
ただ、それだけの内容なのだが、文の頭の部分に『密勅』と記されている。
つまり、帝の勅命であり、且つ、他人に漏らすことなきようと記されていたのである。
「それじゃあ、夕方で相談所は閉じるとしますか……」
木簡を袖の中に納めてから、白梅は外壁に下げてある相談所の看板を『相談可』にひっくり返し、別の薬湯を用意する。
ここ最近は、白梅の薬湯を目当てに暇をつぶしに来る相談者も少なくはなく、その都度、尚食局に融通してもらった漢方で薬湯を入れている。
そして湯が沸くころ、侍女たちが相談に訪れてきたのである。
………
……
…
東廠宮の奥の間、普段は使われていない主上の茶室。
そこに白梅は、洪氏に伴われてやってきた。
「主上さま、此度はどのようなご用件でしょうか?」
揖礼で挨拶を行うと、白梅は頭を上げて主上に問いかける。
すると劉皇帝は立ち上がり、室内にある大きな円卓へと向かい、上座に座り一言。
「園遊会の件だ。間も無く皇貴妃が来るので、彼女らに霞茶を入れてくれないか?」
「畏まりました。お茶を所望するのは皇貴妃のみで構いませんか?」
「ああ、そうだな。毒味役も伴うように告げてあるが、果たしてどうしたものか」
園遊会の席では、正一品である四夫人たちも同席し、茶会を愉しむのが慣わし。それ故に、毒味役もその場に伴わなくてはならず、今回の劉皇帝の思惑を考えるに毒味役には霞茶遠与える必要はないのではと考えている。
所詮は毒見役、四夫人や主上の命を守るためには使い捨てされるものが多い。
それはこの劉皇帝の政権でも変わらないが、四夫人は毒見役を使い捨てにするようなことは極力避け、万が一の時は手厚い治療と給金を用意している。
今、白梅の目の前で考えこんでいる劉皇帝も、後宮の毒見役の命を守るべきかどうするか考えている。
見殺しにする気はそれほどないものの、どうしても役職柄、死ぬときはあっさりと死ぬ。
それを見越してか、白梅も苦言を呈する形で劉皇帝に失礼を覚悟で問いかけてみた。
「やはり、毒見役は使い捨てでしょうか」
「いや、そうではない。朕の策謀を説明するかどうか、そこだな。では、霞茶の効能については、毒見役には伏せておくことにしよう。今日は朕と四夫人、そして白梅のみの茶会ゆえに、毒を盛るような輩は存在しないとは思っているが。尚食局に暗殺者が潜入していないとも限らないからな」
「つまり、今日の茶会の目的は、園遊会の席にて四夫人が暗殺されないように、あらかじめ霞茶を与えて毒に対する抵抗力を身に付けさせたい、ということでしょうか?」
「ああ、そういうことだ。皇貴妃たちには、仙界の珍しい茶を白梅がふるまってくれると話を通してある。できるなら、甘い菓子などもあるとよいのだが」
劉皇帝は遠回りに、仙桃も出せと話している。
だが、仙桃は貴重品であり不老不死の妙薬の素材でもある。そのようなものを、おいそれと提出するほど白梅も甘くはない。
「では、焼き菓子をご用意しましょう。ということで、こちらが私の故郷の焼き菓子です」
すぐさま服の袖から焼き菓子の収められている壺を取り出すと、それを円卓の上に置く。
これは須弥村の名産である棗の干し物を加えて焼いた菓子であり、年に一度の祭りの日に供される大変貴重なもの。
それを選別として壺一つ分せしめてきた白梅だが、やはり貴重なものゆえ、大切に食べていた。
「ほう、では楽しみに待つとしようか……」
ほくほく顔で笑う劉皇帝と、その前で茶器の準備を始める白梅。
この場には尚食長やその侍女も控えており、いそいそと簡単な茶会の準備を始めてくれたので、白梅はそこに棗の焼き菓子も提供し、のちほど出してもらうように説明を行った。
そして洪氏の案内のもと、皇貴妃たちも集まり席につくと、やや緊張した面持ちで深夜のお茶会は始まった。
………
……
…
楽しい茶会。
ただ四夫人と主上、そして白梅だけで茶を楽しむのも味気ないと、急遽、後宮から雨桐美人も呼び出される。
主上の寵愛かと思っていた雨桐美人だが、まさかの茶席に呼び出され、しかも自分よりも格上である皇貴妃らも集まっていたため狼狽しそうになったものの。白梅から、宴席で琵琶を奏でて欲しいと主上がおっしゃられていますと告げられ、喜んで琵琶を奏で始める。
「う~ん。やっばり、雨桐美人って、琵琶精の加護を得ているよなぁ」
仙人ではないものの、彼女の奏でる琵琶の音には仙気のようなものを時折感じている。もっとも、それが仙気なのかなんなのか、それについては白梅でも理解はできない。
そんな中、楽しい語らいが始まったのと同時に、白梅は霞茶を用意しておいた銀杯に注ぎ、それを皇貴妃の後ろに付き従い座している毒見役の元にもっていく。
「よろしくおねがいします」
「それでは、改めさせていただきます」
ゆっくりと霞茶を眺め、その色合い、香りを確認。
銀杯に曇りがないところまで確認すると次に霞茶を一口、口に含んでゆっくりと味を確認。
舌の先、中、根本と順に味を見たのち、口の中にそっと空気を含み、それと霞茶を混ぜるように喉を鳴らしてから鼻から呼気をゆっくりと吐き出す。
これで少しでも刺激を感じた場合は毒なのだが、霞茶からは全くといっていいほど毒気を感じない。
そして最後に、覚悟を決めて一基の飲み干し、臓腑が焼け爛れないかを確認。
すべてが問題ないと、静かに頷いて毒見は完了。
同じようなことを全ての毒見役が行い、安全が確認されて初めて茶会は始まった。
後宮といえば、いわば女同士の戦い、戦場。
だが、劉皇帝の後宮では、皇貴妃同士は頻繁に意思の疎通が行われている。
それこそ三人でお茶会を開いたり、ともに庭園にて花見に耽って見たりと、仲は決して悪くはない。
問題なのは、中級妃や下級妃の派閥争い。
常に上の者が失態を犯さないか監視し、隙あらば足を引いたり告げ口を働いたりと、自己保身と昇級のために必死である。
「……うん、尚食長とその侍女以外は、体内に仙気を取り込んだか。それにしても……」
ふと、紫瑞妃らと楽しそうに語らっている主上と、その背後で普通の甜茶を飲んでくつろいでいる主上の毒見役・李燭を見る。
以前、相談所に主上が訪れて霞茶を飲んでから、もう二月は経つ。
体内の仙気はゆっくりと循環しており、毒や瘴気に対する抵抗力もそのまま保持されているので、敢えてここで追加する必要もないのだが。
(また仙気の濃度が上がったか……暫くはじっちゃん特製の甜茶しか出さないようにしますか)
白梅と尚食局が用意した茶菓子や茶を嗜みつつ、主上と皇貴妃たちは、しばし時間を忘れたかのように語らい、少しだけ甘える仕草を見せていたという。
なお、このような状態でおすそ分けしないというのも問題があったため、尚食長と侍女、そして雨桐夫人も霞茶の恩恵にあがったことは、いうまでもなく。
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