Cランク魔術師からSSランク魔術師を目指す!

ルルル

文字の大きさ
36 / 40

36話 長

しおりを挟む
 先生と交代完了した時、何故か俺の耳元で狂気を感じる声が聞こえた。

「ざんねーん」

 聞こえた方に蹴りを入れる、がなぜか自分がぶっとばされていた。

「!」

 俺は近くにあった歪な形をした岩にぶつかる、尖った岩に足が刺さる。

「くっ!」

 先生はなにが起きたか分からず、そのまま、地面に着地し、義手をつけて、すぐに、サキュアに炎球を発動する。

「邪魔だ!」

 それもまんまとかわされる。

「サキュア、話が違うだろ!」

 サキュアは先ほどと様子が違う。

「えー、しらなーい」

 私の業火(ヘルファイア)はかわされたが、フェリックスの炎嵐が直撃したのだ。

「意外とやるね、こいつ、ついつい手が出たよー、それと落ちてた義手拾ったんだー」

 私の義手を見て、バカにするように話す。

「それより、なんで避けることができたんだ」

 声には出てなかったはず、なのになぜ避けれたのか。

「それはねー、見えたもん」

 訳の分からないことを言う、見えるはずがないのに、見えただと?

「どういうことだ?」

 するとフェリックスを指を指し、目が猫のようになる。

「猫目でね!」

---

「先輩!」

 私たちは足が刺さった岩を切り落とし、先輩を助ける。

「あい、つ」
「喋らないで!」

 作戦の途中、先輩が敵にやられ、すぐに駆け寄った。

「君たちはどいて」

 ウィデア先生が治療を始める。

「壁を形成してくれないか?」

 もしかしたら攻撃をして来るかもしれない、壁を要求する、私はすぐに形成し、続いてユアンも形成する。
 ルアも形成しようとするが発動しない。

「少し我慢しろよ」

---

「どういうことだ?」

 今の言い方だと、フェリックスの猫目を奪ったということだ。

「お前の能力はビームだったはずだが?」

 能力を重複することはできないはずだ、なのに相手の能力ではなく魔法を盗むなんて、そんなことありえるのか?

 私の胸中を察して話し始めた。

「ウルクが思ってることは八割せいかーい、私、サキュアの本当の能力、いや、魔法は剥奪することができるんだよねー」

 サキュアは能力者ではなく、魔術師なのだ、ありえない、ありえない!

「んなわけないだろ! お前はビームの」

 ゆっくりと歩いてこちらに向かって来る。

「本当だよー、一つだけ教えてあげる、学園長、魔術師ではなく、能力者ということをね」

 学園長になるためには、魔術師じゃないといけない、能力者が長になることなんてありえないはずだ。

「そんなわけないだろ!」

 私は納得がいない。少しあきれた様子だ。

「それが、本当なの、私が反魔法軍の長をやっている理由を置いといて、学園長のこと、わかるよね?」

 私はその一言で気づいた、反魔法軍の本当の長は「学園長」だということを。

「まさか」
「そ、そのまさかだよ!」

 私の唇をそっと触る。

「どう? 今の気持ちは? ちなみに私はマルキア魔法学園出身なのよ」

 更に驚かされた、なにを言えばいいか分からない。

「追い討ちをかけるようだけどね、私はあなたの同級生なのよ?」

 いや、ありえない、じゃああの時の戦闘は?

「じゃあ、あの時は?」

 腕を組み考えながら喋る。

「学園長の命令、そういえばわかるよね?」

 マルキア魔法学園の学園長、ずっと何か裏があると思っていたが、思ってた以上に残酷だ。

「どう? わかった? あなたはもう、私を攻撃できない、なぜなら私はサキュアではなく「ユーリア・アイリス」だから」

 ユーリア・アイリスとは私が一年の時、行方不明になった生徒だ、しかも私は彼女と付き合っていた。

「ね? 攻撃できないでしょう? じゃあね、楽しかった」

 驚きのあまり動くことができない、私にビームが発動される。

「じゃ、さいならー、ウ・ル・ク」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

七日後に神罰が落ちる。上層部は「下を切り捨てろ」と言った——私は全員を逃がす

蒼月よる
ファンタジー
七日後、この港に神罰が落ちる。 追放された元観測士イオナだけが、その事実を知っていた。 しかも災害は自然現象ではない——誰かが、意図的に引き起こそうとしている。 港の上層部はすでに手を打っていた。「下層区画を緩衝被害区として切り捨てる」秘密契約。被害を最小限に見せかけ、体制を守る冷徹な計画だ。 イオナは元護送隊長ガルム、荷運び組合長メラとともに動き出す。 犯人を暴き、証拠を公開し、住民を逃がし、工廠を止める——すべてを七日で。 被害を「選ぶ」管理か、全員を「残す」運用か。 追放観測士の、七日間の港湾カウントダウン・サスペンス。 この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。 ・世界観・設定の管理補助 ・プロット段階の壁打ち ・作者による執筆後の校正

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

幼子家精霊ノアの献身〜転生者と過ごした記憶を頼りに、家スキルで快適生活を送りたい〜

犬社護
ファンタジー
むか〜しむかし、とある山頂付近に、冤罪により断罪で断種された元王子様と、同じく断罪で国外追放された元公爵令嬢が住んでいました。2人は異世界[日本]の記憶を持っていながらも、味方からの裏切りに遭ったことで人間不信となってしまい、およそ50年間自給自足生活を続けてきましたが、ある日元王子様は寿命を迎えることとなりました。彼を深く愛していた元公爵令嬢は《自分も彼と共に天へ》と真摯に祈ったことで、神様はその願いを叶えるため、2人の住んでいた家に命を吹き込み、家精霊ノアとして誕生させました。ノアは、2人の願いを叶え丁重に葬りましたが、同時に孤独となってしまいます。家精霊の性質上、1人で生き抜くことは厳しい。そこで、ノアは下山することを決意します。 これは転生者たちと過ごした記憶と知識を糧に、家スキルを巧みに操りながら人々に善行を施し、仲間たちと共に世界に大きな変革をもたす精霊の物語。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜

音無響一
ファンタジー
わーい、異世界来ちゃった! スキルスキル〜何かな何かな〜 ネットスーパー……? これチートでしょ!? 当たりだよね!? なになに…… 注文できるのは、食材と調味料だけ? 完成品は? カップ麺は? え、私料理できないんだけど。 ──詰みじゃん。 と思ったら、追放された料理人に拾われました。 素材しか買えない転移JK 追放された料理人 完成品ゼロ 便利アイテムなし あるのは、調味料。 焼くだけなのに泣く。 塩で革命。 ソースで敗北。 そしてなぜかペンギンもいる。 今日も異世界で、 調味料無双しちゃいます!

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

処理中です...