7 / 16
episode7◇ローラ
しおりを挟む
ジョエルくんが好き。その思いは膨らむ一方だった。
そもそも昔、一緒に遊んだときに、自分には兄弟がいなくて寂しいと言ったとき、だったら俺がお兄ちゃんになってやると言っていた。将来、お前は俺をお兄さまと敬うんだと鼻を鳴らしていたのだ。
僅か五歳の時。でもそれはとても頼り甲斐のある言葉で、私はきっとお兄さまではなく、旦那さまと言うのだと確信していた。
それからジョエルくんと再会を待ったが、しばらくそれはなくなってしまった。
でも、それは運命的な出会い。私が転んで身を打ち付けた時、ジョエルくんは颯爽と現れて私を助けてくれた。それはまるでヒーローのようだった。
そしてことあるごとに、嬉しい贈り物をしてくれた。見たこともないような果物、パンや花……。
それが終わるとさっさと去ってしまう、潔い人。私の心は決まった。元より決まっていた。
アートル家は、縁続きだし、ジョエルくんは次男ですもの。当家に婿に来てくださるなんて問題ないわ。
社交界では私に言い寄ってくる男性は大勢いたけど、あの人たちなんて比べ物にならない。
私とジョエルくんは結ばれるためにこの世に生を受けたのよ。
でも、私はジョエルくんに貰いっぱなしで何もお返ししてないし、何を渡したらいいのかも分からない。そこでお姉さまに相談した。
「え? へー、ローラに好きな人がねぇ」
「そうなんです。そのかたは、私のヒーローなのです」
「あら、カッコいい。そんなこと言えちゃうなんて。よっぽど惚れたね、その人に」
「はい。でも、何を贈って気持ちを伝えたらいいのか分からないのです」
「うーん、そうか。私たちだったら編み物なんか贈るけど」
「編み物ですか? それって私にも出来るでしょうか?」
「出来るわよ。教えてあげるからやってごらんなさい」
お姉さまは、丁寧に編み物のやり方を教えてくれた。私は、このジョエルくんの近くで彼への贈り物を作ることがたまらなく好きだった。
彼が仕事に行くために、踏みしめる道の音、木の葉の音……。息遣い、たまに一つだけ咳。そんな彼を感じられる少しの時間を楽しんだ。
だけど彼とお姉さまは仲が悪いらしく、しょっちゅう言い争いをした後で、お姉さまはジョエルくんを地面にねじ伏せていたので、泣きながら止めた。
どうにか二人と仲良くなってもらいたい。それには私とジョエルくんが結婚すればいいのだと、夢を思い描いていた。
でもお姉さまは、毎日が楽しいようで、鼻唄を歌ったり、ぼーっとした後で顔を赤らめて頬をおさえながら悶えたりする姿を見た。
「ねぇ、お姉さま?」
「ぇえ? な、なに、ローラ」
「何か楽しそうですわよ。どうかされまして?」
「ど、どうもしないわ」
「そうですの」
「……ねぇ、ローラ?」
「はい?」
「恋って、いいもんだね」
「ま、お姉さまも、恋をなされてるの!?」
「そ、そうよ。いけないかしら?」
「いけなくないですわ。どんなかたですの?」
「どんなかたって、まあ普通、よね?」
「ウソぉ。どんなところに惚れまして?」
「そりゃあ、誠実で正直で頼り甲斐があって男らしくてさでもたまにそんな無骨な男らしさが鼻に付いたりするけどそんなとこも可愛くてあと私にベタ惚れなのも可愛いいしたくましいしカッコいいし真面目だし一途だし真っ直ぐなんだけど、まあ普通。かな?」
「全然普通じゃないですわよ。お姉さま、照れちゃって可愛いですわ」
「なによ。からかわないでよね」
お姉さまが、その男性に相当熱を上げていることが分かった。私はそれを微笑ましく思ったのだ。
私の編み物は、マフラーがよかろうとのことで、一つ一つ、丁寧に編み込んだ。生誕祭で彼に渡し、気持ちを伝える。
その日は近隣に住まう豪商や名士や貴族が集まるパーティーがあるとのことだったが仮病を使って欠席することにした。
やがて生誕祭の二日前にマフラーも編み終えた。お姉さまはとても喜んでくれ、包装を手伝ってくれた。
「あのね、ローラ」
「なんですの、お姉さま」
「生誕祭は──、お姉さまお泊まり」
「え! まあ、いやですわ。お姉さまったらエッチなんですわね」
「いーや、違う違ーう。レストランで食事して、デートするだけ。別にいいでしょ? お屋敷には内緒にしててよ?」
「うふふ。いいですわよ。後で彼氏さん紹介してくださいね」
「たっくましいお兄ちゃんを紹介してあげるよ~」
「ま。私のお兄さまになるかた。カッコいい人ですの?」
「……いやぁ、ちょびっと」
「もーう。お姉さまのエッチ、パンチしちゃいますから。えいえい」
「痛い痛い。あーん。たすけて~」
「あーん、お姉さまかーわいい」
ポカポカ叩いたあとにハグ。それをお姉さまは抱き返す。とても仲の良い姉妹でした。
◇
そして生誕祭がやってきました。私は使用人に体調が優れないことを言って、部屋に籠るから朝まで誰も来ないようにと言い渡し、部屋に引っ込みました。
ですが使用人が出入りするドアから、西のお姉さまの家の方まで隠れながら進み、薔薇垣の破れから敷地の外に出たのです。
こんな冒険はお姉さまの家を訪ねた時くらいで、今回はもっと遠くです。私の胸はときめいていました。
そして小径を越えてアートル子爵の敷地に入り、ジョエルくんの家の方に。私はためらいながらドアをノックしましたが返事がありません。
それに、静かで明かりもなかったのです。そっと窓から覗くと、どうやらジョエルくんは外出しているようでした。
「ジョエルくんいないや……。生誕祭だから友だちとパーティに行ったのかな?」
私は玄関の踏み石に腰を下ろし、コートの襟を立て、少しばかり防寒をした。
「待つのも楽しいもの。ジョエルくん、マフラー喜んでくれるかな? ジョエルくん、これいつも助けてくれるお礼。なんだローラ。俺からプレゼントなんてないからじゃあキスしてやるぜ。なんて、やだー! ジョエルくん、そんなエッチな人かなぁ? それとももっとエッチだったりしてー! きゃん! あん。なんか体が熱くなる……。これって、好きってことだよね。愛してるってことだよね。いやーん。ジョエルくん早く帰ってきてぇ~」
それから時間が流れて、私は星を見上げながら白い凍り付いた息を吐いていた。
「遅いなぁ」
懐中時計を取り出して見ると21時を指している。私はもう一度空を見上げた。
「もう少しで帰ってくる。ビックリするだろうなぁ。私がいたら。そしたらおうちの中に入れてくれるんだ。ローラ、温かいお茶を淹れてやるよ。やん。カッコいい。大きな手で頭撫でてくれるかなぁ。今日は遅いから泊まってけよ。いいだろう? なーんて、なんて。いやん。私ったらそんなにエッチだったのぉ? ジョエルくんはそんなこと言わない。言うのかなぁ? どっちなんだろう。でも私、どっちでもいい……」
私は想像だけでポカポカで、マフラーの包装を優しく抱いていた。
私はどうやらジョエルくんを待ちながら寝てしまっていた。彼の玄関のドアに寄りかかりながら……。
「おい! ローラ! しっかりしろ!」
揺り起こしているのは、待ちに待ったジョエルくん。私は凍えた手でプレゼントを差し出そうとしたが、思うように動かない。
「プレゼント……渡せなかったのか? まあいい、家に入って暖まっていけ!」
そう言って彼は私を抱き抱えてくれた。ああ、なんて心地いい。私のヒーロー……。
そもそも昔、一緒に遊んだときに、自分には兄弟がいなくて寂しいと言ったとき、だったら俺がお兄ちゃんになってやると言っていた。将来、お前は俺をお兄さまと敬うんだと鼻を鳴らしていたのだ。
僅か五歳の時。でもそれはとても頼り甲斐のある言葉で、私はきっとお兄さまではなく、旦那さまと言うのだと確信していた。
それからジョエルくんと再会を待ったが、しばらくそれはなくなってしまった。
でも、それは運命的な出会い。私が転んで身を打ち付けた時、ジョエルくんは颯爽と現れて私を助けてくれた。それはまるでヒーローのようだった。
そしてことあるごとに、嬉しい贈り物をしてくれた。見たこともないような果物、パンや花……。
それが終わるとさっさと去ってしまう、潔い人。私の心は決まった。元より決まっていた。
アートル家は、縁続きだし、ジョエルくんは次男ですもの。当家に婿に来てくださるなんて問題ないわ。
社交界では私に言い寄ってくる男性は大勢いたけど、あの人たちなんて比べ物にならない。
私とジョエルくんは結ばれるためにこの世に生を受けたのよ。
でも、私はジョエルくんに貰いっぱなしで何もお返ししてないし、何を渡したらいいのかも分からない。そこでお姉さまに相談した。
「え? へー、ローラに好きな人がねぇ」
「そうなんです。そのかたは、私のヒーローなのです」
「あら、カッコいい。そんなこと言えちゃうなんて。よっぽど惚れたね、その人に」
「はい。でも、何を贈って気持ちを伝えたらいいのか分からないのです」
「うーん、そうか。私たちだったら編み物なんか贈るけど」
「編み物ですか? それって私にも出来るでしょうか?」
「出来るわよ。教えてあげるからやってごらんなさい」
お姉さまは、丁寧に編み物のやり方を教えてくれた。私は、このジョエルくんの近くで彼への贈り物を作ることがたまらなく好きだった。
彼が仕事に行くために、踏みしめる道の音、木の葉の音……。息遣い、たまに一つだけ咳。そんな彼を感じられる少しの時間を楽しんだ。
だけど彼とお姉さまは仲が悪いらしく、しょっちゅう言い争いをした後で、お姉さまはジョエルくんを地面にねじ伏せていたので、泣きながら止めた。
どうにか二人と仲良くなってもらいたい。それには私とジョエルくんが結婚すればいいのだと、夢を思い描いていた。
でもお姉さまは、毎日が楽しいようで、鼻唄を歌ったり、ぼーっとした後で顔を赤らめて頬をおさえながら悶えたりする姿を見た。
「ねぇ、お姉さま?」
「ぇえ? な、なに、ローラ」
「何か楽しそうですわよ。どうかされまして?」
「ど、どうもしないわ」
「そうですの」
「……ねぇ、ローラ?」
「はい?」
「恋って、いいもんだね」
「ま、お姉さまも、恋をなされてるの!?」
「そ、そうよ。いけないかしら?」
「いけなくないですわ。どんなかたですの?」
「どんなかたって、まあ普通、よね?」
「ウソぉ。どんなところに惚れまして?」
「そりゃあ、誠実で正直で頼り甲斐があって男らしくてさでもたまにそんな無骨な男らしさが鼻に付いたりするけどそんなとこも可愛くてあと私にベタ惚れなのも可愛いいしたくましいしカッコいいし真面目だし一途だし真っ直ぐなんだけど、まあ普通。かな?」
「全然普通じゃないですわよ。お姉さま、照れちゃって可愛いですわ」
「なによ。からかわないでよね」
お姉さまが、その男性に相当熱を上げていることが分かった。私はそれを微笑ましく思ったのだ。
私の編み物は、マフラーがよかろうとのことで、一つ一つ、丁寧に編み込んだ。生誕祭で彼に渡し、気持ちを伝える。
その日は近隣に住まう豪商や名士や貴族が集まるパーティーがあるとのことだったが仮病を使って欠席することにした。
やがて生誕祭の二日前にマフラーも編み終えた。お姉さまはとても喜んでくれ、包装を手伝ってくれた。
「あのね、ローラ」
「なんですの、お姉さま」
「生誕祭は──、お姉さまお泊まり」
「え! まあ、いやですわ。お姉さまったらエッチなんですわね」
「いーや、違う違ーう。レストランで食事して、デートするだけ。別にいいでしょ? お屋敷には内緒にしててよ?」
「うふふ。いいですわよ。後で彼氏さん紹介してくださいね」
「たっくましいお兄ちゃんを紹介してあげるよ~」
「ま。私のお兄さまになるかた。カッコいい人ですの?」
「……いやぁ、ちょびっと」
「もーう。お姉さまのエッチ、パンチしちゃいますから。えいえい」
「痛い痛い。あーん。たすけて~」
「あーん、お姉さまかーわいい」
ポカポカ叩いたあとにハグ。それをお姉さまは抱き返す。とても仲の良い姉妹でした。
◇
そして生誕祭がやってきました。私は使用人に体調が優れないことを言って、部屋に籠るから朝まで誰も来ないようにと言い渡し、部屋に引っ込みました。
ですが使用人が出入りするドアから、西のお姉さまの家の方まで隠れながら進み、薔薇垣の破れから敷地の外に出たのです。
こんな冒険はお姉さまの家を訪ねた時くらいで、今回はもっと遠くです。私の胸はときめいていました。
そして小径を越えてアートル子爵の敷地に入り、ジョエルくんの家の方に。私はためらいながらドアをノックしましたが返事がありません。
それに、静かで明かりもなかったのです。そっと窓から覗くと、どうやらジョエルくんは外出しているようでした。
「ジョエルくんいないや……。生誕祭だから友だちとパーティに行ったのかな?」
私は玄関の踏み石に腰を下ろし、コートの襟を立て、少しばかり防寒をした。
「待つのも楽しいもの。ジョエルくん、マフラー喜んでくれるかな? ジョエルくん、これいつも助けてくれるお礼。なんだローラ。俺からプレゼントなんてないからじゃあキスしてやるぜ。なんて、やだー! ジョエルくん、そんなエッチな人かなぁ? それとももっとエッチだったりしてー! きゃん! あん。なんか体が熱くなる……。これって、好きってことだよね。愛してるってことだよね。いやーん。ジョエルくん早く帰ってきてぇ~」
それから時間が流れて、私は星を見上げながら白い凍り付いた息を吐いていた。
「遅いなぁ」
懐中時計を取り出して見ると21時を指している。私はもう一度空を見上げた。
「もう少しで帰ってくる。ビックリするだろうなぁ。私がいたら。そしたらおうちの中に入れてくれるんだ。ローラ、温かいお茶を淹れてやるよ。やん。カッコいい。大きな手で頭撫でてくれるかなぁ。今日は遅いから泊まってけよ。いいだろう? なーんて、なんて。いやん。私ったらそんなにエッチだったのぉ? ジョエルくんはそんなこと言わない。言うのかなぁ? どっちなんだろう。でも私、どっちでもいい……」
私は想像だけでポカポカで、マフラーの包装を優しく抱いていた。
私はどうやらジョエルくんを待ちながら寝てしまっていた。彼の玄関のドアに寄りかかりながら……。
「おい! ローラ! しっかりしろ!」
揺り起こしているのは、待ちに待ったジョエルくん。私は凍えた手でプレゼントを差し出そうとしたが、思うように動かない。
「プレゼント……渡せなかったのか? まあいい、家に入って暖まっていけ!」
そう言って彼は私を抱き抱えてくれた。ああ、なんて心地いい。私のヒーロー……。
3
あなたにおすすめの小説
王太子さま、侍女を正妃にするなど狂気の沙汰ですぞ!
家紋武範
恋愛
侍女アメリアは王宮勤め。宰相の息子のルイスに恋心を抱いていたが、それが叶ってルイスよりプロポーズされた。それを王太子に伝えると、王太子はルイスへは渡さないとさらって軟禁してしまう。アメリアは軟禁先より抜け出そうと苦心する。
【完結】髪は女の命と言いますが、それよりも大事なものがある〜年下天才魔法使いの愛には応えられません〜
大森 樹
恋愛
髪は女の命。しかし、レベッカの髪は切ったら二度と伸びない。
みんなには秘密だが、レベッカの髪には魔法が宿っている。長い髪を切って、昔助けた男の子レオンが天才魔法使いとなって目の前に現れた。
「あなたを愛しています!絶対に絶対に幸せにするので、俺と結婚してください!よろしくお願いします!!」
婚約破棄されてから、一人で生きていくために真面目に魔法省の事務員として働いていたレベッカ。天才魔法使いとして入団してきた新人レオンに急に告白されるが、それを拒否する。しかし彼は全く諦める気配はない。
「レベッカさん!レベッカさん!」とまとわりつくレオンを迷惑に思いながらも、ストレートに愛を伝えてくる彼に次第に心惹かれていく…….。しかし、レベッカはレオンの気持ちに答えられないある理由があった。
年上訳あり真面目ヒロイン×年下可愛い系一途なヒーローの年の差ラブストーリーです。
悪の女王は、三度その名前を変える
家紋武範
恋愛
アリアーナは、謀略をもって女王となり人々を苦しめた。彼女はそんな国民を捨てて逃げたが、逃げる際に修道女に姿と名前を変えた。
そこで彼女は愛する夫を得て子どもを授かるが、やがて女王と正体がばれ、家族ともども捕まってしまう。
そして火炙りの刑になってしまうのであった。
恋の締め切りには注意しましょう
石里 唯
恋愛
侯爵令嬢シルヴィアは、ウィンデリア国で2番目に強い魔力の持ち主。
幼馴染の公爵家嫡男セドリックを幼いころから慕っている。成長につれ彼女の魔力が強くなった結果、困った副作用が生じ、魔法学園に入学することになる。
最短で学園を卒業し、再びセドリックと会えるようになったものの、二人の仲に進展は見られない。
そうこうしているうちに、幼い頃にシルヴィアが魔力で命を救った王太子リチャードから、
「あと半年でセドリックを落とせなかったら、自分の婚約者になってもらう」と告げられる。
その後、王太子の暗殺計画が予知されセドリックもシルヴィアも忙殺される中、シルヴィアは半年で想いを成就させられるのか…。
「小説家になろう」サイトで完結済みです。なろうサイトでは番外編・後日談をシリーズとして投稿しています。
冷淡だった義兄に溺愛されて結婚するまでのお話
水瀬 立乃
恋愛
陽和(ひより)が16歳の時、シングルマザーの母親が玉の輿結婚をした。
相手の男性には陽和よりも6歳年上の兄・慶一(けいいち)と、3歳年下の妹・礼奈(れいな)がいた。
義理の兄妹との関係は良好だったが、事故で母親が他界すると2人に冷たく当たられるようになってしまう。
陽和は秘かに恋心を抱いていた慶一と関係を持つことになるが、彼は陽和に愛情がない様子で、彼女は叶わない初恋だと諦めていた。
しかしある日を境に素っ気なかった慶一の態度に変化が現れ始める。
隠された第四皇女
山田ランチ
恋愛
ギルベアト帝国。
帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。
皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。
ヒュー娼館の人々
ウィノラ(娼館で育った第四皇女)
アデリータ(女将、ウィノラの育ての親)
マイノ(アデリータの弟で護衛長)
ディアンヌ、ロラ(娼婦)
デルマ、イリーゼ(高級娼婦)
皇宮の人々
ライナー・フックス(公爵家嫡男)
バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人)
ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝)
ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長)
リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属)
オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟)
エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟)
セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃)
ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡)
幻の皇女(第四皇女、死産?)
アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補)
ロタリオ(ライナーの従者)
ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長)
レナード・ハーン(子爵令息)
リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女)
ローザ(リナの侍女、魔女)
※フェッチ
力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。
ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。
【完結】好きになったら命懸けです。どうか私をお嫁さんにして下さいませ〜!
金峯蓮華
恋愛
公爵令嬢のシャーロットはデビュタントの日に一目惚れをしてしまった。
あの方は誰なんだろう? 私、あの方と結婚したい!
理想ドンピシャのあの方と結婚したい。
無鉄砲な天然美少女シャーロットの恋のお話。
転生令嬢と王子の恋人
ねーさん
恋愛
ある朝、目覚めたら、侯爵令嬢になっていた件
って、どこのラノベのタイトルなの!?
第二王子の婚約者であるリザは、ある日突然自分の前世が17歳で亡くなった日本人「リサコ」である事を思い出す。
麗しい王太子に端整な第二王子。ここはラノベ?乙女ゲーム?
もしかして、第二王子の婚約者である私は「悪役令嬢」なんでしょうか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる