3 / 50
CBR使いの復活
Round0 シーズン前最後のテスト
しおりを挟む
シーズン開幕まで残り、後4日となり、遂に本格にSBKが始まろうとしている。そして迎えた、開幕前最後のテスト。舞台は開幕戦の地、モーターランドアラゴン。そしてチームHRCの皆も一同集結。そして、俺は「お~い!レイ~!」とレイナルドに話しかけると「ん?あの声は?ヒカル?ヒカル!久しぶりだな!元気にしてたか!?」と大喜び。Moto3以来会ってなかったから、本当に久しぶりの再会を果たせて俺も嬉しかった。美海も「遂に始まるんですね。スーパーバイク世界選手権。」と俺に話しかけると、「うん。遂に始めるよ。市販車世界最速の称号を賭けた、戦いが。情け容赦無用のね。」と俺は話した。そして、セッション開始の時間が刻一刻と近付いていた。俺はモードを切り替えて、集中力を高めていた。そして、セッション開始の時間となり、マシンに跨り、コースイン。最初の1周は慣らし運転を行い。アタック開始。実は今シーズン、CBR-RRシリーズ生誕30周年記念という事で、伝説の「ファイヤーブレード・トリコロール」を纏ったマシンを走らせる事にしており、俺のヘルメットも、そのトリコロールベースのデザインになっている。そして、このカラーを纏うという事は「負ける事は許すべからず」という極めて「責任重大」な仕事も付いてきている。でもこのカラーはあくまでも「ワークス限定」である為、俺らホンダ勢からしても、ある意味「憧れの的」となっている。そして、ジョニーからは「よっ!久しぶりだな!元気にしてたか!?また、あんたと戦えるのが嬉しいよ。」と大歓迎された。実はジョニーこと、ジョナサン・レイもホンダ出身のライダーで、ある程度ホンダの内部事情に詳しい一面がある。その点すごく助かった。そして、美海と俺のマシンは、かなり相違点がある。それは美海のCBR1000RR-RWM(美海スペシャル)は、まさに市販車にも通ずる「Total Control」という言葉通り全体的に扱い易いマシンに仕上がっている。そして俺のCBR1000RR-RWH(輝スペシャル)は「Quick&Total Control」という機動力が高く扱いやすくて速いという2ストマシンをそっくりそのまま4スト化してしまったような代物である。そしてこれを扱えるのが俺以外居ないと思うし、俺以外扱いきれない代物になっている。それ程ピーキーでじゃじゃ馬なマシンに仕上がっている。星奈とか一飛(イーフェイ)とかのマシンは美海のマシンをベースに開発されている為、かなり性格が似ている。ちなみに、今年一番警戒してるのが、昨年の王者、ヤマハのトプラック・ラズカットリオグル。今年は何とかしてホンダ勢総出で二連覇を阻止しないといけない。とか言ってる傍らでカワサキとジョニーが王者なんて言うとんだオチも無きにしも非ずの為、今年はかなり忙しくなりそうだ。そして俺は、4気筒マシンなのだが、規定範囲内で徹底的に軽量化したマシンを巧みに操り、トップタイムを出した。本当に軽くできる所は軽くして、乾燥重量も下手すりゃ954RRに匹敵するレベルにまで軽くなった。そして一年でここまで来たホンダに各メーカー、各チームは警戒態勢をとることに。勿論美海も二番手タイムと好調な出だしとなった。ちなみに3番手にはレイナルドが来た。星奈はまだマシンに慣れてないのか、8番手という感じに。そして一飛が5番手、ビエルヘが7番手とトップ10にホンダ勢が食い込み、昨年とは違うというのも見せつけることが出来た。そして、俺は、2024年にある事を決めるというのは、この時まだ、皆知る由も無かった。もうネタバレに近いけど、2024年3月31日をもって、SBKから全日本ロードレース選手権の最高峰クラス、JSB-1000クラスへの転向及び国内復帰を決めている。それと同タイミングだけど、そろそろヘルメットを脱いで「元スーパーバイク世界選手権の世界王者」という肩書きを持った「一般人」に戻るか「アドバイザー」としてMotoGPで活動しようとしてる事もだ。遠回しに言ってるけど「現役を引退」するという事だ。でも完全に「引退」する訳ではなくて、レースにはワイルドカードやスポット参戦という形でちまちま出る形になる。でも大半は日テレジータスでMotoGPの「解説兼御意見番」として、JsportsでもSBKの「解説兼御意見番」として自分の経験から見たライダーの「性格や特徴、ライディングスタイル、よもやま話やエピソード」とかを話していくつもりだ。後は、中継時に「自分が海外で経験した事や、そのライダーとのエピソード」も話していくつもりでいる。言い換えてしまえば、「ホンダが意地でも王者を獲得したいが為に、俺を招集した」様なものである。全く…派手なギャンブルだよ。これは。
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる