11 / 51
第2章 東アジア攻略編
第2章 東アジア攻略編 その1
しおりを挟む
東アジア攻略編 その1
イギリス艦隊の両翼には日本の2個潜水戦隊が200キロの距離を開けて見張っていた。伊号潜は小型の偵察機を積んでいるので晴天なら常時レーダー圏内で見張りが可能だ。
既にマレーシアの各基地より2式大艇や百式司令偵察機、黄龍等が常時上空よりも見張っていた。黄龍は2式重爆撃機4発の天撃を戦略偵察機に改装した新鋭機で現在8機しか存在しない秘密兵器だ。
6月5日
イギリス艦隊はセイロン港を出撃した時より24時間レーダーに探知されない高度1万2千メートルで配置についている黄龍に監視されていたのだ。
今回日本軍は敵艦隊を1隻残らずせん滅するつもりだ。戦争であるからには互いに覚悟はあるだろう。
ただ出撃した艦隊が1隻もも戻らなければ、遺族たちの不満が高まり戦争継続が難しくなる事を見越しての作戦だ。
現在敵艦隊後方に待機している潜水戦隊は敵の退路を断ち生き残りが出ない様に狩り尽すことを命令で受けていた。
いやな役目だが是は戦争であり、祖国を守る為の殲滅戦であると風雪元帥よりいい含められていた。
6月11日18:35
イギリス艦隊は第15水雷戦隊の旗艦神通の逆信に捕らえられた。
日本艦隊はレーダー波を出していない。逆信のみを作動させていた。
逆信は敵のレーダー波を捉える装置だ。相手の状況を察知するには最適である。
2個水雷戦隊は充分離れていたので三角測量で敵艦隊の位置を掴み報告してきた。
西北西33キロの地点に敵艦隊発見位置・・・・、第15水雷戦隊は第3戦速16ノットで敵に接近!会敵は20:00前後の見通し。
両水雷戦隊は左右より敵艦隊を拡散雷撃にて攻撃し敵艦隊を足止めする!
2個水雷戦隊が動き出す!
連絡を受けた第9戦隊は第1戦速25ノットで進撃を始めた。
第3戦隊と第6戦隊は第3戦速で敵艦隊へ向かう。接敵は凡そ21:00前後の見込み、航海士が艦長へ報告した。
第3戦隊司令官高木中将はうむ。とうなずき前方を見ていた。
これよりイギリスの戦艦5隻との戦いが始まる。
敵はこちらが旧式の金剛級戦艦と重巡洋艦4隻としてシンガポールに居たスパイが報告しているだろう。
改造後も外見はほとんど変わっていないが、複合装甲を溶接で張り合わせ、強力な高速戦艦となった金剛級戦艦と最上級巡洋戦艦だ。
此方は戦艦8隻と言って良い。40センチ砲32門と32センチ砲32門に対して38センチ砲40門だ。
後はレーダー射撃による命中率の問題だろう、日本海軍は猛訓練でどの部隊も80%を超えていた。この部隊は90%に達していた。
イギリス海軍も練度は高いがそれでもこの部隊は45%だった。
凡そ1対2の命中率となりイギリス側がかなり不利となる。
間もなく両艦隊は接触する!?
イギリス艦隊の両翼には日本の2個潜水戦隊が200キロの距離を開けて見張っていた。伊号潜は小型の偵察機を積んでいるので晴天なら常時レーダー圏内で見張りが可能だ。
既にマレーシアの各基地より2式大艇や百式司令偵察機、黄龍等が常時上空よりも見張っていた。黄龍は2式重爆撃機4発の天撃を戦略偵察機に改装した新鋭機で現在8機しか存在しない秘密兵器だ。
6月5日
イギリス艦隊はセイロン港を出撃した時より24時間レーダーに探知されない高度1万2千メートルで配置についている黄龍に監視されていたのだ。
今回日本軍は敵艦隊を1隻残らずせん滅するつもりだ。戦争であるからには互いに覚悟はあるだろう。
ただ出撃した艦隊が1隻もも戻らなければ、遺族たちの不満が高まり戦争継続が難しくなる事を見越しての作戦だ。
現在敵艦隊後方に待機している潜水戦隊は敵の退路を断ち生き残りが出ない様に狩り尽すことを命令で受けていた。
いやな役目だが是は戦争であり、祖国を守る為の殲滅戦であると風雪元帥よりいい含められていた。
6月11日18:35
イギリス艦隊は第15水雷戦隊の旗艦神通の逆信に捕らえられた。
日本艦隊はレーダー波を出していない。逆信のみを作動させていた。
逆信は敵のレーダー波を捉える装置だ。相手の状況を察知するには最適である。
2個水雷戦隊は充分離れていたので三角測量で敵艦隊の位置を掴み報告してきた。
西北西33キロの地点に敵艦隊発見位置・・・・、第15水雷戦隊は第3戦速16ノットで敵に接近!会敵は20:00前後の見通し。
両水雷戦隊は左右より敵艦隊を拡散雷撃にて攻撃し敵艦隊を足止めする!
2個水雷戦隊が動き出す!
連絡を受けた第9戦隊は第1戦速25ノットで進撃を始めた。
第3戦隊と第6戦隊は第3戦速で敵艦隊へ向かう。接敵は凡そ21:00前後の見込み、航海士が艦長へ報告した。
第3戦隊司令官高木中将はうむ。とうなずき前方を見ていた。
これよりイギリスの戦艦5隻との戦いが始まる。
敵はこちらが旧式の金剛級戦艦と重巡洋艦4隻としてシンガポールに居たスパイが報告しているだろう。
改造後も外見はほとんど変わっていないが、複合装甲を溶接で張り合わせ、強力な高速戦艦となった金剛級戦艦と最上級巡洋戦艦だ。
此方は戦艦8隻と言って良い。40センチ砲32門と32センチ砲32門に対して38センチ砲40門だ。
後はレーダー射撃による命中率の問題だろう、日本海軍は猛訓練でどの部隊も80%を超えていた。この部隊は90%に達していた。
イギリス海軍も練度は高いがそれでもこの部隊は45%だった。
凡そ1対2の命中率となりイギリス側がかなり不利となる。
間もなく両艦隊は接触する!?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる