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十七卦・歪んだ思いと、不死を望むものたち
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青鸞宮にて僵尸を確保した白梅だが、奥の倉庫のような部屋に僵尸を詰め込んでかれこれ一週間が経過する。
その間、洪氏ら東廠の官吏は青鸞宮が留守となり使われていなかった理由を調査、古い文献などから情報を探し続けていた。
だが、一週間が経過しても、後宮の、それも青鸞宮についての記録は一切出てこない。
まるで、意図的に隠したのか改竄されたかのように。
「……それで、朕に上申し、ここまでやって来たということか。一体、何を知りたいのだ?」
いくら調べても埒が開かない。
それならば、もっとも知っていそうな人物に問い合わせるのが一番と白梅は思い、無理を承知で劉皇帝に謁見を申し込んだ。
普通ならば、官吏や宮官でもない、ただの侍女と同じ扱いの白梅の上申など却下されるのが当たり前。
だが、白梅は劉皇帝のお気に入りであり、暗殺から救ったという功労もあるため、特別に謁見が許されたのである。
「はい。東廠からの報告は届いているかと思いますが、現在、後宮にて改築が進められている青鸞宮についてです。今まで使われていなかった理由、そして当時、そこに住んでいた妃妾つについての記録を見せて頂きたいのです」
包み隠さず申し上げる白梅に、劉皇帝もちょっとだけ伸びたあごひげに手を当てて、フムゥと考え込む。
「白梅よ、青鸞宮で何があった?」
「はい。改築工事中、奥の間のさらに奥の倉庫区画より、壁に塗り固められた僵尸が発見されました。今は清布にて包み、霊符で動きを止めて私の相談所の倉庫で埃を被っています」
「なん……だと?」
白梅の報告を聞き、表情が険しくなる劉皇帝。
だが、それも一瞬だけ。
すぐ横に控えている尚書僕射(皇帝側近)の曹干という青年に目を配ると、彼はうやうやしく頭を下げて後、その場から離れていった。
「白梅、一つ聞いていいか。僵尸とは誰でも作れるものではない、それは事実だな」
「はい。道士のような道術を修めたものでなくては作り出すことはできません。ちなみに私にも作れません。私は道術は修めておりませんので」
「道術を修めずに尸解仙となる……市井の道士が聞いたら泣き叫んでいるだろうな」
「お戯れを」
劉皇帝の軽い冗句に一言合わせてから、白梅は劉皇帝の出方を待つ。
「しかしなあ。青鸞宮については、朕が即位した時点ですでに空宮となっていたので、詳細については知らないのだ。ただ、過去になんらの事故があって以来、あの場所は『宫庭禁地』とされていたらしいがな」
「そ、そのような場所を改築とは……」
「何かあっても、白梅がいるから大丈夫であろう? 疫鬼を退けることが出来たおぬしならな」
「御意」
ややため息が出そうになるのをグッと堪え、頭を下げる白梅。
やがて先ほどででいった曹干が戻ると、劉皇帝に一冊の書物を差し出した。
「これに、青鸞宮の記録が残ってございます」
「ほう……どれ」
曹干から受け取った古い書物、それをじっと眺めているうちに、劉皇帝の顔色が憤怒の色に染まりつつあった。
「馬鹿げている……このようなことを、先帝は許していたというのか……」
「主上さま、一体何が記されていたのでしょうか?」
「読め」
そう告げて、書物を白梅に差し出す。
それを曹干が受け取り白梅に手渡してのち、彼女は問題の記述がある頁に目を通した。
そこに記されているのは、先帝の時代に居た賢妃・桜愛妃について。
彼女の実家は東方の統括領長官であり、一人娘であった桜愛を大切に育てていたのだが、先帝の地方巡視の際に見初められ、乞われて後宮に輿入れした。
見目麗しいというわけでもなく、才女でもなく。
ただただ平凡な外見の彼女が何故、先帝に乞われて後宮に来たのか。
それは、彼女が優れた『道士』であり、かなり強力な人心掌握術と催眠術が仕えたから。
その二つの術で後宮に入り、瞬く間に皇貴妃の地位まで上がった彼女は、次に後宮の宮官や侍女、はては下級妃を使って『不老不死』の研究を始める。
少しでも気に入らない侍女や妃妾は催眠術により傀儡とし、実験に使われ、その命が失われると青鸞宮の地下倉庫の壁に塗り固められてしまった。
それも、腐敗し匂いで感づかれないように死体を僵尸に作り替えたのち、霊符を持って行動を束縛し、土の中へ塗り固める。
やがて地下が僵尸で一杯になると、地下室自体を埋めてしまい、次に奥の間の倉庫へと死体を塗り固めていった。
そして記録では、ある日を境に賢妃・桜愛妃の姿は消失していたという。
どこにいったのか、何処に消えたのかは誰もわからず。
ただ、地下室に埋まっていた僵尸は全て高澽が処理し、青鸞宮は瘴気が溜まりやすいので封じましたという報告だけが届けられたという。
そして、その書物に記されている賢妃・桜愛妃の特徴と着衣。
それは、白梅が報告を受けて向かった壁から出てきた僵尸と一致する。
着衣に記されている『桜を模した紋様』といい、人相書きといい、まさに彼女そのもの。
「……主上さま。恐らくですが、ここに記されている賢妃・桜愛妃は、私が確保し倉庫にて保存されている僵尸かと思われます。彼女は、道士から尸解仙へと至る道を模索した結果、自らの身体で不老不死となる秘術を実験したのでしょう。その結果、彼女は僵尸となったところを、何らかの理由で高澽に発見され、壁に埋められ隠蔽されたのかと思われます」
その白梅の推測が正しかったとした場合。
地下室から発見された僵尸の処理は行ったにもかかわらず、何故、高澽は賢妃・桜愛妃だけは処分せずに隠蔽したのだろうか。
そこだけが、白梅には理解が出来なかったのだが。
「……多分だが。高澽は賢妃・桜愛妃に懸想していたのだろう。ゆえに、永遠の命ではないにせよ、自分が好いた女性を処分するのは心惜しい。だからこそ、時が満ちるまでは人目に触れさせないように冷たい壁の中に塗り固め、いつの日か悲願を達成した日には、彼女を開放したかったのだろう」
高澽の悲願、それはすなわち現皇帝の暗殺。
それに失敗し凌遅(処刑)となる彼は、最後まで彼女を日の当たる場所へと出すことはできなくなった。
「主上さまがおっしゃるのなら、その通りかと
「まあ、ここだけの話だ、忘れろ」
「御意」
結局、壁の中から出てきた僵尸の正体については憶測の粋を越えることはできず。
かといって、行方不明であった桜愛妃を今更表に出して、古くから使える高官に確認させるなどできるはずもない。
結局、この事件の真実は、この場にいる劉皇帝と白梅、そして曹干の三人以外には漏れることになく、全てが謎のままということで幕を閉じることになる。
………
……
…
「残念だけれど、主上さまからは今回の件は全て片付いた、以後、詮索することを禁ずるって言われましたのでねぇ」
劉皇帝との謁見から数日後。
東廠にたいして、『青鸞宮での僵尸事件については全て片が付いた、以降は詮索無用』という勅命が下り、洪氏ら東廠の官吏もこの件については忘れることとなった。
「まあ、色々とあるのでしょう。私も詳しくは存じませんので、なんとも申せません」
それだけを告げてから、洪氏の前に甜茶を差し出す。
洪氏もそれを受けとると、無言のまま口元へと運ぶ。
「まあ、白梅がそういうのなら、そうだろうな」
「なんですか、その意味ありげな言い方は、甜茶に辛子をいれますよ」
「それは勘弁だな……と、それじゃあ私はこれで失礼するよ。今日は、色々と忙しいのでね」
「では、お気を付けて」
それだけを告げて、洪氏は相談所を後にする。
白梅も何もなかったかのようにふるまいつつ、午後からの相談者をのんびりと待つことにした。
そして暫くしてから、白梅の故郷から一通の手紙が届いた。
久しぶりの故郷からの手紙には、僵尸を人に戻す術についてことこまかに記されている。それを参考に、白梅は月夜に中庭で小さな儀式を行った。
それは手紙に記されていた、賢妃・桜愛妃を僵尸から元の死体戻す秘術。
やがて人だったものは、小さな塵に姿を変え、月夜の風に照らされつつ散っていった。
その間、洪氏ら東廠の官吏は青鸞宮が留守となり使われていなかった理由を調査、古い文献などから情報を探し続けていた。
だが、一週間が経過しても、後宮の、それも青鸞宮についての記録は一切出てこない。
まるで、意図的に隠したのか改竄されたかのように。
「……それで、朕に上申し、ここまでやって来たということか。一体、何を知りたいのだ?」
いくら調べても埒が開かない。
それならば、もっとも知っていそうな人物に問い合わせるのが一番と白梅は思い、無理を承知で劉皇帝に謁見を申し込んだ。
普通ならば、官吏や宮官でもない、ただの侍女と同じ扱いの白梅の上申など却下されるのが当たり前。
だが、白梅は劉皇帝のお気に入りであり、暗殺から救ったという功労もあるため、特別に謁見が許されたのである。
「はい。東廠からの報告は届いているかと思いますが、現在、後宮にて改築が進められている青鸞宮についてです。今まで使われていなかった理由、そして当時、そこに住んでいた妃妾つについての記録を見せて頂きたいのです」
包み隠さず申し上げる白梅に、劉皇帝もちょっとだけ伸びたあごひげに手を当てて、フムゥと考え込む。
「白梅よ、青鸞宮で何があった?」
「はい。改築工事中、奥の間のさらに奥の倉庫区画より、壁に塗り固められた僵尸が発見されました。今は清布にて包み、霊符で動きを止めて私の相談所の倉庫で埃を被っています」
「なん……だと?」
白梅の報告を聞き、表情が険しくなる劉皇帝。
だが、それも一瞬だけ。
すぐ横に控えている尚書僕射(皇帝側近)の曹干という青年に目を配ると、彼はうやうやしく頭を下げて後、その場から離れていった。
「白梅、一つ聞いていいか。僵尸とは誰でも作れるものではない、それは事実だな」
「はい。道士のような道術を修めたものでなくては作り出すことはできません。ちなみに私にも作れません。私は道術は修めておりませんので」
「道術を修めずに尸解仙となる……市井の道士が聞いたら泣き叫んでいるだろうな」
「お戯れを」
劉皇帝の軽い冗句に一言合わせてから、白梅は劉皇帝の出方を待つ。
「しかしなあ。青鸞宮については、朕が即位した時点ですでに空宮となっていたので、詳細については知らないのだ。ただ、過去になんらの事故があって以来、あの場所は『宫庭禁地』とされていたらしいがな」
「そ、そのような場所を改築とは……」
「何かあっても、白梅がいるから大丈夫であろう? 疫鬼を退けることが出来たおぬしならな」
「御意」
ややため息が出そうになるのをグッと堪え、頭を下げる白梅。
やがて先ほどででいった曹干が戻ると、劉皇帝に一冊の書物を差し出した。
「これに、青鸞宮の記録が残ってございます」
「ほう……どれ」
曹干から受け取った古い書物、それをじっと眺めているうちに、劉皇帝の顔色が憤怒の色に染まりつつあった。
「馬鹿げている……このようなことを、先帝は許していたというのか……」
「主上さま、一体何が記されていたのでしょうか?」
「読め」
そう告げて、書物を白梅に差し出す。
それを曹干が受け取り白梅に手渡してのち、彼女は問題の記述がある頁に目を通した。
そこに記されているのは、先帝の時代に居た賢妃・桜愛妃について。
彼女の実家は東方の統括領長官であり、一人娘であった桜愛を大切に育てていたのだが、先帝の地方巡視の際に見初められ、乞われて後宮に輿入れした。
見目麗しいというわけでもなく、才女でもなく。
ただただ平凡な外見の彼女が何故、先帝に乞われて後宮に来たのか。
それは、彼女が優れた『道士』であり、かなり強力な人心掌握術と催眠術が仕えたから。
その二つの術で後宮に入り、瞬く間に皇貴妃の地位まで上がった彼女は、次に後宮の宮官や侍女、はては下級妃を使って『不老不死』の研究を始める。
少しでも気に入らない侍女や妃妾は催眠術により傀儡とし、実験に使われ、その命が失われると青鸞宮の地下倉庫の壁に塗り固められてしまった。
それも、腐敗し匂いで感づかれないように死体を僵尸に作り替えたのち、霊符を持って行動を束縛し、土の中へ塗り固める。
やがて地下が僵尸で一杯になると、地下室自体を埋めてしまい、次に奥の間の倉庫へと死体を塗り固めていった。
そして記録では、ある日を境に賢妃・桜愛妃の姿は消失していたという。
どこにいったのか、何処に消えたのかは誰もわからず。
ただ、地下室に埋まっていた僵尸は全て高澽が処理し、青鸞宮は瘴気が溜まりやすいので封じましたという報告だけが届けられたという。
そして、その書物に記されている賢妃・桜愛妃の特徴と着衣。
それは、白梅が報告を受けて向かった壁から出てきた僵尸と一致する。
着衣に記されている『桜を模した紋様』といい、人相書きといい、まさに彼女そのもの。
「……主上さま。恐らくですが、ここに記されている賢妃・桜愛妃は、私が確保し倉庫にて保存されている僵尸かと思われます。彼女は、道士から尸解仙へと至る道を模索した結果、自らの身体で不老不死となる秘術を実験したのでしょう。その結果、彼女は僵尸となったところを、何らかの理由で高澽に発見され、壁に埋められ隠蔽されたのかと思われます」
その白梅の推測が正しかったとした場合。
地下室から発見された僵尸の処理は行ったにもかかわらず、何故、高澽は賢妃・桜愛妃だけは処分せずに隠蔽したのだろうか。
そこだけが、白梅には理解が出来なかったのだが。
「……多分だが。高澽は賢妃・桜愛妃に懸想していたのだろう。ゆえに、永遠の命ではないにせよ、自分が好いた女性を処分するのは心惜しい。だからこそ、時が満ちるまでは人目に触れさせないように冷たい壁の中に塗り固め、いつの日か悲願を達成した日には、彼女を開放したかったのだろう」
高澽の悲願、それはすなわち現皇帝の暗殺。
それに失敗し凌遅(処刑)となる彼は、最後まで彼女を日の当たる場所へと出すことはできなくなった。
「主上さまがおっしゃるのなら、その通りかと
「まあ、ここだけの話だ、忘れろ」
「御意」
結局、壁の中から出てきた僵尸の正体については憶測の粋を越えることはできず。
かといって、行方不明であった桜愛妃を今更表に出して、古くから使える高官に確認させるなどできるはずもない。
結局、この事件の真実は、この場にいる劉皇帝と白梅、そして曹干の三人以外には漏れることになく、全てが謎のままということで幕を閉じることになる。
………
……
…
「残念だけれど、主上さまからは今回の件は全て片付いた、以後、詮索することを禁ずるって言われましたのでねぇ」
劉皇帝との謁見から数日後。
東廠にたいして、『青鸞宮での僵尸事件については全て片が付いた、以降は詮索無用』という勅命が下り、洪氏ら東廠の官吏もこの件については忘れることとなった。
「まあ、色々とあるのでしょう。私も詳しくは存じませんので、なんとも申せません」
それだけを告げてから、洪氏の前に甜茶を差し出す。
洪氏もそれを受けとると、無言のまま口元へと運ぶ。
「まあ、白梅がそういうのなら、そうだろうな」
「なんですか、その意味ありげな言い方は、甜茶に辛子をいれますよ」
「それは勘弁だな……と、それじゃあ私はこれで失礼するよ。今日は、色々と忙しいのでね」
「では、お気を付けて」
それだけを告げて、洪氏は相談所を後にする。
白梅も何もなかったかのようにふるまいつつ、午後からの相談者をのんびりと待つことにした。
そして暫くしてから、白梅の故郷から一通の手紙が届いた。
久しぶりの故郷からの手紙には、僵尸を人に戻す術についてことこまかに記されている。それを参考に、白梅は月夜に中庭で小さな儀式を行った。
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