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GINJI
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「RAISUKE!」
俺は無我夢中で、アイツのもとへ駆け寄った。
うつ伏せで倒れていた頼介の上半身を抱え起こして、仰向けにさせる。
瞼が僅かに震えていて、まだ息があることがわかった。
「すぐに病院に運んでやる!しっかりしろ!」
そう言って、後ろを振り返ると、既にUSHIOが救急車の手配をしており、NAOTOのほうは、茫然自失のハルカのほうへ向かっていた。
「RAISUKE、頼介!」
何度も呼びかけると、アイツが何か言おうとしている事に気が付いた。
必死で口元に耳を近づける。
「春香ちゃんは…大丈夫?」
なんでコイツは、今日初めて会った、大して興味を持っているわけでもない女の心配なんかするんだ。
そもそも、なんでそんな女のために、自分がこんな目に合わなければいけないんだ。
それでも俺は、安心させるために、無事である事を伝えた。
すると、ふっと頼介の身体から力が抜けた。
「頼介!」
完全に意識がなくなってしまったようだ。
俺は何度もヤツの名前を呼んだ。
USHIOやNAOTOが何か言っていたが、耳に入らなかった。
警察が来て、事情を説明するように言われ、USHIOがその役を買って出た。
NAOTOは、この件にハルカが関わっている事は知られないほうが良いと言って、警察が来る前に、目立たぬようにハルカをタクシーに乗せた。
やがて救急車が到着すると、俺とNAOTOが付き添って、病院に向かった。
救急車の中でNAOTOは、聞こえているかどうかわからない頼介を、ずっと励まし続けていた。
俺は自分が何をしていたのか、よくわからない。
ぼんやりしていたようにも思う。
病院につくと、すぐに頼介は処置室に連れていかれ、俺達と引き離されてしまった。
「アイツは大丈夫だ」
NAOTOが根拠のない励ましを言って、俺の頭を自分の肩口に押し付けた。
それで俺は初めて、自分が泣いている事に気が付いた。
俺は無我夢中で、アイツのもとへ駆け寄った。
うつ伏せで倒れていた頼介の上半身を抱え起こして、仰向けにさせる。
瞼が僅かに震えていて、まだ息があることがわかった。
「すぐに病院に運んでやる!しっかりしろ!」
そう言って、後ろを振り返ると、既にUSHIOが救急車の手配をしており、NAOTOのほうは、茫然自失のハルカのほうへ向かっていた。
「RAISUKE、頼介!」
何度も呼びかけると、アイツが何か言おうとしている事に気が付いた。
必死で口元に耳を近づける。
「春香ちゃんは…大丈夫?」
なんでコイツは、今日初めて会った、大して興味を持っているわけでもない女の心配なんかするんだ。
そもそも、なんでそんな女のために、自分がこんな目に合わなければいけないんだ。
それでも俺は、安心させるために、無事である事を伝えた。
すると、ふっと頼介の身体から力が抜けた。
「頼介!」
完全に意識がなくなってしまったようだ。
俺は何度もヤツの名前を呼んだ。
USHIOやNAOTOが何か言っていたが、耳に入らなかった。
警察が来て、事情を説明するように言われ、USHIOがその役を買って出た。
NAOTOは、この件にハルカが関わっている事は知られないほうが良いと言って、警察が来る前に、目立たぬようにハルカをタクシーに乗せた。
やがて救急車が到着すると、俺とNAOTOが付き添って、病院に向かった。
救急車の中でNAOTOは、聞こえているかどうかわからない頼介を、ずっと励まし続けていた。
俺は自分が何をしていたのか、よくわからない。
ぼんやりしていたようにも思う。
病院につくと、すぐに頼介は処置室に連れていかれ、俺達と引き離されてしまった。
「アイツは大丈夫だ」
NAOTOが根拠のない励ましを言って、俺の頭を自分の肩口に押し付けた。
それで俺は初めて、自分が泣いている事に気が付いた。
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