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第五十七話……王族暗殺計画⁉️
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「いえ! 私は洗浄した武器を訓練場に運搬していたため、大広間にはおりませんでした! 騒動については、全て終わったあとで聞きました!」
「じゃあ、俺もその前にサーズ王に聞こうか。兵士が王族の殺害計画を立てた場合、実行の有無にかかわらず、やっぱり処刑か?」
「……。おっしゃる通りです、殿下」
「え⁉️ 今の話を合わせると、つまりコーディーさんがその計画を立てて、あの騒動のどさくさに紛れて、王族の誰かを殺そうとしてたってこと?」
「……! お、お待ちください! そのような短絡的な結論で、一兵士を陛下の御前で貶めないでください!
万が一、陛下が誤解なさることがあれば、どのように責任を取るおつもりですか!」
「コーディー、サーズ王は正直に答えろと言ったな? 相手の質問の意図に答えないのは、正直に答えていないことと同じなんだよ。
答えをはぐらかしても、俺達の前では意味がない。俺からもう一度、単刀直入に聞く。
お前は、サーズ以外の王族を全員殺そうとしていた。そうだな?」
「サーズさん以外の?」
「う……うぅ……」
「……。ごめん、コーディー。質問の前提が悪かったよ。そうだよな。このままだと、『いつか』正直に答えれば、問題ないもんな。流石、元官僚候補だよ。
じゃあ改めて……俺の質問に対して、質問の意図を読み切り、『五秒以内』に『はい』か『いいえ』で答えろ。
お前は、サーズ以外の王族を全員殺そうとしていた。そうだな?」
「サーズさん以外の?」
「みかさんは改めなくていいんですよ……」
「う……うぅ……は、はい……」
「しかし、実行には移せなかった。その時が、まさに毒を仕込む絶好のチャンスだったにもかかわらず。
手には毒を持ち、準備万端でフォーリエの部屋の前まで来たのに。平時には必ずいるはずの護衛兵がいなかったのに。
もちろん、他の王子の部屋も同様。王室は確認できないが、誤魔化しながら、相打ち覚悟で行けば何とかなる状況。
しかし、お前は引き返して、自分の仕事に戻り、そのせいで遅れた作業に対して上司から怒られた。完全に怒られ損だよ」
「じゃあ、防衛省から支援兵に志願したのも、その計画を立てて実行に移すため?」
「う……うぅ……」
「コーディー、みかの……この子の質問にも、質問の意図を読み切り、五秒以内に『はい』か『いいえ』で答えろ」
「追い詰められた官僚、めんどくさっ!」
「それは否定できませんね……」
「はい……」
「じゃあ、コーディー。奥さんと子どもは無関係で、そちらは一切の捜査なく不起訴にすると約束したら、自分から全てを話すか?」
「っ……! は、はい!」
「俺から言っておいてなんだけど、それじゃあダメなんだよ、コーディー」
「ど、どういうことですか! 私をからかっているのですか⁉️」
「お前は、残された家族のことを一切考えずに、俺の質問に答えた。なぜ計画を中止した時は、その考えができて、今はできなかったんだよ」
「そ、それは……。捕まり損だからです……。あの時、上司に怒られるのは私だけでしたが、今は違います。誰でも分かることです!」
「じゃあ、王族を殺したら、自分の家族だけでなく、親戚も殺されるのは、誰にも分からないことだったのか?」
「……」
「四、三、二……」
「い、いいえ! いいえです!」
「お前は、自分の計画を家族に一切話さず、支援兵になった時も、その理由を家族に説明しなかったから、実際にお前の家族は無関係だった。
それは、サーズが国王になれば、王位継承に相応しいその寛大な心で、自分は処刑されても、家族が無関係と分かれば、少なくとも家族だけは恩赦になるはずだという楽観的な発想から生まれた考えだ。
しかし、決行直前になって、動悸も激しくなり、頭もフル回転、そして改めてよく考えてみると、そんな保証はどこにもなく、法治国家、責任主義を国家の基本と考えるであろうサーズ新国王なら、むしろ恩赦など一切なく、仮に何らかの名誉が与えられたとしても、そのまま一族郎党公開処刑となるのは必至。
そこで我に返り、実行直前になって計画を中止した。短絡的だったのは自分。そうだな?」
「はい……。おっしゃる通りです。私については、もう取り返しがつきません。
ですから、どうか……どうか家族だけは、陛下とマリッサ殿下のご寛大なお心で、ご慈悲をお与えください!」
「では、質問だ。これまで、フォーリエ王女に会って実際に話した回数は覚えているか?」
「お、やっぱりそこに行き着くんだ」
「じゃあ、俺もその前にサーズ王に聞こうか。兵士が王族の殺害計画を立てた場合、実行の有無にかかわらず、やっぱり処刑か?」
「……。おっしゃる通りです、殿下」
「え⁉️ 今の話を合わせると、つまりコーディーさんがその計画を立てて、あの騒動のどさくさに紛れて、王族の誰かを殺そうとしてたってこと?」
「……! お、お待ちください! そのような短絡的な結論で、一兵士を陛下の御前で貶めないでください!
万が一、陛下が誤解なさることがあれば、どのように責任を取るおつもりですか!」
「コーディー、サーズ王は正直に答えろと言ったな? 相手の質問の意図に答えないのは、正直に答えていないことと同じなんだよ。
答えをはぐらかしても、俺達の前では意味がない。俺からもう一度、単刀直入に聞く。
お前は、サーズ以外の王族を全員殺そうとしていた。そうだな?」
「サーズさん以外の?」
「う……うぅ……」
「……。ごめん、コーディー。質問の前提が悪かったよ。そうだよな。このままだと、『いつか』正直に答えれば、問題ないもんな。流石、元官僚候補だよ。
じゃあ改めて……俺の質問に対して、質問の意図を読み切り、『五秒以内』に『はい』か『いいえ』で答えろ。
お前は、サーズ以外の王族を全員殺そうとしていた。そうだな?」
「サーズさん以外の?」
「みかさんは改めなくていいんですよ……」
「う……うぅ……は、はい……」
「しかし、実行には移せなかった。その時が、まさに毒を仕込む絶好のチャンスだったにもかかわらず。
手には毒を持ち、準備万端でフォーリエの部屋の前まで来たのに。平時には必ずいるはずの護衛兵がいなかったのに。
もちろん、他の王子の部屋も同様。王室は確認できないが、誤魔化しながら、相打ち覚悟で行けば何とかなる状況。
しかし、お前は引き返して、自分の仕事に戻り、そのせいで遅れた作業に対して上司から怒られた。完全に怒られ損だよ」
「じゃあ、防衛省から支援兵に志願したのも、その計画を立てて実行に移すため?」
「う……うぅ……」
「コーディー、みかの……この子の質問にも、質問の意図を読み切り、五秒以内に『はい』か『いいえ』で答えろ」
「追い詰められた官僚、めんどくさっ!」
「それは否定できませんね……」
「はい……」
「じゃあ、コーディー。奥さんと子どもは無関係で、そちらは一切の捜査なく不起訴にすると約束したら、自分から全てを話すか?」
「っ……! は、はい!」
「俺から言っておいてなんだけど、それじゃあダメなんだよ、コーディー」
「ど、どういうことですか! 私をからかっているのですか⁉️」
「お前は、残された家族のことを一切考えずに、俺の質問に答えた。なぜ計画を中止した時は、その考えができて、今はできなかったんだよ」
「そ、それは……。捕まり損だからです……。あの時、上司に怒られるのは私だけでしたが、今は違います。誰でも分かることです!」
「じゃあ、王族を殺したら、自分の家族だけでなく、親戚も殺されるのは、誰にも分からないことだったのか?」
「……」
「四、三、二……」
「い、いいえ! いいえです!」
「お前は、自分の計画を家族に一切話さず、支援兵になった時も、その理由を家族に説明しなかったから、実際にお前の家族は無関係だった。
それは、サーズが国王になれば、王位継承に相応しいその寛大な心で、自分は処刑されても、家族が無関係と分かれば、少なくとも家族だけは恩赦になるはずだという楽観的な発想から生まれた考えだ。
しかし、決行直前になって、動悸も激しくなり、頭もフル回転、そして改めてよく考えてみると、そんな保証はどこにもなく、法治国家、責任主義を国家の基本と考えるであろうサーズ新国王なら、むしろ恩赦など一切なく、仮に何らかの名誉が与えられたとしても、そのまま一族郎党公開処刑となるのは必至。
そこで我に返り、実行直前になって計画を中止した。短絡的だったのは自分。そうだな?」
「はい……。おっしゃる通りです。私については、もう取り返しがつきません。
ですから、どうか……どうか家族だけは、陛下とマリッサ殿下のご寛大なお心で、ご慈悲をお与えください!」
「では、質問だ。これまで、フォーリエ王女に会って実際に話した回数は覚えているか?」
「お、やっぱりそこに行き着くんだ」
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