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第10話 バナッシュの賢者覚醒
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この現状をどう打破すべきか、俺の脳内で思考が順繰りに巡っていく。
果てしなく考え果てしなく思考する時間はほぼない。
デナントスが青い魔王として君臨していたが、先程、闇の神バルスに覚醒してしまったバナッシュにより宙にと飛ばされてしまった。
「うちは最強の闇バルス、勇者グリングシャよそなたを滅ぼしてもよろしいかのう? うちはとてもとても腹の虫が悪いんじゃ」
「へ、まじかよ」
勇者グリングシャは片手に握られている剣を構えた瞬間。
曲芸師のように飛翔したバナッシュの右足に足蹴にされる。
勇者グリングシャは空高く舞い上がり、笑い続けている。
それに追従するかのように。
「その獲物はぼくのだああああああ」
宙から猛スピードで落下してくるデナントス。
彼はぼろぼろの剣を構えながら、グリングシャに向けて剣を落下させる。
風圧が海面を押し、船そのものが歪む。
咄嗟に創造の力を使用しようとしたのだが。
他の5名のS級冒険者が俺の前に立ちはだかる。
「グリングシャさんの邪魔はさせないぜ」
リーダー格らしい男がそう言った。
「へぇ、生意気だねぇ」
チェイミが2本のナイフを構えていた。
甲板ではデガスが目から赤い炎を繰り出して、星の剣を握りしめていた。
「ほう、そこにいたか、巨人」
なぜか船の帆の上に赤い炎に包まれた人間が立っていた。
青年と言って良い年齢だろうか。
「魔王カッシュ!」
デガスが魔王カッシュと呼ばれた炎の魔人を見ながら叫んだ。
「こりゃーすごいね、勇者グリングシャに魔王デナントスに闇の神バルス。面白いじゃねーのさ、何かが騒がしいから風に乗ってやってきたんだがねぇ」
星の剣が帆を両断したのはその時だった。
「おい、私の船をどうする気だ。デガス」
「こんおおおおおおおお」
もはやデガスの耳に仲間の声など聞こえていなかった。
俺はこの支離滅裂な状況を打破すべきだと考え考えている場合ではない事を悟った。
「皆さん、一度俺のアイテムボックスに入ってください」
咄嗟だった。
創造の力を使って、ゲームに出てくるアイテムボックスを再現させようとした。
この世界にアイテムボックスなるものがあるのかは知らない。
出来る事としたら、アイテムボックスで20人の魔族を収納させる事くらい。
後はなるようになれだった。
頭の中で創造を張り巡らせる。
ゲームの中に登場するアイテムボックス。
それを何度も何度も創造する。
頭の中で色々な思い出が消えていく。
幼馴染の記憶に続き、母親の記憶父親の記憶がなくなっていく。
さらに祖父の記憶、祖母の記憶がなくなっていき。
俺の思い出の中から家族という思いでが消える。
家族を思い出そうとしても、そこには顔もない人達が映り込むだけだった。
何を話しかけられたのかも思い出せない。
名前も呼ばれた記憶もなくなる。
「はぁはぁはぁはぁ」
辛い。どんどん思い出が無くなっていくのは苦しい。
それでも立ち向かわないといけない。
何もなくなってしまったとしても、これから思い出を作って行けばいいのだから。
「で、出来た」
アイテムボックス。
それは空間に亀裂を走らせるボックスの形だった。
「皆さんここに」
そう認識したとたん。
全てを吸い込むかのように、20人の魔族が収納された。
頭の中で【魔族20人】収納と記憶として認識される。
咄嗟に振り返る。
その瞬間船が沈没しそうになっており。
チェイミが怒りを露わにしている。
魔王カッシュも勇者グリングシャもS級冒険者5人も魔王デナントスもバナッシュもデガスもチェイミもそれぞれの理由で戦っており。
