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第5話 修行の日課は海の上
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コバルトブルーの水の上、そこは木材で作られてしまった形のある家。
という訳ではなく単純に船なのだが。
今では甲板に巨人族のデガスが寛いでいる。
雨が降っても雷が降ってもぶち当たって、体の心配をしてしまう常日頃。
「いやー風邪をひかないのが巨人族の特権さ、巨人族は滅びかけてるけど、病死が一番少ないんだよなー」
独り言のようにデガスがしゃべっている。
彼の特徴というか彼の思考パターンは俺の分析では自然と語り合う癖があると思っている。
よく現代日本で爺ちゃんが自然と話をしている所を見た事がある。
それと、どこか似ているからぐっと何か心に響いたりもした。
「よそ見しないーふっふっふ」
頭に木刀がぶち当てられる。
現代日本でやれば、木刀でのチャンバラごっこにしか見えないのだが。
それなりに動きもよくなってきている。
「であー」
「こら、声を出さないの、そっちが攻撃するって分かるでしょうが」
そう言われて頭をぶちのめされるのであった。
「ふっふーん良い事を教えてあげよう、私の師匠は老師クシェイという名前でね、クサイって呼ぶと怒るんだよ、クシェイは1人で100人くらいの兵士をぶちのめした事があるんだ。見た事あるんだよーすごかったんだからねー」
「そうか、それで、クサイさんは」
「くわわわああ」
なぜかカモメのカモンが怒鳴り声を上げるかのように鳴いたのが謎に思えたが。
「クシャイさんは、どんな人だったんですか?」
「それがねー凄く優しかった。まるでお父さんがいれば、こんな感じなんじゃないんかなーって思った。海上シェイクをぶちのめすまでは、老師には合わないって誓ったんだけどね、老師悲しそうな顔をしていたよ」
「きっと我が武術を復讐に使うなと忠告したんじゃないんですか?」
「いや、父親に全てぶちまけろって言われたわ」
「そ、そうか」
意外と老師クシェイさんは、娘思いの放任主義のようなスタイルなんだろうな、と思う事にした。
白く透き通るような空に、少しずつ雲が蔓延ってくる。
まるで煙突から出てきた黒い煙のような雲をしていた。
不思議と、少しずつ少しずつと面積を広げてこちらに向かってくる。
海に亀裂が走ってきた。
亀裂は谷のようになり、巨大な巨大すぎるドラゴンのようなウナギのような。
何かがこちらに向かってくる。
「くわーくわーくわー」
まるで防犯ブザーのようにカモンが泣きわめく。
チェイミは即座に、走り出した。
まず、舵を掴むと叫ぶ。
「カモン! 帆を張りなさい」
「くわー」
とか叫びながら、カモンはあっという間にその嘴を使い、次から次へと帆を張っていくのだが。
見ているこちらとしては信じられないものを見せられていた。
薄く白い帆は立ちどころに風の力を使って膨らんでいた。
船は方向転換して、海に流されるように動き出す。
だが後ろから亀裂が迫ってくる。
巨大なドラゴンのような、または、ウナギのような生き物がこちらに迫ってきている。
あっという間に肉薄し、船が圧倒される。
船の甲板で動きがあった。
1人の巨人が立ち上がると、目が焔のように燃え盛っていた。
あんな生物は見たことがない。
眼がぎらぎらと燃えている、実際に焔として燃えている。
「ふわかああああ、って、なんじゃこりゃあああああ」
先程まで船の中の寝室部屋で眠っていたデナントス。
彼はパジャマ姿で無防備。
それでも即座に腰につるしてあるぼろぼろの剣を掴もうとしたようだが、残念な事に俺の眼にはぼろぼろの剣は存在していない。
「あ、やべ」
とか言いながら船の中に戻っていく。
「ぐるぉあああああああああああああああ」
「あ、あれはリヴァイアサンだ!」
そう叫んだのは舵を必死で操っているチェイミだった。
甲板で目が燃えている男。
彼は巨人のデガス。
デガスはただただリヴァイアサンの対面している。
巨大な星の剣を振り落としたのはその時だった。
★
ただ心に従った。
ただ倒したいという欲求に従った。
おいらの手から振動が伝わってくる。
まるでおいらにリヴァイアサンを倒せと命令しているようだ。
目の前が真っ赤に染まる。
煙のように煙たくなる。
少しずつ視野が広がっていき、少しずつ少しずつ、眼の前が真っ暗になっていき。
心の闇の中に焔が灯る。
メラメラと燃え上がる。
炎は手に伝わり、力となる。
まるで星の剣を作っている行程を思い出させてくれるようだ。
感覚がマヒして行き、少しずつ少しずつ。
やりたいことが芽生えてくる感覚。
今おいらは。
「お前をぶち殺したい!」
欲求に従う。
心に従う。
ただそれだけなのだから。
剣をただ振り落とすだけで良い。
そこには剣術の技術なんて必要がない。
ただ振り上げて振り落とすだけでいい。
それだけで全てが終わるのだから。
だけど、おいらはそんな事は望んではいない。
リヴァイアサンを殺したくないかだって?
違う1撃で終わらせたくない。
何度も何度も殺し合いたい。
ただそれだけなんだ。
「だから1撃で終わるなよリヴァイアサン!」
星が落下してくるスピードのように、瞬時に上段から下段へと振り落とした。
そこには一切の迷いもなく。
海の谷をさらに谷を作らせるように。
船を破壊していないのが奇跡。
リヴァイアサンは縦に真っ二つになると、雄叫びを上げて、絶命してくれていた。
それも1撃の元であった。
空から村が焼かれたとき生じた煙なような物。
その煙と似ている煙が空から消えていく。
それだけで、とても嬉しいのに。
おいらの瞳から涙が流れている。
どうやら炎の目は止まってくれていて。
おいらはちゃーんと生きているようだ。
だがそこには渇望のような、何かを求める気持ちがうずくまっていたんだから。
「さてと、デガスが頑張ってくれたことだし、料理でもふるまおうかね、ウナギ料理だ」
おいら達はこの日リヴァイアサンを1日かけて食べたのであった。
おいらの胃袋には沢山のリヴァイアサンの肉が入ってくれた。
「お、リヴァイアサンの肉には治癒効果があるようだな、デガスさん背中が治ってるよ」
いつの間にか、パジャマ姿から戦闘服の冒険者風に、切り替えたデナントスが後ろに立っていた。
「痛くなくなった。これもチェイミのおかげっだ」
「そうかい、良かったな、飯も終わった事だし、明日くらいにはギルムザ港に到着するだろうさね」
「そうか・・・・・・」
ヴェイクが頭をぽりぽりと掻きながら。
「俺は異世界から現実世界に戻る方法を探そうと思っている、けど、その為には力が必用だ」
しばらくの沈黙ののちに。
「デガスさん、力を貸してくれないだろうか」
ヴェイクが頭を下げて、意識でこちらを見ていた。
彼の瞳はずっと船の板を見ているのだろうけど。
「ああ、いいけど」
普通に、そんな答えが出た気がする。
なぜだろうか、そう答えた方が良いと思ったから。
おいらはヴェイクという人間が、面白いと思った。
ただそれだけだたのだから。
「最後は極めつけのキノコ鍋だよおおおお」
「ぎやあああああああああああああああああああ」
突然に冷静沈着のヴェイクが悲鳴を上げて気絶したのであった。
チェイミとデナントスが顔を見比べて、何が起きたのか理解不能とばかりに笑っていた。
おいらは、なんとなくにしろヴェイクがキノコが嫌いなのだと直感で分かったのだけど、あえて言わなかった。
という訳ではなく単純に船なのだが。
今では甲板に巨人族のデガスが寛いでいる。
雨が降っても雷が降ってもぶち当たって、体の心配をしてしまう常日頃。
「いやー風邪をひかないのが巨人族の特権さ、巨人族は滅びかけてるけど、病死が一番少ないんだよなー」
独り言のようにデガスがしゃべっている。
彼の特徴というか彼の思考パターンは俺の分析では自然と語り合う癖があると思っている。
よく現代日本で爺ちゃんが自然と話をしている所を見た事がある。
それと、どこか似ているからぐっと何か心に響いたりもした。
「よそ見しないーふっふっふ」
頭に木刀がぶち当てられる。
現代日本でやれば、木刀でのチャンバラごっこにしか見えないのだが。
それなりに動きもよくなってきている。
「であー」
「こら、声を出さないの、そっちが攻撃するって分かるでしょうが」
そう言われて頭をぶちのめされるのであった。
「ふっふーん良い事を教えてあげよう、私の師匠は老師クシェイという名前でね、クサイって呼ぶと怒るんだよ、クシェイは1人で100人くらいの兵士をぶちのめした事があるんだ。見た事あるんだよーすごかったんだからねー」
「そうか、それで、クサイさんは」
「くわわわああ」
なぜかカモメのカモンが怒鳴り声を上げるかのように鳴いたのが謎に思えたが。
「クシャイさんは、どんな人だったんですか?」
「それがねー凄く優しかった。まるでお父さんがいれば、こんな感じなんじゃないんかなーって思った。海上シェイクをぶちのめすまでは、老師には合わないって誓ったんだけどね、老師悲しそうな顔をしていたよ」
「きっと我が武術を復讐に使うなと忠告したんじゃないんですか?」
「いや、父親に全てぶちまけろって言われたわ」
「そ、そうか」
意外と老師クシェイさんは、娘思いの放任主義のようなスタイルなんだろうな、と思う事にした。
白く透き通るような空に、少しずつ雲が蔓延ってくる。
まるで煙突から出てきた黒い煙のような雲をしていた。
不思議と、少しずつ少しずつと面積を広げてこちらに向かってくる。
海に亀裂が走ってきた。
亀裂は谷のようになり、巨大な巨大すぎるドラゴンのようなウナギのような。
何かがこちらに向かってくる。
「くわーくわーくわー」
まるで防犯ブザーのようにカモンが泣きわめく。
チェイミは即座に、走り出した。
まず、舵を掴むと叫ぶ。
「カモン! 帆を張りなさい」
「くわー」
とか叫びながら、カモンはあっという間にその嘴を使い、次から次へと帆を張っていくのだが。
見ているこちらとしては信じられないものを見せられていた。
薄く白い帆は立ちどころに風の力を使って膨らんでいた。
船は方向転換して、海に流されるように動き出す。
だが後ろから亀裂が迫ってくる。
巨大なドラゴンのような、または、ウナギのような生き物がこちらに迫ってきている。
あっという間に肉薄し、船が圧倒される。
船の甲板で動きがあった。
1人の巨人が立ち上がると、目が焔のように燃え盛っていた。
あんな生物は見たことがない。
眼がぎらぎらと燃えている、実際に焔として燃えている。
「ふわかああああ、って、なんじゃこりゃあああああ」
先程まで船の中の寝室部屋で眠っていたデナントス。
彼はパジャマ姿で無防備。
それでも即座に腰につるしてあるぼろぼろの剣を掴もうとしたようだが、残念な事に俺の眼にはぼろぼろの剣は存在していない。
「あ、やべ」
とか言いながら船の中に戻っていく。
「ぐるぉあああああああああああああああ」
「あ、あれはリヴァイアサンだ!」
そう叫んだのは舵を必死で操っているチェイミだった。
甲板で目が燃えている男。
彼は巨人のデガス。
デガスはただただリヴァイアサンの対面している。
巨大な星の剣を振り落としたのはその時だった。
★
ただ心に従った。
ただ倒したいという欲求に従った。
おいらの手から振動が伝わってくる。
まるでおいらにリヴァイアサンを倒せと命令しているようだ。
目の前が真っ赤に染まる。
煙のように煙たくなる。
少しずつ視野が広がっていき、少しずつ少しずつ、眼の前が真っ暗になっていき。
心の闇の中に焔が灯る。
メラメラと燃え上がる。
炎は手に伝わり、力となる。
まるで星の剣を作っている行程を思い出させてくれるようだ。
感覚がマヒして行き、少しずつ少しずつ。
やりたいことが芽生えてくる感覚。
今おいらは。
「お前をぶち殺したい!」
欲求に従う。
心に従う。
ただそれだけなのだから。
剣をただ振り落とすだけで良い。
そこには剣術の技術なんて必要がない。
ただ振り上げて振り落とすだけでいい。
それだけで全てが終わるのだから。
だけど、おいらはそんな事は望んではいない。
リヴァイアサンを殺したくないかだって?
違う1撃で終わらせたくない。
何度も何度も殺し合いたい。
ただそれだけなんだ。
「だから1撃で終わるなよリヴァイアサン!」
星が落下してくるスピードのように、瞬時に上段から下段へと振り落とした。
そこには一切の迷いもなく。
海の谷をさらに谷を作らせるように。
船を破壊していないのが奇跡。
リヴァイアサンは縦に真っ二つになると、雄叫びを上げて、絶命してくれていた。
それも1撃の元であった。
空から村が焼かれたとき生じた煙なような物。
その煙と似ている煙が空から消えていく。
それだけで、とても嬉しいのに。
おいらの瞳から涙が流れている。
どうやら炎の目は止まってくれていて。
おいらはちゃーんと生きているようだ。
だがそこには渇望のような、何かを求める気持ちがうずくまっていたんだから。
「さてと、デガスが頑張ってくれたことだし、料理でもふるまおうかね、ウナギ料理だ」
おいら達はこの日リヴァイアサンを1日かけて食べたのであった。
おいらの胃袋には沢山のリヴァイアサンの肉が入ってくれた。
「お、リヴァイアサンの肉には治癒効果があるようだな、デガスさん背中が治ってるよ」
いつの間にか、パジャマ姿から戦闘服の冒険者風に、切り替えたデナントスが後ろに立っていた。
「痛くなくなった。これもチェイミのおかげっだ」
「そうかい、良かったな、飯も終わった事だし、明日くらいにはギルムザ港に到着するだろうさね」
「そうか・・・・・・」
ヴェイクが頭をぽりぽりと掻きながら。
「俺は異世界から現実世界に戻る方法を探そうと思っている、けど、その為には力が必用だ」
しばらくの沈黙ののちに。
「デガスさん、力を貸してくれないだろうか」
ヴェイクが頭を下げて、意識でこちらを見ていた。
彼の瞳はずっと船の板を見ているのだろうけど。
「ああ、いいけど」
普通に、そんな答えが出た気がする。
なぜだろうか、そう答えた方が良いと思ったから。
おいらはヴェイクという人間が、面白いと思った。
ただそれだけだたのだから。
「最後は極めつけのキノコ鍋だよおおおお」
「ぎやあああああああああああああああああああ」
突然に冷静沈着のヴェイクが悲鳴を上げて気絶したのであった。
チェイミとデナントスが顔を見比べて、何が起きたのか理解不能とばかりに笑っていた。
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