8 / 16
episode8
しおりを挟む
俺が鼻歌交じりに小屋へと帰ると、遠くから玄関先に白い塊が見えた。それは確実に人の形をしている。今の時代に行き倒れかと驚いて近づくと、白い毛皮のコートを着たローラだった。腕には包装されたプレゼントを抱いて冷たくなっている。
「おい! ローラ! しっかりしろ!」
俺が抱えて叫ぶと、眩しいように目を開ける。
「……あ、ジョエルくん。生誕祭おめでとう」
「バカ! なにが生誕祭おめでとうだ! なにしてんだ!」
「あのぉ」
「バカ! もういい!」
俺はローラを抱き抱えると、ドアを蹴り気味に開け、中へと入った。彼女をベッドに運び、バッと毛布を掛けたのだ。そして小さなキッチンへと走る。
「あのぅ。ジョエルくん……」
「黙ってろ! 今スープを温めてやる!」
俺は火を起こして残り物の豆と肉の入ったスープの鍋をそこに置く。さらにベッドに行って、俺が着ていたコートもかけてやった。
「あのぅ、ジョエルくん。私もう大丈夫で……」
「んなわけあるか!」
「こ、この毛布暖かいよ?」
「ちょっと待ってろ。今スープ温めてるから、そしたらお湯も沸かしてやる」
俺は小さなキッチンへと戻り、火の回りを良くするためにスープを撹拌する。そして部屋の片付け。シャロンさんなら別に気にならないものも、ローラには気になった。洗いざらい引っ掴んで、箱やクローゼットへと押し込む。
ローラはその姿を毛布を摑んで顔を覗かせながら見ていた。
ふつふつとスープが沸いたので、それを小さな器に入れた。トレイの上にスープとスプーンを乗せてローラの元に急ぐ。
「ほれ。食えるか?」
「あの……。食べれる」
「じゃ体起こして。食わせてやる」
「あの……。ジョエルくんやさし……」
「バカ。お前を粗末に扱ったらお前のねーちゃんになんて言われるか」
俺は一掬いのスープに息を吹きかけ、それを冷ます。そしてローラの口へとそれを運ぶ。
「ほれ。あーん」
「あー……ん」
「ちっちぇ口!」
「あの……ごめんなさい」
「いいから食え。ほら」
「あ、あーん」
俺は置いてあるプレゼントの包みを気にしていた。パーティー持っていったが受け取って貰えなかったのだろうか? それは悲しい。ローラがシャロンさんの家に何度も通って編み物をしていたことを、俺は知っていたから。しかしどうしてパーティー帰りに俺の家に? まったく意味が分からなかった。
「プレゼント。渡すんじゃなかったのか?」
「え、あの……はい……」
「そっか……。まぁいいや。食え。そして熱いお茶飲んでけ」
「あの……ありがと……」
ローラにスープを飲ませ終わると、俺はお茶を淹れに行った。ローラの体は暖まったのか、大分動けるようになっていた。
「よし。もう大丈夫だな、お前のねーちゃんに知らせてくるよ。そしたらお屋敷から迎えが来るだろう」
「あ、あの」
「なんだ? ちっちぇ声だな。よく聞こえねぇ」
「ジョエルくん、ここに来て。ここに座って」
「はあ?」
俺は言われるがままにローラがいるベッドに腰を下ろす。すると彼女は、俺に飛び付いて首へと腕を回し、強引にキスをしてきた。
何が何だか分からない。どうしたんだ、ローラ。お前には好きな人がいて、その人にプレゼントを渡すんじゃなかったのか?
