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CBR使い、最後の戦い。
Round1 WSBK史上初の「特例特認参戦」(フィリップ・アイランド)
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昨シーズンは、俺が史上最年少、日本人としてアジア人ライダーとして初のWSBK世界王者を獲得して、幕を閉じ、迎えた今シーズン。今シーズンは、俺のみという形だが、「CBR1000RR-RW-EVO」を供給される事になった。マフラーは、モリワキとのタッグで専用の物が投入されたり、また、皆のマシンには、今回のMCでエンジンに「秘密兵器」とも言える「可変ファンネル吸気システム」の「VFIS(Variable Funnel Intake System)」を搭載して、パワーと戦闘力を向上させている。もちろん俺のマシンにも組み込まれている。そして迎えた開幕戦。予選では、ドゥカティのバウティスタとのポール争いに。結果は、俺が馬力でぶっちぎってポールを獲得。2位には美海。3位には、ルーキーのケリーがくい込んで、HRCがトップ3を独占した。決勝レース1は、先代の「課題点」でもあった「タイヤの破壊」を克服した俺のマシンが終始安定したペースで、レースを引っ張って行ったが、初参戦の「FCC TSR HONDA TEAM ASIA」から出ている、ルーキーの嵐珠が焦りからか、フロントから切り込む形で、スリップダウンを起こして転倒。幸い怪我は無かったものの、惜しくもここでリタイアを喫してしまった。そして星奈達は、各々のペースでレース1を走っていた。そしてフィニッシュ。結果は俺の「ワンサイドゲーム」。続くスーパーポールは、ホンダ内での争いとなり、ルーキーだろうと2年目だろうと、お構い無しに優勝争いを展開していた。一方俺は、治ったと思っていたはずの腰に違和感が走り、我慢の走りを強いられていた。とにかく今の順位を守る事が最優先事項の為、何とか守りきってポイント圏内でフィニッシュ。迎えたレース2。レース2は、WSBKのキャリアにおいて、2度目のリタイアを喫するとはね。それは、表彰台圏内を走ってる時だった。確かその時、俺は嵐珠を追っかけ回してた様な。嵐珠を射程圏に仕留めたその時に、高速セクションでバンクしてたら「ガンッ!ザザザーッ!!」とフロントから切り込む形で転倒。その時に頭を思いっきり強打して、脳震盪起こした挙句腰を痛めて、メディカルにドナドナされた時の記憶までは覚えてるんだけど、その先の記憶がどうも無いらしく、思い出すにも思い出せない。その為、今はドクターストップが出てるので、急遽リザーブとして同行している香里奈ちゃんに全てを任せる事にした。この為、次戦マンダリカは、初の「欠場」という形になり、ガレージで見守る事に。だけど嵐珠ちゃん巻き添えにしなくて良かったとホッとしていた。やってたら、藤井の総長に何言われるか分からないし、大目玉喰らうからね。レース後に嵐珠ちゃんも来てくれて、「大丈夫?私もすぐ後ろで音がしたから何かと思ったら、転倒してるの見えたから。でも無事で良かった。」と涙を堪えながらも一安心していた。そう俺と嵐珠、実は師弟関係でもあり、2020年のMoto2でも、NTSでチームメイトだったりと何かと縁があるライダー同士で、2015年に俺がスペイン遠征してた時には、心配してくれたり、4年前の8耐では一緒にホンダのワークスチームでペアを組んだりとかもしている。それくらい切っても切れない関係なのだ。
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