FIM WSBK World Diary

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CBR使いの復活

最終回 Round12 「FIMスーパーバイク世界選手権 ラブライブ!スーパースター!!日本GP」

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遂に、スーパーバイク世界選手権も、最終戦鈴鹿を迎えた。それぞれの思いを胸に挑んだ、今シーズン。遂にその「集大成」とも言えるレースが、鈴鹿で始まろうとしていた。11月の寒い中にも関わらず、会場には、15万人の大観衆が集まった。そして天候は、晴れ。今回は、EVOエンジンの回転数が据え置きから、「特例措置」として18000rpmという全マシンの中でも一番高い回転数に引き上げられた。その為、メーターは20000rpmまで刻まれていたりする。そして、全日本勢も鈴鹿に集結。だけど、皆口揃えて言う事は「思い出作りにはしない!やるからには、徹底的にやるだけ。全日本の底力を見せつけてやる!!」というWSBK勢に対する「宣戦布告」とも取れる言葉だった。そう来てもらわないと、俺らWSBK勢も楽しくない。そして、全日本勢がピレリをどう使いこなすかも、御手並み拝見させてもらう事にした。午前中のフリー走行では、WSBK勢が初の鈴鹿にも関わらず、トップタイムを連発。午後は全日本勢。特に、ヤマハのエースライダー中須賀さんがトップに立つと、そこから全日本勢が意地を見せた。迎えた予選。予選では、WSBK VS 全日本というかなり白熱した争いに。結果は、コンマ1秒差で俺がポールを獲得。2位に香里奈ちゃん。3位に美海という日本勢トップ3となった。そしてレース1。レース1は、全日本勢がピレリをモノにしたのか、とにかく凄く速いペースで走っていたが、実は俺の方が、中須賀さんより、かなり速いペースで走っていた。そして俺が最終コーナーで、中須賀さんをパスして、トップでゴール。美海も3位を死守。星奈は4位でゴール。続くスーパーポールは、星奈が優勝、2位に誠吾、3位に俺という、高校時代からの仲良しトリオが表彰台を独占。そして迎えた、今シーズン最後のレース2。スタートは、アステモの嵐珠が、お得意のロケットスタートでホールショットを奪取。その際に、俺は隙を見せてしまい、そこを突く形で、ヨシムラスズキのテイラーが前に出た。俺個人としては、7年振りの対決が出来るから、かなり嬉しかった。そして、2015年CEVMoto3ジュニア世界選手権の最終戦バレンシアGPから7年という歳月を経て、再び「伝説の対決」が始まった。あの時は、お互いにまだ「子供」だったが、今は違う。もうれっきとした「大人」である。嵐珠の独走も然る事乍ら、全世界のファンが、俺とテイラーの7年越しの「直接対決」を見守っていた。この対決は、ファイナルラップまで続いた。メインストレートで俺が前に出た所に、クロスラインでテイラーが被せてパス。その後に、スプーンコーナーから西ストレート。そこで全ての決着が着くと思った。迎えた最後のシケイン。そこで全てが決まった。最終コーナーを駆け抜けたのは俺。そして、最後まで意地を見せたテイラーは、3位でゴール。俺は2位という結果だったが、7年振りにテイラーと戦えて、かなり嬉しかった。美海も5位と、かなり大健闘。そしてゴール後に俺は、テイラーに「7年間待たせてごめん。だけど、あの時の約束は、今日まで、ちゃんも守ってたよ。いつかまた戦おうねって。ケリーも大きくなったね。あの時はまだ、お互いに子供だったけど、今こうして再会すると、何だか昔を思い出しちゃったよ。CEVジュニア世界選手権Moto3クラスの時をね。」と言うと、テイラーも「全く…7年もボクを待たせておくなんて良い度胸だよ。でも、こうしてヒカルと再び戦えて嬉しかったよ。あの時はボクが王者だったけど、今度はヒカルが王者になったと聞いた時は、凄く嬉しかったし、正直言って、あの時の約束を守れないんじゃないかって不安な部分もあったよ。けど、約束をお互いに果たせて良かったよ。懐かしいね。スペインで戦った日々が。こうしてまた再会して、戦える日が来るなんて思って無かったよ。来年はどうなるかなんて、僕にはまだ分からないけど、出来れば今度は、ヒカルと一緒に戦いたい。それだけは言えるよ。」と、7年振りの再会を喜びあったりもした。嵐珠も、初のWSBKを優勝という形で終えれたのがかなり嬉しかったのか、ポディウムでセルフィーを皆して撮ろうと提案して来た。勿論、俺とテイラーも「喜んで!」と即決。そして、大観衆をバックに、セルフィーを撮ったりと、かなり大盛り上がりの最終戦は、終わりを告げた。そして、スーパーバイク世界選手権も、終わりを告げ、来季の準備を始めていた。そして、HRCも、「2つ目のワークス」を作る事を発表した。チーム名は、「HRC Team Liella!MORIWAKI FIRE BLADE With IDEMITSU Team ASIA」というチーム名で、ライダーは、ヨシムラスズキから移籍して来た、ケリー・アヤネ・テイラーと、待望のワークス昇格を果たした宮藤星奈というラインナップになった。ナンバーは、テイラーが「18」星奈が「40」というナンバーになった。そしてギアは、星奈がツナギをクシタニへとスイッチ、テイラーは「OGK KabutoとRS TAICHI」という純国産セットに変更したとの事だ。
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