俺が茫然自失のままでいると、ローラはベッドから飛び降りてプレゼントの包みを取ったと思うと、その包装を破り、俺の首へと中身のマフラーをかけてきた。
「ジョエルくん、生誕祭おめでとう。私、私ね、ジョエルくんが好き。愛してるのぉ。この思い、受け取って!」
そう言って彼女は、小さな体を俺に押し付けてきた。俺はベッドに押し倒され、上着に手をかけられていた。ローラは俺の服を脱がすつもりだと思ったその時、玄関のドアが乱暴に開き、ドヤドヤとモンテローズの使用人たちが入ってきたのだ。そこには、例のトビーも鎖を持って立っていた。
「さ、探しましたぞ、お嬢さま……」
「と、トビー……」
「このようなところにいてはなりません。あなたは高貴なおかたなのですから」
トビーは俺を突き飛ばし、ローラの腕を掴み上げたが、ローラは叫んだ。
「トビー! 控えなさい! 無礼であるぞ!」
「お、お嬢さま……!」
「ジョエルくんになんということを。彼は我が家と縁続きで、アートル子爵のご令息ですよ。お前にはジョエルくんに詫びることを命じます」
「は、はい。ですが、お嬢さま。彼はお嬢さまをこのような小屋に引き込み、お嬢さまの体を一晩楽しみました賊でございます。我々はお嬢さまを寝ずに探していたのでございますぞ? 旦那さまにはご報告せねばなりません」
「お前は何と言う下劣な想像をするのです。私もジョエルくんも何も恥じることはしておりません。お父様には自分自身でご報告致します」
そう言ってローラは立ち上がり、数歩進んで俺のほうに振り返って微笑む。
「私、お父様に正直に言います。あなたを愛していると。ジョエルくんは縁続きですもの、きっと結婚は許されますわ。どうか心配なされないで──」
そして使用人たちを率いて出ていった。俺はしばらくそのまま。
俺はローラになにもしていない。凍えたローラを助けただけ。それがローラと一晩過ごしたと使用人には思われ、ローラには結婚したいと伯爵さまへ報告されてしまう。絶望だ。
ローラは俺のことが好きで、権力を行使されて無理やり結婚させられてしまう。
息をするのもつらい。横になる気力さえも。しかしもがくような手付きでマフラーを剥ぎ取り、床へと投げ捨てた。
枕に顔を埋めて男泣き。伯爵に報告される。それはローラを俺が手篭めにしたと言うこと。その責任を取らされる。これからどうすればいいか分からない。どうすれば──。
「──ジョエル?」
どこからかシャロンさんの声がする。俺は跳ね起きてその声の元を探す。そこは開けられたままの扉。シャロンさんは騒ぎを聞き付けてやってきたのだろう。そして床に落ちているマフラーを見て、全てを察知したようだったが、俺は彼女にすがり付いていた。
「シャロン! シャロン、愛している……!」
「え、ええ……」
「きっと伯爵は俺のことを許さない! どうか、俺と一緒に他領に逃げてくれ! さぁ一緒に……!」
俺は立ち上がって彼女の手を握る。しかしその手は無惨にも振り払われた。
「シャロン……?」
「だめよ。ローラはあなたが好きなのよ? 私のたった一人の妹、大事な、大事な──」
「だからなんだってんだ。俺が好きなのはシャロンだけだ。神に誓ったろう、約束したろう、ローラがどう思おうが関係ない!」
「お願いジョエル、聞き分けてちょうだい。私はこれでもモンテローズなの。モンテローズの人間なのよ。不遇で一生表に出ることはないけど、モンテローズとして生きなくてはならない。それをローラは改善してくれた恩人。でもどうしたって所詮はモンテローズの影なの。その妹ローラは私の主なのよ。それが主人である妹を通り越して、あなたと結ばれるなんてこと、そんなこと出来はしないわ!」
「何を言ってるんだ! 何を言って……! だから他領に逃げてしまえばモンテローズなど関係ない! 俺と君だけの二人幸せな世界しかないんだぞ……」
「そんなこと出来ない! 妹を、大事なローラを裏切るなんて……」
「そんな! 俺に君に愛をささやいた口で、ローラに心にもない愛をささやけと言うのか!? 俺をモンテローズの男娼になれと!?」
「違う。ローラは良い子よ。きっときっと好きになる。私なんかより……」
シャロンさんは、泣いた顔を伏せて出ていってしまった。俺はそこに膝から崩れ落ちる。しばらくそのままだった。
俺は拳を振り上げて床板を叩きながらわめいた。
「そうかよ! だったら後悔させてやる! シャロンにも、ローラにも! 俺を物のように扱ったものたち全てに……!」
俺は、この運命の荒波の中でもがくことを自身に誓ったのだ。
「おい! ローラ! しっかりしろ!」
俺が抱えて叫ぶと、眩しいように目を開ける。
「……あ、ジョエルくん。生誕祭おめでとう」
「バカ! なにが生誕祭おめでとうだ! なにしてんだ!」
「あのぉ」
「バカ! もういい!」
俺はローラを抱き抱えると、ドアを蹴り気味に開け、中へと入った。彼女をベッドに運び、バッと毛布を掛けたのだ。そして小さなキッチンへと走る。
「あのぅ。ジョエルくん……」
「黙ってろ! 今スープを温めてやる!」
俺は火を起こして残り物の豆と肉の入ったスープの鍋をそこに置く。さらにベッドに行って、俺が着ていたコートもかけてやった。
「あのぅ、ジョエルくん。私もう大丈夫で……」
「んなわけあるか!」
「こ、この毛布暖かいよ?」
「ちょっと待ってろ。今スープ温めてるから、そしたらお湯も沸かしてやる」
俺は小さなキッチンへと戻り、火の回りを良くするためにスープを撹拌する。そして部屋の片付け。シャロンさんなら別に気にならないものも、ローラには気になった。洗いざらい引っ掴んで、箱やクローゼットへと押し込む。
ローラはその姿を毛布を摑んで顔を覗かせながら見ていた。
ふつふつとスープが沸いたので、それを小さな器に入れた。トレイの上にスープとスプーンを乗せてローラの元に急ぐ。
「ほれ。食えるか?」
「あの……。食べれる」
「じゃ体起こして。食わせてやる」
「あの……。ジョエルくんやさし……」
「バカ。お前を粗末に扱ったらお前のねーちゃんになんて言われるか」
俺は一掬いのスープに息を吹きかけ、それを冷ます。そしてローラの口へとそれを運ぶ。
「ほれ。あーん」
「あー……ん」
「ちっちぇ口!」
「あの……ごめんなさい」
「いいから食え。ほら」
「あ、あーん」
俺は置いてあるプレゼントの包みを気にしていた。パーティー持っていったが受け取って貰えなかったのだろうか? それは悲しい。ローラがシャロンさんの家に何度も通って編み物をしていたことを、俺は知っていたから。しかしどうしてパーティー帰りに俺の家に? まったく意味が分からなかった。
「プレゼント。渡すんじゃなかったのか?」
「え、あの……はい……」
「そっか……。まぁいいや。食え。そして熱いお茶飲んでけ」
「あの……ありがと……」
ローラにスープを飲ませ終わると、俺はお茶を淹れに行った。ローラの体は暖まったのか、大分動けるようになっていた。
「よし。もう大丈夫だな、お前のねーちゃんに知らせてくるよ。そしたらお屋敷から迎えが来るだろう」
「あ、あの」
「なんだ? ちっちぇ声だな。よく聞こえねぇ」
「ジョエルくん、ここに来て。ここに座って」
「はあ?」
俺は言われるがままにローラがいるベッドに腰を下ろす。すると彼女は、俺に飛び付いて首へと腕を回し、強引にキスをしてきた。
何が何だか分からない。どうしたんだ、ローラ。お前には好きな人がいて、その人にプレゼントを渡すんじゃなかったのか?
俺が茫然自失のままでいると、ローラはベッドから飛び降りてプレゼントの包みを取ったと思うと、その包装を破り、俺の首へと中身のマフラーをかけてきた。
「ジョエルくん、生誕祭おめでとう。私、私ね、ジョエルくんが好き。愛してるのぉ。この思い、受け取って!」
そう言って彼女は、小さな体を俺に押し付けてきた。俺はベッドに押し倒され、上着に手をかけられていた。ローラは俺の服を脱がすつもりだと思ったその時、玄関のドアが乱暴に開き、ドヤドヤとモンテローズの使用人たちが入ってきたのだ。そこには、例のトビーも鎖を持って立っていた。
「さ、探しましたぞ、お嬢さま……」
「と、トビー……」
「このようなところにいてはなりません。あなたは高貴なおかたなのですから」
トビーは俺を突き飛ばし、ローラの腕を掴み上げたが、ローラは叫んだ。
「トビー! 控えなさい! 無礼であるぞ!」
「お、お嬢さま……!」
「ジョエルくんになんということを。彼は我が家と縁続きで、アートル子爵のご令息ですよ。お前にはジョエルくんに詫びることを命じます」
「は、はい。ですが、お嬢さま。彼はお嬢さまをこのような小屋に引き込み、お嬢さまの体を一晩楽しみました賊でございます。我々はお嬢さまを寝ずに探していたのでございますぞ? 旦那さまにはご報告せねばなりません」
「お前は何と言う下劣な想像をするのです。私もジョエルくんも何も恥じることはしておりません。お父様には自分自身でご報告致します」
そう言ってローラは立ち上がり、数歩進んで俺のほうに振り返って微笑む。
「私、お父様に正直に言います。あなたを愛していると。ジョエルくんは縁続きですもの、きっと結婚は許されますわ。どうか心配なされないで──」
そして使用人たちを率いて出ていった。俺はしばらくそのまま。
俺はローラになにもしていない。凍えたローラを助けただけ。それがローラと一晩過ごしたと使用人には思われ、ローラには結婚したいと伯爵さまへ報告されてしまう。絶望だ。
ローラは俺のことが好きで、権力を行使されて無理やり結婚させられてしまう。
息をするのもつらい。横になる気力さえも。しかしもがくような手付きでマフラーを剥ぎ取り、床へと投げ捨てた。
枕に顔を埋めて男泣き。伯爵に報告される。それはローラを俺が手篭めにしたと言うこと。その責任を取らされる。これからどうすればいいか分からない。どうすれば──。
「──ジョエル?」
どこからかシャロンさんの声がする。俺は跳ね起きてその声の元を探す。そこは開けられたままの扉。シャロンさんは騒ぎを聞き付けてやってきたのだろう。そして床に落ちているマフラーを見て、全てを察知したようだったが、俺は彼女にすがり付いていた。
「シャロン! シャロン、愛している……!」
「え、ええ……」
「きっと伯爵は俺のことを許さない! どうか、俺と一緒に他領に逃げてくれ! さぁ一緒に……!」
俺は立ち上がって彼女の手を握る。しかしその手は無惨にも振り払われた。
「シャロン……?」
「だめよ。ローラはあなたが好きなのよ? 私のたった一人の妹、大事な、大事な──」
「だからなんだってんだ。俺が好きなのはシャロンだけだ。神に誓ったろう、約束したろう、ローラがどう思おうが関係ない!」
「お願いジョエル、聞き分けてちょうだい。私はこれでもモンテローズなの。モンテローズの人間なのよ。不遇で一生表に出ることはないけど、モンテローズとして生きなくてはならない。それをローラは改善してくれた恩人。でもどうしたって所詮はモンテローズの影なの。その妹ローラは私の主なのよ。それが主人である妹を通り越して、あなたと結ばれるなんてこと、そんなこと出来はしないわ!」
「何を言ってるんだ! 何を言って……! だから他領に逃げてしまえばモンテローズなど関係ない! 俺と君だけの二人幸せな世界しかないんだぞ……」
「そんなこと出来ない! 妹を、大事なローラを裏切るなんて……」
「そんな! 俺に君に愛をささやいた口で、ローラに心にもない愛をささやけと言うのか!? 俺をモンテローズの男娼になれと!?」
「違う。ローラは良い子よ。きっときっと好きになる。私なんかより……」
シャロンさんは、泣いた顔を伏せて出ていってしまった。俺はそこに膝から崩れ落ちる。しばらくそのままだった。
俺は拳を振り上げて床板を叩きながらわめいた。
「そうかよ! だったら後悔させてやる! シャロンにも、ローラにも! 俺を物のように扱ったものたち全てに……!」
俺は、この運命の荒波の中でもがくことを自身に誓ったのだ。
5
あなたにおすすめの小説
王太子さま、侍女を正妃にするなど狂気の沙汰ですぞ!
