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第二章 メイダール大学街
第五話 謎の部屋
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《王族》の結界があった事で、僕達の取った行動は不問とされた。
なにより黄金の本の首飾りに隠された古の王の言葉が、セルジン王の心を占めていた。
「あの書箱の中身が空ですか……、そんな事がありえますかな? ここの図書館の警備は厳重だと思いますが」
ヴァール・ケイディス学長は訝しむように、セルジン王と男装姿に戻った僕を交互に見て言った。
歓迎の宴は、始まったばかりだ。
騎士の大広間とは程遠い広さだが、温かい雰囲気を醸すその晩餐室は、緩やかな楽の音に温かい料理と麦酒で食卓の椅子に座る人々を潤わせた。
雛壇に設置された豪華な食卓に、王を挟んで僕と学長が座っていた。
「まして《王族》に関わるあの空間は、立ち入り出来ぬ事になっております。盗難等ありえません」
王は考え込むように学長を見ながら、杯を口にした。
彼の前の食卓に置かれている美味しそうなスープも、パンも、切り分けられた牛と羊の塩漬肉も、サラダも、全て、外にいる兵士達に分配される。
王は一切手を付けず、マールの淹れる薬草茶だけを飲む。
影であるセルジン王には食べ物も飲み物も、本当は眠る事さえも必要ないのだ。
だが人と行動を共にする時に、何かを口にし、眠る習慣を王が忘れると、周りが王に従い無理をする事になる。
だからあえて口にし、眠るのだ。
王様は大変だと思いながら、僕はいつの間にか彼の横顔に見惚れていた。
「ヴァール、あれを受け取った時の目録は作ったか?」
「確か……、侯爵様に聞いた通りの記録は取りましたが、中身は確認しておりません。見てはならぬと言われ、鍵だけ預けられました」
「そうか。では後程、その目録を確認したい」
「畏まりました」
わずかな手掛かりでも確認したい。
国王救出に繋がるかもしれない物が、失われていたのだから。
僕は小さく溜息を吐いた。
「オーリン、そなたは食べなさい。それ以上細くなったら、旅に支障が出る」
「……はい」
僕はスプーンを手に取り、うさぎ肉の入ったシチューを口にした。
その美味しさに顔を綻ばせ、舌鼓を打つ。
これを作った料理人は、凄く腕がいい。
「この大学街は古くからあるが、それ以前は大都市だったと聞いた事がある」
「さすが陛下! よく御存じでいらっしゃる、その通りです。今のメイダールは、大昔に大火で消失した都市の一部です」
「石造りなのに、消滅する程の大火とはすごいな」
「竜が放った炎です。消失します」
僕は学長の言葉に、食べていた羊の塩漬肉を喉に詰まらせそうになった。
慌ててお茶で流し込む。
学長の話は、黄金の本の首飾りで伝えられた、セイエン王の話と符合する。
屍食鬼が現れ、山系の竜が現れ、大都市だったメイダールは消失したのだ。
《竜を追い払う、〈ありえざる者達〉がどこにもいない!》
セイエン王の苦悩に満ちた顔を思い出した。
王都を失った《王族》は、どうなったんだろう?
なぜエステラーン王国は存続出来たのだ?
水晶玉に捕えられた王弟……、なんて名前だっけ?
《我は第十三代エステラーン国王、セイエン・ローウェル・ベイデル》
突然、古の王の名の方を思い出し、僕は雷に打たれたように驚き立ち上がった。
「陛下、ベイデル……、ベイデルって……」
「オーリン、その話はならぬ! 座りなさい!」
セルジン王は眼光鋭く、睨みつけてくる。
「…………」
僕は今頃気が付いた事柄に意識を囚われたまま、王の剣幕に押されて椅子に座りなおした。
《王族》の家名が「ベイデル」?
「ブライデイン」の《王族》ではない!
僕が家庭教師から習ったエステラーン王国の歴史は、《王族》は昔からブライデインの一族だった。
王都ブライデインの名前の元となった一族は、エステラーン王国建国の昔から変わらないと聞いていた。
それなのにあの記録は、一体何を意味する?
「竜にメイダールは滅ぼされたのか? アルマレーク共和国はそんな昔から我が国と争っていたのか?」
「アルマレーク建国以前の話でしょう。あの国が出来て、竜が大人しくなったと言われていますから」
「ふん。なるほど、大人しくね」
王は鼻で笑った。
僕は七竜リンクルの影が放った魔法の炎を思い出した。
あれが本物の炎だと事を考えると、石造りでも持たないだろう。
アルマレーク建国以前、メイダールが王都だった頃、竜騎士はいなかったのだろうか。
ただ竜だけが攻めてきたのなら、それは魔物と変わらず、都市は消失する。
「唯一消失を免れたのが、あの図書館の塔です。多くの蔵書が残り、そこに学生が集まり今の大学街が出来た。ですが、我々もあの塔の全容は判らんのです」
「全容?」
学長は喋りすぎたと思ったのか、喉を潤すように麦酒を口にする。
セルジン王の優しい緑の瞳が、話の続きを促した。
「……塔の最上階へ上る階段がないのです。高さを計測すると、四階が存在しているはずですが、入り口がない」
「なるほど」
「一度、大工職人を呼んで塔の修理をした時、屋上から中への入り口が塞がれていると言うのです。壊して入るように言ったのですが拒否されまして、外側だけ修理して終わりました」
王は頷きながら、微笑んだ。
「結界があるのだ……、何かが隠されている。明日、もう一度あの塔の探索をしても構わぬか?」
「もちろんです。《王族》の結界があった以上、四階もその可能性はありますな」
王と僕は、お互いを見て頷いた。
歓迎の宴が終わった後、割り当てられた休息場所へ皆が向かい始めた。
学長を手伝う学生達が、後片付けに勤しんでいる。
王は緩やかに晩餐室を出て、静かに僕に聞いた。
「そなたにはどう見える、この街が?」
彼の緑の瞳は愁いを含み、僕を見つめながら遠い過去を見ているように思える。
暫しの人払いを王はトキに告げ、周りの騎士達は遠巻きに、二人の会話を邪魔しない位置まで後退し護衛する。
「……王都メイダール、あの王がそう言った。皆が知らないエステラーン王国が、かつてここに存在したのだ」
「どうして、隠したのか判りません。そんな事が出来るのか……。エステラーン王国の歴史が、捻じ曲げられている? 一体、誰によって?」
王は深い溜息を吐いた。
「よくある事なのかもしれぬ、いつの世も権力者によって歴史は捻じ曲げられる。ブライデインがベイデルの記録を消した可能性もある」
「でも、侯爵家の人々の記憶までは消せないと思います。ベイデルの《王族》がいなくなっても、ベイデルの血を引く者達が……」
「彼等には、《王族》としての能力が無くなったのかもしれぬ」
「そんな事が……?」
水晶玉を扱う能力がある故に、ブライデインの《王族》は存在している。
《王族》としての能力が失われた場合、ブライデインも一貴族になるという事だ。
「では、《王族》は? ブライデインの《王族》は、どうやってベイデルと入れ替わったのですか? 誰が認めるんです、……《王族》って? 権力ではなく、必要なのは能力なのに?」
「………私も、それが判らぬ」
僕は窓の外を見た。
霧に煙る中庭の木々が、枝葉を白く濁らせている。
「霧……、みたいですね」
「何が?」
「先程の陛下の質問です。この街がどう見えるかって」
「ああ」
「全て霧に覆われて、人も建物も実体もなく掴みどころがない。こんなに歓迎を受けているのに、まるで幻の中。何かが、変です」
「幻か……、そうだな。近いうちにこの霧は……、晴らさねばならぬ」
セルジン王は悲しげな表情を見せながら、窓の外を見ていた。
何か僕の言葉が、王を傷つけてしまったようで戸惑いを覚える。
「……オリアンナ、明日メイダールの《聖なる泉》から帰った後、図書館の塔の四階へ行く。結界を破るのはそなただ」
「え?」
僕は驚き、王の意図を探るように、緑の瞳を覗き込んだ。
「私は影だ、生きている《王族》は、そなただけ。そなた以外、あの結界は破れぬ」
「……はい」
「影もまた幻。オリアンナ、そなたは何があっても強くある事だ。幻も影も、いずれは消える」
まるで今すぐ王が消え入りそうで、僕は無意識に王の腕を掴んだ。
そして懇願するように囁く。
「僕が強くなれば、影は消えないでいてくれますか?」
「それが……、許されるならば」
その回答にもどかしさを感じた。
心の奥底に潜む王への思いは、行き場なく燻り続けている。
影の王は、ただ優しく微笑むだけだ。
胸の痛みを抱えながら、僕はゆっくりと王の腕を離した。
なにより黄金の本の首飾りに隠された古の王の言葉が、セルジン王の心を占めていた。
「あの書箱の中身が空ですか……、そんな事がありえますかな? ここの図書館の警備は厳重だと思いますが」
ヴァール・ケイディス学長は訝しむように、セルジン王と男装姿に戻った僕を交互に見て言った。
歓迎の宴は、始まったばかりだ。
騎士の大広間とは程遠い広さだが、温かい雰囲気を醸すその晩餐室は、緩やかな楽の音に温かい料理と麦酒で食卓の椅子に座る人々を潤わせた。
雛壇に設置された豪華な食卓に、王を挟んで僕と学長が座っていた。
「まして《王族》に関わるあの空間は、立ち入り出来ぬ事になっております。盗難等ありえません」
王は考え込むように学長を見ながら、杯を口にした。
彼の前の食卓に置かれている美味しそうなスープも、パンも、切り分けられた牛と羊の塩漬肉も、サラダも、全て、外にいる兵士達に分配される。
王は一切手を付けず、マールの淹れる薬草茶だけを飲む。
影であるセルジン王には食べ物も飲み物も、本当は眠る事さえも必要ないのだ。
だが人と行動を共にする時に、何かを口にし、眠る習慣を王が忘れると、周りが王に従い無理をする事になる。
だからあえて口にし、眠るのだ。
王様は大変だと思いながら、僕はいつの間にか彼の横顔に見惚れていた。
「ヴァール、あれを受け取った時の目録は作ったか?」
「確か……、侯爵様に聞いた通りの記録は取りましたが、中身は確認しておりません。見てはならぬと言われ、鍵だけ預けられました」
「そうか。では後程、その目録を確認したい」
「畏まりました」
わずかな手掛かりでも確認したい。
国王救出に繋がるかもしれない物が、失われていたのだから。
僕は小さく溜息を吐いた。
「オーリン、そなたは食べなさい。それ以上細くなったら、旅に支障が出る」
「……はい」
僕はスプーンを手に取り、うさぎ肉の入ったシチューを口にした。
その美味しさに顔を綻ばせ、舌鼓を打つ。
これを作った料理人は、凄く腕がいい。
「この大学街は古くからあるが、それ以前は大都市だったと聞いた事がある」
「さすが陛下! よく御存じでいらっしゃる、その通りです。今のメイダールは、大昔に大火で消失した都市の一部です」
「石造りなのに、消滅する程の大火とはすごいな」
「竜が放った炎です。消失します」
僕は学長の言葉に、食べていた羊の塩漬肉を喉に詰まらせそうになった。
慌ててお茶で流し込む。
学長の話は、黄金の本の首飾りで伝えられた、セイエン王の話と符合する。
屍食鬼が現れ、山系の竜が現れ、大都市だったメイダールは消失したのだ。
《竜を追い払う、〈ありえざる者達〉がどこにもいない!》
セイエン王の苦悩に満ちた顔を思い出した。
王都を失った《王族》は、どうなったんだろう?
なぜエステラーン王国は存続出来たのだ?
水晶玉に捕えられた王弟……、なんて名前だっけ?
《我は第十三代エステラーン国王、セイエン・ローウェル・ベイデル》
突然、古の王の名の方を思い出し、僕は雷に打たれたように驚き立ち上がった。
「陛下、ベイデル……、ベイデルって……」
「オーリン、その話はならぬ! 座りなさい!」
セルジン王は眼光鋭く、睨みつけてくる。
「…………」
僕は今頃気が付いた事柄に意識を囚われたまま、王の剣幕に押されて椅子に座りなおした。
《王族》の家名が「ベイデル」?
「ブライデイン」の《王族》ではない!
僕が家庭教師から習ったエステラーン王国の歴史は、《王族》は昔からブライデインの一族だった。
王都ブライデインの名前の元となった一族は、エステラーン王国建国の昔から変わらないと聞いていた。
それなのにあの記録は、一体何を意味する?
「竜にメイダールは滅ぼされたのか? アルマレーク共和国はそんな昔から我が国と争っていたのか?」
「アルマレーク建国以前の話でしょう。あの国が出来て、竜が大人しくなったと言われていますから」
「ふん。なるほど、大人しくね」
王は鼻で笑った。
僕は七竜リンクルの影が放った魔法の炎を思い出した。
あれが本物の炎だと事を考えると、石造りでも持たないだろう。
アルマレーク建国以前、メイダールが王都だった頃、竜騎士はいなかったのだろうか。
ただ竜だけが攻めてきたのなら、それは魔物と変わらず、都市は消失する。
「唯一消失を免れたのが、あの図書館の塔です。多くの蔵書が残り、そこに学生が集まり今の大学街が出来た。ですが、我々もあの塔の全容は判らんのです」
「全容?」
学長は喋りすぎたと思ったのか、喉を潤すように麦酒を口にする。
セルジン王の優しい緑の瞳が、話の続きを促した。
「……塔の最上階へ上る階段がないのです。高さを計測すると、四階が存在しているはずですが、入り口がない」
「なるほど」
「一度、大工職人を呼んで塔の修理をした時、屋上から中への入り口が塞がれていると言うのです。壊して入るように言ったのですが拒否されまして、外側だけ修理して終わりました」
王は頷きながら、微笑んだ。
「結界があるのだ……、何かが隠されている。明日、もう一度あの塔の探索をしても構わぬか?」
「もちろんです。《王族》の結界があった以上、四階もその可能性はありますな」
王と僕は、お互いを見て頷いた。
歓迎の宴が終わった後、割り当てられた休息場所へ皆が向かい始めた。
学長を手伝う学生達が、後片付けに勤しんでいる。
王は緩やかに晩餐室を出て、静かに僕に聞いた。
「そなたにはどう見える、この街が?」
彼の緑の瞳は愁いを含み、僕を見つめながら遠い過去を見ているように思える。
暫しの人払いを王はトキに告げ、周りの騎士達は遠巻きに、二人の会話を邪魔しない位置まで後退し護衛する。
「……王都メイダール、あの王がそう言った。皆が知らないエステラーン王国が、かつてここに存在したのだ」
「どうして、隠したのか判りません。そんな事が出来るのか……。エステラーン王国の歴史が、捻じ曲げられている? 一体、誰によって?」
王は深い溜息を吐いた。
「よくある事なのかもしれぬ、いつの世も権力者によって歴史は捻じ曲げられる。ブライデインがベイデルの記録を消した可能性もある」
「でも、侯爵家の人々の記憶までは消せないと思います。ベイデルの《王族》がいなくなっても、ベイデルの血を引く者達が……」
「彼等には、《王族》としての能力が無くなったのかもしれぬ」
「そんな事が……?」
水晶玉を扱う能力がある故に、ブライデインの《王族》は存在している。
《王族》としての能力が失われた場合、ブライデインも一貴族になるという事だ。
「では、《王族》は? ブライデインの《王族》は、どうやってベイデルと入れ替わったのですか? 誰が認めるんです、……《王族》って? 権力ではなく、必要なのは能力なのに?」
「………私も、それが判らぬ」
僕は窓の外を見た。
霧に煙る中庭の木々が、枝葉を白く濁らせている。
「霧……、みたいですね」
「何が?」
「先程の陛下の質問です。この街がどう見えるかって」
「ああ」
「全て霧に覆われて、人も建物も実体もなく掴みどころがない。こんなに歓迎を受けているのに、まるで幻の中。何かが、変です」
「幻か……、そうだな。近いうちにこの霧は……、晴らさねばならぬ」
セルジン王は悲しげな表情を見せながら、窓の外を見ていた。
何か僕の言葉が、王を傷つけてしまったようで戸惑いを覚える。
「……オリアンナ、明日メイダールの《聖なる泉》から帰った後、図書館の塔の四階へ行く。結界を破るのはそなただ」
「え?」
僕は驚き、王の意図を探るように、緑の瞳を覗き込んだ。
「私は影だ、生きている《王族》は、そなただけ。そなた以外、あの結界は破れぬ」
「……はい」
「影もまた幻。オリアンナ、そなたは何があっても強くある事だ。幻も影も、いずれは消える」
まるで今すぐ王が消え入りそうで、僕は無意識に王の腕を掴んだ。
そして懇願するように囁く。
「僕が強くなれば、影は消えないでいてくれますか?」
「それが……、許されるならば」
その回答にもどかしさを感じた。
心の奥底に潜む王への思いは、行き場なく燻り続けている。
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