日本には1942年当時世界最強の機動部隊があった!

明日ハレル

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第2章 東アジア攻略編 

第2章 東アジア攻略編 その1

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 東アジア攻略編 その1

イギリス艦隊の両翼には日本の2個潜水戦隊が200キロの距離を開けて見張っていた。伊号潜は小型の偵察機を積んでいるので晴天なら常時レーダー圏内で見張りが可能だ。

既にマレーシアの各基地より2式大艇や百式司令偵察機、黄龍等が常時上空よりも見張っていた。黄龍は2式重爆撃機4発の天撃を戦略偵察機に改装した新鋭機で現在8機しか存在しない秘密兵器だ。


6月5日
イギリス艦隊はセイロン港を出撃した時より24時間レーダーに探知されない高度1万2千メートルで配置についている黄龍に監視されていたのだ。

今回日本軍は敵艦隊を1隻残らずせん滅するつもりだ。戦争であるからには互いに覚悟はあるだろう。

ただ出撃した艦隊が1隻もも戻らなければ、遺族たちの不満が高まり戦争継続が難しくなる事を見越しての作戦だ。

現在敵艦隊後方に待機している潜水戦隊は敵の退路を断ち生き残りが出ない様に狩り尽すことを命令で受けていた。

いやな役目だが是は戦争であり、祖国を守る為の殲滅戦であると風雪元帥よりいい含められていた。

6月11日18:35
イギリス艦隊は第15水雷戦隊の旗艦神通の逆信に捕らえられた。

日本艦隊はレーダー波を出していない。逆信のみを作動させていた。

逆信は敵のレーダー波を捉える装置だ。相手の状況を察知するには最適である。

2個水雷戦隊は充分離れていたので三角測量で敵艦隊の位置を掴み報告してきた。

西北西33キロの地点に敵艦隊発見位置・・・・、第15水雷戦隊は第3戦速16ノットで敵に接近!会敵は20:00前後の見通し。

両水雷戦隊は左右より敵艦隊を拡散雷撃にて攻撃し敵艦隊を足止めする!

2個水雷戦隊が動き出す!

連絡を受けた第9戦隊は第1戦速25ノットで進撃を始めた。

第3戦隊と第6戦隊は第3戦速で敵艦隊へ向かう。接敵は凡そ21:00前後の見込み、航海士が艦長へ報告した。

第3戦隊司令官高木中将はうむ。とうなずき前方を見ていた。

これよりイギリスの戦艦5隻との戦いが始まる。

敵はこちらが旧式の金剛級戦艦と重巡洋艦4隻としてシンガポールに居たスパイが報告しているだろう。

改造後も外見はほとんど変わっていないが、複合装甲を溶接で張り合わせ、強力な高速戦艦となった金剛級戦艦と最上級巡洋戦艦だ。

此方は戦艦8隻と言って良い。40センチ砲32門と32センチ砲32門に対して38センチ砲40門だ。

後はレーダー射撃による命中率の問題だろう、日本海軍は猛訓練でどの部隊も80%を超えていた。この部隊は90%に達していた。

イギリス海軍も練度は高いがそれでもこの部隊は45%だった。

凡そ1対2の命中率となりイギリス側がかなり不利となる。

間もなく両艦隊は接触する!?









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