家紋武範
恋愛
侍女アメリアは王宮勤め。宰相の息子のルイスに恋心を抱いていたが、それが叶ってルイスよりプロポーズされた。それを王太子に伝えると、王太子はルイスへは渡さないとさらって軟禁してしまう。アメリアは軟禁先より抜け出そうと苦心する。
悪の女王は、三度その名前を変える
家紋武範
恋愛
アリアーナは、謀略をもって女王となり人々を苦しめた。彼女はそんな国民を捨てて逃げたが、逃げる際に修道女に姿と名前を変えた。
そこで彼女は愛する夫を得て子どもを授かるが、やがて女王と正体がばれ、家族ともども捕まってしまう。
そして火炙りの刑になってしまうのであった。
【完結】髪は女の命と言いますが、それよりも大事なものがある〜年下天才魔法使いの愛には応えられません〜
大森 樹
恋愛
髪は女の命。しかし、レベッカの髪は切ったら二度と伸びない。
みんなには秘密だが、レベッカの髪には魔法が宿っている。長い髪を切って、昔助けた男の子レオンが天才魔法使いとなって目の前に現れた。
「あなたを愛しています!絶対に絶対に幸せにするので、俺と結婚してください!よろしくお願いします!!」
婚約破棄されてから、一人で生きていくために真面目に魔法省の事務員として働いていたレベッカ。天才魔法使いとして入団してきた新人レオンに急に告白されるが、それを拒否する。しかし彼は全く諦める気配はない。
「レベッカさん!レベッカさん!」とまとわりつくレオンを迷惑に思いながらも、ストレートに愛を伝えてくる彼に次第に心惹かれていく…….。しかし、レベッカはレオンの気持ちに答えられないある理由があった。
年上訳あり真面目ヒロイン×年下可愛い系一途なヒーローの年の差ラブストーリーです。
恋の締め切りには注意しましょう
石里 唯
恋愛
侯爵令嬢シルヴィアは、ウィンデリア国で2番目に強い魔力の持ち主。
幼馴染の公爵家嫡男セドリックを幼いころから慕っている。成長につれ彼女の魔力が強くなった結果、困った副作用が生じ、魔法学園に入学することになる。
最短で学園を卒業し、再びセドリックと会えるようになったものの、二人の仲に進展は見られない。
そうこうしているうちに、幼い頃にシルヴィアが魔力で命を救った王太子リチャードから、
「あと半年でセドリックを落とせなかったら、自分の婚約者になってもらう」と告げられる。
その後、王太子の暗殺計画が予知されセドリックもシルヴィアも忙殺される中、シルヴィアは半年で想いを成就させられるのか…。
「小説家になろう」サイトで完結済みです。なろうサイトでは番外編・後日談をシリーズとして投稿しています。
冷淡だった義兄に溺愛されて結婚するまでのお話
水瀬 立乃
恋愛
陽和(ひより)が16歳の時、シングルマザーの母親が玉の輿結婚をした。
相手の男性には陽和よりも6歳年上の兄・慶一(けいいち)と、3歳年下の妹・礼奈(れいな)がいた。
義理の兄妹との関係は良好だったが、事故で母親が他界すると2人に冷たく当たられるようになってしまう。
陽和は秘かに恋心を抱いていた慶一と関係を持つことになるが、彼は陽和に愛情がない様子で、彼女は叶わない初恋だと諦めていた。
しかしある日を境に素っ気なかった慶一の態度に変化が現れ始める。
隠された第四皇女
山田ランチ
恋愛
ギルベアト帝国。
帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。
皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。
ヒュー娼館の人々
ウィノラ(娼館で育った第四皇女)
アデリータ(女将、ウィノラの育ての親)
マイノ(アデリータの弟で護衛長)
ディアンヌ、ロラ(娼婦)
デルマ、イリーゼ(高級娼婦)
皇宮の人々
ライナー・フックス(公爵家嫡男)
バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人)
ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝)
ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長)
リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属)
オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟)
エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟)
セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃)
ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡)
幻の皇女(第四皇女、死産?)
アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補)
ロタリオ(ライナーの従者)
ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長)
レナード・ハーン(子爵令息)
リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女)
ローザ(リナの侍女、魔女)
※フェッチ
力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。
ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。
【完結】好きになったら命懸けです。どうか私をお嫁さんにして下さいませ〜!
金峯蓮華
恋愛
公爵令嬢のシャーロットはデビュタントの日に一目惚れをしてしまった。
あの方は誰なんだろう? 私、あの方と結婚したい!
理想ドンピシャのあの方と結婚したい。
無鉄砲な天然美少女シャーロットの恋のお話。
転生令嬢と王子の恋人
ねーさん
恋愛
ある朝、目覚めたら、侯爵令嬢になっていた件
って、どこのラノベのタイトルなの!?
第二王子の婚約者であるリザは、ある日突然自分の前世が17歳で亡くなった日本人「リサコ」である事を思い出す。
麗しい王太子に端整な第二王子。ここはラノベ?乙女ゲーム?
もしかして、第二王子の婚約者である私は「悪役令嬢」なんでしょうか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる