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第1章 小さな星。
Round2 スウェーディッシュラリー
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前回は、トヨタのデビュー戦ながらいきなり、「絶対王者」のオジェとほぼ互角の戦いを演じて僅差で敗れたものの、今回は、スウェーデンでのラリー。このコースは主にスノーコンディションの為、自分の腕がかなり試される。でも、お隣の国のフィンランドに住んでる身からしたら、練習の成果を発揮する最高の場所である。実はレース前に、エースを務めてるラトバラがコーヒーを振舞ってくれた。実は俺、体質的にコーヒー飲むと気持ち悪くなりやすい。だけどラトバラのコーヒー好きはとんでもなくて、かなり拘っている。俺も体質の関係で普段飲まないのだけど、カフェインレスを飲んでみると、すごく飲みやすくて美味しかった。因みに、一概に飲めない訳ではなくて恐らくカフェインが強過ぎるが故のものだと思う。話を戻すと、今回は俺が得意とするスノーコンディションでのラリー。勝ち目は完全にこちらのものとなっている。シェイクダウンの時からかなり好調なペースだった。実は、レッキという偵察時に美海ちゃんはペースノートを作ってるけど、実はナビゲーション時には、全部日本語でナビゲーションしている。そして、「勝ち方」を知り尽くしている俺が、ちょくちょく手を加えていたりもする。因みに、美海ちゃんにとっては初めて尽くしの為、俺がナビゲーションして、ペースノートを作成しつつ、各コーナーの解説やトリビア等を話しながらレッキを行ったりしている。レッキを終えて出来上がったペースノートを2人してチェックしたりしている。その時に「ここのジャンプセクション突入時は3秒前からカウントして、ジャンプ&ブレーキと言ってくれれば、すごく助かる。その後に左カーブだから、着地後すぐに、左カーブと言ってくれれば、すぐに対応できるよ。そしてここのストレートでは、この先ロングストレート、フルスロットル。そう言って貰えるとすごく助かる。」等と俺と美海ちゃんが分かりやすくそして勝つ為に、2人してペースノートを作っている。その為、ペースノートを見ると気持ち悪くなるくらいの赤ペン修正を入れている。そして、初日のSS1がスタートした。俺は、前回の反省点を活かして、美海ちゃんと円滑に連携が取れるように、何かしらの反応をすることにした。例えば美海ちゃんが「左300、
その次ロングストレート、フルスロットル!」と言ったとする。その時俺は、「ok!左300のその次ロングストレートフルスロットルね!」と言って確認しながら走るというものだ。俺の出番が回って来た。俺は、1度レーンに並んでから、ギアをニュートラルにしてから、もう一度1速に「ガチャンッ!!」と入れて、サイドブレーキレバーを思いっきり引いて、カウントが0になったと同時に勢い良くスタートした。2人の連携もこれまでに無かったくらいピッタリだ。そして俺は、美海ちゃんが「ジャンプ&ブレーキ!!」と言った直後に「行くぜ!!」と言いながら勢い良くかっ飛んだ。しかも一番理想的な左斜め向きに。そのまま着地後すぐにフルスロットルで左カーブを脱出。トップタイムのまま初日を終えた。2日目もこの勢いは止まらなかった。迎えた最終日。マージンはガッツリ稼いでる為、あとはノーミスで駆け抜けるだけとなった。俺は、美海ちゃんと一緒にペースノートを作ってる時に「ここのセクションは、レッキで走行したり、シェイクダウンで走って気づいたけど、そのまま突き抜けよう。いちいちハンドル切るとタイムロスになる事が分かった。その後にブレーキと言ってくれれば、すごく助かる。あとはここのラストセクションも、思った以上に速いスピードでクリア出来たから、もうラスト手前から、このままラストセクション。そう言って貰えるとすごく助かる。あとは、フィニッシュの時にはこのままフルスロットルでフィニッシュと言って貰えるとありがたいな。」等、色々付け加えてあげた。こうして迎えた、最終日の最終ステージ。俺は、美海ちゃんともう一度スタート前に手順の最終確認をしていた。今度は、美海ちゃんの手が震えていた。前回と真逆の状態だった。俺は、美海ちゃんの手を握り「俺を信じろ。前回、美海ちゃんは、私を信じて。俺にそう言ってくれたよね。今回は、そのお返し。俺を信じろ。絶対勝つよ。」と言うと、美海ちゃんもうんと首を縦に振ってくれた。そして、スタートの時が来た。チーム皆が固唾を飲んで見守ってくれている。それだけでも安心できる。そんな中で「10…9…8…7…6…5…4…3…2…1…Go!!」という掛け声で勢い良くスタート。各セクション、全チーム最速タイム及び最速スピードでクリア。ラストセクションも美海ちゃんの超正確な、ナビゲーションでクリア。そして「ラストセクションクリア!!そのままフルスロットルでフィニッシュ!!!」と美海ちゃんが叫ぶと、俺は、ガッツポーズした後に2人して喜びあった。「やったァァァァァァァ!!!皆待ってる!早く帰ろうぜ!」と言ってしまったくらい嬉しかった。そして、チームのサービスパークに戻ると、皆大喜びで俺らを迎えてくれた。俺にとってはそれが凄く嬉しかった。そして、美海ちゃんにとっては初めての優勝だったので、てっぺんをプレゼントと出来てすごく嬉しかった。
その次ロングストレート、フルスロットル!」と言ったとする。その時俺は、「ok!左300のその次ロングストレートフルスロットルね!」と言って確認しながら走るというものだ。俺の出番が回って来た。俺は、1度レーンに並んでから、ギアをニュートラルにしてから、もう一度1速に「ガチャンッ!!」と入れて、サイドブレーキレバーを思いっきり引いて、カウントが0になったと同時に勢い良くスタートした。2人の連携もこれまでに無かったくらいピッタリだ。そして俺は、美海ちゃんが「ジャンプ&ブレーキ!!」と言った直後に「行くぜ!!」と言いながら勢い良くかっ飛んだ。しかも一番理想的な左斜め向きに。そのまま着地後すぐにフルスロットルで左カーブを脱出。トップタイムのまま初日を終えた。2日目もこの勢いは止まらなかった。迎えた最終日。マージンはガッツリ稼いでる為、あとはノーミスで駆け抜けるだけとなった。俺は、美海ちゃんと一緒にペースノートを作ってる時に「ここのセクションは、レッキで走行したり、シェイクダウンで走って気づいたけど、そのまま突き抜けよう。いちいちハンドル切るとタイムロスになる事が分かった。その後にブレーキと言ってくれれば、すごく助かる。あとはここのラストセクションも、思った以上に速いスピードでクリア出来たから、もうラスト手前から、このままラストセクション。そう言って貰えるとすごく助かる。あとは、フィニッシュの時にはこのままフルスロットルでフィニッシュと言って貰えるとありがたいな。」等、色々付け加えてあげた。こうして迎えた、最終日の最終ステージ。俺は、美海ちゃんともう一度スタート前に手順の最終確認をしていた。今度は、美海ちゃんの手が震えていた。前回と真逆の状態だった。俺は、美海ちゃんの手を握り「俺を信じろ。前回、美海ちゃんは、私を信じて。俺にそう言ってくれたよね。今回は、そのお返し。俺を信じろ。絶対勝つよ。」と言うと、美海ちゃんもうんと首を縦に振ってくれた。そして、スタートの時が来た。チーム皆が固唾を飲んで見守ってくれている。それだけでも安心できる。そんな中で「10…9…8…7…6…5…4…3…2…1…Go!!」という掛け声で勢い良くスタート。各セクション、全チーム最速タイム及び最速スピードでクリア。ラストセクションも美海ちゃんの超正確な、ナビゲーションでクリア。そして「ラストセクションクリア!!そのままフルスロットルでフィニッシュ!!!」と美海ちゃんが叫ぶと、俺は、ガッツポーズした後に2人して喜びあった。「やったァァァァァァァ!!!皆待ってる!早く帰ろうぜ!」と言ってしまったくらい嬉しかった。そして、チームのサービスパークに戻ると、皆大喜びで俺らを迎えてくれた。俺にとってはそれが凄く嬉しかった。そして、美海ちゃんにとっては初めての優勝だったので、てっぺんをプレゼントと出来てすごく嬉しかった。
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