次の瞬間、全ての攻撃が一度にぶつかりあって。
俺達の体は吹き飛んだ。
意識が朦朧としていく中で。
皆の悲しみを感じた。
★
意識が混濁していた。
私は船が爆発した事を悟った。
勇者グリングシャの魔法の剣劇。
魔王デナントスの青い炎の攻撃。
闇の神バルスに覚醒したバナッシュの闇の攻撃。
デガスの星の剣の爆撃。
魔王カッシュの炎の攻撃に炸裂。
冒険者5名による幾多もの魔法と攻撃。
そして一番まともな判断が出来ていたのが、ヴェイクだった。
彼は咄嗟に20人の魔族を何かしらの方法で異次元に飛ばした。
チェイミはそれを見た後意識を失ったわけだ。
ゆっくりと目を覚ますと。
どこかの小屋の中にいるようだ。
こくりこくりと老人が椅子に座ってこちらを見ていた。
その顔はどことなく心配そうにこちらを見ている。
私はこの老人をどこかで見た事があると思った。
老師クシャイにどこか似ていた。
でも顔の形が違っていた。
眉毛がなかった。
「これは、目が覚めたようだなチェイミよ」
「なぜ、名前を?」
「あてずっぽうじゃ、独り言でチェイミは凄いのと叫んでおったぞ」
「嘘でしょ」
「う、嘘じゃない、さっき、カモメが心配そうに見ておったが、仲間でも探しにいったのだろう」
「そうか、それでここは?」
「ギルムザ港のわしの家じゃ、わしはシェ、シェクという名前じゃ」
「シェシェクさんありがとうございます。それで他の仲間達は?」
「爆発で遠いい所に飛んでしまったようじゃ、生きておるのじゃろう、先程、ヴェイク、じゃなくて、ヴェイクと名乗る少年がおってな、街の様子でも見に行くそうじゃ。デナントスとデガスとバナッシュは知らんがのう」
なぜ、この老人がデナントスとデガスとバナッシュの名前を知っているのかは謎だけど、なんとなくヴェイクが教えてくれたのだろう。
その時ドアがゆっくりと開かれた。
そこに立っていたのは、煤まみれのヴェイクだった。
彼は上半身裸になっており。沢山汗をかいていた。
「やぁ、目が覚めたか」
「街まで走ってたのか?」
「まぁ、そんな所だ。体を鍛えてたんだよ、そう簡単にはムキムキにはならないけどね」
「そう、それなら、私も、いて」
「これ、動くな、打撲しておるのじゃぞ、船の板がぶつかったようじゃて」
「そうだ。私の船が」
「あの船は破壊されておった、次海賊になるには船を造るか購入するかじゃのう」
「そう」
なんとなく私は落ち込んでいた。
あの船があればどこにでも行ける気がしていたからだ。
でも、もうその船はどこにもないのだから。
「シェシェクさんがバナッシュの親代わりだったゴブリンの集落に連れて行ってくれるんだ。そこで20名の魔族を解放して、村を建設してみようと思う。その為に街に行ってどんな資材があるのかを調べたんだけど到底購入する事は不可能だから、自給自足で考えてるんだけど」
「そう」
「俺の知識って偏っててさ、ライトノベルの村建設系の本から得た知識くらいしかなくて、それを応用しながら、現代知識を使って村を作ろうとは思うんだけど」
「ライトノベルってのがどんな本なのかは知らないけど、異世界の知識なら何かと役に立つかもしれないわね、もしかしたら、この世界より発展しているのでしょう?」
「そうだね、科学技術や医療は発達してるけど、魔法やスキルっていう概念は存在していないんだよ」
「なるほどね、上手い事考えて行かないといけないわね、そだ。私は海の声が聞こえる、風の声も聞こえるから、何か利用出来たら利用してね」
「うん、助かるよ」
「さぁてと、わしが案内してやろう、明日には出発できるじゃろう、じゃがすぐそこなんじゃがな」
シェシェクさんが老人の胸を張りながら、ばしっと声を張り上げた。
私とヴェイクはくすりと笑った気がした。
この老人はどこか温かい。
まるで忘れていた頃の父親を思い出させてくれるようだった。
老師クシャイにそっくりだったのだから。
果てしなく考え果てしなく思考する時間はほぼない。
デナントスが青い魔王として君臨していたが、先程、闇の神バルスに覚醒してしまったバナッシュにより宙にと飛ばされてしまった。
「うちは最強の闇バルス、勇者グリングシャよそなたを滅ぼしてもよろしいかのう? うちはとてもとても腹の虫が悪いんじゃ」
「へ、まじかよ」
勇者グリングシャは片手に握られている剣を構えた瞬間。
曲芸師のように飛翔したバナッシュの右足に足蹴にされる。
勇者グリングシャは空高く舞い上がり、笑い続けている。
それに追従するかのように。
「その獲物はぼくのだああああああ」
宙から猛スピードで落下してくるデナントス。
彼はぼろぼろの剣を構えながら、グリングシャに向けて剣を落下させる。
風圧が海面を押し、船そのものが歪む。
咄嗟に創造の力を使用しようとしたのだが。
他の5名のS級冒険者が俺の前に立ちはだかる。
「グリングシャさんの邪魔はさせないぜ」
リーダー格らしい男がそう言った。
「へぇ、生意気だねぇ」
チェイミが2本のナイフを構えていた。
甲板ではデガスが目から赤い炎を繰り出して、星の剣を握りしめていた。
「ほう、そこにいたか、巨人」
なぜか船の帆の上に赤い炎に包まれた人間が立っていた。
青年と言って良い年齢だろうか。
「魔王カッシュ!」
デガスが魔王カッシュと呼ばれた炎の魔人を見ながら叫んだ。
「こりゃーすごいね、勇者グリングシャに魔王デナントスに闇の神バルス。面白いじゃねーのさ、何かが騒がしいから風に乗ってやってきたんだがねぇ」
星の剣が帆を両断したのはその時だった。
「おい、私の船をどうする気だ。デガス」
「こんおおおおおおおお」
もはやデガスの耳に仲間の声など聞こえていなかった。
俺はこの支離滅裂な状況を打破すべきだと考え考えている場合ではない事を悟った。
「皆さん、一度俺のアイテムボックスに入ってください」
咄嗟だった。
創造の力を使って、ゲームに出てくるアイテムボックスを再現させようとした。
この世界にアイテムボックスなるものがあるのかは知らない。
出来る事としたら、アイテムボックスで20人の魔族を収納させる事くらい。
後はなるようになれだった。
頭の中で創造を張り巡らせる。
ゲームの中に登場するアイテムボックス。
それを何度も何度も創造する。
頭の中で色々な思い出が消えていく。
幼馴染の記憶に続き、母親の記憶父親の記憶がなくなっていく。
さらに祖父の記憶、祖母の記憶がなくなっていき。
俺の思い出の中から家族という思いでが消える。
家族を思い出そうとしても、そこには顔もない人達が映り込むだけだった。
何を話しかけられたのかも思い出せない。
名前も呼ばれた記憶もなくなる。
「はぁはぁはぁはぁ」
辛い。どんどん思い出が無くなっていくのは苦しい。
それでも立ち向かわないといけない。
何もなくなってしまったとしても、これから思い出を作って行けばいいのだから。
「で、出来た」
アイテムボックス。
それは空間に亀裂を走らせるボックスの形だった。
「皆さんここに」
そう認識したとたん。
全てを吸い込むかのように、20人の魔族が収納された。
頭の中で【魔族20人】収納と記憶として認識される。
咄嗟に振り返る。
その瞬間船が沈没しそうになっており。
チェイミが怒りを露わにしている。
魔王カッシュも勇者グリングシャもS級冒険者5人も魔王デナントスもバナッシュもデガスもチェイミもそれぞれの理由で戦っており。
次の瞬間、全ての攻撃が一度にぶつかりあって。
俺達の体は吹き飛んだ。
意識が朦朧としていく中で。
皆の悲しみを感じた。
★
意識が混濁していた。
私は船が爆発した事を悟った。
勇者グリングシャの魔法の剣劇。
魔王デナントスの青い炎の攻撃。
闇の神バルスに覚醒したバナッシュの闇の攻撃。
デガスの星の剣の爆撃。
魔王カッシュの炎の攻撃に炸裂。
冒険者5名による幾多もの魔法と攻撃。
そして一番まともな判断が出来ていたのが、ヴェイクだった。
彼は咄嗟に20人の魔族を何かしらの方法で異次元に飛ばした。
チェイミはそれを見た後意識を失ったわけだ。
ゆっくりと目を覚ますと。
どこかの小屋の中にいるようだ。
こくりこくりと老人が椅子に座ってこちらを見ていた。
その顔はどことなく心配そうにこちらを見ている。
私はこの老人をどこかで見た事があると思った。
老師クシャイにどこか似ていた。
でも顔の形が違っていた。
眉毛がなかった。
「これは、目が覚めたようだなチェイミよ」
「なぜ、名前を?」
「あてずっぽうじゃ、独り言でチェイミは凄いのと叫んでおったぞ」
「嘘でしょ」
「う、嘘じゃない、さっき、カモメが心配そうに見ておったが、仲間でも探しにいったのだろう」
「そうか、それでここは?」
「ギルムザ港のわしの家じゃ、わしはシェ、シェクという名前じゃ」
「シェシェクさんありがとうございます。それで他の仲間達は?」
「爆発で遠いい所に飛んでしまったようじゃ、生きておるのじゃろう、先程、ヴェイク、じゃなくて、ヴェイクと名乗る少年がおってな、街の様子でも見に行くそうじゃ。デナントスとデガスとバナッシュは知らんがのう」
なぜ、この老人がデナントスとデガスとバナッシュの名前を知っているのかは謎だけど、なんとなくヴェイクが教えてくれたのだろう。
その時ドアがゆっくりと開かれた。
そこに立っていたのは、煤まみれのヴェイクだった。
彼は上半身裸になっており。沢山汗をかいていた。
「やぁ、目が覚めたか」
「街まで走ってたのか?」
「まぁ、そんな所だ。体を鍛えてたんだよ、そう簡単にはムキムキにはならないけどね」
「そう、それなら、私も、いて」
「これ、動くな、打撲しておるのじゃぞ、船の板がぶつかったようじゃて」
「そうだ。私の船が」
「あの船は破壊されておった、次海賊になるには船を造るか購入するかじゃのう」
「そう」
なんとなく私は落ち込んでいた。
あの船があればどこにでも行ける気がしていたからだ。
でも、もうその船はどこにもないのだから。
「シェシェクさんがバナッシュの親代わりだったゴブリンの集落に連れて行ってくれるんだ。そこで20名の魔族を解放して、村を建設してみようと思う。その為に街に行ってどんな資材があるのかを調べたんだけど到底購入する事は不可能だから、自給自足で考えてるんだけど」
「そう」
「俺の知識って偏っててさ、ライトノベルの村建設系の本から得た知識くらいしかなくて、それを応用しながら、現代知識を使って村を作ろうとは思うんだけど」
「ライトノベルってのがどんな本なのかは知らないけど、異世界の知識なら何かと役に立つかもしれないわね、もしかしたら、この世界より発展しているのでしょう?」
「そうだね、科学技術や医療は発達してるけど、魔法やスキルっていう概念は存在していないんだよ」
「なるほどね、上手い事考えて行かないといけないわね、そだ。私は海の声が聞こえる、風の声も聞こえるから、何か利用出来たら利用してね」
「うん、助かるよ」
「さぁてと、わしが案内してやろう、明日には出発できるじゃろう、じゃがすぐそこなんじゃがな」
シェシェクさんが老人の胸を張りながら、ばしっと声を張り上げた。
私とヴェイクはくすりと笑った気がした。
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──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
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