しあわせのあしどり

伊澄(ism)

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ヒカル、Kneelお座り

柔和な表情は変えずに、語調だけは強くなった篠田さん。
おれはびくっとして、バスローブ姿のまま床にぺたんと座る。

Good boy良い子だ。」

うれしい。
褒めて貰えた。

「ヒカル、Come来て。」

ずりずり、と座ったままベッドに座る篠田さんの足元に近づく。
するとガッと後頭部の髪を鷲掴みされ、急に勃ち上がったペニスを口に押し込んできた。

Lick舐めろ。」

性急だな。
分かったよ。

「はむ、あ、はぁ……。」

わざといやらしい音を立てて舐める。
舐めながら自身の後孔に指を入れ解し始める。風呂場でナカに仕込んだローションが指に絡む。なるべくいい所に当たるように、指を出し入れしたり、ぐるりとなぞるようにする。

「下品だな。」

切羽詰まった声で、揶揄うような言葉が降ってくる。咥えたままで篠田さんの顔を見上げにっこりと笑った。
口の中で大きくなったそれがもう少しでイクか、と言うくらいのところで「ヒカル、Stopやめろ。」と声がかかる。

「んっ、はぁ、はぁ……。」

後ろの指も同時に止まる。まだ完全には解れてないけれど、無理やり入れられても傷つきはしない程度には慣れたかな。

両脇に手を突っ込まれ、ぐんっと身体ごと持ち上げられ宙に浮く。と、ベッドへ放り投げられる。キングサイズのベッドは余裕でおれの体を受け止める。転げた際にブカブカのバスローブは脱げてしまった。

「あっん!」

うえから篠田さんが覆いかぶさってくる。

Present晒せ。」

このCommand、嫌いだな。
と思う気持ちとは別に身体は正直に動く。両膝を抱えるように持ち上げ、後ろを晒す。
篠田さんは急いたように、勃ち上がりきったそれを後孔に捩じ込む。
おれは頭の両脇のシーツを、縋るように握りしめた。

「くっ、きついな……っ」

「んっ!」

「何人ものブツを咥えてるくせして、ここはキツイんだな。」

耳元で揶揄するように言った。

「いわなっ、いで、ぇ……。」

「あぁっ!?」声が裏返った。一気に奥までスラストされたのだ。
そのままガツガツと奥を穿たれる。身体が揺れる。

「いくよ……?トぶなよ!」

と篠田さんはひとこと言って、おれの首に手をかけた。次の瞬間ぐっと長い指で首を絞められる。

「……っぁ"!」

呼吸が出来ない、苦しい、生理的な涙が目の端から零れ落ちる。激しく奥を突くのは止まらず、指の力も抜けない。
ふわふわとして、目の奥がチカチカする、星が見える、頭の芯がぼんやりとして、意識が遠のく。あれ、いつもならこの辺で離してくれるはずなのに……。

体の奥で何かが弾ける感じがした。
世界が無くなった。



「ヒカル!」

パンッ、と頬を張られる。

「ヒカル、Stayいくな!」

「っはぁ!けほっ、かふっ!はぁ、はぁ、はぁ……。」

「トぶなと言ったのに。」

「ごめ……、ごめ……ん、なさい……。」

まだ世界が回っていて何も分からないけれど、怒られていることは分かったから、謝る。

「んぁあっ!」

何も分からない世界で、篠田さんは2回目に突入した様子だった。
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