日本には1942年当時世界最強の機動部隊があった!

明日ハレル

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第1章 始動編 その10

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第1章 始動編 その10

この頃ヨーロッパ方面ではドイツと組んだロシア王国、スペイン王国、フランス王国らはヨーロッパの大半を占領していた。

1920年代ナチス・ドイツはフランスとロシアに特殊工作員(妖魔部隊)を送ってナチス化しその勢力をヨーロッパで広げていく。

1930年代ドイツはチェコ、オーストリア等の諸国を次々と併合していった。

1935年にはポーランド王国をナチス・ロシアとで分割侵略し第2次大戦が開始された。

まずドイツは東部を固めた。更にバルカン半島とスペイン、イタリア等が次の目標となる。

ナチスの勢力特殊工作部隊はフィンランド、スペインに及びこれらもナチスの勢力下に入ってしまう。

1938年遂に火の手がイタリアに及ぶ、ナチス・フランス軍がイタリアに攻め込む。

ナチス・スペインもポルトガル王国を攻め半年でポルトガルを占領し、ポルトガル王はイギリスに逃れる。

亡命したスペイン、ポルトガル、フランス王がイギリスで亡命政権を立て飽く迄ナチスと対立した。

イギリスはイタリア、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、ユーゴスラビア等ナチスの勢力が及んでいない諸国と反ナチス同盟を結びナチス・ドイツ勢力と対抗する。

イギリスは第1軍10万余がオランダに到着し防衛体制を固める。又第2軍5万余がジブラルタル要塞に入り、北上してスペインに占領されたポルトガルへ侵攻を開始した。

ベルギーとフランスの国境にあったフランス辺境軍20万余がド・ゴール将軍に率いられナチス・フランスよりイギリス側に付いた。

フランス北西部がイギリス側に立ち、この為フランス内部は内戦状態となり、イタリアへ向かった20万余の遠征軍も帰還し、フランスは混乱した。

一方ドイツはユーゴスラビアに主力軍を進めていた。ヒトラーも細かいことは気にしていない。

この世界のヒトラーは効率を尊ぶ常識人でユダヤ人を迫害はしたが殺さず、富を奪い労働力として最下層の住民奴隷とし酷使した。

この為多くのユダヤ人は酷使の為次々と亡くなる事になるのだが、ナチス政権はユダヤ人以外の第3国人も奴隷として使用した。

アフリカ系やジプシー、中国系の人々も奴隷化されてナチスの労働力として重宝された。

アメリカもナチスの勢力拡大には脅威を覚え、国民に諮って参戦しようとするが、国民は参戦に大多数が反対していた。

ヤキモキするルーズベルトは外交力の弱い日本を使おうとしたが、日本はドイツとは結ばず、アジアの諸国を助けていた。

北朝鮮、台湾を衛星国とし、満州合衆国を建設し、タイ王国と同盟し、占領したインドシナを共和国として再建し独立させた。

後マレーシアやインドネシア、フィリピンにも工作員を送って独立工作を推進する。

モンゴルではモンゴル共和国を作り、チベット王国、ラテン皇国、ペルシャ王国等も支援していた。

ただこれらの行為は欧米諸国勢力とぶつかる。日英同盟はアメリカの横やりで消滅し日本は孤立していった。

太平洋の覇権を握りたいアメリカは次第に日本と対立するようにる。

世の中は前世と同じ方向へ進むようだ。ただ現在の日本には味方する勢力がある。

ムー侯国の勢力は地球人に分からない様に北極圏と南極圏に植民地を作り古代より地球の一部を支配していた。日本人や台湾人の一部は2万年前に宇宙戦争で一度滅んだムー侯国彼らの子孫である。

ムー侯国はオリオン腕最大の国家腕の中央を占めるゴーグル公国の衛星国家で一度2万年前の戦争で本国が滅んだが、現在はプロキオン星系を本拠地とし、再建中の国家だ。その勢力は以前の2割程度でこれからの再建に掛かっていた。

ルト連邦とルトソ連邦はシベリアを東西に分けて支配していて、この地には誰も入れない。不思議な壁があり人類の侵入を古代から拒否していた。

ムー侯国は日本には接触して来て、科学的な問題等には助言をくれた。やがて一部の軍人のみが日本に逗留するようになる。

彼らの代表が元帥格で帝国議会や枢密会議にも参加するようになり現在あるのは風雪元帥であった。

風雪は前世での第2次大戦終了時即ち1945年までの科学や軍事技術を提供してくれ、是で戦えという事だろう。

この為日本はレーダー射撃や短波無線、逆信、レーダー装備、強力な火薬製造、石油化学技術、掘削技術、油田探査、鉱石探査、医療技術、暗号技術等々を得て政府はこれらを秘匿し、持ち出せないように秘密強化暗号化し憲兵隊や諜報部隊等で守った。

又電力不足を強大な地熱発電所を信州の地下深くに製造して貰い日本と衛星国に海底ケーブルを用いて電力を供給した。

これは1基で地球全ての都市に供給できる規模であり、地球を守る為のシールドバリヤーを張るエネルギー元となっていた。

現在シールドは張られていない。他の勢力に察知される危険性もあり、エネルギーの放出は控えられた。

地球の上空には秘匿隠蔽された防衛要塞16基と北極上空に攻撃要塞8基が設置されてた。

又土星の衛星には宇宙基地が建設され、200隻近い宇宙艦隊も配備されていてこれも隠蔽シールドで秘匿されていた。





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