6 / 36
第六話……別のモンスターを討伐したんだが……
しおりを挟む
それから少し時間が経って、俺達の順番が再び回ってきた。しかし、中々モンスターが出てこない。いつも、俺がやる気になった途端、出てこなくなるんだよなぁ……。
周囲もざわつき始め、俺もそろそろ帰ろうかと思った頃、ようやくモンスターが姿を現した。
『ワンミーターハードクロウベアマジック』が三体。洞窟Cで最弱のモンスターだ。通常三センチしかない爪を一メートルまで伸ばすことができる熊で、その爪は非常に硬く、折ることも剥がすことも困難。だが、それだけ注意していれば問題ない。
中距離以上の魔法を使用できるパーティーなら、より有利に戦うことができるのは、モンスター種類名の後ろに『マジック』と付けられていることからも分かる。ちなみに、『中距離魔法だけ』が有利な場合は『ミッドレンジマジック』が付き、魔法を駆使してくるモンスターは、種類名より前に付けられる。
名前が長くなりすぎて逆に覚えづらいのではないかと思うかもしれないが、リズムが付けやすく逆に覚えやすくなる不思議がある。少しでも長いと思った人には、是非声に出してもらいたい。
「それじゃあ、先に行く」
次の瞬間、俺は正面の熊の長く伸びた爪を掻い潜り、懐に入り込むと一閃。胴体を真っ二つに切り裂いた。まず一体。
そのまま、すぐ近くにいた右の熊に向かい、心臓目掛けて刀身を縦に、突きを繰り出し、刺さったところで、頭部方向に切り裂く。これで二体。
熊を蹴り出して後方に飛びつつ、左の熊の様子が視界に入るように距離を取った。
時間にして、正面で対峙してから三秒程度の出来事だったと思う。
「あとは任せた!」
「は、はい! 了解です!」
ディーズが俺の動きを見て戸惑っていることが分かった。おそらく、予想以上の動きを見せられたんじゃないだろうか。
それからすぐに、三人は魔法を使わずに残りの熊を討伐し、俺の期待通り、真っ先にディーズが俺の所に走り寄ってきた。
「すごかったです……。まさに目にも止まらぬ早さと言うか……」
「大したことはない。そもそも、半分も力を出していないからな」
ディーズに良い顔をしたくて見栄を張ったわけではない。本当だ。
「えぇ……。あの……質問ですが、バクスは剣術だけでなく、魔法もすごいんでしょうか。とりあえず、確認だけはしておきたいと思いまして……」
「冒険者になる前、ママと洞窟Gに行った時、一番モンスターが出てきやすい洞窟なのに、中々モンスターが出てこなくて、『せっかくだから、前から勉強してる魔法でちょっと誘い出してみなよ』ってママに言われて使ったら、初めてで加減が分からなくて、洞窟の中、数十メートル先まで炎で丸焦げにしちゃったんだよな。結局、モンスターは丸一日出てこなかった。洞窟Gでは前代未聞らしい。
それ以来、洞窟A以外での魔法使用は禁止されてる」
「……。いや、すごすぎじゃないですか! どうして噂になってないんですか⁉️ 監視官も見ていたんじゃないんですか?」
「事前にママと監視官が何か話していたから、今からここで起こることは誰にも喋るなって約束でもしていたんじゃないか? そもそも、冒険者以外を洞窟に誘うのは、ダブルAランクが同伴しているような例外を除いて法律違反だからな。あまり良いことじゃないと」
「具体的なことは漏洩できないから、『いやー、バクスはすごいよ! トリプルAランクになれる逸材だ』という話だけ広まることになったというわけですか……。
でも、バクスが今みたいに私に話してくれたってことは、あの三人から聞かれて話したんじゃないんですか? そこから広まりそうですけど」
「いや、アイツらは俺が使える魔法のことなんて全く興味ないから聞いてこなかった」
「好きな人のことなら、もっと知りたくなるものだと思うんですけど……。好きな彼のすごい所を自慢したくなったりとか……」
「うーん……。ママが、アイツらは『俺が全て』と言っていたが、まさにその通りで、そういう細かい所はどうでもいいんだろうな。何がどうであれ、『バクスはバクスなんだから』と。それはそれで良いことなんだが……まぁ……そうだよな……。
変な所の自慢はしてたな。かなり歪められていたが……」
「……。好きの反対は無関心と言いますが、好きや大好きを通り越すと、ある意味で、また無関心になるということでしょうか。私も……」
「……。ちなみに、俺がお前達に魔法のことを伝えたり聞いたりしていないのは、興味がどうのというわけじゃなく、伝えても聞いても仕方がないからだ。
魔法を使った連携は、お前達の連携スキルと相性が悪いだろ? 他者が使うとお前達三人の連携の邪魔になるし、お前達の誰かが使っても、意思が混乱し、二人の連携が乱れる」
「……その通りです。もしかしたら、全部分かって……。ここに来る途中も思っていましたが、バクスは戦闘センスや洞察力もすごいんですね……。
あの三人があなたの実力に圧倒されなかったのが不思議でなりません。本当に何も考えずに、無我の境地であなたの側にいたとしか……。それとも、そうでもしなければ頭がおかしくなって一緒にいられないか。そこまで人を好きになれるのかと……」
「まぁ、アイツらは昔から俺を知っているから慣れていただけかもしれないが……。俺には分からないな。そこまで熱狂的に人を好きになることが。逆に、急に冷めてしまうのが怖くならないか? ゼロから百になったら、百からゼロになることだってある。
だから過程が大事なんだよ。一つ一つ確認して進んで行くことが。ここまでなら戻ることができると分かっているから。手続きや洞窟の探索と同じだ。
俺は一度好きになった人を嫌いになりたくないから、そこはコミュニケーションをしっかり取って行きたい。順番も考えながら。面倒かもしれないが」
「……。本当にあなたは私の思っていた通りの性格の人なんですね……。
分かりました。それでは、私もバクスに見習ってコミュニケーションを取っていきたいと思います。あなたと、この先も一緒にいられるように……」
「もちろん、手を取って行くさ。それがリーダーであり、勇者なんだから」
「はい!」
今までで一番大きい声で元気良く返事をしたディーズが、俺の横に付いて手を握ってきた。手を取るのは比喩だったんだが、まぁいいか。
これまでの冒険者らしい普通の会話も、俺にとっては新鮮で、ディーズのかわいらしい一面も見ることができて、自分でも何となく気分が高揚しているのが分かった。
こういうのでいいんだよ、こういうので。これが冒険者らしい活動なんだよ。分かるか? 無能女どもよ。
俺は心の中でアイツらに悪態をつきつつ、清々しい気分で、ディーズ達とそのまま洞窟Cの五番口を後にした。
周囲もざわつき始め、俺もそろそろ帰ろうかと思った頃、ようやくモンスターが姿を現した。
『ワンミーターハードクロウベアマジック』が三体。洞窟Cで最弱のモンスターだ。通常三センチしかない爪を一メートルまで伸ばすことができる熊で、その爪は非常に硬く、折ることも剥がすことも困難。だが、それだけ注意していれば問題ない。
中距離以上の魔法を使用できるパーティーなら、より有利に戦うことができるのは、モンスター種類名の後ろに『マジック』と付けられていることからも分かる。ちなみに、『中距離魔法だけ』が有利な場合は『ミッドレンジマジック』が付き、魔法を駆使してくるモンスターは、種類名より前に付けられる。
名前が長くなりすぎて逆に覚えづらいのではないかと思うかもしれないが、リズムが付けやすく逆に覚えやすくなる不思議がある。少しでも長いと思った人には、是非声に出してもらいたい。
「それじゃあ、先に行く」
次の瞬間、俺は正面の熊の長く伸びた爪を掻い潜り、懐に入り込むと一閃。胴体を真っ二つに切り裂いた。まず一体。
そのまま、すぐ近くにいた右の熊に向かい、心臓目掛けて刀身を縦に、突きを繰り出し、刺さったところで、頭部方向に切り裂く。これで二体。
熊を蹴り出して後方に飛びつつ、左の熊の様子が視界に入るように距離を取った。
時間にして、正面で対峙してから三秒程度の出来事だったと思う。
「あとは任せた!」
「は、はい! 了解です!」
ディーズが俺の動きを見て戸惑っていることが分かった。おそらく、予想以上の動きを見せられたんじゃないだろうか。
それからすぐに、三人は魔法を使わずに残りの熊を討伐し、俺の期待通り、真っ先にディーズが俺の所に走り寄ってきた。
「すごかったです……。まさに目にも止まらぬ早さと言うか……」
「大したことはない。そもそも、半分も力を出していないからな」
ディーズに良い顔をしたくて見栄を張ったわけではない。本当だ。
「えぇ……。あの……質問ですが、バクスは剣術だけでなく、魔法もすごいんでしょうか。とりあえず、確認だけはしておきたいと思いまして……」
「冒険者になる前、ママと洞窟Gに行った時、一番モンスターが出てきやすい洞窟なのに、中々モンスターが出てこなくて、『せっかくだから、前から勉強してる魔法でちょっと誘い出してみなよ』ってママに言われて使ったら、初めてで加減が分からなくて、洞窟の中、数十メートル先まで炎で丸焦げにしちゃったんだよな。結局、モンスターは丸一日出てこなかった。洞窟Gでは前代未聞らしい。
それ以来、洞窟A以外での魔法使用は禁止されてる」
「……。いや、すごすぎじゃないですか! どうして噂になってないんですか⁉️ 監視官も見ていたんじゃないんですか?」
「事前にママと監視官が何か話していたから、今からここで起こることは誰にも喋るなって約束でもしていたんじゃないか? そもそも、冒険者以外を洞窟に誘うのは、ダブルAランクが同伴しているような例外を除いて法律違反だからな。あまり良いことじゃないと」
「具体的なことは漏洩できないから、『いやー、バクスはすごいよ! トリプルAランクになれる逸材だ』という話だけ広まることになったというわけですか……。
でも、バクスが今みたいに私に話してくれたってことは、あの三人から聞かれて話したんじゃないんですか? そこから広まりそうですけど」
「いや、アイツらは俺が使える魔法のことなんて全く興味ないから聞いてこなかった」
「好きな人のことなら、もっと知りたくなるものだと思うんですけど……。好きな彼のすごい所を自慢したくなったりとか……」
「うーん……。ママが、アイツらは『俺が全て』と言っていたが、まさにその通りで、そういう細かい所はどうでもいいんだろうな。何がどうであれ、『バクスはバクスなんだから』と。それはそれで良いことなんだが……まぁ……そうだよな……。
変な所の自慢はしてたな。かなり歪められていたが……」
「……。好きの反対は無関心と言いますが、好きや大好きを通り越すと、ある意味で、また無関心になるということでしょうか。私も……」
「……。ちなみに、俺がお前達に魔法のことを伝えたり聞いたりしていないのは、興味がどうのというわけじゃなく、伝えても聞いても仕方がないからだ。
魔法を使った連携は、お前達の連携スキルと相性が悪いだろ? 他者が使うとお前達三人の連携の邪魔になるし、お前達の誰かが使っても、意思が混乱し、二人の連携が乱れる」
「……その通りです。もしかしたら、全部分かって……。ここに来る途中も思っていましたが、バクスは戦闘センスや洞察力もすごいんですね……。
あの三人があなたの実力に圧倒されなかったのが不思議でなりません。本当に何も考えずに、無我の境地であなたの側にいたとしか……。それとも、そうでもしなければ頭がおかしくなって一緒にいられないか。そこまで人を好きになれるのかと……」
「まぁ、アイツらは昔から俺を知っているから慣れていただけかもしれないが……。俺には分からないな。そこまで熱狂的に人を好きになることが。逆に、急に冷めてしまうのが怖くならないか? ゼロから百になったら、百からゼロになることだってある。
だから過程が大事なんだよ。一つ一つ確認して進んで行くことが。ここまでなら戻ることができると分かっているから。手続きや洞窟の探索と同じだ。
俺は一度好きになった人を嫌いになりたくないから、そこはコミュニケーションをしっかり取って行きたい。順番も考えながら。面倒かもしれないが」
「……。本当にあなたは私の思っていた通りの性格の人なんですね……。
分かりました。それでは、私もバクスに見習ってコミュニケーションを取っていきたいと思います。あなたと、この先も一緒にいられるように……」
「もちろん、手を取って行くさ。それがリーダーであり、勇者なんだから」
「はい!」
今までで一番大きい声で元気良く返事をしたディーズが、俺の横に付いて手を握ってきた。手を取るのは比喩だったんだが、まぁいいか。
これまでの冒険者らしい普通の会話も、俺にとっては新鮮で、ディーズのかわいらしい一面も見ることができて、自分でも何となく気分が高揚しているのが分かった。
こういうのでいいんだよ、こういうので。これが冒険者らしい活動なんだよ。分かるか? 無能女どもよ。
俺は心の中でアイツらに悪態をつきつつ、清々しい気分で、ディーズ達とそのまま洞窟Cの五番口を後にした。
0
あなたにおすすめの小説
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる