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第2章 王者防衛戦。親友の死を乗り越えて。
Round5 YPFラリー・アルゼンティーナ 2018
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前回の、ツール・ド・コルスから、舞台を南米のアルゼンチンに移して迎えた第5戦。今回は標高が高い為、エンジンパワーを抑えてのラリーだが、エンジンにとっては、「ある意味過酷」なラリーでもある。理由としては、「標高が高く、酸素が薄い」からである。こんな所でフルパワー出そうものなら、極限まで燃料を濃くしないと出せたものでは無い。そして、このラリーから2基目のエンジンを投入する事になった。実はこの2基目には、「ボールベアリングツインスクロールタービン」が装着されてるが、当初は昨年の最終戦ラリージャパンで投入する予定だったが、色々訳あって今回投入する事になった。そして、2基目は、お互いの強みと持っている技術を最大限まで投入したエンジンとなった。そ2基目のエンジン搭載作業が終わり、エンジンを始動させると、澄み渡る様に綺麗で、どこか「狂暴」な音が響き渡った。こうして迎えたDay1。遂に、このエンジンの「真の実力」を発揮する時が来た。俺は、晴南の合図で勢い良くスタート。本当にパワーを約60psも落とした320psなのか?と思う様な「イカれた加速」をして、乗ってる俺もビックリした。そしてアンチラグを全開にしてる為、アクセルオフ時に「バンッ!バリバリバリバリ!!!」と言うエグい音がコースに響き渡った。そして後輩ズも、このエンジンの恩恵をフル活用して、2位で初日を終えた。俺はトップで初日を終えて、2日目に向けて、実りある1日になった。2日目。2日目も、初日のペースを維持してトップで終える事が出来た。後輩ズは、途中失速してしまい3位に後退。2位には、ヒョンデの誠真が入った。そして、最終日。俺は、ダイヤさんと作戦会議をしていた。「タイヤコンパウンドどうしようか悩んでるんです。ソフトを使うか、このまま行くかで。」と言うと有紗さんは、「ソフトを使った方が良いですわ。この時の為に、温存させておいた貴方は、かなりの策士ですわ。」と言って、俺は、「分かりました。ソフトで行きます。」と言って、メカさんに「タイヤ4本共にソフトでお願いします。」と言ってソフトに交換。実は、前日に2位になった、誠真のタイヤ戦略を色々探って行くうちに、またソフトを使うな、これは。と気付いた為、俺は、わざと温存させておいたのだ。後輩ズも、最後の最後で賭けに出た。何と4本共にソフトを使うとの事。後の2人は、自分のペースでということで、各々の戦略で行く事に。そして、最終日。俺は、ジョーカーブーストを起動した。2基目で、ジョーカーブーストを用いた場合、どうなるのかも知りたかったからである。俺は、美海の合図でスタート。本当にパワーを抑えてるのに、加速時にリアが沈むとか、フルパワーの380ps出したらどうなるのか?と言いたくなる程の強烈な加速をした。結果は、俺が初日から1度もトップを譲る事無く優勝。2位にはヒョンデの誠真、3位には、後輩ズが入った。そして2基目は、上述の通り、4メーカーの技術を結集させてる為、ジョーカーブーストを起動したとしても、ノーメンテで次も走れる強度を持ってる為、そのまま次のラウンドまで走る事にした。このエンジンは、残る2人にも、次で投入するとの事だ。
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